「彼岸花」の原寸大イラストです。
彼岸花の咲く森に蹲む四季映姫を描きました。
メインのラインである地平線を画面の対角線上に配置した構図です。
更には地平線と垂直に立ち並ぶ木々や彼岸花の複数のラインとの対比により画面全体に高いコントラストをもたらしています。
色彩においても彼岸花の赤色と葉の緑色の補色関係を利用して目を引く配色としました。
今作で特に意識したポイントは視線誘導と配置のリズムです。
画面手前のオブジェクトは、左から彼岸花→蝶→彼岸花→映姫様の膝から顔→蝶の順でジグザグなリズムで視線を動かしてもらうように配置しました。
また遠景の木々の配置は見ていて退屈にならないような不規則なリズムを意識して位置と太さを決めています。
オブジェクトの配置で悩んだときには、そのオブジェクトがどういうイメージを持つものなのかを考えるようにしています。例えば自然物であれば不規則なリズム、人工物であれば規則的なリズムといった風に、描きたいもののイメージに合う配置を探すと正解に近づくような気がします。
今作のタイトルである彼岸花は非常に複雑な形状をしています。
そこで今回は、彼岸花を3つのパーツに記号化してそれぞれに適した3種類のブラシを使い分けることにしました。
・茎
通常の円形ブラシを用いました。
・カールした形状の花弁
カリグラフィに用いる細長い形状のブラシを用いました。
リボンのような装飾にも応用できるかもしれません。
・放射状に伸びる雄しべ
ペンの速度によってブラシサイズが変化するブラシを用いました。
始点から終点に向けて一気にペンを走らせると、中間は細く、終点はインクだまりのような太い筆跡になります。
複雑な形状を記号化し、それぞれに適したブラシを使用するという考え方は、今作に限らず様々な場面に役立つと考えています。
複雑なものを早く、そして何よりも楽しく描けることが絵を描くモチベーションに繋がっていると信じています。
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今回、高画質のデータを作成するにあたり、映姫様のお顔を少し修正しました。
より可愛い印象となっていましたら幸いです。
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ここまでご覧頂きましてありがとうございました。
2021.03.23 ぢせ
inudon
2021-03-27 19:44:08 +0000 UTC