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【第12話】衣食住絶妙夫婦の絆 第12話:屋外デート

12.屋外デート


散々な土日だった。健太にSM調教をされるのを受け入れた未希だったが、それは思い描いていた内容とは異なりすぎた。事実、健太が未希に施す調教は本格的なもので、SMゴッコではない。それゆえ、夫婦間の信頼関係は回復し難いものになっていた。


ベランダで大股を拡げ放尿する未希。その姿を黙って見守りながらも、一部始終をビデオカメラで撮影する健太。そこには変態行為を繰り広げる男女の姿があった。


放尿を終え、呆然となる未希。頭の中が真っ白になる。しゃがんでいた姿勢は立ち上がる。股間は放尿になり濡れたままだ。まったく、言葉が出てこない。


健太は黙って未希の元に歩いていくと、鎖を鉄柵から外し、未希を引いて室内に戻っていく。未希は黙ってついていくしかなかった。


リビングルームに戻ると、健太はソファーに腰を掛ける。ゆっくりと寛ぐように腰をかかけ、大きく脚を左右に拡げる。男性はする大股開きだが、女性がするよりもスマートに見えるのはなぜだろう。男には、女にはないなにかがあるのかもしれないかった。


未希はその姿を見て連想することがあった。そう、その姿勢はフェラチオを強いられるものだった。男が大きく股を開き、その股のうちに正座で座り、口を開きペニスを咥える卑猥な姿。それが目に浮かぶ。


ソファーの上で、両腕を背もたれに載せて寛ぎながら、両脚を開く健太。未希は目のやり場に困る。


―― やっぱり、アレよね・・・。


未希は上半身を麻縄で縛られたまま、健太の股間の前に膝ざまつき、正座をする。


「よくわかって来たな。未希。それでこそ、一人前の奴隷だ。」


健太は手に持った鎖の手綱を引きながら、ふてぶてしいぞんざいな態度で未希を扱う。ソファーに座る健太に対し、未希はその両膝の間に腰を降ろし、正座で座っている。上半身は、体育着でその上から麻縄が掛けられていた。下半身は一応白のブルマを履いている。


しかし、どこから見ても、いい歳をした女性がする格好ではない。


未希は次に健太がする行為を予想していた。フェラだ。健太は予想どおり、ズボンのファスナーを降ろすと、そこからペニスを取り出し、未希の髪を掴む。


未希の美しい髪が引かれ、痛さに未希の顔が歪む。


「そのまま、口を開けろ。朝食がまだろう。たっぷりと飲むんだ。」


未希はそのまま上半身を倒し、健太に言われるまま、口にペニスを含む。口の中に広がる健太のペニス。口腔内を圧倒する迫力があった。それを有無を言わずに、しゃぶり尽くす未希。


健太は未希の髪を掴みながらも、彼女の舌技には満足している様子だ。


―― ふん。女も一皮むけば、ダダの牝に過ぎないか・・・。今日は1日中、休みだ。未希をたっぷりと可愛がってやろう。


自分の愛妻によるフェラチオで機嫌を良くした健太は心のなかでそうつぶやく。その時、スマホのベルがなる。


「はい、山見です。ハイ。ハイ。そんなことが・・・。ええ、わかりました。至急、伺います。」


健太はスマホの電話を切ると、急に不機嫌になる。


「未希、すまん。仕事先でトラブルだ。今日の調教はここまでだ・・・。」


そういうと、必死にフェラチオをしていた未希の唇に唇を重ねる。夫でありながら、ドッキトする行為に頬を赤らめる未希。


「うん。とても綺麗だ・・・」


そう言って、縄と拘束具を解き、自分は直ぐに着替えに書斎に向かっていく。未希はただ一人、リビングに取り残されるのだった。


このまま実家に逃げ帰ることも可能だった。そうするのが普通だろう。未希は脅されているのだ。だが、未希の心の中で「もう少し、このまま楽しみたい」という気持ちも湧いてきていた。


必死にその気持ちを打ち消す未希。理性は「このまま、直ぐに実家に帰り、健太を訴えてしまえ」というものだった。訴えなくても、健太との交渉は全て弁護士に任せることもできる。考えるまでもない。健太は夫として失格だ。そんな男に三行半を下すのが何が悪いというのだろうか。


しかし、未希にも勝算はあったのだ。そう、未希は類まれなる美貌の持ち主だ。その未希が本気になれば、夫の健太など瞬殺可能だった。古今SMの世界には暗黙の掟があった。それは、容姿端麗な女には皆、屈服しなければならいということだ。


いくら強がってご主人様を気取っても、主導権は完全に女にあるのだ。それは紛れもない事実だった。


未希は女ながらにその暗黙の掟を理解していた。いや、女だからこそ理解できたのだ。


―― このまま、健太の言うとおりにしてあげて、最後は・・・。


未希は危険な掛けにうって出ようとしていたのだ。


*************************


その日は、ちょうど雨だった。夕方から降り始めた雨は、徐々に雨足を強め、夜には本格的な雨になっていた。


会社に勤務していた未希はそんなことも気にかけないほど仕事に打ち込んでいたが、1通のメッセージが入っていることに気付く。


―― なにかしら?


スマホを開けて見る未希。そのスマホには夫からのメッセージが入っていた。


「夜に外食でもしないか?」


メッセージアプリにはそう記されていた。おそらく、何かの企みがあるのだろう。ただし、上手く断る理由が見つからない。そこで、


「ええ、いいわよ。待ち合わせはどこにする?」


とメッセージを打った。返事は直ぐに戻り、


「では、五鷹駅の前で」


と指定された。五鷹は途中駅だ。会社から帰り道での夫のデート。新婚夫婦なら、アツアツのカップルだから、まんざらでもないだろう。しかし、未希は離婚を決めた身にだった。今日のスタイルは、ミニスカートのスーツ姿。色はブラックでシックに決めていた。


改札口を抜けると、健太は既に待っていた。明るいネイビーのいスーツが良く似合う。


「お待たせ。」


未希が待たせたをことを詫びると、


「僕も今きたところだよ」


と健太も答える。このやり取りはいつも決まっているパターンだった。付き合い始めのころ、未希はよく健太を待たせたものだ。10~30分くらいは当たり前。酷い時は、1時間以上も待たせることもあった。けれども、健太はいつでも「僕も今きたところだよ」と言って、未希を責めることはしなかった。


未希にしても、わざと遅れたわけではなかった。忙しくて、時間に間に合わないことが往々にしてあったのだ。


「タクシーでいこう。」


そういって、健太はタクシー乗り場に未希をエスコートする。この辺のスマートさは今も昔も変わらない。健太の社内で人気が高いのも頷けた。調教を受けているといっても、普段の生活は変わらない。代わるのは週末の金土日の3日間だけだった。


「お客さんは、お取引先の関係ですか?」


運転手が未希と健太を見て話し掛けてくる。


「ええ、代理店の方で、いつもお世話になっているんですよ。」


健太は真顔で答える。運転手には、健太と未希が仕事上の関係者に映ったのだろう。夫婦とは見えてないみたいだ。そうこうしている内に、目的地についたらしい。タクシーを降りると、そこは辺鄙な住宅地にだった。


「ここから少し歩く。」


健太は真っすぐに歩いていく。未希は後から黙ってついて行く。しばらく、歩くと、5階建てのビルが見える。


「ここだよ。」


そういって、健太は正面玄関を入っていく。未希も続く。ブラックの自動ドアが開き、中に入る2人。そこには、誰もいない受付があった。


―― なにここ。なにもないじゃない。


未希はあまりに殺風景な雰囲気に息を飲む。健太は構わず。デスクの上にあるタッチパネルに指を当てると、なにやら話していた。


「予約した山見です。ええ、」


すると、奥の自動ドアが開く。健太は未希を誘って、中に入っていく。


「山見様、ようこそおいでいただきました。」


年長者らしき人が健太に挨拶をする。もちろん、未希にもと思ったが。


「こちらが、山見様のペットでございますか?」


と意外なことを尋ねている。


「ええ、家畜とでもしておきましょうか?」


健太は口ごもることもなく、堂々とした口ぶりで言う。


未希はこの状況を把握できていない。


―― ちょっと、なに言ってるのよ。なにがペットよ。


「それでは、ペットには手錠と首輪をお着けいたします。」


未希は唖然としていたが、ここまで自分を冒涜する輩は許せない。


「何をいっているの! 」


と言った瞬間、未希の手首は後手に回され、手錠が嵌められる。また、同時に、赤い首輪を嵌められ、鍵も掛けられた。


「二の腕もだ。」


年長者の男性はそう言うと、他の黒服の男性が未希の二の腕にも手錠を嵌める。


「お口の方はいかがされますか?」


年長者の男性は健太に丁寧に質問する。


「会話を楽しみたいからね。今日はそのままにしておくよ。仮面は着けてやってくれ。」


年長者の男性は丁寧にお辞儀そすると、その場から立ち去っていった。


未希は怒りに燃えていた。健太が自分を騙し、いかがわしい店に連れ込んだと思ったのだ。健太にして見れば、ただのデートの延長かもしれない。


「あなた! これはどういうことかしら!」


後手に手首と二の腕を手錠で拘束され、首輪を着けられ、リードを持つ健太に、鬼のような顔つきで言葉を放つ未希。未希の全身は怒りに燃えていた。


「どういうことって、こういうことだけど。。。」


何食わぬ顔で漠然としたことしか言わない健太に未希の怒りは絶頂に達する。


「いいから、これ外して!」


未希は両手首の手錠と二の腕の手錠、首輪を外すように命じる。


「それもよりも、君に見せたいものがあるんだ。その前に、仮面を被せないとな。」


そう言って、健太は未希の顔に仮面を被せ、リードを引っ張っていく。首輪に着けられたリードを引っ張られ、未希は仕方なくついていく。


そこは一つの部屋だった。エントランスから通じる廊下の途中にある部屋だ。部屋はエントランスと部屋の奥に通じるようで、この部屋を通らないとエントランスから他の部屋にいけないようのいなっているらしかった。


そして黒塗りの部屋には3つのボックスがおいてあった。黒塗りのボックスは、少し低い位置に据えられている。ちょうど、健太の股間に上部がくるような感じだ。


そして、未希が見た光景は。。。。


黒塗りのボックスの上部は平で中央に丸い穴が空いているらしい。「らしい」というのは、そこに女の首から上が出ているからだ。


「これ綺麗だろう。生首っているらしいが。ここにある女はみんなペットさ。そして、3つあるボックスの用途も違うんだ。」


健太がいうには、一つ目のボックスは「顔射」といい、マスクなしでここに来る男性から顔射を浴びる者。二🅂つ目のボックスは「奉仕」といい、マスクなしでここに来る男性から差し出されたペニスをしゃぶり、射精を受け止める者。三つ目のボックスは「初心者」といい、マスクを着けて、男性器を見つめるだけだという。


未希は悪い予感がしてきた。


【第12話】衣食住絶妙夫婦の絆 第12話:屋外デート

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