「ふぅ……あっつい」
制服や下着等を全て脱いだ私は、ベッドの真ん中にどっかりと腰を下ろしていた。
脚を開脚し、胡坐をかいたはしたない姿で。
かような脚を開脚している先――ベッドの上で、私が置いた岩田君が辺りを見回している。
彼を手の平に握りしめて放り投げるように置いたので、おそらく自分が今何処にいるのか分かっていないのだろう。
私の股の間である、秘所のすぐ前にいるって事を。
(すごく不安そうな顔をしてキョロキョロしてますね……ふふっ)
股の前にいる岩田君を真上から見下ろし眺める。
彼は藤田君といつも一緒にいるため三馬鹿として数えられていたけれど、実は岩田君だけは葉山君に次いで女子からの人気が高かった。
顔が良くて皆に気遣いができ、そして頼りになる男子だったから。
私自身もそう。 葉山君みたいに男らしさもあった岩田君を、正直に “いいな” と思ったりもしていた。 良く話しかけてくれていたし、何よりも優しかったから。
(そんな岩田君を、私は今から使おうとしているんですよね……。 最近まで同級生として過ごしていた彼を、オナニーの道具として)
そんな風に考えていると言いようのない興奮が膨れ上がり、私の下腹部をズクズクと疼かせる。
チュク……クチュ……
「……ぁ」
秘所の奥から蜜が外へ垂れ出し、下品な粘液の音を室内に鳴り響かせる。
私の意思に関係なく大事な秘所が花開き、粘液を溢れだす穴を開いたり閉じたりしているせいで。
(……ちょ、ちょっと流石にこれは恥ずかしい……ですね。 すごく欲しがってるみたいで、何だか犬みたいにお預けをしている気分)
犬のようだと自分で例えたけど、事実そうかもしれない。
だって岩田君という御馳走を前に、食べるのを我慢しているのだから。
「……ここは何処だよ……それにさっきから鳴っているこの音はいったい……」
一方、当の御馳走である岩田君は、しきりに私の秘所の方を気にしている様子。
どうやら自分が見ている物が何であるのか、未だよく分かっていないみたいだ。
多分、私の秘所であるオマンコとの距離が近すぎて、気付けていないのだろう。
「な、何だよこの淡い紅色の壁は……。 それに、穴が開いたり閉じたり繰り返し動いている……。 生き物なのか? こ、これは……」
何をしているのか、岩田君は恐る恐ると正面を見たまま下がっていく。
まるで獰猛な熊などに遭遇したかのようにジリジリと。
「うぶっ! すごく生臭い匂いが充満している……。 どこか小便の臭いにも似ているし……ん? 小便……? ――あ、まさかこの壁って……」
後ずさりしていた足を止めて、静かに頭を上げていく岩田君。
空を見上げる形みたく、私のオマンコの景色からさらに上へ上へと。
そうした事により、岩田君のとる行動の一部始終を鑑賞していた私と目が合ったのだった。
見下ろしている私の目と、見上げている彼の目が。
「……あ……ぁぁ……や、やっぱりそうか……これは白鳥の。 じゃあ、俺が今いる場所は……」
見上げていた頭を下げて、また周囲を見回している岩田君。
そして、どうやら分かったようだ。
私の股の間――オマンコの前にいるって事が。
「ふふ、いつ気付くのかと黙って見ていましたけど、やっと自分が何処にいるのか分かったみたいですね。 それにしても……ふふ、ほんと哀れな姿になりましたよね。 私がただ股の間に置いただけなのに、自分がどこにいるのか把握できなくなるのって」
「あ、哀れって……」
「ほんと同情します、こんな姿になってしまって……。 まあ私からすれば同情よりも嬉しい気持ちの方が大きいのだけども。 だって、これからタローという玩具を使って愉しめるのだから」
「お、お前が……俺をこんな小さな姿にしたから……」
「はい? 何か言いましたか?」
「いや……何でもない……ぐっ……うぅ」
小さな声でブツブツと喋っていたようだけど、私が聞き返すと岩田君は俯いてしまった。
身体をプルプルと震わせて。
「私に言いたい事があるなら言ってくれてもいいんですよ?」
「な、ない……お前に言いたい事なんて……」
「ないのですか? うーん、私に文句を言ってるように聞こえたのですけど……。 別に怒ったりはしませんので言ってもいいんですよ? 特に私は気にはしませんので」
これは本心の言葉。
なぜなら彼は、女の子の性欲を満たす道具に慣れ果てたのだから。
だから、そんな可哀想な彼が何を言おうとも構いやしない。
まあ、構わないと思ってはいますが、悪口とか言われて腹が立ったその分は、私の快楽の発散として苦しめながら使うつもりにしていますけど。
「まあいいです。 私に言いたい事はなさそうなので、さっそく始めま――」
「ま、待ってくれ! 文句とかではないのだけど、俺の願いを聞いてくれ!」
「お願い事……ですか? まさか、今さら使うのは止めて欲しいとか、そういったお願いだったりしますか? もしそうなら絶対に聞きませんけど」
「ち、違う……。 使われる事はもう……覚悟はしている」
そう言って岩田君は首を振っている。
どうやら彼は使われる事自体は受け入れているようだ。
だったらお願い事とは何だろうか? 少し気になった私は、とりあえず聞いてみる事にした。
それに聞くと決めたもう一つの理由は、あの本にも書いてあったからだ。
良い主従の関係を築くのなら、奴隷の言葉を寛大な心で聞いてあげる事も大切だと。
のちにそれが恩となり、心から服従するのだと。
「良いですよ聞くだけ聞いてあげます、元クラスメイトのよしみで。 で、何ですか? お願い事って」
「な、なら頼む白鳥、俺をここから助けてくれ! 葉山と神谷が言ってたけど、あいつらは柏木と天上院にこの店から買い取ってもらって助けられたのだろ? だから白鳥も俺を買い取ってくれれば助けられるはずなんだ。 頼むよ、一生こんな所で女性の玩具にされるなんて嫌なんだ」
岩田君は早口で続けざまに話す。
彼は未だ諦めてはいないようだ。
女の子の玩具として、このお店で一生を過ごしていくのを。
「買い取ってほしいって、助かりたいから言ってるのは分かっていますけど、その意味を本当に理解してます? タローはこれから先、ずっと私にだけに使われたいって告白しているのですよ? 自分から、私のオナグッズになりたいって」
「オナグッズ……」
オナグッズという言葉に、何やらブツブツ呟いている岩田君。
「そう、もしかして私に買われたら使われなくなるとか楽観的に思ってません? 使いますよ? 私は。 もしタローを買ったとしても、自分の部屋でムラムラした時とかに。 これから先は、クラスメイトだった女の子にオナグッズにされて生きていく事になるのですよ? それでも良いんですか?」
「……そ、それでも……いい。 ここで色んな人間の女性に使われるよりかはぜったいにマシだから」
私の言葉に岩田君はコクリと頷く。
彼は本気で私に買われたいと思っているようだ。
「ふ、ふーん……そうですか。 タローはそこまで私に買われたいのですね」
私自身、叶うなら岩田君を買いたいと思っている。
クラスメイトだった男子を好きにできるのだ。 ――絶対に欲しい。
でも、そんなのは叶わない。 例え岩田君と私、お互いが求めあっていても。
何故なら彼は、エロステの特別な商品となっていくのだから。
「タロー、私もあなたを欲しいとは思っているのだけれど……」
岩田君を購入できないのだと言おうとした言葉を止める。
ふと、助けてもらえるかもしれないという希望を持たした方が良いと考えたからだ。
人間は、希望があれば “人として” 生きていけるものだから。
「まあ、いいです。 確かにタローのいう通り、葉山君と神谷君は買い取られましたね。 ですけどそれは、柏木さんと茉由さんが気に入ったからですよ。 これが欲しいと、玩具となった彼らが人間である二人に思わせたからです」
「二人に……思わせた」
「そうです。 だからタローもここから助けて欲しければ、私に思わせないと駄目ですよね? 私が家に持ち帰って使いたくなるほどの玩具だって」
さも岩田君に購入して欲しくばと話しているけど、先ほども考えていた通り現実は叶わない。
葉山君と神谷君という玩具を購入できたのは、茉由さん達お二人が特別な家柄であるためだからだ。
ゆえに無理。 いくら私が全財産をつぎ込もうが不可能。
ただでさえ他よりも若い青年の小人だ。 それだけでも莫大な商品の価値があるのだから。
もしそれ以外でこのお店から解放されるとしたら、商品としての価値がないと烙印を押される事。 そうすれば、人間に消費される物として外へはでられるだろう。 食べ物としてか、それとも “藤田君みたいな物” になってか……。
まあそんな事になってしまったら、生きてはいませんが。
「わ、わかったよ……白鳥」
「本当に分かっているのですか? それにしては話し方も気安いですし、私の名前をまだ白鳥と敬称すら付けずに呼んでるみたいですけど……。 いつまで私と対等なクラスメイトの気分でいるのですか」
「あ、そうだ……しおり様だったな……これから気を付けるよ……いや、気を付けます。 だからどうか俺をここから助けてください。 その為なら何でもしますから!」
「なんでも……ですか」
頷き、見上げたまま真剣な目をして私を見つめる岩田君。
その瞳は先ほどまでとは違い、どこか力強さがあった。
きっと彼の中でこう思っているのだろう。
――私の言う事を聞いていれば、助けてもらえると。
助けるとは一言もいってないし、約束なんてしてないのに。
まあでも、希望を持ってもらう事はできたようだ。
これで当分は心が壊れたりする事はない……はず。
「……ならこっちへきてご挨拶をしてください」
そんな岩田君に向けて指で招く。
人差し指をクニクニと曲げて、自分のオマンコの元へ来いと。
これは、私から岩田君に向けての指示。
だったら何をすればいいのか分かっているよね? という。
「え? ――あっ」
しばらく呆けていた岩田君。 だけどすぐに私がしている行為を理解したようだ。
「あ、あの挨拶をしなければならないのか……」
岩田君は挨拶に抵抗を示している様子。
だけどその気持ちは分からないでもない。
なぜなら今から彼がする挨拶というのは、私の性器に触らせてもらいますという許可を求める行為なのだから。 自らが格下となって。
しかも、許可を求める相手が元々クラスメイトだった私の性器なのだから尚更に嫌なはず。
「く……ぅぅ」
だけど岩田君は私の性器の真下まで歩き、渋々と言った感じで両ひざをつく。
そして、深く頭を下げて挨拶をするのだった。
私の女性器を賛美し、触らせていただきますというご挨拶を。
「……んぅ」
全身がブルリと身震いをする。
私がやらせたにせよ、自分の意思であの岩田君がオマンコに媚びた挨拶をしている姿を見て。
(……あ、またです。 また胸が高鳴ってる……)
岩田君を眺めていると、心臓の鼓動がトクントクンと早鐘を打つ。
それはまるで、葉山君に恋をしていた一年生の頃のよう。
しかし、この気持ちは恋ではない。 絶対に違うのだと自覚している。
これはそんな淡い感情ではなく、もっとどす黒いものだと。
始めて小人になった葉山君を使った時にも同じだった。
オシッコをしている姿をみせつけ、そして舐めさせていた――あの気持ちと。
藤田君の時にも同じ気持ちを抱いた。
ディルドに押し込んだ彼をそのまま挿入しようとした――あの時の気持ちと。
ああ、好きだった彼が陰毛の向こう側から叫ぶ姿は、どれだけ哀れだなって思った事か。
ああ、ディルドを挿入する間際の藤田君の悲鳴は、どれだけ私に罪悪感を植えつけた事か。
でもそう思えば思うほど、いやらしい気持ちになる。
……情けなくて可愛らしくて、めちゃくちゃにしたいっていう気持ちに。
そのような同じ気持ちを今、岩田君にも抱いていた。
――私のどす黒い変態的な愛情を。
「……いいですよ、私の大切な箇所に触れる許可をあげます。 さあタローこっちへ来て私のオナニーに役立ってください」
私が抱く、この名状しがたい異様な感情。
どうしようもないその感情を言葉にのせて、私はさっそく岩田君を誘うのでした。
皮を被ったお豆を指し示して。
◇
「白鳥はあれを触れって言ってるんだよな……」
土下座の姿勢を止めて頭をあげると、白鳥はここを触れとクリトリスを指差していた。
股を広げた尊大な体勢で、下々に命令するかのように。
「……ぅぁ」
目の前で白鳥のマンコが蠢いている。
ヒダを左右に開かせてヒクヒクと。
そのような開かれたヒダから見えるマンコの膣穴は、先ほどから開閉を繰り返していた。
俺を待ち望むかのように、パクパクと口を開けるみたく。
「は……ハハ……」
こうして実際に見ても、未だに信じられない。 いや信じたくない。
眼前に聳えるこのマンコが、白鳥のだなんて。
俺達は同じ年に産まれ、今まで同じ年月を生きてきた。
場所は違えど幼稚園、小学校中学校と通い、そして高校に入学して現在の二年生まで。
白鳥とは高校からの出会いになるけど、俺達は共に成長してきたんだ。
同じ教室で勉強し、文化祭や体育祭の時は協力したりして、 “平等” に青春を過ごしたりして。
(……そう、俺達は平等だったはずだ)
それがどうだ? もはや俺達は平等ではない。 誰が見ても明らか。
平等だと思っていたはずの当のクラスメイトの白鳥に、今から使われようとしているのだから。
一時の快楽を享受するため、裸になったこの身体に……オナニーの道具として。
「く……」
そんな白鳥のマンコに向けて、俺は手を伸ばしていく。
クラスメイトだった女子に快楽を与えるために……。
そうするしか……俺には選択肢はないから。
「……やるか」
さっそく俺は白鳥が望む通りにしようと動きはじめた。 左右に別れたヒダを掴んで、クリトリスまで登ろうとして。
「んっ……ぁ」
「おわぁぁぁッ!」
触った瞬間、俺がいる場――全てが揺れ動きだした。
上下に激しくグラグラと。
だがそれは一瞬の事。 僅か数秒もせずに、その揺れはおさまりをみせる。
「お、おちついたか……」
きっと俺という異物が突然触れたから、思わずビックリして身体が動いてしまったのだろう。 身体というかお尻が、ビクンッ! と痙攣するみたく。
そうこれは、なんて事はない人間の身体の反応だったのだと思う。
その証拠に、空いた手でまたヒダを触っても何も反応をみせなくなった。
相も変わらずマンコ自体はヒクついてはいるが、先ほどのように激しく揺れ動かなくなった。
一瞬で慣れたからだ。 俺が触れる感触を。
しかし何だかそれが、俺という存在を受け入れられたような気がしてならない。
白鳥のマンコが、俺という異物を快楽に使う道具として……。
「くっ……」
そんな事を考えながら、俺は剥き出しの性器を登っていく。
ギュッと歯を食いしばりながら、シワまみれのヒダを掴んで。
それから時間にして恐らく二分ぐらいだと思う。 それでもかなり疲労したが、俺はヒダのビラビラを登って、頂上付近にまで辿り着いたのだった。
「はぁはぁ……ふぅ……。 上まで登ってこれたけど……」
登った先――俺の手の届く位置に、こんもりと地面が盛り上がっている。 薄皮を被りみせた、白鳥のクリトリスが。
「近くで見るとやはりでかいな……人間のクリトリスって」
でかいと言ってるが、それは俺から見たらの話。
おそらくこれは通常のサイズだろう。
この、バスケットボールに似た大きさのクリトリスは。
なぜならこれまで俺を使った女性達の物と、対して大きさの違いがなかったからだ。
葉山のおばさんや渚という女、そしてもう一人のクラスメイトである並木 りんと。
皆がみんな、これぐらいのサイズであった。 若干の形の違いはそれぞれあったけども……。
そんなでかいクリトリスに、俺は手を伸ばしていったのだった。
クラスメイトだった白鳥 詩織という女子に、快楽を愉しんでもらうため。
………………
…………
……