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夜空さくら from fanbox
夜空さくら

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ラバーフェイスの裏側 おわり

■ 全身ラバーに包まれて仕事が出来る素敵な店員募集に応募した主人公は、ラバーフェイスの特別なラバースーツに魅入られてしまいます。これは、そんな彼女のお仕事記録です。

■ 今回で『ラバーフェイスの裏側』のお話は終わりです。こんなお店があったら行ってみたいですよねぇ……ーw-ウム

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 自分の体に触れさせていたバイブとローターが振動し始める。

(う……ッ!♡)

 体の中から振動が私を突き上げて来て、開きっぱなしになっている口にも思わず力が入る。

 幸いというべきか、私の口の中も彼のものもラバーに覆われているため、痛みは生じなかったはずだ。

 それでもあまり歯を立ててはいい気分にはなれないだろう。

 私は努めて顎から力を抜く。

 けれど、そうすると股間を突き上げて来ている振動に耐えることが難しくなる。

(ふぐっ……! く、うぅ……!)

 自然と体が痙攣してしまう。板挟みになった状態で体が疼いている。

 そんな私の反応をどう見たのか、男の人が私の頭を鷲掴みにしてきた。

 反射的に体を引きかけていた私の頭を、自分の股間に押し付けて固定する。

(んぐっ! ぐ、うぅ……っ!)

 ペニスの先端が私の喉奥を押してくる。

 確保されていた気道がそれによって塞がれ、息が出来なくなった。

 息が出来ないのは純粋に苦しい。けれど、その苦しみを塗り潰す勢いで強い快感が私の股間から発生していた。

(あぅ……っ! は、ぅ……っ! ぐぅうっ……!)

 視界が異様に明滅する。かなりまずい感じがした。

 それでも、私は道具を引き抜いたり離したりせず、自分の股間を刺激し続ける。

 そうすることが当然というように。

 私はすっかり快感の虜になっていて、呼吸が出来ない苦しみもだんだん気持ちよく感じてしまっていた。

(うぅ……こんな、性癖、ないはず、なのにぃ……っ♡)

 気持ちよく感じてしまっていることは、否定しようのない事実だった。

 体が勝手に今の状況に順応して、快感を得られるようになってしまっている。

 そんな自分の体の状態に振り回されつつ、私は男の人を射精させるべく、必死に口内を動かす。

 早く射精してある程度萎ませてくれないと、本当に窒息してしまう。

(んっ……ッ、んぅっ、ふ、ぐぅっ……!)

 ラバーに包まれた彼のペニスは、とても逞しく勃起して、存在感を増している。

 こっちの刺激に全く無反応なわけではなく、こっちが強く刺激を加えると、それに反応してビクンと震えていた。

 ただ、その結果こっちの喉奥をさらに強く刺激してくることにもなり――私は気持ちいいやら苦しいやらで大変だった。

「フーっ……! フーっ……!」

 唯一の呼吸穴から、勢いよく空気が出入りしているのがわかる。

 それが向こうにまで聞こえているかどうかはわからなかったけれど、少なくとも私には体を通して情けない音が聞こえていた。

(ふぐっ……! も、もう、だめっ……っ)

 意識が混濁し始めていた。

 道具を持っている手からも力が抜けそうになり、慌てて力を込める。

 その際、余計に強く股間にバイブとローターを押し付けてしまって、腰が抜けそうなレベルの快感が下半身で爆発する。

 膣に自然と力が入って、咥え込んでいるバイブを強く締め付けてしまう。

 バイブの振動を止める勢いで締め付けてしまったけれど、それはそれだけ密着してしまったということ。

 小刻みな振動が余計に体の中で響き合うことになって、私はすごく気持ちいい絶頂を迎えてしまう。

「~~~~~っっっ!!!♡♡♡」

 ガクガクと腰が震えて、口の中にも力が入る。

 舌を強く擦り付け、口の中全体で挿入されているものをギュッと締め付けた。

 すると向こうもすでに限界だったのか、私の口の中でペニスが脈打ち、その先端から勢いよく液体が噴き出すのを感じる。

 もちろんお互いラバーに覆われているから、その味や臭いは私には伝わってこない。

 ただ、想像以上にその精液が噴き出す勢いは強くて、喉奥に押し付けられているものの感触がより強くなった。

(うっ……!)

 喉奥を突かれて、苦しみがさらに増す。嘔吐しなかったのは運がよかった。

 半ば白目を剥いて私が悶えていると、その人がようやく腰を引いてくれた。

 ズルズルと私の口の中から出ていく男の人のペニス。

 こんなに長いものが口の中に入っていたのかと思う私の前で、そのペニスがようやく先端まで引き抜かれる。

 ペニスの先端には、精液が溜まった様子の、球形のゴムボールみたいなものができていた。

 かなりの射精量だったみたいで、その精液ボールにはそれなりの大きさがあった。

(長いペニスに加えて、こんなのが押し込まれてたんだから、そりゃ苦しいはずよね……)

 鼻のみで荒い呼吸を繰り返しながら、私はどうにか意識を保っていた。

 いつのまにか股間に当てていたバイブやローターの振動は泊まっていて、目の前の人がリモコンでスイッチを切ってくれたみたいだった。

(そろそろ、終わりなのかしら……?)

 私は体力が大幅に削られているのを自覚していた。

 これ以上はこちらの体が保たない――そう思っていたのだけど、その人はまだする気でいるみたいだった。

 精液ボールを千切って処理すると、再び私の傍にやってくる。

 ボールを分離させるために千切っているのに、ちゃんとペニスは覆われたままだというのだから不思議だ。

 本物のラバーだったらそこから穴が空いて、男の人のものがむき出しになってしまっていたことだろう。

 ラバーっぽい謎素材のおかげだ。

(それはそれで……すごく興奮しそうね……)

 そんなことを考えてしまいつつ、私は男の人が再び迫ってくるのを受け入れる。

 また口に入れられたら苦しすぎると思ったけれど、男の人が次に狙いを定めていたのは私の口ではなく、股間の方だった。

 ベッドの上で四つん這いの姿勢を取らされる。

 ラバーのような素材に包まれている私の乳房が大きく揺れた。

(ん……! 巨乳の人って、大変よね……っ)

 私のこの乳房はあくまでそれっぽいだけの、偽物といっていい代物だけど、本当に巨乳な人は常にこの大きな重りを着けて暮らしているようなものなのだから。

 四つん這いという、乳房が最も揺れやすい状態になったことで、その大変さがよりよくわかるようになっていた。

 そんな私の背後に陣取ったその人は、両手を伸ばして私の胸を鷲掴みにしてくる。

(はぅ……っ! い、いきなり、きょ、強烈……ッ)

 ギュッと鷲掴みにされたことで、胸に触れられている感触はさらに強まる。

 ラバーのようなものに包まれているとは思えない、リアルな胸を揉まれている感触が私の頭に伝わってくる。

 気持ちよさのあまり肘がガクガク震えて、いまにも崩れ落ちそうになってしまう。

 快感にどうにか耐えていると、男の人がさらに私の股間にそのペニスを擦り付けて来た。

(あっ……! 熱い……っ! ゴム越しなのに……はっきりと……感じる……っ)

 そこそこ分厚いものを隔てているはずなのに、それでもハッキリペニスの感触が伝わってくる。

 その何とも言えない感覚に私は背筋を逸らして震えていた。

 私の入り口に、何度も男の人のものが擦り付けられる。

(ああ……早く……っ、早く、私の中に入って来て……っ♡)

 すっかり快感の虜になってしまった私は、普段なら口にしないであろうことを考えてしまう。

 挿入して欲しいという気持ちが強くなっていた。

 そんな私の股間に、男の人はペニスを垂直に押し当てる。

 その感触に、思わず体が震えた。

(え……? 待って、そっちは……っ)

 間違えたのか、それとも故意にか。

 男の人のペニスの先端は、私の肛門を押して来ていた。

(えっ、あっ、まっ、そっちはっ、ちがっ)

 慌てて正そうとしたけれど、時すでに遅し。

 快感を予感し、本能的に力を緩めていたこともあって、お尻の穴はそれを受け入れてしまっていた。

 ペニスという凶悪な棒が、私の肛門の中に潜り込んでくる。

 伸縮性の高い素材であることが災いした。普通のラバースーツであれば、そもそもそこまで伸び縮みすることはなかっただろうからだ。

(んひぃいいいっ!? お、お尻の穴にっ、入って……っ!)

 私は便秘持ちというわけではなかったし、毎日快便であることが幸い、あるいは災いした。

 男の人の力で捻じ込まれたペニスを、私の体は受け入れてしまえたのだ。

 だけど最初から膣の中まで覆われるようにされていた膣と違って、肛門の方はそうじゃない。

 肛門周りの部分のスーツが挿入されるペニスに合わせて押し込まれてくる感触がする。

「ふぎっ! んぎいいいっ!!」

 目の前にパチパチとしか表現しようのない光が飛ぶ。

 アナルセックスなんて経験が私にあるわけもなく、自分の肛門の中に人のペニスが入ってくる初めての感覚に意識が飛びそうになった。

 かなり奥の方までペニスが入り込んでくるのを感じる。

 括約筋がヒクヒクと反応し、ペニスの熱や太さを感じ取る。

(あああああああっ! おかしくなるぅ……っ!!)

 幸い、痛みはあまり感じなかった。

 ゴムのような素材がそれなりに擦れているはずなのに不思議だったけど、後から考えるとそれは私がそれまでのプレイで感じまくっていたからかもしれない。

 膣の中や周りだけでなく、そこから滲み出した私の愛液が、実は肛門の辺りまで広がっていたようだ。

 そのおかげで、男の人のペニスで引き伸ばされた部分にも潤滑油があって、体の中で擦れる感触がそこまで強烈にならなかったのかもしれない――全て推測だけど。

 いずれにしても、男の人は根元まで捻じ込もうとしていたらしかったけれど、それはさすがに無理だった。

 半分くらい入ったところで、引き伸ばされた素材の抵抗の方が強くなってしまったのだ。

 さっきは根元まで入ったはずなのに入らないという事実に、男の人はようやく違和感を覚えた様子だった。

 少し慌てた様子で、その腰を引き、肛門に入っていたペニスを引き抜く。

「んっ! あっ……!♡」

 その抜けていく感覚に、私は思わず声を震わせていた。

 入ってくる感覚は未知だったけれど、出ていく感触はそうでもない。

 ヌルッと抜けて行ったこともあって、あまり大きな声では言えない気持ちよさを私は感じていた。

 広げられたお尻の穴に、じわじわと熱が広がる不思議な感覚がした。

(はうぅ……っ、な、なに、これぇ……!♡)

 いままで経験したことのない快感に震え、崩れ落ちてしまう私。

 抜いてくれた安堵やら、それまでのプレイで得た疲労感やら、なにやらが一気に襲い掛かって来た私は、そのまま意識を失ってしまった。



 そしてそれから。

 本来手を出してはいけなかったアナルに手を出したことで、私が相手をした男の人は厳重注意を受けたそうだ。

 一応、この店にもアナルプレイの項目はあるけれど、受ける側である女性側がそれを許可していなければ手を出してはいけない決まりだ。

 ちなみにこれは膣の方にも同じことが当てはまり、人によっては膣への挿入は禁止でそれ以外の場所でのみ楽しんでもらうこともあるという。

「今回の人はわざとではなく、謝罪の意志もちゃんとあったから、厳重注意と罰金だけで終わったわ。そういうわけで、これはあなたの取り分ね」

 罰金は結構大きな額だったらしく、それなりの臨時収入になってしまった。

 今回はあくまで男性側の過失であるから、私にも補填として支払いがあったけれど、女性側が誘導するなどして無理やり違反をさせた場合は必ずしもこの補填があるとは限らない。

 そのことを念押しされたのは、かつてそういう悪いことを考えた女性がいたからかもしれない。

 確かに小賢しい人なら、あえて相手に違反させて臨時収入を得ようとしても不思議ではない。

 もちろん私にそんな気はさらさらなかったけど――

「……プレイに制限がない方が、指名される可能性は高くなるんですよね?」

「ええ、当然ね。なにせ見た目は全員同じだから、出来ることが全てだし」

 そう、このラバーフェイスという店では、顔や体格はそこまで重視されない。

 極端に体格が違う人なら、それが売りになるかもしれないけれど、ほとんどの人はほぼ同じ条件にならされるからだ。

 つまり、他の人が許可していないようなプレイも出来る方が、客に選ばれる可能性は高くなる。

「……あの、条件変更して再登録……ってできます?」

 私はそう聞いていた。

 アナルプレイに関してはいままで経験がなかったし、何となくで『不可』にしていたけれど。

 それを『可能』にすれば、他の人より一歩リードできる。

 選ばれることが多くなれば、その分賃金も増えるというのは、事前に説明を受けている。

 面接の時からずっと私を担当してくれている面接官さんは、私の発言に笑顔を浮かべた。

「もちろん可能よ。すぐ出来るから、今のうちにやっちゃいましょうか」

 彼女が端末を操作して私のデータを呼び出す。

 私は可能なプレイ項目で『アナルプレイ』の項目を探した。

 『アナルプレイ』の隣にある『不可』という表示を、『可能』に切り替える。

(これで今度は本当にアナルでお客さんの相手しなくちゃいけないんだ……)

 その事実にドキドキしながら、私はもう一つ期待することがあった。


 膣の中がそうであったように――ラバーが肛門の中まで覆う形になった時、どんな感覚が得られるのか。

 次にここ『ラバーフェイス』で働く時のことが楽しみでならなかった。



ラバーフェイスの裏側 おわり


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