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【「剣姫、咲く」を振り返って】一本目 草薙諸葉編その1

さて、早速できましたシリーズ更新の 【「剣姫、咲く」を振り返って】!! まず1本目を飾るのは、「剣姫、咲く」の主人公の小っちゃくて貧弱な方、草薙諸葉(くさなぎ もろは)について語っていこうと思います。 ◆制作ウラ話◆ ●草薙諸葉の名前について …実は連載1話目掲載寸前まで、諸葉という名前ではなく直葉(すぐは)という名前でした。これは色々事情があるのですが、当時流行っていた有名作に同じ名前の女の子がいたので担当から変更の相談を受けました。 まっすぐな性格を反映していて気に入ってたのですが、案外すんなりと受け入れられました。 というのも、「剣姫、咲く」に登場するキャラ名…特に主人公たちが在校する鶴城高等学校の剣道部員たちはみんな刀の各部位にちなんだ名前にするという縛りを設けてたんですね。 例えばもう一人の主人公の戸狩姫咲(とがり きさき)はまんま「尖っている切っ先」が由来なんです。 そこで草薙諸葉なんですが、名字の草薙は神器の「草薙剣」+姫咲が切っ先で突く感じだから、こっちは薙ぎ払うことにしよう…という意味で草薙とつけたわけなんですが…このとき直葉という名前を改めてみたときに、 「草薙剣って直刃…か?」 と疑問がよぎったんですね。 それで両刃を意味する諸刃から、諸葉という名前に変えたんですが、個人的にはかなりしっくりきました。 打ち切りが決まって、展開も変わった最終決戦。姫咲は諸葉のみんなに愛されるところを羨んでいた…ということが明かされますが、多くの人と触れ合い、助けられてきた諸葉にはまさしく「おおくの、たくさんの葉が集まった」という意味がこもったこの名前がふさわしいんじゃないかと思います。 ●草薙諸葉のデザインについて …「剣姫、咲く」は担当さんと企画を出したときにはすでに、主人公二人の剣道漫画という内容が決まっていました。 なぜかというと、これの前身にあたる受賞作「雨菊イッポン!」という読み切りが同じ剣道漫画であり、テーマに百合(オチみたいなもんでしたが)があったんですね。 その流れを汲んだ感じで主人公二人になった感じなんですが、まぁ今の「剣姫、咲く」と色々と漫画の内容が違っていました(笑) そこはおいおい語るとして… 主人公二人になるとして、わかりやすく諸葉と姫咲が対になるようにデザインしました。向こうが黒と青がテーマカラーだったので、諸葉は白と赤といった感じで。 じゃあ姫咲と対になったから小っちゃい丸いこけしになったのね~というと実はそうではなく、諸葉には元々違う設定があったのです。 ●実は当初強い設定だったのは諸葉のほうだった …タイトル通りですが、元々は諸葉のほうが強い設定だったんですね。名門中学で天才と言われていたんですが、体の成長が早くストップしてしまい、周囲の実力者に抜かされまくって挫折してしまった…というのが企画当初の諸葉の設定でした。 ちなみに姫咲は運動神経も体格もすべて恵まれているけど、剣道だけはからっきし素人で仮面優等生の狂犬ってキャラでした。 姫咲に諸葉が資質を見出して育てながら、自分をバカにしたやつらを見返すというストーリーでした。 いまとは逆ですね。なのでもっとクールな感じでした。 ここで上のデザインとつながるのですが、僕が剣道をやってて当時言われていたのが、身長が高いヤツが圧倒的に有利だといわれてました。僕の周りだけかもしれないですけど。 でも身長高ければ、まず面を警戒する恐れが少ない、リーチもあるなど有利は有利なんですよね。それで剣の腕はピカイチだけど、他の運動はからっきしで身長も低い諸葉が出来上がったわけです。 今の諸葉はそこから剣の腕をナーフされた感じですね。かわいそう。 といっても素の能力は意外に強いですよ。剣道の上手さでいったら、部内では圧倒的ナンバー2です。主将よりも実は強いですよ。 今回はここまで。諸葉の制作時からの話でした。 次回はキャラ設定関連でウラ話披露となりますが、支援プラン限定公開になります!

【「剣姫、咲く」を振り返って】一本目 草薙諸葉編その1

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