繰り返し転移する俺/私は成り上がりを夢見る 異世界で成り上がりを夢見る
Added 2025-10-13 14:00:42 +0000 UTC■ あらすじ:とある普通の男子高生・降永貴志は、夜寝る度に女性として異世界に転移していた。夢とも思えるその現象だったが、その世界で貴志は山賊を生業とする極悪人に見つかってしまっていた。人を犯すも殺すも躊躇わないその極悪人に、幾度となく犯され、殺されてしまう貴志。死ぬ度に同じところからやり直しになってしまう。最悪の状況から逃れるため、貴志はその男に『都合のいい女』として媚び、その世界での成り上がりを目指すのだった。
■ 今回でこのシリーズは終わりです。最後までお付き合いありがとうございました! 久しぶりに女体化物を書きたい!って思って書き始めた作品でしたが、ちょっと色々な要素に浮気しすぎたかもしれません。続きを書くときは、もっと女体化要素を活かしたいところですねーw-ウム
■ 次の更新では、これまた久しぶりの箱詰めものを書こうかと思っています。まだ詳細は未定。
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体を擦りつけて人形を気持ちよくさせようとしていたら、こっちまで気持ちよくなってしまった。
その人形と肌を擦り合わせているうちに、こっちの体の感度まであがってしまったらしい。
「ん……っ」
「…………」
相変わらず人形は全くの無反応だったけれど、こっちの体温が移ったからか、その肌の感じ方も大分変わってきた。
元から滑らかな感触で、人の肌と間違えそうなくらい素晴らしいものであったけれど、体温が移ってさらに人肌に近づいたことで、より心地よく感じるようになった――気がする。
ともあれ、こっちが気持ちよく感じているのは間違いなく。
俺はますます人形を愛撫するのに夢中になった。
会わせ合った股間から、とろりとしたものが向こうの体に付着しているのがわかる。
それは糸を引いて俺とそいつとの間の隙間を埋め、擦れ合う感触をますます気持ちのいいものにしていた。
ただ体を擦り合わせているだけで、こんなに股を濡らしているのは少々恥ずかしくも感じるが、必要なことだと開き直るしかない。
それに相手は人形なのだから、恥ずかしがらなくてもいいはず。
「…………」
普通のラブドールと違って、明確な意思を感じさせる目でじっと見つめてきているのですごく落ち着かないが。
その分、背徳感は結構あがっているかもしれない。
それがいいことなのかどうかはさておき、俺の興奮がより強まっていることは間違いなかった。
相手の股を割り開くようにして、自分の体をその隙間にねじ込む。
人形の股間、というか足の付け根には、間接部を表す切れ目があった。それは肩や肘、膝や腰の一部といった、要所要所に存在していて、それが人間ではなく人形であることを示す証のようなものだ。
球体関節ってわけでもないだろうに切れ目が必要なのかどうかはわからないけれど、とりあえずわかりやすい人間との違いではある。
その切れ目のことは気にしないことにして、改めて人形のそこを確認した。
人形のそこには当然ながら体毛のようなものは一切生えていない。全体的に柔らかく隆起した丘のような部分の中心に、綺麗な筋が走っている。
本来なら、その筋を押し広げてペニスを挿入するのだろうけど――残念ながら今の俺の股間にそんなものはない。
だから、出来るのは指で弄るか、同じような形の自分の股間を擦りつけるかくらいだった。
俺の体の股間も、割と人形のそれと同じで、綺麗ではある。陰毛はあまり生えていないし、今回はせいぜい数回程度しか使われていないので、綺麗な筋を保っている。
(場合によっては、散々輪姦されまくって、穴が広がったまま閉じなくなっちゃったりしたこともあったなぁ……)
その状態で固定されなくて良かったと思うべきか。
でもそれも剣の力で修復出来るのかもしれない。後で剣の奴に確かめてみよう。
いまは目の前の人形に集中だ。
股間同士を擦りつけ合っているうちに、人形の股間に俺の体液――愛液が付着して、ずいぶんと滑らかになった。
「ん……っ、は、ぁ……っ」
ヌルヌルした感触が股間から広がり、身体全体に広がっていく。
擦りつけているところに集中していると、少しずつ感触に変化が訪れてきた。少し身体を離してその場所を見てみると、俺と人形の股間の間を透明な糸が引いていた。
人形の方はあまり変化がなかったけれど、俺の方はというと少し入り口が柔らかくなってきたのか、うっすらとピンク色の内側が見えている。
その様子はちょっと――いや、かなりエロく感じた。
自分で自分の身体に興奮するというのもおかしな話であるけれど、俺の場合は心は男なので、興奮しても仕方ないと思う。
(……でも興奮はするけど、なんとなく、男の時の興奮とはちょっと違うような気もするんだよな)
男の時は出したいというか、高まってきたものをどうにかしたい、という気持ちがあった気がする。でも女の身体になって、ペニスがなくなり、そういう気持ちは綺麗さっぱりなくなった。その代わりに、満たされたいというか、どこまでも高まっていけそうな、そんな気持ちがある。
男女の性欲の違いなのか、それとも男から女に変わっている俺だけのことなのか、それはわからないが――とりあえず気持ちいいならそれでいい気もする。
俺はそんなことを考えつつ、人形と股間を擦り合わせ続ける。
貝合わせ、という女性同士のやり方があるということは知っていたけれど、ここまで気持ちよいものだとは思わなかった。
「ふっ……くぅ……ぅっ、んっ!♡」
擦り合わせ続けていた股間から、唐突に強烈な快感が弾けた。
思わず口から甘い喘ぎ声が出てしまい、恥ずかしくなって顔が熱くなる。
「っ……」
顔を俯かせてしまいながら、恐る恐るもう一度股間を擦りつける。
ずりゅっ、という感じの愛液塗れの股間が生み出す滑らかな感触は変わっていない。
ただし、その擦りつけていた股間の一部から、ひときわ強い快感が生じていた。
「はう……っ♡ こ、これって……っ」
合わせていた腰を少し離して、再度覗き込む。すると、さっきは割れ目が緩んだだけだった股間に、小さな突起が生まれていた。
そう、クリトリスだ。どうやら俺は俺自身が思っていたよりもずいぶん興奮していたらしく、その突起の存在感はかなり大きなものになっている。
股間同士を擦り合わせる際に、その部分が強く擦れ合ってしまう程度には。
(や、やばい……っ、気持ち、よすぎる……っ)
想像以上にこれはまずい。こんなに気持ちいいのでは、ろくに腰を動かすことも出来ない。
それでも慎重に、ゆっくりと腰を擦りつけようと思っていたら。
いきなり人形が動いて、俺の股間を自分の股間で擦りあげてきた。
クリトリスが強く擦りあげられ、衝撃で目の前に星が瞬く。
「はぅぁっ!?♡」
いままで完全に受け身だったのに、人形は急に積極的に動き始めた。俺がどう動くか観察していたのだろうか。
「ちょっ♡ まっ、あっ♡ はぅっ♡ んぁあっ!♡」
制止しようとしたけれど、人形は俺の言うことを聞いてくれない。
逃がしかけた俺の腰に人形の足が絡みつき、逃げられないようにしてくる。
足だけじゃない。人形の両腕が俺の身体に回され、強制的に身体を引き寄せられた。
身体がますます密着し、俺の体温が移った人形の身体が擦り寄ってくる。
「……っ、っ! はぅ……っ♡ んっ、んんっ!?」
それで終わりかと思いきや、人形の動きは止まらない。
顔を近づけて来たかと思うと、いきなり唇に唇を重ねて来た。
元の世界でも未経験だったキス。つまり真の意味で俺のファーストキスだ。
(いや、相手は人形だぞ! 落ち着け俺!)
そう自分に言い聞かせたものの、いくら相手が人形とはいえ、ここまで精密に動かれるとほとんど人間と変わらない。
まあそもそも今時ファーストキスくらいでどうこういうこともないわけなのだけど、畳みかけられてしまった俺は、動揺の極みにあった。
キスだけでは済まず、人形は舌を俺の口の中に入れてくる。
「んんんん……!!」
人形のものとは思えない、生々しい動きをする舌が俺の口の中を動き回る。
反射的に舌で押し出そうとした俺の舌を逆に絡め取り、ヌルヌルした唾液を利用して動き回ってくる。
普通のキスも初めてだったのに、ディープキスの経験があるわけもなく、俺は人形の舌が動き回るのをただただ受け入れることしか出来なかった。
俺が茫然自失で狼狽えている間も、人形は身体を揺すり、股間を擦りつけ、俺の口内を弄んで来ている。
こっちのキャパシティなんてまるで関係なく、ひたすら弄ばれ続ける。
「~~~~っっ!!♡♡」
ビクビクッ、と俺の意思とは無関係に身体が痙攣した。
(やべ……っ、イっち、まった……!)
息を荒げながら、絶頂してしまったことに気づく。
人形を絶頂させるつもりが、自分が絶頂してどうするのか。
自分の快感への弱さ加減に呆れながら、人形の様子を伺う。
抱き合っていた人形が、縮んでいっていた。
みるみるうちに小さくなり、俺が抱えられる程度の大きさに納まる。
俺の体の上に小さな人形が乗っかっている。軽いので重くはない。
「せ、成功……か?」
俺は人形を胸に抱えながら体を起こす。
『ああ。これで運ぶことが出来るだろう。その人形を抱えていれば、呪いの気配によって獣は襲ってこない。盗賊や山賊に出会ったときはそいつを呼び起こせば、勝手に殲滅してくれる』
「な、なるほど……!」
それはとてもありがたいお守りになるだろう。
ここから一番近い町がどれくらい遠いのかはわからないが、その間の安全が確保できる。
「……あれ、でも……いい人間に会っても、こいつ暴走しないか?」
『問題ない。呼び起こさなければそれは無害だ』
それはそうなのだろうけれど。
でも、逆に言えばもしも周りに人がいるときにこの人形を呼び起こしてしまったら、とんでもない被害を出してしまいかねないということだ。
町についてすぐか、着く直前に人形は手放した方がいいかもしれない。
「……でも、まあこいつがいないと町に辿り着くことも出来ないかもしれないしな……使わせてもらおう」
剣のおかげで死ぬことはないかもしれないが、獣に貪り食われるのは絶対嫌だし、またゴルたちみたいな破落戸に囚われるのも嫌だ。
「よし……! そうと決まれば、移動する準備しないとな!」
少しだるい感じはしたけれど、俺は気合を入れて立ち上がった。
ここからは早めに離れた方がいいだろう。色んな問題が起きそうだし。
何度もループして、馴染んで来ていたこの砦を離れるのは少し怖かったが、ようやく異世界に踏み出せるのでワクワクする。
どんな世界なのか、どういう人たちが生きているのか。
元の世界じゃおそらく出来ない、冒険の予感に胸が高鳴っていた。
それから俺は万が一誰か生きていた時のことを考え、人形を胸に抱えたまま、急いで身支度を整えた。
ゴルたちが溜め込んだ財宝なんかもあったけれど、あんまり持ちすぎても目を付けられそうだし、小さな袋に詰められるだけの金貨を詰め、それ以外は服や食料なんかの必需品を重視した。
なお、人形はいつでも呼び起こせるように、胸に抱いて運ぶことにした。いざというときは自分の体を傷つけて、血を飲ませるつもりだ。
「こんなところでいいかな……食料が尽きる前に、人が住んでるところに辿り着ければいいけど……」
『問題あるまい。周囲に人っ子一人いない場所にアジトを構える意味はない』
「襲う相手が必要だもんな……最低でも、近くに大きな街道があるはずだよな」
俺はそう呟きつつ、必需品を詰め込んだ荷物を背負い直す。
「じゃあ行くか!」
喋る剣やら、呪われた人形やら、特別なものは持っているものの、今後どう生きていけるかはわからない。
ただ、せっかく異世界転移したのだ。元の世界じゃとても出来ないだろう成り上がりを目指してみるのも悪くない。
「ちゃんとした、助け合える仲間とか欲しいよなぁ……それ以前に、どうやって生計を立てるかだけど……」
『我がいるのだ。なんとでもなる』
「まったく、自信満々で頼れるねぇ……期待してるからな」
少なくとも、こうして話す相手がいるというだけで結構助かっているような気がする。
一人で黙々と歩くのは精神的にもかなり辛そうだし。
そんなこんなで、ゴルたちに囚われていた俺は、初めて砦の外に出て歩き出した。
異世界での成り上がりを夢見て――女になってしまった俺は歩いていく。
繰り返し転移する俺/私は成り上がりを夢見る おわり