18.排泄循環装置 金属の手錠でつながれた両手首を揃えて、今日着ていく服が入っている紙袋をつかむ。中を覗くときれいに衣服が折りたたまれて詰め込まれている。そのなかに、小さなPVC製の定期入れサイズの袋に銀色に輝く鍵が2個入っていた。理沙はその鍵を見ると、ほっとして安堵した。この2つの鍵は、恐らく、手錠と足錠の鍵だからだ。 理沙は、クローゼットの棚に紙袋を下ろすと、手錠で束縛された両手を紙袋のなかに入れ、鍵の入ったPVCの袋のなかにある鍵を取りだした。右手に鍵を持ち、左手首の手錠の鍵穴に鍵を差し込んでいく、拘束されていることもあり、なかなか鍵が鍵穴に入らない。落ち着いてゆっくりと鍵を鍵穴に挿入すると、ぴったりと鍵がはまった。ゆっくりと鍵を回すと、手錠のロックが外れ、左手が自由になった。右手の手錠を外し、別の鍵で両足に嵌められている足錠を外した。手首と足首には、手錠・足錠の輪の跡がくっきりと残っていて目立つ。 手錠、足錠は貞操帯のウェストベルトに鎖でつながれている。外出するためには、この鎖をウェストベルトにつないでいる南京錠の鍵が必要だが、衣服が入れてある袋のなかには、その鍵が見当たらない。 理沙はとりあえず、バスルームでキャットスーツを脱ぎ、シャワーを浴びることにした。膣や子宮の中の器具を刺激しないように、ゆっくりと、足を進めて、バスルームに向かう。しかし、どんなに慎重に足を動かしても、わずかな足の動きでクリトリスに被せられたシリコン製のキャップや、膣に強制的に埋め込まれたバイブレーターの表面に植えつけられたシリコン製の棘が、敏感なクリトリスや膣壁を微弱に刺激し、快感の波を全身に送り続けてくる。歩くごとに、性的刺激を無理やりに高められ、肉欲がこみ上げてくる。 「んん」 微妙にこみ上げてくる気持ちよさに顔をしかめるが、喘ぎ声が出るのを押さえ込む。 バスルームにたどり着くと、全身を締め上げているボディースーツを脱ぐため、首の付け根にあるファスナーを降ろす。ぐっと引き下げても全身を締めつけるボディースーツはファスナーを左右に引き伸ばしているため、ファスナーの金具を下げることができない。 「はぁ、固い」 ジッパーを引き下げるが、全身にぴったりと張り付き、からだを締めつけるボディースーツは全体が強い力で引っ張られているため、ジッパーを下げるのが一苦労だ。ファーナーを人差し指と親指でつまみながら、ゆっくりとジッパーを下げていく。首元から、バスト、ウェストライン、鼠径部中央を下って性器を覆う貞操帯の上まで降ろす。 それから、右腕を抜き、左腕を抜き、競泳用水着を脱ぐように、ボディースーツを脱いでいく。1日汗だくだったこともあり、理沙の体臭が染み込んでいる。特に、股間の部分は、性器からの分泌物が多量に染み出したこともあり、真っ白なボディースーツが黄ばんでいる。また、その部分は色だけでなく、貞操帯を長時間つけられているため、尿臭と汗と性器からの分泌物が混ざった独特な匂いが染み付いている。女の理沙にとってはこの上もなく恥ずかしいものだ。 理沙は、バスルームに備え付けられている脱衣袋のなかにボディースーツを入れた。金属音がするので覗きこんでみると、貞操帯と手錠を接続している鎖を接続している。南京錠の鍵が入っている。理沙は、手錠と足錠を貞操帯につないでいる鎖を接続部についている南京錠を外すと、バスルームに入った。 バスルームの壁面には、どこのバスルームにもあるシャワーが備え付けられている。それとともに、壁面にはシャワーのようなチューブがもうひとつあった。その先端はシャワーと異なり、万年筆のような形状のコネクターがついていた。 理沙はそれを手に取ると、思いつめるように見つめた。理沙の膣と子宮には性器に刺激を強制的に与えるための器具が埋め込まれているが、肛門にも排泄を制御するための装置が挿入されている。この装置は肛門から挿入され、通常はアヌスストッパーの機能を果たすため、排泄ができない。排泄する場合は、専用のコネクターを接続し、排泄循環装置を使って排泄補助剤を腸内に注入して、排泄物を吸入する仕組みだ。 理沙は、この排泄循環装置を使わないと大腸からの排泄ができないように装置を装着されている。