×××シスターが生まれた時⑤
Added 2025-08-01 15:00:22 +0000 UTC■ とある世界の、とあるシスターが生まれた時のお話。強大な力を得て好き勝手振舞う人類の敵――淫魔に対抗するために人類が試行錯誤するお話です0w0クワッ!
■ 聖女・ヴィクトリカすらどうにもできない淫魔の女王。彼女はイルをそそのかしてヴィクトリカの最後の守りを突破しにかかります。そしてその先に待っていたものとは――次々回くらいでこのお話は終わりの予定ですーw-ペコリ
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イルは淫魔に連れられて、薄暗く不気味な廊下を歩かされていた。
「んぅ……ん……んぅ……っ」
その口には相変わらずボールギャグが噛まされており、歩く度にその口から涎が溢れ、ぽたぽたと床に垂れ落ちていた。
椅子に拘束されていた彼女の拘束具はボールギャグ以外は一端解かれていたが、すぐにその上半身に縄が巻き付けられていた。
その縄はただ巻き付けられているのではなく、複雑に組まれ、イルの体をいやらしく締め上げている。
特に乳房などは絞り出されるように縛られていて、非常に恥ずかしい状態だ。
さらに、股間にも縄は走っており、彼女が歩く度にギシギシと音を立てて食い込み、不思議と気持ちよくなってしまっていた。
「うぅ……っ!」
(痛い、はずなのに……なんか……変……っ)
そんな彼女の首には太い首輪が取り付けられており、その首輪から伸びた鎖を淫魔が握って先導している。
まるで犬かなにかのようだったが、その形容が一番似合うのはこの場においてイルではなかった。
「ハッ、ハッ、ハッ」
淫魔の手にはイルの鎖とは別の鎖がもう一本握られており、その鎖の先端はイルの隣――足元を四つん這いで張っているレイチェルの首に繋がっていた。
ヒトイヌ拘束を施されたレイチェルは、その短くなった手足を必死に動かし、淫魔についていっている。
舌を突き出し、涎を垂らしながら荒い呼吸を繰り返す彼女の姿は、まさに犬のようという形容が相応しい姿だった。
(れいちぇるさま……)
希望の一つだったはずのレイチェルのあまりに無様な姿に、イルは絶望を濃くしてしまっていた。
脚には何もされていないイルは、考えようによっては逃亡のチャンスであったが、そんな気が一切なくなるほどの衝撃を、レイチェルの姿から受けてしまっていた。
長い廊下を歩きながら、淫魔が告げる。
「ああ、そうそう。そういえばあなたたちに同行してた爺だけど、もう死んじゃったわ」
突然の情報にイルの思考はついていけない。
レイチェルはすっかり快楽に脳が蕩けてしまっているのか、特に反応もしなかった。
「だいぶ戦力削られたけど……ま、枯れても男は所詮男よねぇ。魅了は効かなかったけど、無理やり発情させたら射精と共にぽっくり行っちゃった」
世界でも上澄みであろうオーエンをあっさり倒した事実を告げる淫魔。
「そうだ。若返らせたらいい種馬になったかもしれないわねぇ……次からそうしてみようかしら」
それは、場合によっては若返らせることも可能ということだ。
神にも等しい力を振るうことが出来ると暗に告げている淫魔の凄まじさに、イルはますます絶望を濃くする。
(こんな……こんな化け物に……勝てるわけなかったんだ……っ)
淫魔に対する畏怖で心が押し潰されそうになるイル。あるいはもうすでに完膚なきまでに潰されているのかもしれない。
反抗心など欠片も持てなくなっていた。
ただ、最後に残った点のような希望が、イルの精神を保たせている。
そんな精神崩壊寸前のイルの前で、淫魔が立ち止まった。
目の前に重々しい鉄の扉が聳えている。
「さあ、ご対面と行きましょうか。……正確には、出来ないけど♡」
くすくすと嘲笑いながら淫魔はその扉を開く。
イルはその淫魔の言葉の意味をすぐに理解することが出来た。
その部屋はそれほど広くなく、殺風景な独房のような部屋だった。
その中心には一本の太い棒が聳え立っており――その棒に、『何か』が添うように立たされている。
イルの眼には、それは『何か』だとしか表現できなかった。
頭のてっぺんから足の爪先まで、真っ黒な何かで覆われている。
人のシルエットこそしていたものの、個人の判別が出来る特徴は何一つ露わになっておらず、誰かもわからなかったのだ。
それがただのオブジェでないということだけはすぐにわかった。
その『何か』は微かに動いており、肩が上下して胸がわずかに膨らんだり萎んだりしていていたからだ。
「ヴィクトリカ……だったかしら? 聖女とかいう、いけすかない女だったわね」
淫魔がその『何か』に近づいて、頭らしき部分を撫で回す。
その『何か』――淫魔曰くのヴィクトリカは、撫で回されるがまま、頭を揺らしていた。
(そ、そんな……っ)
イルはそれがヴィクトリカだなどということを信じたくなかった。
淫魔が自分たちを絶望させようと、全く違う者をそう言っているのではないかと、あり得ない可能性に縋ってしまう。
そんなイルの思考を表情から読み取ったのか、淫魔はニタリと邪悪に笑う。
「ふふふっ♡ 信じられない……信じたくないって顔ねぇ♡ ――これでも?」
そう淫魔が呟くと、その手が触れている部分から、徐々にその黒い何かが消えていく。
否、正確には消えているのではない。その存在はそのまま、色が透明になって透けて行っているのだ。
そしてそうすることで、その黒い何かに閉じ込められていた者の姿が見えるようになる。
イルはその様子から目を背けることが出来ず――その『何か』の正体を知る。
それは間違いなく、聖女・ヴィクトリカであった。
透明になったからといって、それが無くなっているわけではない。
ゆえに髪の毛などはぴったり押さえつけられていて、顔の輪郭も普通とは違うように見えていたが、それでも個人の判別は十分できる。
目を閉じており、その口にはイルが噛まされているのと似たような口枷が噛まされていた。
ただし、ボールギャグではなく、口から飛び出すようにはなっていない。
透明なものがぴちぴちと張り付いている彼女の体は妙なテカリが生まれており、清楚なシスター服を着て、凛とした姿だった彼女の面影はなかった。
(ヴぃ、ヴィクトリカ様ぁ……っ!)
イルはその事実に触れ、いよいよ絶望していた。
それまで自分を支えていた大地が崩れ、天と地がひっくり返ったような、全てが崩れ去っていくようだった。
そんなイルの前で、淫魔はヴィクトリカに再度手を翳す。
「ふふふ。私を倒そうなんて百万年早いのよ。さて……」
淫魔はヴィクトリカの股間にその指先を向ける。
彼女の股間を覆っていた部分も透明になっているため、ヴィクトリカの膣は丸見えの状態になっていた。陰毛の一つもなく、まるで子供の股間のようだった。
「陰毛は邪魔だから除去したの。この顔で意外と濃かったのよ?」
赤裸々にプライベートな秘密を明かしてしまう淫魔。
イルは耳を塞ぎたかったが、どうすることもできなかった。
淫魔が手を翳したヴィクトリカの膣が、何もされていないのに徐々に開いていく。
「……ッ! ンーっ……!」
膣が広がっていく感触を感じたのか、ヴィクトリカがその体を跳ねさせる。
だが拘束されている体ではどうすることも出来ず、ただ体をくねらせるだけだった。
そうしている間にも、ヴィクトリカの膣はどんどん広がり、ぽっかりと穴が空いてしまった。
穴は膣の奥まで筒井でおり、角度を工夫して覗き込めば、あるいは子宮口まで見えてしまうかもしれない。
イルはその不思議な現象に驚いたが、透明な何かが入り込んで、ヴィクトリカの穴を無理やり広げたのだということに気付いた。
「さあ、これで準備は出来たわ」
ニコニコと淫魔は笑いつつ、その指をパチンと鳴らす。
するとイルの上半身と腕を縛っていた縄が唐突に千切れてなくなった。
食い込んでいた部分に跡はあるものの、首輪とボールギャグ以外何も身に着けていない全裸にイルはなったのだ。
「こっちにおいでなさい」
首輪の鎖を引かれ、イルは淫魔に呼び寄せられる。
その手に太い男性器のようなものが渡された。
「んぅっ……!」
取り落とさなかったのは奇跡だといえるだろう。
その男性器を模した何かは、妙に生暖かく、柔らかく、正に男性器そのものの感触だった。
「それでこいつの処女を破りなさい。そうすればあなたを大事な……そうね。玩具くらいには扱ってあげるわ」
「んぅ……!?」
イルは思わず目を瞬かせる。
処女も何も、奥まで無理やり広げられている時点で、ヴィクトリカの処女などとっくに失われていると思っていたからだ。
「よく見てごらんなさい。私の力は奥まで流し込んでるけど……処女膜は破れてないでしょう?」
(ほ、ほんとだ……)
イルはよくよくその場所を見て、淫魔の言う通りだということに気付く。
ヴィクトリカの処女膜は絶妙に残されており、僅かな隙間から力が入り込んで、穴を広げて見せているだけなのだ。
もちろん普通なら穴を広げたところで破けるはずだが、ヴィクトリカの処女膜はそれなりに丈夫のようだった。
「ふふふ。こんな状況になったのはあなたを巻き込んだこの聖女のせいでしょう?」
淫魔はイルにそう囁きかける。
「馬鹿なことをした報いを受けさせてやればいいのよ♡」
「う、うぅ……っ」
イルはふらつきながらヴィクトリカのすぐ傍に立つ。
相変わらず『何か』によって覆われている彼女の姿は、とても普段の彼女の凛々しい姿とは重ならない。
ある意味では滑稽な姿ともいえるし、情けなく無様で破廉恥な姿であるともいえる。
(ヴィクトリカ様……のせい……?)
確かに本来であれば、イルはこんなところに来る必要はなかった。
移動手段のとして馬車を動かせる人材として、ヴィクトリカの旅路に連れていかれただけのこと。
ヴィクトリカが身の程知らずに淫魔を倒すなんてことを目指さなければ、イルは淫魔に目を付けられることもなかった。
昏い感情がイルの胸の内で渦巻く。
(そう……そうよ……この女の、せいで……っ、わたしまで……っ)
手にしている男性器を強く握りしめるイル。
負の感情が増幅されているのを見て、淫魔はニタリと笑った。
「ほら、一思いに……やっちゃいなさい……!」
「んぅ……っ! んっ……!」
邪悪な感情に支配されたイルが、手に持った男性器の先端をヴィクトリカの膣に押し付ける。
ビクッ、とヴィクトリカの体が震えた。
イルは胸の内から湧き上がる感情に支配されるまま、その男性器をヴィクトリカの中へとねじ込んでいく。
ズブズブと男性器はヴィクトリカの奥へと入って行き――ぶちん、と処女膜が千切れる感触がイルの手に伝わって来た。
「~~~~~ッッ!!」
処女喪失の衝撃に、ヴィクトリカの体が激しく跳ねる。
イルは唖然としていたが、その体が背後から淫魔に抱きしめられた。
「いい子ねぇ♡ ありがとう。聖女の最後の守りを千切ってくれて♡」
その言葉に、イルは目を見開く。
「小癪にもその女には強力な力が宿っていてねぇ……どうしてもそれが破れなかったのよ。魔物には絶対に破れないように出来ていたみたい」
それは、唯一残っていた聖女の抵抗手段を、イルが散らしてしまったという意味だった。
「でもこれでもう何の障害もない……聖女の力も失われて、もうなにも出来ない女を嬲り、調教することが出来るわぁ♡」
本当の意味で、イルは絶望を齎してしまったのだ。
それを理解してしまったイルの心が、ボロボロと崩れていく。
淫魔は高らかに笑い、抵抗の手段を失った人族は終わる――はずだった。
「……ん?」
高らかに笑っていた淫魔は、ふと妙な気配を感じた。
ヴィクトリカを覆っていた自分の力が、別の何かによって塗り替えられていくのを感じる。
「なに? なんなの?」
不思議に思う淫魔の前で、ヴィクトリカの体が再び黒い『何か』で覆われた。
真っ黒になった股間の穴から――黒い『何か』が溢れ出す。
つづく