「よいっしょ」
気の抜けた掛け声と共に、ベッドの上に座ったおばさん。
そして俺達を乗せた左の手の平を、いきなり傾けていく。
「ちょっ! おばッ! ――うわぁぁぁッ!」
当然だが耐えられるはずもない。 俺達は皆、重力に従って落ちていく。
手の平からパラパラと、ゴミみたく……。
「うぐぇッ! あれ? いた……くはない」
だが幸いにも、落ちた地面は柔らかくて痛みはなかった。
「ここは? ……ああ、お腹の上に落とされたのか」
そう、どうやら俺はお腹の上に落とされたらしい。
おばさんが水や食事を飲み食いしていたおかげか、お腹がウォータークッションのようにぷにぷにと弾んで助かったみたいだ。
「しかしすごいな……人間の身体の上っていうのは」
辺りを見回す。
自分が今いる場所は、おばさんの下腹辺り。
すぐ近くには真っ黒な陰毛が生い茂っており、さらに先には伸ばした両脚がどこまでも続いていた。
いったいここから足のつま先まで行くには、どのぐらいの距離があるのだろうか。
俺からすれば五十メートル? 百メートル? 多分だがもっと長さがあるのかもしれない。
「ハハハ……どれだけだよ、まったく。 ……それに」
もう一度脚から反対側を見る。
そこにあるのは俺が落とされたであろうお腹。
ゴポンッ……
ゴキュルルゥゥッ…………
腹鳴りがしているとてつもない大きさの壁みたいなお腹があった。
「えぐいな、この中で行われているのを考えると」
そんなお腹の中から聞こえるゴポゴポといった水の音。
この腹鳴りはおばさんが夜に食した物を、今――まさしく消化液によって溶かしている最中の音だ。
体の栄養とするための……。
おばさんはただ、生きるために食べ物を食べただけ。
なんて事はない、これは生き物として――人間としての当たり前の体の反応だ。
……だけど、こうして間近で聞く腹鳴りの音は、俺にとってあまりにもグロく生々しかった。
実際、人間が食べた物を消化している音なんて、意識を向けてちゃんと聞いた事が無かったからだ。
「……おそらくは、この腹の中では地獄のような光景が繰り広げられているんだろうな」
きっとそう。
おばさんに食べられた物は皆、この中で等しく溶かされてしまうだろう。
それは何であっても……。
「何であっても……か」
ふと想像してしまう。
自分がもしおばさんに食べられこの中に入っていたら、どうなっているのだろうと。
なんてたって今の自分の姿は、おばさんにとって一口で食べられてしまうほど小さな存在であるから。
「多分だが……お、俺も同じように……」
なるだろう。
それは他の食べ物と同様に消化され、栄養とされてしまうんだ。 このお腹の中で……例外なく。
「ぅぁぁ……うわぁぁぁぁッ!」
あまりに恐ろしかった。
おばさんからすると今の俺は……それほどちっぽけな存在でしかないため。
やろうと思えば出来るはずだ。
俺を食べ、他の料理と同じくお腹の中で溶かし、栄養とする事なんて……。
「ぅぁぁ……嫌だ……そ、そんな物に俺がされてしまっているなんて」
自分が食べられ、美奈子の腹の中で消化されている所を想像して、正司の体は震えはじめる。
ガチガチと歯も鳴らして。
だというのに、正司の陰茎は今も硬く勃起していた。
理由は、目の前の死を意識しての、子孫を残そうとしての体の反応か……。
そんな勃起している彼の遥か頭上から、突然と巨大な手が伸びてくるのであった。
………………
…………
……
「うふふ❤」
私のお腹の上に乗せた六人の内の――最もお気に入りの二人を掴み、顔の前まで持ち上げる。
左手には正司君。 右手にはポンチちゃんを。
「あら? まだそんなに膨らませてたのね❤」
二人は小っちゃなおちんちんをぷっくりと膨らませていた。
ピクンピクンと何度も跳ねさせて、私に向けて一生懸命にアピールするみたいに。
いくらおちんちんを膨らませても、オスとしてまったく役に立たないというのに、それでも頑張って跳ねさせている。 私に求愛しているかのよう。
その姿がたまらなく情けなすぎて可愛い。
母性本能をくすぐられ、愛おしさが溢れてきちゃう。
だから……だから私は、彼らの求愛を受け入れるため、そっと口づけをしてあげた。
「ん~ちゅぅ❤」
小さなおちんちんから始まり、胸、顔、二人の全身を交互に何度も。
「お、おばさん……やめッ! さけ……酒くさ……うぶッ!」
ポンチちゃんは大人しくキスを受け入れているみたいだけど、正司君は私の唇に怖がっているのか、ブルブルと身体を震わせながらも少し抵抗をしていた。
「んれろぉ❤」
「ぅぁぁ……ぁぁ…………」
でも、その声を無視して私の舌で正司君を重点的に舐め続けてあげる。
怖がる必要なんてないのよ? と、唾液をたっぷりと浸けた唇で優しくキスをしてあげたり、おちんちんを舌先で舐りくすぐってあげたりして。
だからか正司君の体からは震えがおさまり、次第に大人しくなってきた。
手足で私の唇を押し返そうと抵抗していたのに、それすらも止めて。
(うふふ、私の舌に舐められて気持ちよさそうにしてる❤)
もう、為すがまま。 見ると正司君の顔はふにゃふにゃに蕩けきっていた。
私の唇や舌が気持ちよかったのか、舌を動かさずとも自分から勃起したおちんちんを押し付けてくる。
「うくぅ……お、おばさん……ぅぅ」
甘えた子犬みたいな鳴き声をだして。
きっと射精までもうすぐなのだろう。 だって出したくて、自分から必死におちんちんを擦りつけてくるのだから。
……でも、
「んふふ❤」
私は外に出していた舌を、パッと正司君のおちんちんから離したのだった。
「んぅぁ……んくああ……えっ⁉」
きょとんと私を見ている正司君。
まるでもう少しだったのに何で? と言わんばかりの表情で。
これはあえてそうしている。
これまで使ってきた小人の男の人にはギリギリ気持ちよくさせてあげて、いつも出させてあげないというイジワルを。
――全ては私のオナニーの味付けのために。
だって、そうする事で素敵な表情を見せてくれるから。
情けない顔で物欲し気に私を見てくれるから。
これが本当にたまらないの。
心も体も何もかもをも、掌握した気分になれて。
「ふふっ♪ 」
辛そうにしている正司君に何も言葉をかけず、座っていた姿勢からその場で仰向けに寝転ぶ。
手に持っている二人をそれぞれ左右のおっぱいの上に乗せて。
左のおっぱいには正司君を、右のおっぱいにはポンチちゃんを。
そして、残っている四人の玩具に向けて、それぞれ私は指示を与えてあげる。
私の身体の快楽を感じる箇所に向けての、ご奉仕の支持を。
「あなた達は私のうなじと脇を左右それぞれお願いね? 後、君達は私のオマンコの方に行って、クリトリスやおしっこの穴をご奉仕して」
《はいっ》
指示を与えると、私の身体の上を一斉に歩き出す男の人達。
目的の場所にまで急いで向かっている。
「はは……なんだよこれ……」
その様子を、正司君は私のおっぱいの上で唖然となって見ていた。
まあ、その気持ちは分かる。 私も真ちゃん以外の男性の玩具を使った時は驚いたもの。
だってこの男の人達は、自ら私のオナニーの玩具となりに向かっているのだから。
「ふふ、始めて見たから驚いちゃった? でも、これからこの子達がする行動はもっと面白いわよ♪ 正司君も覚えないといけないから、しっかり見てないと駄目よ」
「え……おもしろい……? おぼえる?」
それぞれ私が指示を与えた場所に到着した男の人達。
そしてこの子達は一斉にご挨拶をしだしたのだった。
――性感帯である私の身体の恥部に “様” という敬称をつけ、ご奉仕させていただきますと。
………………
…………
……
「ええ、よろしくね」
「な……ぁ……」
正司は信じられないといった様子で見ていた。
うなじや乳首、マンコといった箇所に敬称を付けて呼び、それから手で触ったり舐めだした男達を。
当たり前に自分から性具となっている男達を……。
「ん……んふぅ……❤」
美奈子の方もそんな性具となった男達の奉仕を、さも当然のように受け入れていた。
それはもう男達の奉仕を堪能するかの如く、両足を開き、頭に両手を組んだ……無防備な姿勢で。
「あっ❤ んぅ❤ うふふ、どう? 面白いでしょう。 これからこの子達みたいに正司君もしなくちゃ駄目なのよ? 気持ちよくするために、ご奉仕の許可をとって。 だって正司君は女性を発散させる玩具なのだからね」
「また俺が玩具って……おばさん……」
「んーまだ玩具としての自覚がないのかしら? なら正司君、真上を見上げてごらん。 自分がどういった物になっているのか客観的に見られるわよ」
美奈子に言われた通り、頭上を見上げる正司。
そこには天井に貼り付けられた鏡があった。
「――なッ!」
鏡に映るのはベッドに寝そべる美奈子の全身を映した姿。
胸や股間を隠す事もせずさらけだして寛いだ。
そんな美奈子の身体の上に、 “小さな虫” が這い動いているのが見えた。
脇や首筋、胸やマンコの辺りに。
「虫なんかじゃない……あ、あれは……」
すぐに虫だと思っていたのが何なのかを気付く正司。
美奈子の女体の上で這っている小さな虫や、乳首周りの乳輪に乗っているものが、自分達の姿なんだと。
「ふふ、分かってくれたかしら? 私が正司君を玩具だって言ってるのを」
「あ、ハハ……」
鏡に映る自分の姿や他の男達を見て、正司は納得するしかなかった。
美奈子がしきりに玩具だって言ってる意味を。
女体の恥部に這い蠢くその小さな姿は、どう見ても美奈子と同じ人間だとは思えないし、まさしくオナニーに使う玩具みたいだと……そう自分でも思えてしまったからだ。
「ふふ♪ 分かってくれたみたいね。 じゃあ正司君、そろそろいい? 左乳首に愛撫をしてもらっても。 今回は特別にご挨拶はしなくてもいいから」
「ぅぅ……」
はっきりと自分自信を玩具にしか見えないと理解した正司に、さっそく愛撫をしろと言う美奈子。
ただ、納得はしたが動きたくはなかった。
このまま愛撫をしてしまうとこの場にいる他の男達のように、オナニーに使われる玩具なんだと自ら認めた事になるので。
「……だけど」
――従うしかない。
それは本人が一番よく理解している。
正司はここに来るまでに、さんざんと並木 りんによって思い知らされていたから。
小さな自分と巨人の女には、逆らえない力関係が出来ている事を身をもって知らしめられていたからだ。
「ほら、早くして? 正司君は私のオナニーの玩具なんだから」
「は、はい……」
ゆえに正司は目の前にある紅い弾力のある巨大な乳首に、しぶしぶ手を伸ばしていくのであった。
どうすれば気持ち良いのか、りんによって徹底的に教えられていた通りに愛撫をし、自ら女の性具となりに。
「あ……きたきた」
私の左のおっぱいに、正司君が触っている感触がする。
丁寧に、優しい手付きで。
「うふふ、良い子、とっても良い子よ正司君」
息子と同じ年齢の男の子を自分のオナニーの玩具として使うのは、なんて背徳的なんだろうか。
想像するだけで興奮していたのに、実際こうして使ってみると想像していた以上に良い。
「え、正司君? あっ❤ んぅ❤ やぁん❤」
そんな正司君は触るのを一旦止め、次に小さなお口で私の乳首にキスをしてくれている。
チュッチュッと、恋人に向けてするかのように。
たまらない。 気持ちよすぎる。
正司君のその愛おしい姿があまりに可愛く、執拗に私の母性を刺激してくる。
「こ、こんな……キス……あっ❤」
一瞬で虜になる私。
これまで誰も……あの人や真ちゃんですらもこのように丁寧なキスをしてくれなかったから。
だから余計に正司君から愛されているのだと感じさせられて。
現に、キスをされている極わずかな感触だけで、乳首は反応している。
私の意思とは関係なくピクピクと……求愛を受け入れたかのように勃起して。
「ひぅ❤ そんな事しちゃダメ……よ……ぁぁ❤」
今度は勃起した乳首のおうとつの隙間に、小っちゃな舌を這わしてきた。
くすぐったさを感じさせる感触。
でも、硬く……硬く勃起している乳首には、それがまた丁度良い快感に変換させられてしまう。
(正司君は始めて女性のオナニーに使われているのよね? 何で……何でこんなに上手なの)
どうすれば私の乳首が気持ちよくなれるのか熟知しているみたく動く正司君に驚かされる。
この子はまるで、女性のオナニーの玩具になるためにこの世に産まれてきたみたい。
「はっ……く❤ んぅ……」
(ああ、勃起している私の乳首を見て、正司君はどう思ってるのかしら……)
とたんに正司君に対して恥ずかしさを抱く。
だって、もっともっとと快感を求めるかのように、勃っている乳首を息子と同じ年齢の男の子に見られてしまっているのだから。
正司君の頭よりも遥かに大きく……下品にはしたなくぷっくらと膨らませて。
(でも……嬉しい事なのよね……。 正司君のご奉仕で、私の乳首がこんなに悦んで勃っちゃってるのだし)
――きっとそう。
私のはしたないこの身体の反応は、オナニーの玩具として役立っている証拠なのだから。
美奈子は考えを改め、恥ずかしさに蓋をした。
そして次に、自分の身体の至る所に感じる刺激に意識を向けるのだった。
ポンチという名前をつけられた男が舐めている右の乳首や、オマンコ等に。