XXX4Fans
さかいワカ from fanbox
さかいワカ

fanbox


最近の読書#60

みなさんどうもです!さかいです!


今回も僕が最近読んだ本の紹介をしていきたいと思います!


例によって個人の感想なのでご了承ください…!


では、どうぞ~!



・頂への挑戦(川田将雅)

(frame embed)



JRAジョッキーである川田騎手の自伝的回想録。

競馬一家の四代目としての自負を胸に、勝気で負けん気の強い性格から「必ず全国リーディング一位をとってやる!」と決意し実際にその座に着くまで行ってきたことや考え方などを知ることができる。

やってきたことはかなり泥臭い努力の積み重ねで、なにか大胆な秘訣があるというよりも『PDCAを回して、目の前の勝利を積み重ねていった』という、実績を出すのに近道はない、と現実的な仕事人の思想が垣間見える。

かなり尖った性格の持ち主で自分に近いところがあり、正直他人という気がしなかったんだけど、おそらく僕よりもはるかにシビアで克己心の強い人で、とても刺激になった。

やはり勝負の世界では最後に執念の強い人が勝つんだな、と本書を読んで思わされた。

勝つことにこだわれる奴以外が勝ち続けられるほど、勝負の世界は甘くない。



・行動経済学が最強の学問である(相良奈美香)

(frame embed)



経済学では『人間は合理的な判断の元に行動をする』と考えられるが、往々にして人間は非合理的な判断を下すことがある。

このように『人間は環境や状況に影響され、時に非合理的な判断をする』という前提で行動分析する学問が行動経済学だ。

そんな行動経済学を体系的に解説し、人々の『認知や行動のクセ』を紐解いていく、という内容になっている。

大まかにまとめると人間は個々人が持つ『認知のクセ』と『状況』、そして『感情』によって判断を下すので、それに対して自覚的でいることでよりマストな判断を下せる、というもの。

『ファスト&スロー』や『予想どおりに不合理』のような人間の判断や認知に関する本を下敷きにしており、行動経済学に初めて触れる人がとっつきやすいように工夫された一冊になっている。

本書の中では世の企業が「どうやってユーザーの購買意欲に訴求するか」ということを例を交えて解説している。

逆説的に、ふだん生活の中で広告を見かけたとき「これは商品を手に取ってもらうために、どういう仕掛けをしているのか」「これはこういった仕掛けを施しているんだな」と『売り手側』の視点に立って考える良いきっかけになるな、と感じた。

人は自分が思っているよりも頭のおよろしい判断をしていない、と自覚しそれを活用していくことが大切。



・俯瞰する力(福永祐一)

(frame embed)



元JRAジョッキーであり現調教師である福永祐一さんのホースマンとしての半生や自身の考え方、人柄などを綴った自伝。

天才騎手と言われた福永洋一の息子として生を受けた著者だが、子供の頃は競馬にほとんど興味を持てなかった。

しかし高校生の時に「何かで一番になりたい」と一念発起し、競馬の世界へ。

そこから周囲の協力もあり日本ダービー制覇、無敗でのクラシック三冠など輝かしい成績を残し、2024年からは調教師として開業しセカンドキャリアに挑戦している。

氏の特徴として『変化を厭わず、柔軟に対応する』ことと『直感と心の声に従う』ことにある。

今まで誰もやっていなかったトレーニング法や新しい技術や道具などを積極的に取り入れ常に変化を楽しんでいるその姿勢は、流れの早いこの時代において過去に取り残されないために重要な考え方出し好感が持てる。

そして「今はこっちに行くべきだ」「これをやってみたい」という自分の心に湧いてきた気持ちと素直に向き合い、直感を信じて選択してく姿も、先の見えない今の世の中だからこそ必要な感覚だと感じた。

総じてバランス感覚が良いというか、直感的により分ける嗅覚が鋭いのだと思う。

そしてそれは新しいことにチャレンジする好奇心と周囲に『良い例』になる師とも呼べる人々に囲まれていたからこそ培われたものなのだろうな、という感想。

良い環境での経験から直感が磨かれ、新しいチャレンジでまた環境も良くなっていくという正の循環。

自分も「なんだか最近変化が足りないな」と思ったら、思い切って心の声に従ってチャレンジしてみるのも必要だな、と顧みるいいきっかけになった一冊だった。



・元彼の遺言状(新川帆立)

(frame embed)



ミステリ小説。

お金が大好きで気位の高い弁護士、剣持麗子はボーナス査定の低さから勢いで弁護士事務所を退職する。

時間ができてしまった麗子は気まぐれに元彼であり製薬会社の御曹司でもある森川栄治に連絡を取ろうとするが、彼がインフルエンザで病死したことを知る。

そして栄治は死に際に「自分の財産は僕を殺した犯人に譲る」という風変わりな遺言を残していた。

麗子は栄治の友人である篠田から「自分が栄治にインフルエンザを感染させた可能性があり、犯人になれないか」と相談を持ち掛けられ――、というお話。

自分たちが犯人であるとでっちあげる、という個性的な導入が面白い。

入り口は特殊だけど全体としては名家の遺産相続問題の殺人犯を見つけるというシンプルな内容で、文章も読み易い。

キャラクターの立った登場人物たちも相まって、非常にメディアミックス向きな作品だなと感じた。…と思って調べたら数年前にドラマ化されていた。

いい意味で王道のミステリなので、万人にお勧めしやすい作品。

女性の力強さを凛々しく表現した作品でもあるので、そういったストーリーを読みたい方も是非。



・21Lessons(ユヴァル・ノア・ハラリ)

(frame embed)



『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』の著者による、現代の人類が考えるべき21の重要なトピックを提示する、という内容の本。

具体的な答えを示すのではなく、あくまでテーマを示し自分で考えるきっかけを与えるのが本書の特徴。

内容は別だが、イメージとしてはサンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう』や『実力も運のうち』に近い。

『サピエンス全史』で触れられていた「人類は共通幻想を信じることによってコミュニティを拡大し連帯できた」という内容から派生し、その副作用ともいえる「連帯の外側にいる人とのつながりをどうするか」や「これからの時代に人類はどう振舞っていくべきか」といった、やや大きいスケールでの課題も提示され、ある種の哲学をこれからの社会にどう生かし、馴染ませていくかを考える良い本だった。

この著者の特徴である批判的思考や皮肉の利いた言論は健在で、重めのテーマを扱っているが読み進めさせるパワーを持っている。

過去を振り返り今を見詰めることで、この情報の溢れた社会で何を明確にしていくべきか、先入観を捨て新しい視点で物事を眺めることができるようになる、かもしれない。

自分の信じるものやイデオロギー、アイデンティティに感じているものこそ、どんな過ちを犯し、何を誤解し、何が問題であるかを提起できるようになるべき。



以上になります!


今回もお付き合いいただき、ありがとうございました!


なにかの参考になれるなら幸いです!


それでは!

最近の読書#60

Related Creators