(ぁぁ……また始まるんだ。 樹乃ちゃん先生のひとりえっちが……)
見るからに顔色が悪くなりだす健太。
樹乃の口から、玩具にとって地獄という始まりの言葉を告げられたため。
健太はこれまで樹乃のオナニーに使われ、経験してきたから良く知っているのだ。
玩具として使われるというのは――自慰用性具の時以上に耐えがたい責め苦を味わわされる事なのだと。
「さあ健太君、今日もお願いね?」
ディルドの律をテーブルの上に立たせて置く樹乃。 裏側が吸盤になっているために倒れる事はない。
そして樹乃は背もたれにして使っていたソファーの上にどすんと座り、唇をローターである健太の顔に密着させるのだった。
チュッ❤ チュッ❤ と、押し当てては離れる行為を繰り返して。
「ん~ちゅっ❤」
(ウグ……ウブゥ……)
これは、彼女が始める前に必ずしている行為。
大好きだと健太に伝える、樹乃の愛情表現と言っていいものだ。
まあ、それは人同士に向ける愛情ではなく、自分が気に入った玩具に向けるものであるが……。
「んっ❤ んっ❤」
いつものキスという行為をしている最中、空いた片手でスルスルと上着を捲り上げていく樹乃。
それは身に着けているブラジャーにまで手をかけ、上着と一緒に勢いよくずらしていった。
「ふぅ~♪」
むわぁっと辺りに香る樹乃の体臭。
上着を捲った事によって、内部に籠っていた汗の臭いが外に逃げていく。
(うぷっ……ぁぅぅ)
《うぶ……》
そんな汗の臭いは、どうやら健太と律の元にまで届いたようだ。
失礼にも、二人は何とも言えない表情をして顔をしかめている。
これは別に、樹乃の汗の匂いが酷いからというわけではない。
単純に樹乃の発するフェロモンの香りで、苦しそうに顔をしかめているだけである。
あまりにも甘ったるい香りであったから。
「はい、今度は健太君の番。 私のおっぱいにチュウをしましょうね~」
樹乃は口元から離した健太をゆっくりと自分の胸元の前に近づけていく。
(うぁわわぁ……ぁぁ)
健太の目の前にあるのは、丸みを帯びて盛り上がっている女のおっぱい。
その中心点である乳首のすぐ傍に、彼は手に持たれて移動させられている。
そんな目の前にあるおっぱいからは、身に着けていたブラジャーの中が相当暑かったのか、至る所から汗が噴き出していた。
――ツツッ
噴き出した一つの汗の雫が、おっぱいを伝って流れていく。 汗水の通った軌跡を作って。
そして汗の雫は乳首の先端にまで流れていき、落ちていくのであった。
……ポタンッ! と。
その様子は、あたかも果実のようだ。
太陽が差し込む下で大いに水を浴びて実った――サクランボというものに。
そのようなサクランボに似た乳首に、樹乃はローターをそっとあてがう。
突出した健太の顔の部分を……。
「は……っ……ぁ❤」
健太の顔を優しくあてがっている樹乃。
ちょんちょんと優しく触れ合うように、乳首の至る所を。
樹乃は毎回この行為をして自分の性欲を高めていた。
動く事が出来ない生徒であった男の子に、無理やり乳首にキスをさせて。
(うぷっ……ぅぅ……っ)
ああ、キスをさせられている健太の顔は酷いものだ。
伝ってくる汗――そして乳首から湧き出る汗で、顔は濡れに濡らされているのだから。
「んっ……❤」
そんな健太の顔を押し付けている指の動きが、突然と変わった。
乳首をこねくり回す動きに。
(ぁぅ……ひぅ…………)
「はっ……ぅ……ぅぅ❤」
健太の顔で乳首の先っぽを、円を描くようにグニグニと動かしている樹乃。
そうした事により、乳首はみるみる内に大きく膨らみだして硬くなる。
「んぅ……ふぅ❤」
押さえつけられていた力が和らぎ始め、健太はそっと乳首から離されていく。
そんな彼の目の前にあるのは、堂々とした姿でツンッとそそり勃った乳首。
健太の顔で見事に変形をせしめた、ビンビンに勃起した乳首である。
なんともはしたなく勃起している事か。
紅く染め上がった乳首はまだ細かく痙攣をして、大きくなろうとしている。
まるで離れてしまった健太を求めて手を伸ばすよう、縦にムクムクと。
「ハフゥ……フゥ……フゥ……❤」
かような乳首に向けて、再度またローター(健太)を近づけていく樹乃。
そして彼女は、たった一言の簡潔な言葉で命令をするのだった。
――舐めなさいと。
「は……ん……んぅ❤」
乳首を舐られる、チロチロとした舌の感触。
例えると小さな虫が乳首をコチョコチョ這い回る微小な刺激。
痒みを感じてしまうこそばゆい刺激であるが、今の熟した乳首には十分に快楽を感じられていた。
「――ゃぅん❤ んあ……ぁ❤」
舐られた箇所が良かったのかぶるっと身震いをする。
自分の生徒をオナニーの道具にしている現実が、よりいっそう樹乃を興奮させている。
「ハァ~きもちいぃ……健太君を使ってするオナニー……ん? あ、そうそう! そうだった! ねえ、聞いてよ健太君」
快楽を堪能していた樹乃は、突然何かを思い出したかのように健太に喋りかける。
言葉は話せず、会話なんて出来ない事は分かっているのに。
「ねえ聞いて、健太君やこの玩具を買ったエロステというお店でね、柏木さんに会ったんだよ。 よりにもよってまさかあんな場所で会っちゃうなんて……うぅ……」
恥ずかしそうに樹乃は話している。
知らなかったのだ。 明日香もエロステの特別な施設に通っていた事を。
「聞いたら、柏木さんだけじゃなく天上院さん達も良くお店に来てるみたいなの。 ――それでね? びっくりすると思うけど……」
樹乃は玩具売り場での明日香との会話を健太に聞かせる。
小人となった真一を明日香が飼っている事。 茉由が優斗を飼っている事。 そして、速人や正司の話を。
「校長先生が私に相談もなく、あの子達は留学する事になったって言ってたから変だと思ってたの……。 でもそうじゃなく、柏木さん達の家の力でそういう事にさせられていたんだね。 それにまさか、葉山君と神谷君もちょっと前までこのお店で働いていたんだって全然知らなかったよ……」
知らないのも当然。 樹乃はこれまで自慰用性具を使った事がなく、玩具売り場にしか出入りをしてこなかったので。
人を小さくしただけの物を使うのは、どうしても気が引けてしまって使えなかったからだ。
性玩具に埋め込んだ物なら平気で使えるというのに……。
「藤田君や岩田君も小さくなってるって言ってたし……私、驚いちゃった。 でね? 先生の方もローターの健太君を買った話をしたらね、柏木さんが健太君達、みんなを揃えて会わせませんか? だって。 聞いたら葉山君や岩田君が特に健太君の事を心配してるらしくって。 だから今度みんなに会いにいって、今の健太君の姿を見てもらおうか。 立派な性玩具になって先生に使われてるよって言いにいこ? あふふっ❤」
(ほ、本当に皆と会えるの⁉ 僕っ!)
樹乃から完全に性玩具としての物言いをされているというに、健太は喜んでいた。
皆が生きて無事である事。 また、もう一生会えないと思っていた友達に会わせてもらえると、樹乃の口からはっきりと言われたので。
(速人と正司達にもう少しで会えるんだ……うぅぅ…………)
その言葉がどれだけ健太にとって救いであるか。
樹乃に買われてからこれまでずっと、誰にも知られる事もなく一人ぼっちで彼女のオナニーに使われてきたのだから。
(やった……やったよぉ……へっ⁉ ――ぃ”ぁ”ぁ”ぁ”)
そんな喜んでいた健太であったが、彼は……突然と激しく震えだしたのだった。
ローター(健太)に付属していたバイブレーションというリモコンのボタンを、樹乃が押したせいで。
「おっぱいはもういいから、次は私のクリちゃんをお願いね? 健太君❤」
(あ”ががががッ!)
座って閉じていた両脚を開きみせる樹乃。 スカートを捲り上げ、純白なパンツをはしたなく露出させて。
そして露出させた純白のパンツに向けて、樹乃はさっそくローターをあてがったのだった。
「――あっ❤ やぁん❤」
ビクンッ! と大きく跳ねる身体。
ローターをクリトリスに押し付けた瞬間の刺激に、思わず身体が反応してしまったのだろう。
快感による一瞬だけの刺激。 すぐにその快感にも慣れた樹乃は、今ではローターを器用に動かしクリトリスをなぞっていた。
パンツの中で膨張していくクリトリスを、健太の顔にくっつけ、円を描く動きで。
「ん……はぁ❤ はぅぅッ……❤ んっ❤」
純白のパンツの股間部から浮き出てきたシミ。
愛液によるシミはジワジワと股間の中心部から広がりはじめ、綺麗だったパンツを汚していく。
(うぅぅぅ……くるし……い……)
かような愛液によるシミはジワジワと尚も進み、とうとうローターを押し当てているクリトリスにまで浸食してしまった。
ゆえに健太の顔は樹乃の愛液がベッタリと付着してしまっている。
「あ……あっ❤ きもちぃ……健太君きもちいいよぉ❤」
パンツからジワッと湧き出る大量の愛液で溺れている健太をマンコに押し付け、グニグニとこねくり回している樹乃。
どれだけ健太が苦しんでいようが、樹乃はいっさいの手加減をしない。
健太という存在は、樹乃からすればこのように使う玩具であるため。
だからか、樹乃の表情は快味(かいみ)に歪み、快楽に没頭していたのだった。
口元に涎まで垂らし、とてもだらしのない姿をさらして。
(え、えぐい……)
そのような快楽に没頭している巨人の様を、律はテーブルの上で見せられていた。
教え子だと言っていた少年をマンコに押し付け、オナニーをしている姿を。
(そ、そうだ……あの少年は教え子だ……。 ――なのに、どうして平気で使えるんだよ! あ、あんな姿をして……)
樹乃の姿は誰がみても品のない姿をしている。
上着とブラジャーを捲っているためおっぱいは外に露出し、そして股を大胆に広げ、スカートからパンツを丸出しにした姿を。
(あの少年があまりにも不憫だ……可哀想すぎる……。 学校の先生だった人にあんな風に使われて……)
広げた股の中心点である女性器に、ローターとして執拗に擦りつけられている健太。
クニクニ……クニクニと、柔らかそうなマン肉に埋もれさせて。
ヌチャ……❤ クチィ……❤ グチュゥ……❤
樹乃のマンコの至る所に指先で器用に動かされているローターは、マン汁でべったりだ。
ローターを持つ指が少し離されたとしても、マンコからの粘着性のある糸を引いて繋がり――離れやしない。
テーブルの上から見るこの光景に、彼女はどこまでも少年を解放する気がないように思えていた。
死ぬまでずっと、こうやって使われ続けていくのだと。
(いや、もしかすると玩具となったあの少年は、ローターとして機能している限り、死んでもずっと使われ続けているのかもしれないな……。 それは俺も同じな事で……)
最悪な想像をしてしまった律は、歯をガチガチと鳴らす。
自分の先を考え、恐ろしくなってしまって……。
「フゥ……フゥ……ンフゥ~❤」
一方、バイブレーションとして動いていた健太の震えが、樹乃がリモコンのボタンを押した事によって見るからに変化していた。
先ほどまでの区切りのなかった震動とは違い、断続的な力強い震動に。
「ッハァ……❤ ハァ……❤ ハァ……❤ んぅ❤」
いつの間にか樹乃の呼吸は荒くなっていた。
見れば腰を前に突き出し、マンコにローターをあてがった何とも言えない恰好をしている。 瞳は夢見心地なように蕩けさせ、涙で潤ませて。
また、口元は若干半開きで、その中から熱い吐息や喘ぎ声などを出している。
これまでとまた次元が違う樹乃が織りなす下品すぎる姿に、律は嫌でも察してしまう。
この女は、自分の生徒だった少年を使って、絶頂を迎えようとしているのだと。
「……あっ❤ あっ❤ だ、だめっ……❤」
切羽詰まった声の後、樹乃は大きく目を見開けて、腰を小刻みに震わせ浮かせていく。
ソファーに座りながら両足のつま先をピンッと床につけて。
「――ひんうぅぅッ❤」
どうやら律の考えていたその通りに、絶頂を迎えたようだ。
何度も浮かせた腰を跳ねさせて盛大に。
「んあっ❤ んくっ❤ あ……っ……あ❤」
ガクガクと痙攣している腰。 大きく跳ねさせるように何度も。
しかしそれは次第におさまっていき、力が抜けたようにソファーの上に落ちてくるのだった。
――全体重を乗せて
「ふぅ……❤ ふぅ……❤ んっ……ふぅ……❤」
顔を天井に向けてグッタリと脱力している樹乃。
両脚は開いたそのままに、腕をだらんとソファーに預けて。
そのような状態のまま、ビクンッ! ビクンッ! とたまに身体を痙攣させている。
これは絶頂した後の余韻がまだ残って、そうなっているのだろう。
(な、なんだよ……これ……)
律は壮絶すぎる光景に心の底から驚いていた。
快楽に狂った人間の醜さを目の前にして。
欲というエネルギーは、これほどのものなのかとまざまざと実感して……。
「ハァ……ハァ……――ッふぅ~! あー気持ち良かった❤ 最高に良いローターだったよ健太君。 これからも先生がオナニーをする時は使ってあげるからね? あふふっ❤」
しばらくして余韻がおさまり落ち着いたのか、樹乃は姿勢を正して使用していたローターをテーブルの上に置く。 ずっと震えっぱなしだったバイブレーションの機能を止めて。
(あ……ぁぁ……ぅぅぅ…………)
コトリと律の前に置かれた健太。
久々に対面できた健太の顔は、ぐっちょりと愛液に濡れ、白目を剥いて泡までをも吹いていた。
(う、うわぁ……ぁぁ)
律はこれほどのものなのかと思い知る。
人間の性欲に使われた後の玩具の悲惨な在り様に。
そして、こうも思う。
――同じ玩具である自分も、同じ目に遭わされるのだと。
「あふふっ♪ さ・て・と❤」
最悪な事に、律が思うその通りに現実は進んでいく。