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広域はんい from fanbox
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⑧縮小奴隷日記 13話 後編 桜乃ランジェリー

 ◇

 ~ 全ての授業が終わった放課後の時間 ~


「そうなんですか、やっと家に下着が送られてきたんですね」

「うん。 でも、しおりんが持ってる小人を縫い付けた下着じゃなかったよ。 速人を溶かして染み込ませた下着って付属のカードに書いてあったし」

「それって出たばかりの新作の下着じゃないですか! 私はまだ持っていませんので羨ましいです。 どうですか? 下着の機能の方は」

「それがさ、このパンツめっちゃ動くんよ。 だから授業中、あんまり集中できなくて……」


 現在、誰も残っていない教室内で、桜、詩織、りんの三人の女子が楽しそうに会話に花を咲かせていた。

 りんが座る、机の前に集まって。


「え? ちょっと待って! 集中出来ないって……もしかして桜ちゃん、藤田君を穿いてきてるの?」

「うん? そうだよ。 せっかくパンツになったんだから使わないと勿体ないじゃん」

「ええっ⁉ ふ、藤田君なんだよね? 恥ずかしくないの? そんな物を着けちゃって……」

「恥ずかしくは思わないかなぁ。 見た目が完全に普通の下着だし。 なんなら見てみる? 速人パンツを。 ほらっ」


 桜は椅子に座っているりんに見せるように、スカートをぺらりと捲り上げる。

 マンコの割れ目に食い込ませたパンツを、恥ずかしげもなく。


(ぁぁ……並木……た、たすけ……て)


 久々の光差す外の景色。

 速人の視界には、見知ったクラスメイトの女子の顔がそこにある。

 顔をパンツに近づけ、まじまじと眺めているりんの大きな顔が。


 そんなりんに向けて速人は助けてと……救いを求めているのだが――


「わぁ~本当に普通の下着と何も変わらないね。 なんならちょっと可愛いし。 これだったらりんも穿けそう」

「でしょう?」


 悲しくも、捲ったスカートはすぐに下ろされてしまったのだった……。


(あ”あ”ッ……嫌だ……。 助けて……たすけてくれぇぇッ!)


 また同じ光景。 また同じ、スカートに閉ざされた薄暗い世界に閉ざされてしまう速人。

 彼は声にならなくとも、一生懸命に叫び続けていた。

 一瞬だけ見れた、自分が当たり前に過ごしていた外の風景を見られたことに懐かしさを感じ、涙も出ないのに泣きに鳴いて。


「可愛い下着になって穿かれて、藤田君は本当に良かったですね。 桜さんに似合っていましたし。 もし生きていたら喜んでいたんじゃないですか?」

「まじ⁉ あたしに似合ってた?」

「うん、桜ちゃんにすっごく似合ってたよ」


 二人に褒められてまんざらでもない様子の桜。

 無論、褒めているのは決してパンツとなった速人ではなく、桜に向けてである。


 彼はパンツというただの下着。

 ゆえにそれを身に着けている持ち主を褒めるというのは、至極当然の事であるから。


「でもちょっと可哀想だね、藤田君。 体を溶かされちゃったんでしょう? 痛かったんじゃないかな……」

「あーだねー」

「まあでも、その痛みも報われていますよ。 藤田君は桜さんの下着としてしっかりと役割を果たせているのですからね」

(……な、何を白鳥は言って……)


 速人の気持ちを勝手に代弁して喋っている詩織。

 決して報われているはずなんてない。

 彼は生きて、意識のあるまま桜のパンツとして穿かれているのだから……。


 あまりに情けない姿。 それが彼の心や身体にいったいどれほどの苦痛が伴うのか、使う立場である人間には知る由もない。


 グギュロロォォ…………。

(――うわッ! え……?)


 三人が楽しそうに会話をしている中、突如として桜の腸内から悍ましい音が鳴り響いた。


(い、今のって……桜の腹の音か?)


 下着にされた速人達にしか聞こえていない、とても小さな腹の音。

 これは腸内で不要物の塊ができたために鳴った、人間の生理現象の音である。

 ……だからだろう、桜はお腹に手を当てて辛そうにしていた。

 

「じゃあ、そろそろ帰りましょうか……ん? 桜さん、お辛そうにしていますがどうかされましたか?」

「本当だ、大丈夫? 帰る前に保健室に行く?」

「い、いや、ただお腹が急に痛くなっただけだから……心配しなくても――うっ……ごめん! あたしちょっと……。 すぐ戻って来るから、二人共教室で待ってて」

「あ、うん……」


 急な腹痛に我慢が出来なくなった桜は、返事を待たず足早に教室から出ていく。


 ドシィィンッ! ドシィィンッ‼

(うわぁぁぁッッ!)


 早歩きなため、速人を穿いたお尻を振りながら。


(ちょ、うがぁッ! さくらぁぁ)


 上下左右に揺れ揺られ、高速で動く地面の景色。

 桜の行き成りの行動に速人は意表をつかれ、驚いているしかない。

 彼女に穿かれているパンツである彼には……。


 ギィィ……バタンッ!

(うぅ……やっと止まった。 ここはいったい……て、う、嘘だろ……おい)


 ドアを開いて閉じる音。

 何かを跨いで立ち止まった彼の視界には、はっきりとこの場所が何処なのかを示す物があった。

 白い陶器の中に少量の透明な水を満たした――和式便器となるものが……。


(まさかこいつ、するつもりなんじゃ……。 じょ、冗談じゃないぞ! ――おわぁぁっ!)


 ……ズリリッ!

 ここは学校のトイレ。

 ゆえにその通りなのだと、口に出さず行動に移していく桜。

 速人を膝の辺りまで下げて、一気にしゃがんでしまう。


「よいっしょ」

(お、おい……まじか……。 待って……待ってくれ!)


 膝の位置から見えるのは、今しがた密着していた股間の……陰毛の光景。

 和式便器の上に両足を跨いで座り、完全に “する” 体勢になっている。

 人には恥ずかして見せれない、ガニ股という下品な恰好で……。


(そんな……や、やめろよ桜! 俺の前でそれだけは! でないと俺は……俺は……)


 パンツの布が微かに蠢いている。

 これは速人が意識的に動かしているからだ。

 今にも始まってしまう彼女の痴態を見たくなくて……。


 何故ならそういった行為を自分の前でされるという事は、完全に桜から同じ人間として見られていないという意味であるから。

 そしてまた、自分という今の現実を強く認識してしまうから。


 これからずっと……そういう扱いをされていく物になってしまったのだという、逃れられない現実を……。


 実際に穿かれている最中であっても現実を直視したくなくて、なるべく考えないようにしていたというのに。


(うあぁ……桜、やめてくれ……それだけは……それだけは…………)


 ゆえに速人は痴態を止めようと、必死になってパンツとなった身であっても暴れていたのだが、


 ブボォォッ!

 ――プシャァァァァァァッ‼


 彼の必死な努力を無に還す一発の放屁と共に、黄金色に染まった小便が、小さな穴の膀胱から激しく流れ出したのであった。


(うあぁ……ぁぁ…………)

 ――ドバァァァァァァッ!


 小便といえども、勢いは滝の如く。

 白い陶器の底に打ち付け、バシャバシャと小便の波を作り見せる。


「ハァァ~はふぅぅ…………」


 この光景を作り出している張本人である桜は、なんとも気持ちよさげな声を口から漏らすことか。

 下半身からなる世界では、とてつもなく悍ましい光景を繰り広げているというのに。


「んっ……んぅ……」


 股間に力を入れているためか、閉じたマンコのヒダは見事に花を開き咲かせている。

 パックリとピンク色であるマンコの中身を外気にさらして。

 速人を穿いてからの、桜の本日始めてのトイレだ。

 いったいどれほどの水分を体内に溜めていたのか、一向に勢いは止まない。


 プスッ……プスゥ…………。


 また肛門の穴は、小便をしている最中であっても、小さく閉じたり開いたりを繰り返していた。

 毒ガスである屁を放ちつつ、開く穴の奥の方で茶色な物体を何度も見え隠れさせて。


(ヒィ……ァァ…………)


 これは本来なら人間が一人密かに行うトイレの行為。

 性器を露出させ、無防備な姿となりての催し。


 だけどそんな密かな催しを速人は見せつけられてしまっていた。

 下で繰り広げられている小便の世界を。

 また、視線を動かして見える、排尿によって気持ちよさそうにしている同年代である桜の顔を。


 何とも悍ましい排尿の景色なのか……。 これが人間が作りだす光景なのか……。

 もう、速人には桜を同じ人間として見られやしなかった。

 この時――この瞬間、始めてそう思ってしまった。


 “速人は気付いてはいない” が、いわばそれは、自分は人間ではないと認めてしまったようなものである。

 なぜなら浅見 桜という娘は間違いなく人間であり、違うのは人間のパンツとなっている、藤田 速人の方であるから。


 チョロロロ……。

「ハァ~……」


 流れが弱まってきた小便。

 あれほど勢い良く放出していたのが嘘のように鎮まってきた。


 チョポン……チョポン…………。

 今では一滴、一滴と尿道口の穴から雫が零れ落ちているのみ。


(うぅ……終わったのか? やっと……)


 小便を出し尽くし終わったのだと、マンコから滴り落ちる雫を見てそう考える速人だったのだが……終わりではなかった。 まだ、桜のトイレの催しは続く。


「ふっ……んぅぅッ!」


 ――ブゥッ! ブゥゥゥ……。

 今度は小便ではなく、大便の方を……。


「んっ……っぅぅッ!」


 ミチ……ミチチッ…………。

 空気が抜けるようなすかしたオナラと共に、穴の奥から覗かせる茶色い固形物。

 卑猥な演奏を奏でる目一杯広げられたその肛門の穴から、外へとゆるやかに顔を出してきた。


「んぅ……くぅぅッ!」


 尚も息む。 口をへの字に曲げて。

 顔は真っ赤に、なんとも桜は醜悪な顔をしている事か。

 お腹に力を入れて、一生懸命に踏ん張りみせているために。


「ッふ……ううんッ!」

 ――ドボンッ!


 その踏ん張りの甲斐があってか、小便によって黄金に染まった便器の上に、長く大きな塊をとうとう産み落としてしまった。


(うぅぅこいつ……やりやがった。 俺の見ている前で……ウンコまでも…………)


 便器に転がる見事な一本糞。

 桜がガニ股となっている両の太ももの間から、速人は大便を産み落とされるその瞬間までをも見せられていた。

 排泄という、人間同士では決して恥ずかしくて見せられない行いを……。


(ぁぁ……ハハ……ハハハハ…………)


 そう、人間には決して見せられないトイレ事情。

 ゆえにもう笑うしかないのだろう。

 幼い頃から共に成長してきた同じ年齢の桜にとって、もはや自分は同じ人間とは違う物になったのだと、排泄行為によって十分に分からされたために……。


(ハハハ……アハハハ…………ん? 何だ? この埋まっている物は……)


 ぼんやりと桜のした大便を眺めて、渇いた笑いを上げていた速人。

 そんな茶色な大便の中に、ところどころ白い何かが埋まっているのに気付く。


(魚の骨か? これ。 ……い、いやッ! 違う! これって――)


 始めは魚の骨だろうと思っていた。 しかしよくよく眺めていると、これは明らかに魚の骨なんて物ではなかった。

 なぜなら大便の中に埋まっている骨は、人間の頭の形をした――頭蓋骨であったからだ。


(に、人間の骨だよな? な、なんで桜の出したウンコの中に人間の骨が……。 ――いや待ってくれ! 骨だけじゃないぞ。 あれは人間の……ミイラか……?)


 速人が気付いた骨の他にも、人の姿を保ったままの、骨と皮だけになった人間が埋まっていた。

 その姿はまさしくミイラ。 体内の水分を奪い尽くされた……。


⑧縮小奴隷日記 13話 後編 桜乃ランジェリー

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