「わぁ! すごいよ! 景色が綺麗」
「ええ、なんて開放的なんでしょう。 素敵すぎます……」
入口に入ると、彼女たちの視界には屋外に作られた温泉の景色が広がっていた。
あまりの開放的な光景に、りんと詩織は感動しているみたいだ。
「……まじですごいんだけど……。 こんな景色の中であたしらは温泉を堪能できるわけ? いやどうしよう……めっちゃ気分が上がってきた♪」
「うん、先生も……」
それは二人だけじゃなく桜や樹乃も。
なにせ、この温泉には普通とは違って特別感もあるのだ。
ここは隠された秘湯であり、一般では決して使用できない場所。
エロステの会員である選ばれた人間にしか活用できない施設であるため。
ゆえに綺麗な景色と合わさって、彼女たちの気分を盛り上げていたのだった。
この温泉は一般人には絶対に経験できない場所。 そこで自分達は堪能できるのだという特別に――愉悦を感じて。
「んじゃあ、かけ湯をしてから温泉に入ろうか」
「うん……えっとこの小人も汚れを流した方がいいのかな?」
「あー別にいいんじゃない? 私らが洗わなくても旅館の方で綺麗にしてあると思うし。 持ってるのも邪魔だろうからそのままもう温泉の中で泳がせといたら?」
「うん、そうする」
明日香の言葉に茉由は持っていた籠をくるりとひっくり返してしまう。
そうした行為に、ポチャポチャと湯舟の中に落ちていく男達。
籠の中でしがみ付いて耐えている者もいたが、その者も結局は湯船の中へと落ちていく。 茉由が籠をブンブンと上下に振ってもいるから、耐えられるはずもなく……。
「ガボッ‼」
「ゴブッ‼」
茉由のお腹辺りからではあるが、彼らからすれば十分に高所。
ゆえに落とされ、湯面に叩きつけられた男達の身体には尋常じゃない痛みが走っている。
腹や背中、はたまた顔にまでにも耐えがたい激痛が。
「ゴボボッ…………」
そのような痛みの中、彼らは必死になって上へ目指して泳いでいた。
沈んでしまった湯の中から外へと空気を求めて。
いくら長時間息を止めていられる彼らであっても、苦しいのには代わりはないのだ。
なので少しでも呼吸をしたくて。
……だけど、
「ウブッ⁉」
まるで男達に呼吸はさせまいと、激しい急流が起き始めるのだった。
彼女たちはかけ湯をしようと湯舟の淵の前にそれぞれ両膝や片膝をついて座り、彼らが沈んでいる湯の中へ桶を挿し入れて、汲んだ湯を浴びはじめたため。
「んぁっ……あっつ!」
「急に湯を浴びると、冷えた身体には堪えるね……」
「ええ、ですがこれがまた良いんですよ。 ……んっ」
水中であっても爆発音が鳴り、湯の中に一軒家よりも大きな桶が挿し込まれる。
かような桶は湯を掬うために上へと目指してゆっくりと移動していくのだが、しかしその桶が移動する軌跡に沿って、とてつもなく恐ろしい急流を生み出してしまう。
男達がどれだけ身体を鍛えても、どれだけ訓練も受けていても、易々と流れに呑まれてしまうほどの――どうする事も出来ない力を。
『ゴボボォッ!』
『ゴブブッ!』
急流に呑まれ、ただただ湯の中で流れされている男達。
だというのに、次から次へと問答無用に桶が挿し込まれてくる。
もはや、一種の渦が出来上がっているほどだ。
六人の巨大な娘が、一斉に湯を掬うものだから。
『ウブッ⁉ ウボォォアァッ‼』
そんな湯の中に挿し込まれた桶の中に、運悪く吸い込まれていってしまう何人かの男。
そしてその桶は、男を入れたままゆるやかに上昇していくのであった。
「ふぅ……ん? え、何?」
奇妙な感触に驚いて声を上げる。
流した湯と一緒に、私の身体に何かがポトポトと落ちてきたから。
「どうしたん? 茉由」
「う、うん、お湯と一緒に何か硬い物も一緒に落ちてきたからビックリしちゃったんだけど、何だったんだろう?」
「硬い物って、それってそこに落ちてる小人じゃないの?」
「へ? 小人?」
明日香に言われて見てみると、ちょうど私の閉じた股の間に三匹の小人が転がっていた。
お湯を飲み込んだのか、若干湯が溜まっている陰毛の中で苦しそうにゴホゴホと咳をしたりして。
「あはは、茉由ってば温泉と一緒に小人を汲んで身体を流してたんだ。 小人のかけ湯じゃん」
「もう、なに? 小人のかけ湯って……。 そうして私の事を言ってるけど、明日香だって小人のかけ湯をしてるよ? ほら、そこ」
「いやいや、私はそんなのしてない――うわっ! ほんとうだ」
指摘した場所には、一匹の小人が明日香のおっぱいの谷間に挟まっていた。
自力で抜け出せないのか、頭を谷間の外に出して。
「何でこんな所にいるん? え? え? いつから? 気付かなかった……」
谷間に挟まれながら俯いて、ぐったりしている男。
この男は明日香が一番初めにかけ湯をした時から、一緒に流されて谷間に挟まっていた。
だというのに気付かれる様子もなく、谷間の中で彼女が身体を流す行為に見舞われていたのだ。
明日香が桶に汲んだ温泉のお湯が、滝以上に力強い暴水流となって、一気に上空から降らされて。
ゆえに男は谷間に挟まれながら俯いて意識を失っていた。
上空から降ってくる水流に首の骨が折られてしまって……。
しかし彼は最悪にもすぐに意識を取り戻す事になる。
「なに勝手に人の胸の中で寝てるん……こいつ」
自分の谷間に挟まった男の頭を摘んで引っこ抜き、物みたく雑に湯の中に放り投げた――その衝撃で。
『グプッ……ゥヴゥ……ゥゥ……』
この男にとってはここからが地獄だ……。
何せ再生力が高くこれぐらいでは死ねないため、湯の中に沈みながら首の骨が再生するのを待っているしかないのだから。
意識だけをはっきりとさせ、痛みや呼吸ができない苦しみに耐えながら治るまでずっと……。
その間、この男にとってはたいそう長い時間であろう。 例え数十秒であろうと、何十分とも思えるぐらい。
人の脳は、苦痛に対しては長く感じてしまうゆえ……。
『うあぁ……ぁぁ』
『え、えぐい……』
意識を失った男が湯の中に放り投げられた一部始終を見ていた三人の男。
自分達では脅威となる娘の何気ない行為に戦々恐々となって。
「ん……ん?」
そんな男達が恐怖に身じろぐ小さな感触。 自分も放り投げられたくないのか、思わず陰毛を掴んだ刺激に、茉由は明日香に向けていた意識を男達にあらためて向けてしまうのだった。
「ちょ、ちょっと……そんな所であまり動かないで」
陰毛の中で小人がコチョコチョ動くので、私はくすぐったくなって閉じた両股をモジモジと動かす。
小さなお手てで一本の陰毛を掴まれる感触すらも、小さな痒みとして感じてしまって。
「ん? 何してんのだろうこいつら。 三匹ともがっちり陰毛に掴まったりなんかして」
「うん……温泉の中に放りたいから離してほしんだけど」
「案外、茉由の股の中を気に入ってるかもね。 茉由のふわふわした陰毛が良いクッションだと思われてんじゃない?」
「や、やめてよ……人の大切な場所をクッション代わりにするの……」
ジト目で見下ろすと、股の間にいる小人は「ひぃッ!」という小さな悲鳴を上げて、私を見上げていた。
まったく掴んだ私の陰毛を手から離そうとはせず。
「アハハ♪ 冗談で言ったつもりだったけど本当に気に入られてるし。 なんかこうしてみてるとさ、こいつら自ら茉由の陰毛のアクセサリーになりたがってるように見える」
「なりたがってるって……はぁ……そんなに気にいったのならそこで私のアクセサリーになってたらいいよ。 考えたら、わざわざ小人を掴んで温泉に投げ入れる必要もないし」
そう、別に小人を温泉の中に戻す必要はない。
だってそんな事をしなくても、私はこのまま温泉の中に入ればいいのだから。
「……んっしょ」
だから私は股の間にいる小人を気にする事なく、その場で立ち上がったのだった。
私の陰毛に男性だった人をくっつけて。
『おわぁぁぁッ‼』
『ヒイィィッ‼』
グッと体内の臓器が沈み込むような、とてつもない重力という付加が男達にかかる。 股の間にいる三人の周りの景色は、グングンと上昇していっている。
茉由が立ち上がったために……。
『ぐっ……うあ……ぁ』
今や彼らは信じられない高さまで上昇してしまった。 軽く温泉の湯舟が一望できるぐらいにまで。
茉由の股――股間部の高さであるが、彼らからすればどのタワーよりも高所である。
そんな高所で、三人は必死に陰毛を両手で掴んで落ちまいと耐えていた。 いや、耐えざる負えなかった。
『うぐぐ……うぅ……』
『な、なんて高さだよ……』
『ぃやだ……たすけて…………』
何せ娘の股の高さからであっても、落ちたらどういった痛みを味わう事になるのかを知ってるから。
普通なら即死する高所であっても、死ねない彼らからすれば苦痛として散々と味わう事を。
ゆえに必死に陰毛を掴んで耐えていたのだった。
湯の中に投げられる痛みを既に味わっているから。
人間の女の股から落下する痛みを既に味わっているから。
『うわ……ぁぁ……』
絶対に落ちまいと力を振り絞って陰毛を掴んで耐えている男達。
だけども不幸にも、歩行をしようと茉由が動きだしてしまうのだった。
小さな彼らを陰毛につけたまま……。
『う、動きだしたッ! みんな衝撃に耐えろ』
『分かってるッ! うぅぅぉぉ……』
男達の遥か下方には、太ももから連なる娘の左足が持ち上がる。
それはある一定の高さまで上昇し、そして――
爆発音に似た音を奏でて、娘の足は温泉の中に着地をしたのだった。
『ひいいぃぁぁぁッ!』
着地した左脚の太ももの脂肪は踊りに踊っている。 如何に柔らかいのか、触らなくても見ただけでわかるぐらい並々と……。
『うぅ……くぅぅ……ぅぅ……』
そのような太ももの脂肪の動きを陰毛に掴まったまま眺めていた男達。
彼らは茉由がたった一歩を歩いた衝撃だけで限界だった。
激しく揺れ動く巨体の震動に、手だけの力で陰毛を掴んで耐えていたので。
ましてや陰毛は茉由が浴びた湯で濡れており、滑りやすくもなっていて。
――そんな彼らに、更なる追い打ちがかかる。
『おいおい……うそだろ……』
『だ、だめだ……もう…………』
「おれ……も……』
息つく間もなく続けざまにもう片方の足が持ち上がっていく。 それは先ほどと同じく。
――そして、
凄まじい轟音と飛沫を上げて、湯面の中に着地したのだった。
『おわぁぁぁッ!』
『ギャアァァッ!』
『ヒイィィァァッ!』
人間のたった一歩の歩行に耐えきれずに、湯へとパラパラ落ちていく男達。
陰毛のアクセサリーにすらなれず……無様に。
そんな彼らが湯に落ち行く間際にみた光景。
それは、まったくこちらを見向きもしていない下から覗いた茉由の顔であった。
悲鳴をあげていたというのに、どこまでもどこまでも……心配という情のかけらすらない……。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
旅館の洗浄小人としてみっちり鍛えられた男達。
ここまで屈強な身体にまで鍛えたのは、女将の柊や中居さんだったりします。
彼女らも毎日と温泉に入っておりますので('ω')