10.サン・ラグーナ兵営舎―― 股間晒し(前編) 女肉を発情させるための淫猥(いんわい)な下着を身に着け、秘口から淫液を垂らす惨めな姿を晒すエリル。見事な湾曲美と豊満さで誰をも虜にする乳房はブラジャーに付く黒革のフロントベルトで、無残にも上下に2等分され押し潰されている。パールホワイトの美しいショーツの股間にも黒革のベルトが痛々しく食い込んでいた。一目見れば、女の急所に戒めが罰を与えるかのように施されているのがわかる。エリルは、胸と股間から受ける激しい痛みに身体全体を震わせ、じっと堪えていた。 「お召し物はこちらのドレスなど、いかがでございますですか?」 オイリーは、オフホワイトのサテン生地で仕立てあげられた無地のワンピースを薦めてきた。ドレスの後ろのシルエットから見る限り、丈は膝上5cmほどの長さで、非スキニースタイルであることから幾分かゆったりとした着こなしができそうだ。腰下からのスカート部分がややタイトな印象に見えるが、それほど窮屈なイメージは受けない。庶民服に近い感じがするドレスだった。着用するドレスはエリルに選択権がないも等しことから、 「せ、清楚で、落ち着いて、います、わね・・・」 「うぐ・・・」 と、特殊下着からの締め付けに苦しみながらも、少し安堵した様子でドレスを手に取った。フロントサイドを見ると、ネックラインが大胆極まるデザインだった。露出が高く王族が着用するには破廉恥な印象がある。エリルはそのVラインの激しさにたじろいだ。オイリーは背後のシルエットしか見せなかったことから、フロント・デザインは手に取るまでわからなかったのだ。Vラインは鎖骨がはっきり見えるワイドなデザイン、しかも深さは乳房にかかるほどまでに伸びている。これでは僅かに前かがみにするだけで、ふくよかな乳房上部が覗いてしまう。わざと乳房を晒しているのに等しい。 あまりにも恥をわきまえないデザインに、オイリーの底意地の悪さを痛感する。だが、ここでオイリーと言い争っても結果は見えている。エリルはドレスを受け取ると黙々と身に着けていった。オフホワイトのワンピースはスレンダーなボディーによくマッチして、上品な雰囲気を漂わせる。エリルが着用すると庶民的なドレスも気品が出てくるのが不思議だ。Vラインの淵はブラックになっているのはおしゃれだった。心配したとおり、このVラインは必要以上に官能的な印象を与えてるきらいがある。セクシーと言えば、それまでなのだが・・・。用意された、白革製のショートブーツを履いて、身支度を終えた。 「そー言えば、でございますですね。本日は、これから兵営への御親善訪問予定がございますですよ」 重要なことをサラリと言って流すオイリー。こういう重要な案件は、事前に伝えるのが執事としてのマナーだろう。 「兵営への親善訪問?」 エリルは耳慣れない言葉に聞き返す。 「はい、帝国妃となられる御身でございますですから、ご訪問されたほうがよろしかろうと存じましてです。ご予定に入れた次第でございますですよ。まあ、すぐそこでございますですから、新しい下着の着こなしにご支障がないかのご確認を兼ねたお散歩に丁度よいかと思いますです」 オイリーはエリルを慮って入れた予定と述べているが、それは全くの嘘だろう。なにか良からぬことを企ているに違いない。それにこんな戒めを肉体に受けたままでは、身体を動かすのに支障がありすぎる。外出などは到底ムリに思えた。 「ダム閣下とテクレンス殿には、15時に出発と既にお伝えしてございますです」 「もうすぐ、15時よ」 気を失っていたとは言え、そんな予定が組まれているとは知らず、なんの準備もしてない。テクレンスがすぐに来てしまう。エリルは焦った。 「兵営で兵士達を労うだけでございますですので、そのお召しでよろしいかと存じますです。間もなく、テクレンス様がお迎えに参るはずでございますです」 ―― テクレンス様が迎えにくる? こんな状態ではまともにお話もできそうにない・・・。 エリルは肉体が淫靡な細工に反応している惨めな姿でテクレンスと共に外出するなど考えたくもなかった。 「姫様いる?」 少年の明るい声が室内に響く。扉に眼を目を向けると、親衛隊軍服を身にまとったホセが笑顔で立っていた。 「ホ、ホセ」 エリルの表情に明るさと、笑顔が戻る。 「ホセも、軍服を着ると1人前ね」 艦内では調理兵としての姿しか目にしていなかったエリルにとって、親衛隊軍服姿はあまりにも新鮮に映った。とても洗練されてスマートだ。男らしいその姿にはちょっと驚くものがあった。 「あーそうなるんだー。こっちが本業だって!」 「うそうそ、その軍服姿はとても似合っててよ」 エリルはホセを部屋に招き入れて、オイリーに紅茶を入れるように頼む。 「ところで、姫様、兵営にいくんだろ?」 「ええ、ご予定らしいの」 「それなら、帰りに香辛料専門店に一緒に行かない?」 「香辛料専門店?」 「そう、サン・ラグーナには昔から老舗の香辛料専門店があって、珍しい香辛料がたくさん揃ってるんだ」 「そうなの? 街中にあるの?」 「兵営からすぐ近くにあるんだ。この街は城塞都市で城の中にいるようなもんだから、治安は心配しなくて大丈夫だよ」 「香辛料専門店ね。楽しみだわ、行きましょう」 エリルは、二つ返事でホセの誘いを受ける。特殊下着によって肉体を締め付けられ苦痛は耐え難いものがあるが、オイリーと一緒に「お散歩」と称した行動を共にするのはもっと耐え難かった。どんな陰湿な目に合わされるかわかったものではない。全身にわななく苦痛に耐えながらも、なんとか平静を装い会話を続けるエリル。しかし、全身からは脂汗が滲みはじめている。もし、この苦痛が限界を超えたら、半狂乱(はんきょうらん)に狂い泣き叫びそうだった。 ―― なんとか耐えなくては・・・ エリルは秘部を襲う残忍な責め苦に唇をかみしめて耐え忍ぶ。程なくして、テクレンスが軍服姿でエリルを迎えに訪れた。 「エリル様、お迎えに伺いました。お加減はいかがでございましょうか?」 テクレンスは心配そうな表情で、エリルを見つめる。その瞳はとてもあたたかい。瞳からやさしさが満ち溢れている。エリルはテクレンスの心遣いに心がジーンと痺れていった。 「あ、あの、だ、大丈夫でございますわ」 あまりの緊張に言葉を詰まらせ、ほのかに頬を染めながらも、精一杯に淑女たる大人の女を気取った言葉遣いで答える。肉体を強固に戒める下着の細工は辛いが、テクレンスが中和剤となってなんとかなりそうな気がしてきた。 ―― これなら、なんとかなるかもしれないわ エリルは悪魔の特殊下着への恐怖が少し和らいでいく。ただし、痛いものは痛い。 「それは安心致しました。それでは、兵営舎にご案内いたします」 廊下に出ると、2人は城の正面玄関にあたる馬車留めに向かって歩いてゆく。遠目から見れば2人はお似合いのカップルに見える。日常、普通に歩く何気ない仕草でも、今のエリルには胸部や股間に痛みが走り、平静を装うのに苦労する。歩く度に、股間に当てられた真珠の縄がクリトリス、秘口、肛門を弄(もてあそ)んで、いじめてくる。くすぐったさもあるが、それよりも心地良さに近い感覚も覚えはじめていた。 ―― ゆっくりと歩けば、刺激は抑えられそうだわ エリルはなるべくゆっくりと歩調を進めていく。しかし、あまりにゆっくり歩けば、テクレンスとの間隔が開く。そんなことになれば、故意に間をとっていると思われ、エリルがテクレンスを避けているように勘違いされてしまうかもしれない。そんなのは絶対に嫌だった。テクレンスに遅れないように、足運びを早める。それと同時に、クリトリスに息が止まるようなツンとした刺激が打ち込まれ、足を止めそうになる。 「うっ」 短い悶え声が口から洩れ、「はっ」とした。少し強い刺激だった。強い刺激はクリトリスを挟んだ真珠の溝から発生したようだった。 ―― これ以上早く歩いたら、どんどん突き上げてくるかもしれない しかし、テクレンスとの間隔は開く一方だった。 ―― テクレンスに追いつかないと・・・。 エリルは「ツン」と突き上げてきた肉体への刺激に構わず、テクレンスの後ろ姿を追いかけてゆく。真珠の縄は、下着の表側のベルトループで固定された黒革の股ベルトによって、しっかり締め上げられているのでズレて擦れることはない。そのため肌へのダメージは最小限度に抑えられる。女の柔肌や弱点を守るその精巧な仕掛けにはやはり眼を見張るものがあった。だが、ここまでの完成度にするまでに何人の女に試してきたのだろうか。それを考えると、この残忍な下着の犠牲者は夥(おびただ)しい数に達するのではないかと思う。 左右の脚を前後に繰り返して出して歩くことが、こんなにぎこちなく感じたことはない。足を前後に動かしていくだけで、真珠の溝に挟まったクリトリスからのツンツンした刺激が伝わってきている。その刺激は鋭く刺す感覚だが、僅かにジンジンとした艶めかしく、またむず痒さをも含みんでいる。それが陰核から秘口、肛門と順々に波及が広がっていく。まさに焦(じ)らされていくのだ。真珠の縄の食い込む痛さは消えないものの、なにか不思議な感覚が足を動かす度に伝わり、時々鋭く差し込まれるような痛痒さが陰核から突き上げてくる。 「うくっ」 その度に悩ましい声を上げてしまい、エリルは必死で口をつむぎ声を押し殺して歩く。一方、胸の戒めは厳重な黒革ベルトによって豊かで美しい乳房が2分割され、激痛が襲っていた。呼吸で胸が膨らむごとに、革ベルトによってブラジャーのカップの突起物が柔らかい乳房の表面にギリギリと沈み込んでいく。その痛さは乳房を四方八方から激しく串刺しにされるに等しい激痛をもたらしていた。少しでも痛みを和らげるためには、呼吸を浅くするのが一番の方法となる。エリルはなるべく呼吸を深くしないように息を潜めていた。 だが、ギリギリと食い込む黒革のベルトは肉体に打ち付けるような苦しみと痛みを与え、エリルを戒めている。これはもはや肉体を痛めつける拷問に違いなかった。歩きを速めれば、当然呼吸も荒くなっていく。どうしても、浅い呼吸では限界になってくる。大きく呼吸をすればするほど、乳房への戒めが効果を発揮してくる。 ―― 胸囲がきつく締め付けられる。く、くるしい。 エリルは胸囲を巻くブラジャーの左右のサイドバンドと、黒革のベルトによって自由な呼吸も制限された上、このベルトの裏側に着けられた真珠の突起物が白い柔肌に沈み込み、まるでペンチで摘ままれたようにキリキリとした激痛に苛まれていた。上半身と下半身に与えられる尋常ならざる刺激に苦しみ、悶えながらテクレンスの後ろ姿を追う。 「うっ、はぁ・・・」 クリトリスからの刺激が「ツンツン」とした鋭さから、 「ツーン、ジーン」 「ツーン、ジーン」 という疼きを伴うものに変わってきている。明らかに痛みに加えて、甘い感覚を感じる。そのためか肉体が淫らな反応をしだす。秘口からはジワジワとした淫液の湿りが強くなってきいるのだ。テクレンスにやっと追いつくと、目の前には玄関ホールに降りる、赤絨毯が敷かれた階段が姿を現していた。 「エリル様、どうぞこちらへ」 テクレンスは手を差し伸べ、頷いてテクレンスの手を取ると、2人は一緒に階段をゆっくり降りてゆく。まさに絵にかいたお姫様と王子のような情景に、うっとりと酔いしれるエリルだった。 ―― ああ、テクレンス様と手をつないでいる ―― テクレンス様の温かさが伝わってくる ―― 私たちを見て周囲の人たちはどう思っているかしら。恋人同士みたいと思われているかしら エリルの心はドキドキして張り裂けそうになっていたが、肉体は淫靡な下着によってどんどんと興奮を高めていく。階段を降る衝撃は、想像を絶するほど、乳房にも、下半身の秘部3箇所にも淫猥な波紋を打ち込んできた。 「ズンズン」 「ズンズン」 階段を一段一段降りるたびに、肉体に打ち付けられる激しい感覚。その感覚は痛みだけではなく、疼き、甘美が含む複雑なもので、徐々に妖しい甘美が肉体に広がりつつあった。その甘い疼きを感じると肉体は徐々に力が抜け、膝や腰から力が抜けそうになる。 「ガック」 「うっ・・・」 一瞬、膝が少し折れた。腰を襲う悦楽に力が抜けたのだ。少しバランスを崩した。瞬時にテクレンスの手が強く反応し、エリルの手をしっかり握りしめると、自然に腰に手を当てエリルが倒れるのを防ぐ。どれもスマートな仕草だった。テクレンスの手が腰に触れると、まるで愛撫でもされたかのようにエリルの身体が反応する。 「あん・・・あああ」 女として恥ずかしい喘ぎ声を漏らす。足から力が抜けガクガクする。カラダ全体が熱を帯び火照り始めるのがわかった。 「お気をつけください」 テクレンスはエリルの顔を覗き込むと、ニコッと笑顔を差し向け、エリルをしっかり立てるように支える。階段を降るごとに、真珠の縄が秘部を刺激し徐々に肉体が興奮させられていく。テクレンスからのボディータッチは、もはや愛撫にしか映らなかった。緊張からか、それとも、心臓がドキドキするからか、下着の厳重な戒めのためか、呼吸がどんどん荒くなってゆく。 ―― わたしは、エッチかも ―― 心臓がバクバクする エリルは高まる鼓動に戸惑う。そして、さっき漏らした女の声に恥ずかしさが込み上げ、頬が真っ赤に染まった。 ―― どうしよう。聞かれた。あの声を聞かれてしまった。 エリルの頭の中は羞恥でいっぱいになってしました。腰はワナワナと震え、脚はガクガクしてる。階段はあと半分。とても残りを無事に降れそうもない。全身に力を入れて踏ん張ろうとするが、股間の真珠の縄がどんどんと刺激を送り込んできて、今にも階段に座り込みそうだ。 ―― もう歩けない 階段の途中で意識が呆然としはじめた時、 「しつれい」 テクレンスが呟くと、エリルをお姫様抱っこで抱きかかえスタスタと階段を降りていく。テクレンスに抱きかかえられ、そのぬくもりが全身に伝わってくる。ただ、お姫様抱っこをしているということは、当然背中のバックルに触れて気づかれているはず。普通の王女や令嬢はこんな変な下着は身に着けていないはずだから、きっと怪しまれるだろう。 ―― ど、どうしよう。こんな変態な下着つけてるのバレちゃう そこにいるエリルは、恋に悩むただの17歳の少女だった。 「さあ、どうぞエリル様」 階下に降りたテクレンスは、ゆっくりとエリルを床に立たせる。エリルにとっては、夢のようなお姫様抱っこだった。ただ、特殊下着を気づかれなかったか、不安が頭を過(よぎ)る。 「あ、ありがとうございます」 「いえいえ、長旅でお疲れでしょうから、当然です」 テクレンスの笑顔が輝いて見えた。まだ、この特殊下着を着けていても、平坦なところではなんとか歩けそうだ。正面玄関にはホセが待っていた。 「姫様、あちらへどうぞ」 ホセは正面玄関馬車留めに待機している宮廷儀装馬車に案内する。今日の最大の難関がエリルの前に立ち塞がった。この特殊下着を着用したまま馬車に乗れば、走行の振動が真珠の縄を伝わり肉体を責めてくる。それは、男が女に与えるどんな愛撫よりも強力で、凶悪な悦楽を絶え間なく肉体に送り込む。股間の秘部にしっかりと、寸分の余裕もなく嵌められた真珠の縄は、一切の手加減なしに肉体を凶悪に蹂躙してくるだろう。 エリルはテクレンスやホセの前で、喘ぎ声を漏らし、淫液を垂らして、痴女のごとく半狂乱になる姿を晒すのを何よりも恐れた。しかし、さっきのテクレンスのお姫様抱っこがエリルの性欲を焚きつけているのも、うそではない。こうしている間にも、ブラジャーの激しい戒めは、痛みに加えてジーンとする疼きを生じはじめている。オイリーの「じきによくなりますです」という言葉が頭に浮かび、必死にその言葉を打ち消していく。 馬車に乗るには足を上げなくてならないが、その時に、黒革のベルトは身体の動きに引っ張られて股間のクリトリス、秘口、肛門にギュッと食い込んいく。そして秘口、肛門には真珠が深くめり込む。また、クリトリスは真珠の溝に沿って動き、包皮か陰核表面を擦りあげ刺激を生じさせる。さらに、エリルは乗車時に前かがみになることで、ドレスが肌に密着し、この変態下着のシルエットが透けてしまうこともある。痴態をさらさないためには、馬車に乗るときが、まさに勝負どきであった。 ―― 馬車に乗るときのステップは刺激を受けないようにゆっくり上がらないと。 エリルは頭の中で乗り方を何回も繰り返し、痴態を晒さないように試みていた。 宮廷儀装馬車の前では、ホセが扉を開いてくれている。 「ありがとう」 お礼を言いつつ、ステップに右足をかける。足を少し上げただけで、股間に今までと違う刺激が襲う。クリトリスに ズキン とした強い衝撃が走るとともに、間髪を入れずに ジーンとした痺れと甘美が秘口に響く、そして、肛門に ズニュ という違和感が伝わり、 「あっ・・・」 という嬌声を上げてしまった。クリトリスにはさらに、 ズキン、ズキン との刺激と ジーン、ジーン という鋭く刺すような刺激と甘美でむず痒い複雑な感覚が伝わり、間違いなく連続的に快楽の波が伝わってくる。その刺激の波にあらがえず、再び口から艶のある女の声を漏らしてしまった。 「あん・・・」 「ああ・・・」 エリルは眉をゆがめ、瞼を細めた艶めかしい苦悶の表情を浮かべながらも、唇を一文字に結んで身体に伝わる快楽の波に呑み込まれまいと必死に堪え続けた。股間の割れ目に食い込んだ真珠の菱縄から与えられる妖しい突き上げに両脚はガクガク震え、その場に崩れそうになる。 ―― 一気に馬車に乗り込まないと・・・ エリルは全身をわなわな震えさせながら、脚に力を入れて一気に馬車に駆け乗った。 ズキーン、ジンジン、 クリトリスに強い刺激が走り、腰が引ける ズニュ、ズニュ 膣口に異物が侵入して突いてくる ズキズキ、ニュチョ、ニュチョ 肛門を突きあげるとともに、穴の中を突き上げてくる。 ―― ああ、入ってくるぅ エリルの下半身の穴に真珠の縄の突起が妖しい感覚をともなって侵入してきた。 「おぅ、んあああ」 馬車に上半身を滑り込ませると、そのまま倒れ込むように座席に滑り込む。座席面が胸にあたると、乳房に強い痛みが走る。 ギーーン ブラに駆けられた黒革のベルトがさらに乳房を押しつぶし、乳房と乳首にカップ内側の突起が柔肌に押し込められ、断末魔の叫びをあげるほどの激痛が上半身を襲う。 「ぐああああ・・・」 エリルの口から悲鳴が漏れる。激しい刺激に失禁寸前まで追いつめられた。 ―― 馬車に乗るだけでこんな苦痛を受けるなんて・・・ エリルはこの特殊下着の戒めが侮れないものだと心底悟った。座席の上に横になっている姿勢から上半身を起こし、お尻を座面につけて座る。股間の真珠の菱縄を刺激しないように、ゆっくり上半身をゆっくりゆっくり起こす。ここは慎重さが欠かせない。お尻が垂直に座面に接し真珠の菱縄が押し上げられて、2つの肉穴にめり込んでいく。やはり妖しい感覚が突き上げてきた。 グググ スローモーションのごとくゆっくりと秘口に真珠の菱縄の突起部が埋め込まれていく、 「はぁ、ああ・・」 口からはしたない声が漏れて、恥ずかしい。全身に力を入れて快楽の波に抵抗する。口を手で塞いで声がこれ以上漏れないようにした。 「んっ、んんん」 手で口を抑えたおかけで、くぐもった声しか漏れない。クリトリスからは ズキンズキン 激しく刺すような感じが伝わり、その奥でジーンと心地よい波が体内に広がっていく。 ―― ああ、蕩けそう エリルは肉体に与えられる悦びに呑み込まれていきそうになる。秘口は疼き、ヌメリ具合が一段と進む。肩で息をしていると、ホセが驚いた顔をしているのが見えた。 「ひ、姫様、大丈夫?」 苦しそうな表情を浮かべるエリルを心配しているようだ。体調が優れないと思っているのだろう。エリルはホセの優しがとてもうれしくかった。 「ええ、大丈夫よ。少し疲れが溜まっているだけよ。心配しないで。」 エリルは、肉体が受けるギリギリと苦痛に耐えながらも、つくり笑顔で答える。テクレンスは、護衛のために既に馬に乗って待機している姿が目に入る。やっぱり、テクレンスが馬に乗ると、とてもスマートで恰好がつく。 「姫様が心配だから、オレ、こっちに乗っていいかな?」 ホセが気遣って同乗することを申し出てくれた。その気持ちは正直うれしいのだが、特殊下着を身に着けたままで、走行中の馬車から受ける激しい振動にどこまで冷静さを保てるかわからない。きっと走行中に厭らしい声を発するだろう。ここは、一人で乗るのが無難に思われた。 「あ、ありがとホセ。でも、・・・」 と言いかけた時、 「これは、ホセ殿、そんなところにお立ちになってないで、馬車にお入りくださいませですよ」 聞きなれた老婆の声が聞こえた。オイリーだ。 ―― なぜ、オイリーが来たの? エリルはオイリーの行動に不安を感じた。 「あ、はい、それじゃ、お邪魔して」 ホセはそう言うと、エリルの斜め前の座席に座る。宮廷艤装馬車は前部座席は3席、後部座席はボックスタイプで向かい合う形の各3席、計6席となる。前部の3席は進行方向を向いて座る。ホセは後方向きの席、エリルから左斜め前に座った。オイリーは乗り込むとエリルの真横に、当然のごとく座る。 エリルは、キッとオイリーの顔を睨みつける。オイリーは全く気にもせず、 「姫様、なにかとお付き添いした方が身世話をいろいろできますですから、お供させていただきますです」 オイリーの申し出は、エリルにとって全く迷惑な話だったが、ここで揉めても仕方がない。そのまま黙って窓の外に眼を向けた。テクレンスは馬車への乗車が終わるの見計らって、先導していく。男にしては少し細い肩、締まったウエストなど後ろ姿にもセクシーさを感じてしまうほどだった。 ―― テクレンス様と一緒に馬に乗ったら、どんなに素敵なんだろう エリルは、テクレンスに後ろから抱えられて一緒に馬に乗る姿を想像すると、気持ちがキュンする。秘口からドロッとした淫液がしたたる感触で、あわてて現実に自分を戻した。 ガクン という小さな衝撃でシートの背もたれに背中が押し付けられる。ブラカップのサイドバンド裏面に付く真珠珠が柔肌に食い込み、凶器となってギッという鋭利な痛みを強く伝える。 「いっ、んっ」 口から痛いという声が出そうになり、慌てて飲み込む。背もたれには、なるべく背中を着けないように姿勢に気を配った。座面からはゴツゴツとした突き上げる衝撃が連続して打ち込まれてくる。その刺激のひとつひとつが股間に通された真珠の菱縄に伝わり、秘部3箇所を妖しく責めてくる。 ―― くうぅ、きた 「あーん・・・」 エリルは下半身を襲う悪魔の振動に身構える。どんどん下半身は痺れるような感覚が広がり麻痺していく。この振動が身体全体に突き抜けていくと、厳しい戒めによって身体を支配していた苦痛が徐々に和らいでいく。いや、和らいでいくというよりは、揉みほぐされるようにして、ジンジンとした疼きに代わっていくのだった。 ―― ううう、からだが痺れていく。頭が変になる。 「うっ、うっ、うっ・・・」 小刻みな振動に次々と声を漏らして我慢できない。エリルは俯いて、ホセに悶え顔を晒さないようにした。その姿を見てオイリーは楽しそうにしている。 ―― おほほほ、必死に堪えてますですね。この振動はさぞやお辛いかもしれないでございますです。 ホセが車内の豪華さに驚き、語りかけてくる。 「宮廷馬車って、すげーなぁー、オレ初めて乗ったんだよ」 ホセは宮廷馬車に乗り嬉しそうだ。この宮廷儀装馬車は、前輪4輪、後輪4輪の全8輪の大型馬車で、乗車定員は9人、馭者は3人の合計12人乗りの大型馬車だった。そして皇帝専用とされ、その内装は宮廷に匹敵するほど荘重な装飾が施されている。まさに、動く宮殿とも言える代物だった。責めに苛まれながらも、ホセの言葉に無言を貫くわけにはいかず、 「こ、このような、あっ、ごう、あう、豪華な、あああ、のりもぉ、うん、の、乗り物は、はぁう、わ、私もはじめて、んん、なのよ。あん」 どうしても、口を開くと次々と嬌声が漏れてしまう。あまりの恥ずかしさに頬が真っ赤になるが、全身を貫く振動はエリルに容赦しない。冷酷に女の弱点を責めてくる。 「はぁはぁはぁはぁ・・・」 肩で小刻みに息を繰り返す。呼吸の度に、ブラのサイドバンドが胸囲をきつく締め付け、乳房を中心に胸囲を激痛が刺してくる。 ―― このままではイッテしまう、なんとかしないと・・・ エリルは快楽の波に呑み込まれ、自我を失いつつある。もはや、淫乱な痴態を晒すのは時間の問題と思われた。秘口からダラダラと淫液が流れ落ちる。 「ん? 姫様どうしたの?」 ホセがエリルの様子が変なことに気づく。 「姫様、やっぱり、無理しすぎだよ。具合悪そうだよ」 「だ、あぅ、だいじょぶ、んふ、ああ・・・」 エリルは必死に平静を装うとするが、もはや肉体が言うことをきかなくなっていた。 「姫様は、少しお車に弱いんでございますですよ」 オイリーがもっともらしく言いながら、口を挟んできた。 「えーっ、そうなのか。それじゃ、港からずっと我慢してきたの?」 「そうでございますです。姫様はお優しいございますですから、皆さまには、今までおっしゃらなかったのでございますですよ」 ホセはオイリーのもっとらしい嘘の説明に納得した様子だった。 「もうすぐ、兵営だから、しばらくの辛抱だよ」 エリルは、悶々とした苦しそうな表情を浮かべながら黙ってうなずいた。真珠の菱縄は数珠繋ぎになった真珠の縄を4本で束ねた菱形を成す。その菱形形の上部は女の秘部を突き、下部は座面に面すと押し上げられ、上部の真珠の縄をグイっと押し上げていくことになる。エリルがシートに腰かけると同時に、真珠の縄は強く秘肉に食い込んきたのだった。 ―― ああ、ああ、ああ、もうダメ 馬車の振動が真珠の縄の突き上げ、エリルの肉体の感覚を狂わせていく。 ―― 頭が、もう、真っ白、もう、空っぽ・・・ 必死に声を出さないように力を入れるが、口元が緩み。喘ぎだす寸前のところまで来てる。なんとか、手で口を塞いで、声を押し殺した。 「んんー、んんー」 くぐもった音が車内に響く。 「姫様、もう少しで着くよ。もうちょっと我慢して。」 ホセはエリルが嘔吐を催していると勘違いして、必死にエリルを介抱しようとしている。オイリーも心配そうな顔をしてエリルの背中をさすってきたが、それはもちろん演技だ。背中をさする振りをして、背中のブラのサイドバンドを上から押し付けている。背中にブラバンドの裏側に付いた円球状の突起物が柔肌に沈んでいく。背中に痛みが広がった。 「うう、ひぃぃ」 あまりの痛さに悲鳴を上げるエリル。耳元で悪魔のように囁く。 「ホセ殿に、股間の素敵なショーツが見えるようにお股を開くんでござますですよ」 「え?」 あまりにも恥ずかしい言葉に、耳を疑った。 「さあ、姫様、ホセ殿がお待ちでごいざいますですよ。膝を左右に開いて、お股を晒すでござますです。しっかりと、姫様が着ける変態下着を見てもらいますです」 エリルはあまりにも理不尽な言葉にワナワナと震えだす。エリルの着ているドレスは膝上ワンピースで丈が短い。両脚を開けば、ホセの位置からは確実に股間を覗けてしまう。命がけで自分を守ってくれたホセに股を開いて股間を見せる淫乱女の姿を晒すなどできない。エリルはかぶりを振ってイヤイヤをする。 「今すぐ、ここでスカートをまくり上げましてです、ホセ殿に厭らしい変態下着を着けた姫様の本当の姿を見てもらってもいいんでございいますですよ」 オイリーはワンピースのスカートの端に手をかけ、今にも捲りあげようとしている。その目つきは険悪そのものだった。ホセは心配そうな顔をしてエリルを見つめている。 「さあ、姫様、膝を開くんでございますです」 オイリーはエリルのワンピースの裾をしっかりと握っている。これで捲られたら、変態下着が顔を覗かせてしまう。普通の女なら絶対に着けない、黒革の股間ベルトがしっかりと股を締め上げている。瞬間的に見えたとしても、その異様さは知られてしまうだろう。モジモジしているエリルの態度に肝を煮やしたオイリーは、ホセに座席下にある引き出しから薬を探すように頼んだ。 「シートの下の引き出しに、薬箱があるでございますですよ。ちょっとお取りいただいてよろしいでございますですか」 オイリーが頼むとホセは、座席下の引き出しを開けて中を覗き込み、薬箱を探し始める。引き出しは奥が深く頭を下げないと探せない。甘美な刺激にほだされ悶え続けるエリル。オイリーはそのワンピースのスカートの端をつかむと、パッとまくりあげる。色白なエリルの太ももや下腹部、ショーツ、股間を戒める黒革のベルトがあらわになり、下半身が露出されてしまった。一瞬のできごとだった。 ―― いやっ 「むぅぅ・・・」 エリルは必死にスカートを戻そうとするが、オイリーはそれを許さず、スカートを腰上までまくりあげていく。ホセは、ごそごそと引き出しを探しているが、顔を上げてしまえば、エリルの下半身の露出を斜め前から、ガン見となる。股間に責め具を嵌められたエリルはほどんど力が抜けて、抵抗らしい抵抗はできなかった。 「や・・め・・て・・」 声を押し殺し、ホセに気づかれないように憐れにもオイリーに懇願するエリル。その耳元で悪魔が囁く 「早くお股を開くでございますです」 エリルは仕方なく、拳一つ分の間隔で膝を開いた。オイリーはエリルが従うと、スカートの捲りを元に戻す。拳一つ分の広さはそれほど大きく股間を開くわけではないが、生まれてはじめてはしたない姿を晒すエリルにとっては、死ぬほど恥ずかしい痴態と言えた。 「拳2つ分ほど開くでございますですよ」 エリルはあまりにも酷い辱めに、ブルブル震えが止まらない。涙ぐみながら、両脚を拳2つ分の広さまで開く。股間に空気が入り込みスウスウした感じになり、秘口から分泌されている淫液が冷やされて冷たくなっていく。ホセが顔を上げたら、股間を開く痴女の姿が目に入ることになる。 ―― はずかしい。 人前で股間を晒す恥ずかしさからか、全身がカッーとして体温が急上昇していく。息がどんどん荒くなる。瞳がウルウルしてきて涙がこぼれそうだ。でも、それは悲しくて泣く涙ではなく、著しい興奮によって促される涙だった。身体全体にジンジンするような心地良さが満たされていく。 ―― ああ、からだが、からだが、熱くてジンジンする 時折、馬車からのガクンという強い刺激が下腹部を襲う ガクン ガクン 「あん、あん」 「あん、あん」 ホセがエリルの喘ぎ声を不審がって顔を上げると、俯いて肩で「はぁはぁ」と息をしながら、両脚を左右に開いて身震するエリルの姿が目に飛び込んできた。股間をやや開き乱れたやや姿は妙に色っぽい感じを受ける。普通の男であれば、押し倒してしまうほど女の色気を感じる。ただ、拳2つ分程度の両脚の開きでは、奥の股間を見れるほどではなかった。 「姫様」 ホセが呼びかけると、ピクンと少し身体が反応するが、息も絶え絶えというところだ。オイリーがエリルに具合を聞く振りをして、さらに悪魔の囁きをする。 「ホセ殿が見てますですよ。さあ、腰の向きをホセ殿に向けて淫乱な股間をよく見ていただくでございますです」 オイリーはホセに聞こえないように囁く。エリルは唇をぐっとかみしめる。下賤な使用人に淫乱とまで言われ、くやしさが込み上げてくる。 ―― くっ・・・ エリルに選択の余地はなかった。エリルは座り直す振りをして、腰をひねり股間をホセに向ける。股間の菱縄ベルトが擦れて、3点の秘部を犯す。 「あーーん」 甘い声を漏らしてしまう。ホセはエリルの腰が自分に向いたことで、否応なくさらけ出された股間を目にすることになる。膝上まであるスカート、その両脚が拳2つ分開き、女の秘部が僅かだが、覗いている。うっすらと純白のデルタがチラチラ見える。 「うっ、うっ」 苦しそう小さな声を漏らすエリルは今にも崩れそうな姿だった。 ―― 姫様はかなり具合が悪いんだ ホセは、エリルの肉体がが快楽に蝕まれはじめているとは気づかず、必死にエリルを気遣う。恥ずかしさに身震いし、赤面するエリル。オイリーは急に何かを思い出したように話し出し、エリルをさらに窮地に追い込んでいく。 「あっ、そうそう」 「ホセ殿、エリル様の座席下の引き出しにお薬箱があったような気がしますです」 驚くようなことをしゃあしゃあと口にするオイリー。その表情には邪悪さが漲っている。エリルが座る座面下の引き出しを開けるには、ホセはエリルの真正面に向かって座り直し、エリルの股下に頭をうずめるような姿勢で引き出しの中を探すことになる。どうしてもエリルの股間に眼を向けてしまう瞬間がある。ましてや、エリルは拳2つ分ほど膝と足を開いている。自分の股座近くに男の頭がうずくまるなど、エリルにとっては耐え難い辱(はずかしめ)だ。 ―― そ、そんな、いや エリルの心のなかでは激しく拒絶する。ホセが真正面に座席を移動しただけでも、向かいあって座ることになる。そうなれば、晒している股の中心は否応なくホセの目に入ってしまうだろう。普通の女なら絶対に身に着けない黒革のベルトで締められた股間、その淫靡な仕掛けを施されて悶える変態女が目の前にいたら、どんな風に思われるのだろうか? エリルは秘部を眺めるホセの姿を想像して、身震いした。 ―― ホ、ホセに見られる、アソコを見られる・・・ エリルは激しい羞恥を感じ、抵抗を試みながらも、心のなかでは、ホセがエリルの秘部を見たら、どんな反応をするのか、想像している自分に気づく。頭の中で、ホセが正面に座り、徐々に頭を下げて、エリルの股間の前で頭を止める。至近距離から顔を股間に向けて、じっと秘部を見つめる。エリルはオイリーの脅しによって脚を閉じるられない。秘部を隠せないエリル。恥ずかしさが頂点に向かう。股間のデルタに張り付く、純白のパンティーを見つめるホセ。デルタの中心を縦に走り、割れ目に食い込む淫靡な黒革のベルト。割れ目付近は淫液で布が濡れている。こんな想像が頭の中をかき乱す。 ―― ああ、だめ エリルは淫らな想像で悶え苦しみ、身体を震わせる。 「姫様の座面の下の引き出し?」 「ええ、そうでございますです。ホセ殿が姫様のご正面にお座りになってお取りくださいますと助かりますです」 オイリーはホセにエリルの向かい側に座るように促す。しかし、俯きながら肩で息をして膝を開き、崩れ落ちる寸前のエリルの真正面に座るのはためらわれた。仮りにそうすれば、エリルの股間の中心を真正面から目を向けることになるからだ。自分の命の恩人でもあるエリルのそんな姿を見るのは耐えられなかった。 「いや、それは・・・」 ホセは口ごもる。その表情には困惑さが滲んでいる。 「さあ、お早く、エリル様がお苦しみになってございますです。お薬のご用意を・・・」 オイリーは最もらしく、ホセが座席正面に移動するように促してくる。エリルは俯いて肩が、はぁはぁ 荒い息を繰り返している。時々、うめき声を漏らとビクビクと小刻みにカラダを動かしている。いかにも苦しそうだった。 「姫様の座席下だな」 ホセは意を決したように強い口調で言うと、エリルの前の座席に横滑りに移動する。目の前には、扉に寄りかかりながら肩で息をするエリルの崩れた姿があった。甘栗色のロングストレースのヘアーが胸元にかかり、艶めかしい。ワンピースは普段着なのだろう、フロントはワイドで深さのあるVネックスタイルになり、豊かな谷間が肌を晒している。ワンピースのスカート部分が少し捲れているせいだろうか、やはり股間のデルタが少し覗けてしまう。性的興奮をそそる淫らな姿だった。 ホセは、正面に座るとエリルを見ないように、顔を横にわざとそむけ、頭を徐々に下げていく。顔をそむけても馬車内では、エリルの膝やふくらはぎがどうしても目に入る。ホセは目をつぶってエリルの股間を目にしないようにした。股を開いたその間にホセの頭が入り込む卑猥な状態。近くで目にするとエリルの両脚がワナワナと小刻みに震えているのがわかった。 ―― 姫様、ごめん ホセは、心のなかでエリルに謝るのだった。引き出しはエリルの両脚が妨げとなって前に伸ばすことができない。オイリーはそれを見ると、 「姫様、引き出しが出せませんです。脚をもっと広げてくださいませです」 エリルにもっと卑わいな姿を晒すようにさらに足を開くように求めてくる。これ以上は、品位のある女性がする姿ではなかった。男を求めて自ら股間を開く淫らな姿を彷彿とさせる姿だ。または変態女だ。 「姫様、オレは見てない! 薬を取ったら目をつぶる。安心してくれ」 ホセは、エリルの気持ちを察し、安心できるように気遣いを示す。 ―― もう、これいじょうは、かんべんして・・・ エリルの心は泣き叫んでいた。生まれてこの方、王女として育てられたエリルにとって、男の前で女の秘部を晒す惨めな姿などとったこともなく、恥ずかしさのあまり頭に血が上ってなにも考えれなくなっていた。もちろん、具合が悪いのではなく、快楽に身体が蝕まれ、絶頂を迎えつつあるのもある。オイリーはエリルにわざと股間をあらわにさせよとしているのは百も承知だった。しかし、ここでオイリーに逆らってしまえば、この先どうなるかわからない。 「姫様、なにをしていらっしゃるんでございますですか。恥じらってる時ではございませんです。」 オイリーはエリルの肉体が快楽に溺れ、動きが鈍くなっているのを承知しながら、さらに追い詰めるのだった。観念したエリルは、ゆっくりと両脚を開いていく。自ら股間を晒し淫らな姿を晒したエリルは、恍惚とした気分に浸っていた。 ―― ああ、へんたいだ、へんたいおんな、だ このままでは、激しいアクメに達してしまう。そうわかっていても、恍惚な心地よい感覚から抜け出せずにいる。 股間付近からごそごそと、ホセが引き出しの中を探す音が聞こえる。ホセの頭は股間の真ん前にあるようだ。もし、頭を上げたら、秘部は丸見えになってしまうだろう。 「あ、あーん」 全身を襲う恍惚感に艶めかしい声を漏らす。 「あった。これだ」 ホセは夢中に探していた薬箱を手にすると、うれしさのあまり頭をあげてしまった。横に顔を向けることなくだ。その瞬間、ホセの眼中には、女の秘部が飛び込んできた。真正面からしっかりと目に入る。左右の太ももに囲まれたデルタ。白のショーツがピッタリと肌に張り付く。そしてその中心を縦に黒革のベルトが食い込み、割れ目をしっかりと締め上げている。白のショーツと黒革のコントラストが妙に卑わいだ。太ももがわずかにビクンと波打つ。ホセはハッとして顔を急いで横にそむけるが、エリルは俯きながらも、その一部始終を目にしていた。 ―― 見ている、ホセが、アソコを見てる。見られた。 エリルの前身は真っ赤に染まるほど急激に体温が上がっていく。色白のエリルの肌が薄いピンク色に染まっていった。秘口からはドロドロと淫液が滲み出している。 「オ、オイリー、これでいいのか?」 ホセはすぐに横に滑りに座席を移動すると、動揺しながらオイリーに薬箱を差し出す。ホセの頭の中は、エリルのデルタのイメージがまるで写真のように焼き付いていた。デルタを縦に走る淫靡な黒革のベルト。ホセの脳裏からそのイメージが離れない。 「それでございますです。」 オイリーは受け取った薬箱から1本の瓶を取り出すと、エリルの口元に運ぶ。 「倦怠感などに効くお薬でございますです」 瓶をエリルの口に無理矢理に差し込むと、有無も言わさずに薬液を注ぎ込んでいった。この薬剤は倦怠感に効果があるものではなく、ただの睡眠薬だった。ほどなくして、エリルは眠りにつく。 「姫様、大丈夫でございますですか?」 オイリー自身がエリルをここまで追い込んでおきながら、白々しい演技をはじめる。まるで悪役の役者だ。その時、馬車が兵営に到着し、馬車が停車した。エリルは睡眠薬が早速効き始めたのであろう、座席に崩れ落ちて眠っている。ホセは急いでテクレンスを呼びに駆けていった。その隙に、オイリーはエリルが着ける特殊下着の戒めを少し緩める。 「これはかなり効きすぎましたでございますですね。少しお股と乳房潰しの戒めを緩めるでございますですよ」 オイリーはエリルに聞こえるように呟くと、股間を戒める黒革のベルトと、乳房を2分に押しつぶす黒革のベルトを緩めていった。エリルの肉体から激しい痛みが幾分か軽くなる。 「これで、少しは動けるようになるでござますです」 睡眠薬が効いてぐったり眠るエリルに向かって独り言のように囁(ささや)く。 「エリル様、どうされましたか?」 血相を変えてテクレンスが馬車に乗り込んできた。崩れ落ちたエリルの姿を見るや、エリルを急いで抱きかかえると、兵営の医務室に運び込み、ベッドに寝かせた。エリルはそのまま眠り続けた。