31.地下の闘牛場 ユリエを救うには、この悪魔の伯爵の申し出を受け入れる以外に他に方法はなかった。だが、自分を助けてくれた恩人であるユリエを売ることなど、決して許されることではない。エリルは良心の呵責に苛(さいな)まれる。 まして、ユリエをモノを扱うように伯爵に譲るなど、できるはずもなかった。いや、普通の良識ある人間ならばそんなことは論外だ。だが、ユリエはこのままでは残酷な最後を遂げるしかないのも事実。純粋なエリルにとってそれは耐えられないほどの苦痛であり、悲劇となる。伯爵はそのエリルの穢れのない無垢な心を弄(もてあそ)ぶ。 ―― ユリエさん達を助けるためには、私が身代わりになるしかない。 エリルは自分が犠牲になる覚悟を決める。未熟とはいえ「奇跡の力」を使えるエリルは、ユリエ達よりも伯爵と戦える自信がある。これ以上、仲間を危険に晒すわけにはいかない。これがエリルの本心だ。 「伯爵様、ユリエさんをお渡しすることはできません。ただし、ユリエさん達の代わりに、私が身代わりになります。」 エリルはこの卑劣な伯爵に身代わりを申し出る。それは毅然とした態度で、凛とした姿は一段と美しく見える。伯爵はその穢れのないエリルの姿に激しく欲情していく。 ―― おおお、なんと素晴らしい。なんと高尚なる御心を持つのでありましょう。この穢れを知らない無垢な魂を、ありとあらゆる屈辱と拷問で絶望の闇に陥(おとし)れ、四六時中、肉体を快楽漬けにして淫らな牝犬に堕としめてやりましょう。そう、貴女は快楽に溺れ、淫らな快感を常に求める淫乱な肉穴になるのですよ。ふははははは・・・・・ 伯爵はエリルが自ら肉奴隷へ志願してきたのを嘲笑う。ありとあらゆる拷問を駆使してエリルを苦しめるのを想像する。その苦しむ姿を想像をすると、鬼畜の血が騒ぎ始め抑えられなくなる。まさに狂気の人間だ。 「エリル、ダメだ。この国では、自分を身代わり差し出すのは、自分から『奴隷』を望むことになる。そんなことするんじゃない。」 横で悶えていたシャンロンが急に顔を上げ、エリルの身代わりを思いとどめようとする。その顔つきは真剣そのものだった。その瞬間、 ジャーン 伯爵が両手の指を全て鍵盤に打ち付け、激しくパイプオルガンの音を鳴らす。それは音楽というよりも、大きな警告音のように響く。 「うあっ・・・・・」 シャンロンが股間を抑え込み、激しく喘ぎ声を出す。尿道に埋め込まれたカテーテルが、この音響で内部で大きく振動したのだ。シャンロンは尿道から広がる振動で強い快楽を与えられた。 「シャンロン様、お口はお慎みくださいますかな。せっかく、エリル様がユリエ様やアナタをお救いになるために、その身をわたくしに捧げようとしているのですよ。その美しい友愛を穢すとは不届き千万、アナタにはそれ相応の躾が必要のようですな。」 ―― このシャンロンもなかなかの美形だ。まずは快楽漬けにして自我を崩壊させて楽しみましょうか。大衆の面前で放尿する憐れな牝に調教してやりましょう。しかし、「飛んで火にいる夏の虫」とは、まさにこのこと。エリルとやらも、自ら囚われの身に願い出るとはなんと浅はかなのか。ふふふふ・・・。 伯爵は一挙に3人もの容姿端麗な女を手中に収めたのが余程うれしいらしい。軽快なリズムで再び鍵盤を弾きはじめる。そして、 「よろしいでしょう。エリル様のその純粋なお気持ちに免じて、ユリエ様の命は救って差し上げましょう。ただし、エリル様の身は私の自由にさせていただきますぞ。」 伯爵はとうとう本性を露にする。エリルを伯爵の自由にすると宣(のたま)いはじめたのだ。それは、この国では「性奴隷」を意味していた。このオプシディア帝国では、何人も奴隷にされることはない。ただし、自ら望めば奴隷になることができた。伯爵はその制度を悪用しようとしているのだ。 ―― 奴隷宣言と奴隷の誓約は後ほどすればよい。それに奴隷の登録などもある。この3人のうち、このエリルという小娘から奴隷に堕としてしまいましょうか。 伯爵の魂胆を知らぬエリルは、伯爵の言葉に頷く。傍目に見ていたシャンロンは必死にエリルを止めようとするが、伯爵はパイプオルガンを激しい旋律で弾き、シャンロンの言葉を封じる。シャンロンは尿道の振動により、もはや喘ぎ声しか発せられなかった。 一方、ユリエはパイプオルガンの傾斜台の上で姿勢を崩し、今にも滑り落ちそうになっていた。股間部からは女が性交時に分泌する淫液が染み出し、パイプオルガンの上に滴り落ちている。ボディースーツの股間部は排泄用に紐で合わせる構造。その上を片側が覆い隠す仕組みになっている。淫液が滴り落ちるのは仕方なかった。性交時に分泌する淫液を大勢の面前で垂れ流すなど、ユリエにとっては屈辱以外の何物でもない。 傾斜第は約10メートル程の長さがあり、最後の3分の1に刃が集中している。滑走するために、わざわざ最初の3分の2の長さには刃付いていない。つまり、勢いをつけて肉体は刃を目指して滑走していくことになる。速度を増した状態で滑走して刃に突き当たれば、肉体はバラバラに切り刻まれてしまう。 「ああああ・・・・うっ・・・」 ユリエは悶えながら、頭の中で仲間たちのことが浮かんできていた。 ―― なんだか短い人生だったな。テルへやベルテも、こんな未熟なワタシによくついてきたものだ。最後くらいは別れの言葉を言いたかったがな・・・。 ユリエは全身を襲う快楽の波に飲み込まれ、もはや力が抜け滑り落ちるのは時間の問題だった。 ―― 女の快楽がこんなに心地いいだなんて・・・・ 女剣士のユリエも初めて味わう女の悦びに戸惑う。されど、剣士。両手足に渾身の力を込め、背一杯の最後の悪あがきをする。その時、右脚の鉄棒を踏み外す。急に身体が下に引っ張られる。今のユリエにそれを戻す力はない。左脚に重心がかかるが、もはや抗う力は残っていなかった。 ズズズズ ユリエが傾斜台を滑り落ちていく。快楽の中、両手足を「X」字に拡げ、側板に押し付ける。なんどか、勢いよく滑り堕ちるのは防げているものの、ずるずるとゆっくりと刃に向かって滑り落ちているのは変わらない。遅かれ早かれ、肉体は刃によってズタズタにされる。 ―― くそっ、両脚の鉄球が重すぎる。 全身を襲う快楽のなかでもまだ理性を保っている。流石は剣士として訓練を積んでいるだけある。だが、肉体は音波共振作用による振動でズタボロにされていた。そう、快楽に蝕まれているのだ。 「あああ・・・。ユリエさんが・・・」 エリルはユリエの滑り落ちる姿を見て、泣き崩れそうになる。 「エリル様、さあ、あなたにとっておきのお席をご用意させていただきました。」 伯爵はショックで全身から力が脱力していくエリルに身代わりとしての務めを早速課そうとする。伯爵が指さす方向には、傾斜台の横に置かれた大理石でできた四角大きな石が置かれている。石の下には大きな運搬台車があり、給仕達がいつの間にかこのホールに運んできたものだ。高さ2メートル、幅2メートルの直方体の白の大理石だった。 その石の1面には人が「大」の字になるような窪みが彫られている。いや、窪みというよりも人型に削られているのだ。 それは、理想的な女性のプロポーションに従って彫られているようだ。身長、バスト、ウエスいト、ヒップ、太もも、脹脛、首の長さ、これらが全て理想とする形に彫られている。つまり、伯爵が理想とする女のプロポーションなのだ。 そして、股間部には怪しげな車輪のようなモノがついているのが見える。一目見たただけで、女を型に押し込める、石の拘束具だとわかった。エリルはまさかと思ったが・・・。 「さあ、エリル様、あの石の型にどうかご自身の肉体を埋め込んでいただけますかな?」 伯爵はエリルが予想した通り、あの巨石の人型に自身の肉体を埋め込ませようとしていた。傾斜台の上で、今にも滑り落ちそうなユリエを見れば、エリルの選択肢はひとつしかない。エリルはゆっくりと傾斜台の横に据えられたキューブ状の大理石に向かって歩いていく。 伯爵が演奏する鍵盤台から少し離れたところに置かれたキューブ状の大理石。今まで気づかなかったのは、伯爵の演奏やユリエに気を取られていたことと、布が被さりハッキリと視認することができなかったからだ。ついさっき、運び込まれてきたように思えたが、最初からそこにあったのかもしれない。歩いて向かうエリルに、伯爵は演奏を続けながら、言葉を投げかける。 「そのブラックのドレスはお召しになる必要はありませんな。」 エリルにブラックのボディーコンシャスな神官服を脱げと言っているのだ。エリルのブラックのボディーコンシャスな神官服のその下は、下半身がホワイトの革のスパッツ。上半身は白革のスポーティータイプのブラ、その上に身体にピッタリとフィットするハイネックのロングスリーブのカットソーを身に着けていた。黒の神官服を脱げば、身体のラインが露になるスタイルだった。そもそも、黒の神官服もボディコンスタイルのミニだ。 ―― こんなのって・・・。伯爵も男性給仕の人たちも見ている前で、神官服を脱ぐなんて・・・。 エリルは人前で神官服を脱ぐ行為に恥ずかしさが込み上げてくる。しかし、戸惑っている場合ではない。一刻も早くしないと、ユリエが傾斜台から滑り落ちてしまう。エリルはパールホワイトのキューブ状の大理石の前に立つと、恥じる気持ちを抑え、ゆっくりと黒の神官服を脱いでいく。 「こちらを向いて脱いで下さいますかな。せっかくのエリル様の肉体美を拝見できませのでね。」 伯爵は大理石に向かって服を脱ぎかけたエリルに、自分の方を向いて脱ぐように促す。これではまるで伯爵に向かって脱衣ショーをしているようなものだ。エリルは恥辱で頬を真っ赤に染めていく。 エリルは伯爵を正面にするように向きを返ると、神官服を脱ぎ始める。ただし、神官服の下は裸ではない。まだスパッツやハイネックのカットソーを身に着けているが、身体のラインはより鮮明に浮かび上がってしまう。 「それでは、背中を大理石に埋め込んでいただけますかな。」 エリルは伯爵の求めに応じ、背を大理石の中に埋め込んでいく。両手を水平に開き、両脚は大きく開く。まさに「大」の字の姿勢だ。なぜか、その人型の窪みはエリルの肉体にピッタリとフィットした。 ジャーン エリルが白色の大理石の窪みの身を埋めると、伯爵が勢いよく鍵盤を叩く。大きなパイプオルガンの音がホールに響き渡る。その瞬間、ユリエが姿勢を崩し、さらに傾斜台を滑っていく。必死に両手・両脚を拡げて、滑り落ちるのを止めようとするユリエ。しかし、快楽に蝕まれた肉体はすでに腑抜けの状態といっていい。 「ユ、ユリエさん!」 エリルは叫びながら、大理石の窪みか抜け出そうとするが、数人の男性給仕達が抑えつける。首、手首、胴、太もも、足首をがっちり掴まれた。そして、首、胴、手首、二の腕、太もも、足首の位置に、黒革製の拘束ベルトを嵌めていく。この拘束ベルトは元々大理石の人型の窪みについていたものだ。エリルは簡単に四肢をこの大理石に固定されてしまった。 「おお、なんと美しい。大理石に埋もれる美少女。捕らわれた天使ともいうのでしょうか。究極の美を醸し出す麗しき肉体。まさに神々しいというべでありましょう。この究極の美を我が邸宅を飾る芸術的オブジェとして使うといたしましょうか。」 伯爵は大理石に埋め込まれたエリルを見て興奮が高まる。一方で、ユリエは傾斜台を徐々に速度を増しながら滑り落ちていく。迫りくる傾斜台から突き出す刃。ユリエの眼下に徐々に近づいてくる。 ―― くうう。力が入らない・・・・。 その時、パイプオルガンの音が急に小さくなり、傾斜台の上の刃が止まり、次第に沈んでいく。 「ん? なんですかな? どうしたのです!」 伯爵はわけも分からず、パイプオルガンの鍵盤を必死に叩く。だが、パイプオルガンは静まりかえって、美しい音色はぱったりと消えた。ベルテとテルへが地下室の機械室で水車を止めたため、パイプオルガンがとまってしまったのだ。 もちろん、ユリエを苦しめていた音響共振装置の機能も停止し、肉体に絶間なく与え続けていた微弱の振動もやんだ。 ユリエは音響共振装置によって与え続けられた微弱振動の快楽からようやく解放される。しかし、全身には快楽の余韻が色濃く残る。まだ、頭のなかは霞がかかったようにボーとする。思考力や判断力が鈍り、素早く動けない。傾斜台を滑り落ちる身体は、徐々に加速して下っていく。眼下にあった傾斜台から突き出していた多数の刃はすでに沈み、その姿は見えない。 ―― どうやら助かったみたいだ。あの無数の刃が突き出ていたら、肉体を切り裂かれたな。 ユリエはあの刃が突き出していたら、もう自分はこの世にはいなかったと思いつつも、両足首の枷につながる鉄球の重さに引きずられ傾斜台をズルズルと落ちていく。股間や乳房には快楽の余韻が生々しく残る。できることなら、自分の手でその秘部をまさぐりたい衝動にかられる。ユリエにとって自慰をしたいと思うなど、生まれて初めて経験する感覚だった。 ―― こんな悦楽が秘められていたとは、女とは悲しい生き物なんだな・・・。 ユリエは女の悦びを初めて知り、その恐ろしさを知った。快楽に抗おうとしても、肉は逆に飲み込まれてしまう。意識と肉体が分離するような感覚だった。 傾斜台の末端が迫る。このまま進めば、傾斜台の端から落ち、闘牛場に落ちる。当初、ユリエが目論んだ。傾斜台の側板を越えて、外に飛び降りる策はムリだった。ユリエの身体に着けられ鉄枷や鉄球、金属製の保護帯(貞操帯)、鎖は想像以上に重みがあり、ユリエの運動能力を著しく損なわせていた。 ズズズ 黒革のボディースーツに拘束具を装着されたユリエが傾斜台を下っていく。 一方、シャンロンだが。身体にフィットする白革のタンクトップと、同じく白革のローライズのホットパンツ。それに、白革のニーハイスタイルのストッキング。ブーツも白革製で膝上まで覆う。全身が白のスタイルはシャンロンのロングのブロンドを一層美しく冴えさえさせる。ユリエが間もなく傾斜台の端に差かかり、闘牛場に落ちる寸前。 「ユリエ! 」 と叫び、ユリエの宴席に残されていた剣を持ってシャンロンが駆け出し、傾斜台から滑り落ちるユリエに剣を投げる。ユリエ同様、パイプオルガンの音色で尿道に埋め込まれたカテーテルから微弱振動を受けていたシャンロンだったが、乳房やアナル、クリトリスへの責めがない分、肉体へのダメージは軽かった。 ユリエはシャンロンの叫び声を聞き、その方向から自分の剣が向かってくるのをしっかりと認識する。 パシッ ユリエの右手が重い戦士の剣をしっかりと掴む。ユリエは自分でも、「よくそんな力がまだ残っていたものだ」と感心する。 ―― 神はまだあの世にいくのを許してくれてなさそうだな。 ユリエは剣を握ると、ハッキリと意識が回復していくのがわかる。悪魔の快楽が肉体から徐々に抜けていく。 傾斜台の端から闘牛場までの高さは約5メートル。こんな高さから落下すれば、普通はタダでは済まない。厳しい訓練を積んだ剣士のユリエでも、この高さから落ちれば、かなりの手負いを受ける。それに金属の鉄球などの拘束具の重さもある。無事に着地できたとしても、その後には猛獣との戦いが残ってもいる。処刑台での四肢の切断は避けられたものの、その後にも苦難が待ち受けていた。 「うぬぬ。あの小生意気な小娘め、余計なことをしおって!」 伯爵はシャンロンがユリエに剣を投げ与えたことに、激しく怒り狂う。 「誰か! 彼奴(あやつ)を捕えろ!」 伯爵は周囲にいる男性給仕に向かって叫ぶように強い口調で命令する。 エリルの周辺にたむろしていた男性給仕達が一斉にシャンロンに向かって走り始めた。シャンロンは尿道から伝わる妖しい刺激に耐えつつ。ホールの窓際に走り、カーテンの裏に隠された落とし扉のレバーを引く。テルへとベルテが落とされた床の扉が開いた。すると、長いブロンドの髪をなびかせながら、全身白革の衣服をまとった少女は自ら、落としと穴に身を投じた。 「エリル!必ず助けに戻るからな!」 そう言い残すと、シャンロンの姿は落とし穴に消えていった。 「シャ、シャンロンさーん!」 エリルは自ら落とし穴に身を投じたシャンロンの姿を見て、彼女の名前を叫ぶ。だが、もうシャンロンからの返答はない。 「ふはははは。バカとはこのことをいうのでしょうな。自ら穴に飛び込むなど、なんと愚かなことでしょう。先の二人の仲間と同じ運命を辿るがいいでしょう。」 長年、幾人もの人間をこの穴で葬り去った伯爵にとって、テルへ、ベルテ、シャンロンはもう死したも同然だった。 傾斜台から落下したユリエは、その衝撃に耐えようと身構えるが、この高さからの落下では最悪、即死もあり得ると思っていた。幸い、鉄球が先行して落ちたため、それに引っ張られ、頭から落下はしていない。ただ、闘牛場の地面は黄土色。堅い土のように見える。 まもなく着地、ものすごい衝撃だ。足の骨は折れるかもしれない。ユリエは、身構える。 ズボ ズズズ 着地と同時に鉄球が地面に沈み、つま先からどんどんと地面に沈んでいく。ユリエが落下した地面は砂のように細かいパウダーの上だった。このパウダーはほとんどの着地の衝撃を吸収し、ユリエは無傷で着地できた。 しかし、あまりにも衝撃吸収力に優れるため、下半身がどんどんと埋まり、沈み込んでいく。 ―― くっ、足がとられる。全く身動きができない。 ユリエの身体はちょうど、ヘソの位置まで埋まってしまい。下半身全体が砂パウダーの中にある。両手足を含め、全身は無事だった。だが、下半身が砂パウダーに埋もれ、剣士として戦闘行為が全くできない。これでは、野獣に襲われるのを待つ🅂だけだ。 「おやおや、小娘は逃してしまいましたが、女剣士のユリエ殿はどうやら、野獣との決闘の準備が整ったようですね。」 伯爵はユリエが落下した様子を演奏席から笑みを浮かべながら眺める。なにか悪だくみを隠しているような不気味な笑みだ。 ユリエは砂パウダーから必死に脱出しようと、両腕を使って抜け出そうともがく。だが、もがけば、もがくほど、全身は沈み込んでいく。 ―― これは厄介だな。下半身が埋まってたら、まずここから動けない。なんとかしないと、野獣に襲われて終わりだ。 伯爵は美しい女剣士のユリエが砂パウダーに埋まり、もがき苦しむ様子を見て性的に興奮していく。この伯爵は生来からのサディストなため、女が苦しむ姿を見ると性的に興奮していく変質者だった。 「ほほほほ。あの傾斜台の真下は微粒子の砂パウダーが敷き詰められているのですよ。この砂パウダーはよく衝撃を吸収するのです。5メートルほどの落下では、肉体が損傷することなどないのです。ただし、頭から落下すると首を痛めますのでね。足に鉄球を繋げたわけですよ。まあ、衝撃が吸収される分、身体も深く沈みますがね。身動きできない状態で、野獣たちと戦うのはムリでしょうな。ほほほほほ。」 伯爵はユリエがこのまま獰猛な野獣達に襲われるのを心待ちにしている。 「おっと、せっかくお仲間が野獣と決闘するのですから、エリル様にももよくご覧頂けるように、わたしの隣にきて観賞していただきませんとな。」 伯爵は喜々として、大理石に「大」の字に拘束されたエリルを自分の横に置くように、男性給仕達に命令する。つい今しがたシャンロンが脱出してしまったことなど、もう忘れてしまった様子だ。 男性給仕達は、パイプオルガンの傾斜台近くに置かれていた大理石のキューブを伯爵が腰かける演奏台の横に運び、闘牛場が眼下に見下ろせるように置いた。エリルは「大」の字に拘束されたまま、闘牛場に目を向けると、下半身がすっぽり埋まり、上半身のみが砂パウダーから出るユリエの姿が目に入る。 ユリエは悪戦苦闘している様子で、上半身をいろいろと動かす。だが、一向に下半身が抜け出る気配はない。 一方、野獣達は2人の女の股間に顔を密着させ、淫液を舐めていた。悲鳴に近い喘ぎ声を漏らす女達。そんな女達に夢中になっている時、ユリエが闘牛場に落ちてきたのだ。 野獣達は、新たに女の気配を感じたのか、そっとユリエの方に顔を向ける。闘牛場の端に女が、それも下半身が砂パウダーに埋まり、身動きのできな状態でいる。 野獣達にとって、新たな獲物が現れたのだ。彼等にとってこれほど興味を引くものはない。 「伯爵様、約束したではありませんか!わたしが身代わりになれば、ユリエさんを助けてくださると! 今すぐ、ユリエさんを助けてください。」 エリルは拘束された姿で、ユリエを助けるように伯爵に促す。だが、 「ええ、そういいましたですな。だから、パイプオルガンの演奏をやめてお助けしたではありませんか、なにか問題がありますかな?」 伯爵はしゃあしゃあと嘘をつく。端からエリル達を捕獲しようとしていた伯爵は、約束など守るつもりはない。伯爵にとって、これはエリル達を捕獲して肉穴に調教するためのゲームに過ぎない。 「そ、そんな。あまりにも酷すぎます。早く、ユリエさんをあそこから助け出してください。」 「そのお口が、少々騒がしいようですな。オマエ達、エリル様にボールギャグを嵌めて差し上げなさい。」 伯爵が命じると、男性給仕達は、どこからかボールギャグを取り出し、エリルの口の中に丸いボールを押し込んでいく。 「んんん・・・・」 口の中にボールギャグを押し込まれまいと、必死に口を閉じるエリル。が、男性給仕達はエリルの両頬を親指と人差し指で挟み、強い力を加えてくる。口元に力を込めるが、男の指先の力は強く、両頬に激しい痛みが走る。 「あぐぅ・・・・」 とうとう男性給仕の力に負け、エリルの唇が開く。男性給仕はその一瞬の隙を逃さず、口の中にボールを押し込んできた。 「んぐ・・・・」 エリルは無駄と知りつつも必死になって舌でボールを押し返そうとするが、男の力強い押し込みによりボールは口腔内にはめ込まれた。唇が上下に大きく開き、口腔内にボールの異物感が満たされる。舌を自由に動かすことができない。ボールが木製で、中がくり抜かれて、表面は息ができるように小さな穴が開き、そこから涎が垂れるようにもなっていた。まさに猥雑な道具だった・ 男性給仕は首元の大理石の拘束ベルトを外し、エリルの顔を窪みから前に出すと、口元の左右のベルトを頭の後ろで固定していく。同様に顔面に三角形を造るように左右の口元から眉間に伸び、交差するベルトも頭頂部に回し、頭の後ろで固定する。これで、エリルはボールギャグを完全に固定された。 左右に口元から横に顔を周回するサイドベルト、口元から眉間に斜めに伸び、眉間部で交差し頭頂に伸びるベルトで顔面を拘束されたエリルは卑猥に見える。まさに男を悦ばすための玩具だ。男性給仕はエリルにボールギャグのついた顔面拘束具を装着すると、エリルの頭を窪みに戻し、身動きができないように黒革のベルトで首を固定していく。 「しかし、この大理石は美しい肉穴を飾るにふさわしいと思っていたのですが、大理石の黒革ベルトは少々ミスマッチですな。なにより、甘栗色のその髪の美さを隠してしまうのはもったいない。それに肉穴全身の美しさがこの大理石で観賞でき兼ねるのは失敗でありましょう。やはり肉穴を飾るのは十字架が一番冴えるものです。」 伯爵は誰に語りかけるのでもなく、不気味な独り言を呟く。その言葉からはエリルを部屋の装飾品として置くらしいのが読み取れる。 人間、それも生きた女を大理石に埋め込み、それを部屋に飾るとは一体どんなことを考えて生きているのか、あまりにも猟奇的な発想だった。 「ああ、そうそう。エリル様にも楽しみをお与えしなくてはなりませんな。あれを・・・」 伯爵はそう言うと、男性給仕に向かって「あれ」を持ってくるように言いつける。すぐさま、男性給仕が手に持ってきたのは、30cm長の「T」字のキーのようなものだった。それをエリルの目の前にかざす伯爵。 エリルの目の前に「T」字のキーが面に入る。取っ手の握り部分、つまり「T」の上は、平たく、細長い部分はパイプのように見える。パイプの先端には「十」のようになっていた。プラスドライバーのような形状と考えればよい。ただし、溝はプラスドライバーと比較にならないほど長い。 「これはゼンマイという機械を動かすために、巻く鍵です。これでゼンマイを巻くと動力が蓄えられて、いろんなモノを動かすことができるのですよ。例えば、アナタの股間に当たる車輪を回すことも・・・・。」 伯爵はそのキーがエリルの股間部に当てられた車輪を動かすためのゼンマイだという。そう、ゼンマイを巻けば、股間部の直下にある車輪が回転し、エリルの秘部を責めるのだ。 「んぐぅ・・・・」 エリルはボールギャグが嵌められた口でくぐもった声を漏らす。それもそそうだ、エリルはつい先日、姉御肌の女から車輪に付けられた筆先責めを受け、地獄の思いをしたばかりだ。車輪🅂責めがどんなに辛い責めなのか、身を以て知っている。 男性給仕が大理石の側面にある隠し扉を開くと、様々なハンドルやレバーがある。そこをいじると、車輪が上昇しエリルの股間部にピッタリと接触する。 白革のスパッツを身に着けていながら、その接触はしっかりと伝わる。エリルの秘部に妖しい刺激が走る。 「うぐっ・・・」 思わず妖しい声を漏らすが、ボールギャグに遮られ、くぐもった声しか出ない。この車輪は馬車の車輪を参考に造られたものなのか、外周の内側に数本のホイールがある。股間部の真下から出ているのは車輪の半分で残り半分は大理石の中に収納されている。問題は外周部だ。外周部の表面、つまりエリルの股間を擦る部分には、所々にボールが埋め込まれている。このボールは股間部に接触すると摩擦が大きくならないように回転する仕組みだ。つまり、エリルはこの車輪が回転すると、外周表面の所々に詰められたボールによって秘部を絶えず刺激されることになる。つまり、陰部への快楽責めだ。 「おやりなさい。」 伯爵がそう述べるや否や、男性給仕が大理石の鍵穴にキーを差し込み、ゼンマイを巻き始める。 ギー ギー ギー エリルの耳にもゼンマイを巻く音が聞こえてくる。 ―― い、いや。車輪責めなんて・・・・。やめて・・・・。 エリルは大理石の拘束から必死に逃れようとするが、首、手首、二の腕、ウエスト、太もも、足首をしっかりと黒革の革ベルトで固定され、身動きができない。男性給仕がゼンマイを巻き終えるのを見ると、 「はじめなさい」 伯爵は車輪を回転させるように、冷酷に言い放つ。 ジー ゼンマイが動き出す音と共に、エリルの股間に接触している車輪がゆっくりと回転をはじめる。同時に、秘部にポコンポコンと丸いボールがあたり、甘美な刺激が打ち込まれてくる。この感触には思わず声をあげずにはいられない。 「んおっ・・・」 「んおっ・・・」 女の肉体の悦びを受けて、恥ずかしい声を漏らし続けるエリル。車輪は容赦なく回転を続け、快楽を次々に与え続ける。このまま続ければ、意識は飛んでしまうのは明らかだった。最後の手段である「奇跡の力」が無力化された瞬間だった。 そう、「奇跡の力」を使いこなすには並外れた集中力が必要とされる。陰部に淫らな刺激を受ければ、集中力低下する。そうなれば「奇跡の力」は発揮できないのだ。 ―― こ、こんな・・・これじゃ、「奇跡の力」が発揮できない・・・・。 エリルを襲う回転車輪による股間責めに狼狽するエリル。だが、大理石の人型窪みに埋め込まれ、拘束された状態では逃れる術はない。 「うーむ、白亜の大理石に埋め込まれた穢れの知らなぬ美少女。ここまではいいでしょう。しかし、あの大理石の拘束ベルトがなんともこの美少女と大理石には不釣り合いですねぇ。やはり、この美少女には黄金の輝きが似合いますかな。拘束具は黄金製にしなければなりませぬな・・・。」 伯爵は大理石に「大」の字に固定され、回転する車輪で股間を責められるエリルの姿にまだ不満を抱いている様子だ。エリルの四肢を固定するのは黒革のベルトなのだが、それが気にくわないのだ。エリルのような品格を備える女は、黄金の拘束具を着けさせるのが、伯爵の好みらしかった。 一方、闘牛場の砂パウダーに下半身が埋まったユリエは、無駄なあがきを続けていた。必死に両手、両腕を使い砂の中から、這い出そうと何度も試みる。が、そう簡単にはいかない。闘牛場の中央にある岩山に固定された美女2人の股間を舐め続ける野獣は、新たに現れた獲物に興味を示し、ユリエに顔を向ける。 グルルル・・・・ ウホッウホッウホッ 雄叫びと低い唸り声をあげる野獣たち。 その目つきは獲物を狙う野生の鋭利さが宿る。この目に睨まれれば、どんな動物も逃れられない。そんな恐ろしい殺気を感じる。 野獣のホワイトウルフと、メガ・イエティ―が女達の股間から口を離し、ユリエに目を向ける。彼等の好物の人間の女が砂の埋まってあがいている。それも絶品の美女だ。 「実は、メガ・イエティも、ホワイトウルフも人間の女のうつくしさや容姿がわかりましてねぇ。不思議に、彼等も美しい女を好むのですよ。人間なら、どんな女でもいいというわけにはいかなのです。ユリエ殿は彼等にとっては目もくらむほどの触手をそそる獲物らしいですな。まあ、我々にとってもあの肉体は蹂躙のしがいがありますがね。ふふふ。」 伯爵はユリエを目にした野獣の動きから、彼等がユリエに興味を抱いたのを感じ取ったらしい。 ウホッ メガ・イエティはそう声をあげ、ユリエを見つめると、身体全体をゆっくりと彼女の方に向け、ノソノソとゆっくり歩きはじめる。ユリエから見れば、メガ・イエティが向かってくるように映る。このメガ・イエティは身長2.5m。真っ黒な毛に覆われたゴリラ顔の生き物だ。ホワイトウルフは全長4m、高さ2mほどの真っ白なオオカミ。どちらも女の垂らす淫液を嗜む。 そのメガ・イエティがユリエに一歩一歩近づいてくる。ユリエはまだ下半身が砂パウダーに埋まり、身動きが取れない。 ―― くっ、この状況でアイツとやり合うとはな・・・。 ユリエは一方的に形勢不利な状況下、剣を握りしめる。だが、この状況下では勝負は目に見えていた。 「おお、ユリエ殿はなんとも勇ましいですな。あのような絶対絶命でも決して諦めないとは、流石に剣士。まさに戦士の鏡といったところです。」 パチパチパチと、コケにしたように拍手をする。その表情はなんとも小憎らしさを感じる。エリルは「大」の字に拘束され、股間を回転車輪によって責められ、その妖しい刺激を必死にこられていた。ボールギャグを嵌められた口からはだらしなく涎が滴り落ち、ハイネックのカットソーの胸のふくらみの部分に落ちていった。この刺激のせいで、エリルの乳首やクリトリスは勃起し、さらに感度が敏感になっていく。まさに、強制的に欲情させられている状態だ。 「その回転車輪の刺激は全く強いものではありませんが、長時間続けられると、否応なく快楽が高まっていくのですよ。女が徐々に理性をなくして、牝になる姿はいつ見ても美しいものです。」 伯爵は笑みを浮かべながら、エリルを見下し貶めていく。そこには、人間に対する思いやりなどは微塵もない。動物の牝を扱うのと同じ感覚でいるのがわかる。伯爵にとって女は、自らの欲望を満たすためのペットにすぎないのかもしれない。 迫りくるメガ・イエティ。ユリエは剣を両手で持ち真正面に構える。巨大な野獣がユリエの目の前に迫る。メガ・イエティの姿は、地表から見上げるとものすごく巨大だ。砂に埋もれるユリエがいくら剣を振り回しても、奴の肉体には決して届かない。それだけ、リーチがあり過ぎた。 ―― これじゃ、全く相手に剣が届かない。奴の手を振り払うだけで精一杯だ。 ユリエはまるで一寸法師になった気持ちで心細い。目の前にメガ・イエティの両脚が迫る。が、剣が当てられる距離ではない。遥か上にゴリラの顔がユリエを見つめる。それは獲物を狙う眼だ。今、ここで、この野獣が片足をあげてユリエを踏みつければ、ユリエは抵抗もむなしく踏み潰される。 オホッ、オホッ、オホッ メガ・イエティはユリエをまじかで見ると、急に鳴き声をあげる。そして、腰をかがめるようにして真上からユリエの顔を覗き込んでくる。もちろん、ユリエの剣は届かない。 ユリエは精神を集中させて剣をしっかりと握りしめる。その瞬間、メガ・イエティはしゃがみ込みはじめた。ユリエの目の前に、メガ・イエティの股間が現れる。黒い毛に覆われた股間には一際大きな野獣のペニスが突き出ている。そう、メガ・イエティはユリエに欲情しているのだ。 ユリエの顔ほどある人差し指でユリエの後頭部を抑えようとする。ユリエは剣で素早く、メガ・イエティの指先を斬り込みを入れた。 オホ メガ・イエティは低い声で唸ると、ユリエの剣にすごむことなく、両手の人差し指と、親指でユリエの両腕をつまみあげる。 ユリエの腕に鋭い痛みと、強圧な力が加わり、両腕の自由は奪われた。 オホッ、オホッ メガ・イエティはユリエの反応に、獲物の生きのよさを感じたのか、声をあげる。それはいかにも喜々としてる。獲物を捕獲した悦びの声だった。 ―― 腕をもぎ取られる! ユリエは下半身が固定されるなか、そのまま両腕を力任せにもぎ取られる恐怖が頭をよぎる。 メガ・イエティはユリエの両腕をつまみながら、ゆっくりとしゃがみ込み。胡坐をかき、ユリエの目の前に股間がくるように腰を降ろす。ユリエはメガ・イエティが胡坐をかいた内股側、つまり、足を組んだ内側に捕えられてしまった。ユリエの目の前には直径30センチほどの巨大なペニスが姿を表す。どうみても、このペニスは人間の女性に挿入するのはムリがある。これを無理に挿入すれば、膣は裂けるだろう。 ユリエはその巨大なペニスを見て、自分の下腹部が裂ける恐怖を感じる。しかし、その巨大なペニスの下にもうひとつ。人間の女性が収められるような小型のペニスが存在するのが見える。つまり、メガ・イエティは大小サイズの2本のペニスを持つのだ。 「ふふふ。このメガ・イエティは不思議な動物でしてね。大小2本のペニスを持つのですよ。大きなものは、メガ・イエティ同士で、小さなモノは他の種類の動物とまぐわうのに使うらしいのです。最終的にはユリエ殿には、大きなサイズも収められるように拡張訓練を施すつもりですけどね。」 伯爵はユリエがメガ・イエティの大型ペニスを膣で受けられるように拡張訓練を施し、メガ・イエティとつがいにするつもりなのだ。いくら訓練をしたところで、直径30センチもあるペニスを受け入れられるはずがない。そんなことをすれば、膣は裂けてしまう。 両手をメガ・イエティにつまみあげられたユリエは真正面にペニスを凝視する他ない。メガ・イエティは尻の位置を少しずつ前に詰めて、ユリエの顔の前に小型ペニスを近づけていく。ユリエの頭の上には巨大ペニスが覆い被さるように突き出ていく。その表面は無数の血管が浮き出て、野獣の生臭い臭いが漂う。息を吸うと、この生臭さが肺に入り込み頭がおかしくなりそうだった。 「ホッホッホッ。メガ・イエティの精液の臭いを嗅いでいるようですね。あれは、動物の牝の性欲を高まらせる作用があるらしいのですよ。少しづつ意識が朦朧としてくるでしょうな。」 伯爵は誰にいうでもなく、独り言を呟く。 ユリエの目の前にメガ・イエティの小型ペニスが迫る。小型とはいえ、馬のペニスほどのサイズの大きさがある。人間のそれよりもずば抜けて大きい。自分の顔をめがけて進んでくるペニスを見て、ユリエは嫌な予感がした。 ―― まさか、コイツ・・・・。 ペニスはユリエの顔の前まで来ると、一旦止まる。メガ・イエティは胡坐の位置を調整していく。その仕草はまるで人間だ。野獣とは思えない。 そして、腰を少し前に進めると、ユリエの顔にペニスが突き当たる。堅い。生臭い。先端からドロドロの白濁した液が滲み出ている。まさしく、ペニスだ。 「うっ」 ユリエはあまりの生臭さに顔を背けるが、メガ・イエティはそれに構うことなく。ペニスを何度も顔に突き刺してくる。ペニスは頬にあたり、おでこにあたり、あごにあたり、と何度も突いてくる。その度にユリエの顔に生臭い白濁した精液がベチョリとついていく。徐々に、ユリエの顔は精液まみれになってきた。 メガ・イエティはじれったくなったのか、片手の指でひとまとめにユリエの両腕をつまむと、もう片方の手の指でユリエの後頭部を抑える。そして、ペニスを口の位置に調整して、一気に突っ込んだ。 ズボ! ズズズ 力強くユリエの口にペニスが挿入される。口を一杯に大きく開いてやっと挿入できるほどだ。唇や顎が外れそうになる。苦痛だ。かなりキツイ。呼吸ができない。 ユリエは必死に吐き出そうとするが、野獣の力には無力だった。口の中は野獣の精液が広がりヌメヌメして気持ち悪い。しかし、味は甘く、まったりとしている。不謹慎だが、おいしいのだ。なんとも言えない、スイ―ティーな味わいだった。この甘さが一瞬に脳を痺れさせる。ユリエの意識は一瞬にして麻痺した。 「んぐ、んぐ・・・・」 野獣のペニスを抜き差しされるユリエ。呼吸も満足にできず、酸欠状態に陥る。頭の中が真っ白に染まっていく。野獣は自らの欲望を満たすため、ユリエの口の中でペニスのピストンを繰り返す。ユリエの両腕から力が抜けていく。 パサ 砂の上に剣が落ちる音がする。ユリエが自らの愛剣を放した瞬間だった。 「ほほほ。ユリエ殿はメガ・イエティの精液の味が気に入ったようですな。あれは、女の舌には実に魅惑的な甘さに感じるのですよ。男性には苦みにしか感じませんがね。ユリエ殿のあの陶酔したような表情がなんともエロティックでたまりませんな。」 伯爵は凛とした品格のある女剣士のユリエがが野獣のペニスによって、口腔内を無様に蹂躙される姿を見てすこぶる満足に浸る。 「あの女戦士はメガ・イエティ用の牝としてあてがいましょうかね。苗床としてですがね。」 伯爵は不気味な笑いを浮かべていた。