エナドリ配りのキャンペーンロボットたち 1話先行公開版 2/2(文字数制限に引っかかったらしいので分割)
Added 2024-09-19 10:12:19 +0000 UTC招待会員であり初対面である智也への性奉仕を終了し、外は既に日が落ち始めている。 後部座席は元に戻され、リンカとカオリは首筋に充電ケーブルを接続した状態で車に揺られながら、これまでと同様にブルーバードスポットに到着するのを待っていた。 彼女達の服はきちんと着直されているが、二体の身体から溢れたエナジードリンクや、使用時に溢れたローション、智也の精液がわずかにかかったことで、ところどころに濡れた跡が残っている。 二体ともそれを一切気にする気配はなく、同じ姿勢、同じ表情で、まるで荷物のように静かに待機していた。 招待会員への性奉仕サービスを行った機体は、どんな時間帯であろうともその日のキャンペーンを終了し、スポットへ戻ることになる。 だが今回は、既にその日の街頭配布が全域終了する時間帯となっていたため、次々と目立つ派手な見た目の車両がスポットの方へと向かっていた。 同じ道路の中で、巨大な缶を乗せた車両が並ぶ姿は、まるで何かのイベントのようで壮観なものがある。 しかしその車両のどれにも人間は乗っておらず、機械仕掛けの美女達が充電をしながら、実質的な自動操縦で運転をしていることは、他の車両の人々は気づくこともなかった。 数々の缶付き車両が、入口の開かれたブルーバードスポットへと入っていき、非常に正確なハンドル捌きと丁寧な順番で一台ずつ駐車場に停めていく。 「…………には気をつけたほうがいいよー。あの辺りって結構ぼったくりとか多いからさー」 「…………へんだったわね……そういうのって意外と変なとこで出会うっていうか、予想できないものね」 「…………からさー! ねえねえ、明日一緒にいかない? ヨウコとは一度出かけてみたかったんだ!」 ドアが開き、多種多様な美女が車内から出てくる度に、会話の途中からの音声が次々と聞こえてくる。 彼女達もまた、例外なく全員がアンドロイドであり、車内ではずっと微笑みながら動作を停止し座り続けていた。 リンカとカオリ、そして業務終了時間となった為、サキも車両から出て、施設の中へと戻っていく。 「明日はああいうのには出会わないようにし…………」 「私も、できれば平和であってほしいけ…………」 「こういう時、運転手で良かっ…………」 彼女達もまた、他の機体と同様に私語をしながら移動していたが、開かれた入口の中へ足を踏み入れた瞬間、再びその会話の声はぶつ切りになり、何も喋らなくなってしまった。 同時に、人間らしい崩し方になっていた歩き方は矯正され、表情も車内で行っていたような微笑みの形になり、まさしく工場製のロボットらしい背筋を伸ばした非常にきちんとした歩き姿となった。 それは他のアンドロイド達も同様で、入口を跨ぐ度に話し声は消え、バラバラだった足取りは統制の取れたひとつの列へと統合されていき、まるで軍隊のような列が形成されていく。 しばらく進み続けた後、その列は二つに分かれて進んでいく。 三体の中では、サキがリンカとカオリの二体から離れ、別々の列になって進むことになった。 そして、彼女達が向かったのは、機体洗浄室。一日の業務を終えたアンドロイド達の内部洗浄を行う為の場所である。 人間の存在が感じられない、大量のロボットアームや機器が設置されている無骨な室内で、彼女達は電子頭脳内に送信された指定場所へと立ち、全身洗浄が施される。 列が少しずつ進み、カオリの洗浄の番がやってくる。 他の機体と同様に、正確にその指定場所に立つと、彼女の両腕両足が固定され、首筋にケーブルが接続され、両脚が軽く拡げられる。 すると、ロボットアームがホースを伸ばし、それを女性器ユニットの中へと挿入。一切の合間も置かず、高圧の洗浄液が容赦なく膣内へ噴射された。 水圧によって全身が痙攣を起こし、拘束されていなければ全身が吹っ飛んでしまいそうな程の圧力。しかし、カオリだけでなく他のアンドロイド達もみな、ひとつとして声を上げることなく固定されたような微笑みを保ったまま、その非人道的な洗浄作業を受け入れていた。 一旦洗浄液の放出が終わり、ホースが膣内から抜かれると、カオリの女性器ユニットからは、精液混じりの液がだらだらと溢れ出した。 帰投したアンドロイド達が分けられる基準は、稼働中に性行為が行われたかどうか。それによって、その日の稼働終了前に必要な処置が変わってくる。 リンカとカオリには、通常の処置に加えて、体内洗浄や全身洗浄が追加で行われる。カオリは、数回に分けて膣内と子宮ユニットを洗浄液で攻められ、清潔な女性器を取り戻した。 それから、両胸がまるでパネルのように左右に開き両乳房が真横を向く。 奥に収まっているのは、智也に捧げていたエナジードリンクを溜め込んでいる胸部タンク。ロボットアームがそれを取り出し、中身を全てその場で廃棄した後、中に洗浄液を注いでからタンクを戻す。 両胸が閉じられると、カオリの電子頭脳に指示が送信され、強制的に両胸の先端から洗浄液が排出され始めた。 ピンク色の乳首の先端から噴き出す洗浄液。同時に、体液タンクの注入口となっているへそにもホースが挿入され、同様に洗浄液が注がれる。 カオリはガクン、と全身を震わせた後、今度は女性器ユニットから黄色混じりの液が放出され始めた。 胸から、性器から、徐々に黄色から透明になっていく液を噴き出すカオリ、そのあられもない痴態は、人間ならば到底耐えられない辱めだが、彼女はずっと変わらぬ微笑みを保ち続けていた。 タンク内と排出口の洗浄が終了すると、カオリは四肢の拘束が解除され、一度水で軽く全身を洗い流された後、熱風を受けて乾燥させられる。 リンカも同様の処置を受けた後、彼女達は天井から伸ばされたフックのような接続装置が大量に並ぶ保管庫へと歩みを進める。 そこには、ズラリと何百、何千もの女性型アンドロイドが、装置に接続されたまま同じ姿勢で立ち尽くしており、瞳の光を失ったまま微笑み、機能停止している。 ブルーバードのアンドロイド達は、この場所で充電と管理サーバーへのデータ送信を行い、次に電源を入れられる瞬間を待つのである。 製造時にあらかじめ決められている番号の待機場所へ向かい、自ら皮膚カバーを開けて立ち尽くす。 隣には、先に洗浄処置を終えていたサキが、電源を落とされた状態で微笑んだまま立っていた。 彼女達の存在を検知した接続装置が、二体の首筋の接続口に端子を差し込み、四肢の動作をロック。体勢が固定されると、そのままシャットダウン操作を行った。 「本日の業務を終了します。お疲れさまでした」 「本日の業務を終了します。お疲れさまでした」 全く同じ抑揚、同じペースのセリフを、それぞれの違う声で喋ったリンカとカオリ。 彼女達の瞳は光を失い、そのまま動かなくなった。 こうして、彼女達の一日は終了し、次に電源が入れられるのを待ち続けることとなる。 ブルーバードはこれらのアンドロイドを利用し、人々に大々的かつ大胆な宣伝を行っている。 与えられた役目を全身の機能を用いてプログラム通りに遂行する彼女達は、その機械としての能力と特徴を以て、人間を充足させていくのである。それもまた、ブルーバードの宣伝のために。