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しばりしばられ クリスマスSP 横河原沙希 編

「むへへへ〜」


沙希は頬の緩みを抑えることができなかった。クリスマスの夜、沙希はたった1人で自分の部屋に閉じこもっていた。俗に“クリぼっち”と揶揄されるかもしれないが、沙希の場合は1人でいることを選んだのだ。


「玄関の鍵も閉めたし〜♪」


鼻歌を歌いながら麻縄の束に手を伸ばす。

そう、今日はひとりぼっち。両親は旅行、兄は親友の友梨と一緒に出かけていた。つまり、最高の自縛日和だった。


「えへへ…股縄するならやっぱり体操着だよね……」


沙希は興奮で胸を高鳴らせながら腰に縄を巻いていく。学校指定の体操着姿でも寒くないようにエアコンをつけて準備は完璧だ。


「(瘤も作っちゃお…)」


自分で一番気持ちよくなるところに結び目を作り、股間に縄を通す。


ギュゥ…


「んぃ…」


秘部を的確に刺激する股縄を全身で噛み締めながら器用に身体の後ろで縄を止めた。


「(股縄をクイクイしたいけど、縛られるまでがまん、がまんだよ。)」


沙希は新たな縄で胸の上下に縄を巻いていった。通常の緊縛とは異なり、胸の上下に縄を巻いただけなので肘から下は自由に動かせる。ここまでが自縛の限界だった。


「ん…えい…!」


あとは両手を後ろに組んで縄を少しだけ巻き付ける。どうしても自分自身で自分を完全に縛り上げることは不可能だった。


「よいしょっと…」


沙希は後手に手を組んだ状態でベッドに倒れ込んだ。そして、妄想を始めた。


「私は囚われのお姫様…」


「悪い人に縛られて…股縄も通されて……」


沙希は身体を捩らせながら妄想を加速させる。


「やめて…股縄を引っ張らないで…!」


後手で腰縄を引っ張り股縄を絞める。


「(あぁ…自縛で完璧に緊縛できたらなぁ……)」


そんな妄想をしつつも心の中では自縛の限界に不満を持っていた。


「ん……」


妄想も途切れてしまい、沙希はいつの間にか眠ってしまった。


__________________________


「あれ……?」


沙希は仰向けになったタイミングで部屋の電灯の光で目を覚ました。


「そっか、自縛したまま寝ちゃったんだ。」


沙希は数時間前のことを思い出した。


「跡に残るまえに解いちゃお」


そうして沙希は自縛の縄を解く……ことはできなかった。


ギチギチ


「あれ?」


軽く手首に巻いたはずの縄が解けない。


「ん…」


ギチギチ


「どうなってるの?」


沙希は立ち上がって姿見で後手を確認した。


「えぇ!?」


沙希の腕はコの字になるようにしっかりと縛られていた。

自縛では到底できない縛りに沙希の心は高揚していた。


「寝てる間に絡まって上手いこと縛れたのかな?うぅ…最高すぎるよ〜〜」


早速沙希は本気の縄抜けに挑んだ。


「ん……!ん………!」


ギチチ


力を込めても縄が緩むことはなかった。本気の縄抜けは自縛では味わうことができない。


「あひぃ!?」


縄抜けに熱中していると股間の股縄が急に食い込んだ。


「うそ…腰縄にも絡まってる…!?」


幸運なことに後手から伸びた縄尻が腰縄にも巻き付いていた。これにより縄抜けをしようともがくたびに股縄が締まり続ける。


「本当に最高……気持ち良い………」


沙希はこれ以上ない幸福を感じていた。


「サンタさんからのプレゼントなのかな…?」


沙希はそんなことを思いながら縄に身体を預けていった。


「(サンタさん、私を縛ってくれてありがとう!)」


こうして沙希の幸せなクリスマスは次の日の朝まで続いた。


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