「ねえ真一?」
「――えっ⁉ な、なんだ?」
明日香の呼び声で正気に戻る。
どうやら俺は明日香の色香にあてられて、呆けていたみたいだ。
「ん?」
そのような様子に、明日香は不思議そうにしている。
どれだけ妖しい色香を醸し出しているのか、明日香自身が気付いていないため。
「まあいいや。 あのさ、もし真一がずっと人間のままで今も学校に通っていたら、私達って付き合っていたのかな?」
「いや、明日香は和哉と付き合ってたからないだろ……」
「ううん、あいつは抜きにして例えばの話。 ねえどう? 告白とかしてくれてた?」
明日香が言ってるのはもしもの話。 正直に言えば、おそらく告白はしていなかっただろう。
俺の中ではどうしても和哉の姿がよぎり、そして明日香が本当に好きな人は神谷だと気付いていたからだ。
だから告白しても振られるのが目に見えているため、しないはずだ。
しかし、こんな馬鹿正直な言葉は今の明日香は望んでいないはず。
そんな空気がひしひしと感じる。
なので俺は、夢想していた嘘の答えを好きな人に伝えた。
「してたよ、明日香に告白を……」
「ふ、ふ~ん、そうなんだ♪ 私も告白されていたら真一と付き合っていたかも」
「そうか、うん……うれしいよ」
とは言うが、これは明日香の方も付き合ってはいなかっただろう。
今でこそ仲良く一緒に生活をしているが、それは俺が小動物よりも小さく明日香に飼われているから。
人間だった頃はここまで親密にはなっていなかったので、明日香は絶対に俺の告白を断っていたはずだろう。
「じゃあ付き合ってたら、私達ってえっちな事をしてたんだろうね。 真一の本物のおちんちんをこうやって私に触らせたり、舐めさせたりしてさ」
ディルドをいやらしく触りながら、鼻を近づけてスンスンと吸いだす明日香。
それから舌先を出し、チロチロと舐め始めていく。 視線は俺を捉えたままに。
「お、おい……明日香……」
室内に卑猥な水音が木霊する。
たっぷりと唾液をつけた舌でディルドを舐る音が。
そんな行為と音で、触ってもいないのに自分の股間がムクムクと勃起していく。
……まるで、本当に自分のを舐められている気分になってしまって。
「ん……レロ……レロ……。 真一、気持ち良いの? ならもっとしてあげる……んちゅ❤」
俺が勃起している状態に察したのか、明日香の方も俺のを舐めているみたいに振る舞ってくる。
下部である根本から唾液をつけた舌を這わし、先端部である鬼頭に吸い付くキスをしたりして。
「ぷハァ……❤ ふふ……真一のって血管とかすごい浮き出てるからすっごく狂暴的~♪ んレロ……❤」
舌を長く伸ばして、もう一度根本から舐り上げる明日香。
愛おしそうに擦ったりしながら、ピチャピチャ音を出して。
「ハァハァ……うわぁ……真一すごい勃ってる。 見てるだけで感じちゃってるの?」
「うっ……し、仕方ないだろ。 明日香がそんな風に舐めるから」
「アハハ♪ そっか。 じゃあ今度はもっとえっちな事をしよっか」
「……え?」
ディルドを舐めていた顔が突然と上昇していく。
明日香は四つん這いに、膝立ちの体勢になったため。
それから彼女は、赤ちゃんがハイハイする形で移動しだした。
「おわァァッ!」
と、大きな地響きを上げながら。
「うぐぅあァァッ!」
だけどそれは一瞬の出来事。 身に迫る命の危険を感じ、怖くて目を瞑っていた間に、明日香が膝で移動する地響きは鳴り止んでいたのだった。
「う……うぅ……止まった?」
すっかり地響きは鳴り止んだために、現状を把握しようと辺りを見回す。
すると、自分を覆う大きな影が出来ている事に気付いた。
「……な、なんだこの影は……」
恐る恐る天を仰ぐと、そこには大きなお腹や陰毛で茂みを作った下腹部の空が出来上がっていた。
――そう、俺の頭上一面には、明日香の身体で埋め尽くされていたのだ。
彼女が俺やディルドを四つん這いで跨いでいるため。
「真一、いくよ? みてて」
「……え? は?」
頭上を見ていた俺は、後ろから声のする方に振り返ると、明日香がこちらを見ていた。
重力によって垂れ下がった山のようなおっぱいの谷間の先から、俺をジッと。
「ほら、真一のおちんちんを今から入れるから……みてて」
「あ……わ、わかった……」
俺に見せつけるように、明日香の腰が落ちていく。
床に立たせたディルドを目掛けて、ゆっくり……ゆっくりと。
「あっ❤」
ディルドの先端部に落ちてきたマンコが、目の前で裂け開いていく。
卑猥な音と共に花開いて。
「ん……フゥ……」
すっかりとディルドの先端を咥えこんでしまったマンコ。
左右に分かれたヒダはピッタリとディルドにくっついている。
逃さないように纏わりついて……。
「ふっ……くぅ……きっつ……」
それから更に腰を落とし出した明日香は、ディルドを奥深くまで呑み込んでいくのだった。
挿入して早々に、下品な声を出した明日香の腰がブルリと痙攣をする。
ディルドを咥えたまま、お尻や太ももの脂肪をブルブルと揺らしに揺らして。
きっとイッたのだ。
挿入しただけで明日香は……。
だって背後にある見上げた明日香の顔は、焦点のあってない目をして口をギュッと結んだ――強い快感を耐えている表情をしていたのだから。
呼吸を止めていたのか、辛そうに息をしている明日香。
息を大きく吐いたその分、吸ったりを繰り返して。
そうしていたおかげか、段々と彼女の呼吸は落ち着きはじめていく。
挿入してイッた余韻がおさまり、正常な呼吸へと。
「ッふぅ……真一のって他の玩具と違うよね。 気持ち良くってビックリしちゃったよ」
「そ、そうなのか?」
「うん、私達って愛称が良かったのかも」
好きな人に愛称が良いと言われて素直に嬉しかった。
言われて喜ばない男はいるわけがない。
例えそれが玩具に向けた言葉であっても、これは自分のを模して作られた玩具であるからだ。
「じゃあ動いていくからね、真一」
「……へ? あ……ああ、わかった」
明日香はわざわざ俺に許可をとってくる。
まあ、きっと彼女はこうして気分を盛り上げているのだろう。
さも、俺とこの行為をしているみたく接して。
その事を察した俺は、すぐに返事をしたのだった。
足裏をピッタリと床につけ、ガニ股というのか脚をM字に開脚している明日香。
他人様に見せられないはしたない姿を晒して、彼女は腰を落としたり、持ち上げたりしている。
マンコとディルドの結合部から鳴る卑猥な音の他に、まったくそれとは違う別種の音が鳴っていた。
「なんだ……?」
この音はピストンをしている反対側――つまりは、自分の後方から聞こえてくる。
気になった俺は、音がなる方へと恐る恐る振り向いていくのだが、
「――うおッ⁉」
するとそこには、その音の正体となる二つの双山が飛び跳ねていたのだった。
左右二つのおっぱいが激しくぶつかり合い、物凄い音を打ち鳴らして。
「す、すっごいな……やっぱ…………」
明日香は四つん這いで床に両手をついた恰好だ。
そんな姿のまま、上下に腰を揺らす運動を繰り返している。
だからか、下腹部辺りの真下の位置にいる俺からは、凄まじい光景を見せられていた。
腰を落とすピストンによって、縦横無尽に動き回るおっぱいの光景を。
馬鹿みたいではあるが、その光景はまるで二つのおっぱいが拍手をしているみたいだった。
二つのおっぱいをぼんやりと眺めていたら、俺の後方からまた別種の音がしだす。
見ると、深く挿入しながら明日香は円を描くように腰を動かしていた。
いやらしい腰つきで、グニグニと……。
「……うわぁ」
ディルドを咥えながら動くその光景に、正直に言って助かったと思う。 入れられなくて本当に良かったと。
何故なら明日香のその行為によって、ディルドの根本がありえないぐらい曲がってしまっていたのだから。
ギチギチと悲鳴みたいな音を出して……。
「ハハ……入れられていたら今頃は……身体を押しつぶされたりして、ただじゃ済まなかったろうな」
俺の考えは当たっていると思う。 何度もディルドに入れられて経験をしてきたから。
きっと今の膣内の中は、ディルドをギュッと絞めつけて、物凄い力で押しつぶさんとしている事だろう。
それからしばらくして、円を描く動きをしていた腰はまた変化をしだしたのだった。
――腰をディルドに叩きつける動きに。
「揺れが……う……く……ぐぅ!」
明日香の力強い上下運動によって、地震のような揺れは立っていられないほどの激しさを増す。
「ぐあッ! くっ……あ、明日香ぁ」
堪らず片膝をついて見上げると、そこには明日香のマンコが尚も上下運動を繰り返していた。
マンコとディルドの結合部から、ビチャビチャとマン汁を迸(ほとばし)らせて。
気持ち良さそうな声。 快感を精一杯耐えている甘声。
腰を振る速度や声を聞くに、絶頂はもうすぐそこまできているのかもしれない――と、そう思った時だった。
「――へっ⁉ オワァァッ!」
いきなり身体に感じる浮遊感。 気が付けば俺は、明日香の手に持たれて下腹部の位置から移動させられていた。
ペッタリと床に頬をのせた――明日香の顔の前に。
「ぐっ……動けない……。 お、おい明日香、放してくれ」
彼女の左手の指に掴まれているせいで動けない。 手足をバタバタと暴れさせるが、指を一向に放してくれない。
明日香はそんな暴れる俺の様子を眺めているだけで、ただ気持ちよさそうに喘いでいる。
「ぐっ……! も、もしかして俺はオカズにされているのか?」
多分だが、この考えは間違ってはいないと思う。
俺を見ながらしている気分を味わって、明日香はオナニーをしているのだろう。
何故なら俺を目に捉えたまま、決して視線は逸らしはしないから。
喘ぎ、甘い吐息を俺に浴びせて、ペッタンペッタンと餅つきのように腰を振り続けているから。
その言葉を合図に、見るからに変化した腰の振る速度。
先ほどよりも断然早く、ズコズコと上下運動をしている。
「……な、なんて顔をしてるんだよ……」
早めた腰の動きに、明日香の表情はみるみると緩んでいく。
快楽に蕩けきった表情に。
何もかもが異常な空間。
それにあてられたのか、俺のアソコははち切れんばかりに勃起をしたまま跳ねだしている。
ビクンビクンと、明日香の腰の運動に合わせて……。
「あ、あぁ分かったよ」
切羽詰まった声。 本当に絶頂が近いのだろう。
だからか、俺の返事を聞いた明日香は、一段と力強く腰を突き刺したのだった。
ディルドの先端が子宮にぶつかるほどの……奥深くに。
力強く突き刺したその恰好のままで、プルプルと痙攣している腰。
明日香は気持ちの良い強い絶頂を迎える事ができ、下品な声をあげて脱力をする。
床に突っ伏して肩で息をしている明日香。
時折身体をビクンッと痙攣させて、絶頂した余韻が落ち着くのを待っている。
「ん……くはぁ……はぁ……はぁ……」
同じく真一の方も彼女の指に摘まれた状態で、肩で息をしていた。
奇しくも明日香が絶頂を迎えたと同時に、彼も達していたからだ。
「ど、どうして……」
射精してしまった事に、どうしようもなく情けなく感じてしまってショックを受けている真一。
明日香のオナニーをしている姿を見ていただけで、出してしまった事が情けなすぎて……。
「ふぅ……ふぅ……ん? え⁉ ちょっと待って、もしかして真一もイッたの? あ、ちょっ! 白いの床に溢してるし! もう、じっとしてて」
余韻がおさまり、真一が射精していた事に気付いた明日香。
なのに怒る事も、呆れる事もなく、仕方ないなといった素振りで自分の口を近づけて舐るのだった。
優しく真一の全身を舐り、愛おしそうにキスを落としたりして。
これは、今の明日香と真一だけの日常の一コマ。
これから先も色々と形を変えて、二人の愛のあるこの行為は続いていくだろう。
明日香の “淫欲” の解消のために、真一の “愛” をオカズにして発散する日常が。
ちなみに、宿題の事をすっかり忘れた二人は、家に帰ってきた秋実に仲良く叱られたのであった……。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
明日香と真一の今を書きました。
思えばエロステで最初に出会った頃に比べれば、真一に対する明日香の扱いは大分柔らかくなったものです。
部活終わりの足を無理やり舐めさせて、オナニーしておりましたし('ω')