23.伸張台と回転車輪 男児5人がそれぞれ持つ鎖の手綱に引かれて、エリルは薄暗い地下廊下を犬のような四つん這いで歩いてついていく。通路の終わりには、鋼鉄製の両開きの扉が閉じられていた。見るかに堅固で分厚そうな鋼鉄扉は、ちょっとやそっとの力では開きそうにない。 ベラはその扉の鍵穴に鍵を差し込むと、イルグを呼んだ。 「イルグ!」 そう呼ぶと、シャンロンへの顔面拘束の装着を終えたのか、すぐにベラの下に駆けつけてきた。 「今、開けますよ。」 イルグはベラの意図を汲んだのか、小声でそうつぶやくと、堅牢な鋼鉄製の扉を開けていく。厚さ15cmはあるその扉をイルグは軽々と開いてゆく。伊達に誘拐を手掛けているわけではなさそうだ。 「見てわかるだろうけど、この鋼鉄製の扉は鉄の塊なんだよ。柔な女の力じゃ、この扉は開けられないのさ。つまり、ここに閉じ込められた女は、決して脱出できないってことなんだよ。」 ベラは薄気味悪い微笑みを浮かべてエリルに扉の説明をする。エリルが脱出への望みを持たないように、捕らわれの身となったことを受け入れさせようとしているらしい。 扉の向こうは、石造りの螺旋(らせん)階段が現れた。まるで円形の塔の内部のような螺旋式の階段には、フカフカの赤い絨毯が敷かれている。 「奴隷の手足の肌を傷つけないように、こうやって絨毯が敷かれているのさ。この館の元の主は随分と性奴隷を大事にしていたみたいだね。」 ベラはそういうと、スタスタと螺旋状の階段を上がっていく。男児やエリルもその後に続いていった。 掻痒促進剤のボールを膣に埋め込まれ、さらに感覚増感薬を飲まされた、今のエリルにとって、四つん這いで歩いて受ける刺激は甘美な波となって肉体を蝕んでいく。もう堪えられないほど、膣内は痒みが酷く、アソコに指を突っ込んででも掻きむしりたいくらいだった。また、四つん這い姿勢でゆらゆらと揺れる乳房は、揺れるだけでも刺激が走り、上半身全体にウズウズとしたいたたまれないもどかしさを与えていた。 脚を前に出し、這うたびに股間に食込んだ股縄がクリトリスや膣口を刺激し、声をあげそうになり、必死に息を殺すが、ボールギャグを挿入された口元からは、怪しい声が次々と漏れていた。 「はあ・・・」 「おふうう・・・」 「おあああ・・・」 犬のように四つん這いになり、口から淫靡に涎を垂らしながら腕を前後させ、太ももを前後させ、螺旋階段を上るエリルの肉体の感覚は快楽で次第で麻痺していく。さらなる刺激を求め、腰やヒップが前後左右に自然とカクカクと動いてしまう。止めようとしても、どうしても勝手に腰がひくついてしまっている。 ―― あああ、身体がもどかしい・・・・。く、くるしい・・・。 エリルは膣内の痒み、全身を襲う快楽の波に飲みこまれそうになっていた。口からはだらしなく垂れ流れる涎。膣口からも垂れ流れる愛液は股縄を濡らし、太ももを伝って膝へ、そして螺旋階段の石を濡らしている。 白く豊満な乳房はパンパンに張れ、乳首がピンピンに勃起し、否応なくエリルの肉体が欲情している様子がはっきりとわかる。 掻痒促進剤のボールや感覚増感剤は肉体のみならず、エリルの頭の中までも朦朧とさせ、正常な意識を奪いつつあった。 ―― このままでは、どうにかなってしまう・・・ エリルは必死で意識を保とうと全身に力を入れるが、それは膣内を引き締め、掻痒促進剤のボールを締め付けるとともに、股縄を膣口、クリトリス、アナルにめり込ませるだけで徒労に終わる。両手首と両足首に嵌められた革枷とそれをつなぐ鎖が階段に擦れ、ジャラジャラと螺旋階段内に無機質な鎖の音が響き渡る。 エリルの手首、足首には枷と鎖の重さが両手、両足を動かすごとに伝わり、身体の自由を奪われ、捕らわれの身となったことを否応なく心に意識付ける。 拘束具とは肉体のみではなく、装着された者自身の精神をも拘束していくようだった。 螺旋階段を四つん這いで上っていくと、男児たちの先に鋼鉄の扉が見えてきた。恐らく、1階に抜ける扉だろう。エリルはようやく、階段を上るのが終わると思ったが、ベラはその扉を開けることなく、さらに上に上がっていく。 エリルの肉体は既に限界に達し、両手足の動きがかなり鈍くなっていた。だが、男児たちは、そんなエリルの姿を嘲り笑うように、弱るエリルの首輪に繋がる鎖の手綱を引き、無理矢理に歩行させていた。 グイッ 大型犬用の首輪がエリルの首に食い込んでいく。呼吸ができないほど、首輪が首を引っ張り、エリルは無理矢理に歩かされる。 「はぐぅ・・・・・」 猿轡を埋め込まれた口から、小さなうめき声が漏れる。もうこの螺旋階段に倒れ込みそうなほど肉体はもどかしい。それを必死に四つん這いで男児たちの後を追っていく。 ―― 乳房が熱い。疼く、ズキズキする。乳房を揉みほぐしたい・・・・。アソコに指を入れて掻きむしりたい・・・・。 エリルの頭の中は、欲情し興奮している肉体を満足させることしか考えられなくなってきていた。 ―― 早く、はやく、掻きたい・・・・。 その瞳には輝きはなく、無心に何かを彷徨い求めているように見える。ベラはエリルの輝きを失った瞳を見て、満足する様子で微笑みを浮かべる。 ―― まだまだ、許してあげないわよ。肉欲の虜になるようにじっくり仕込んであげるから、覚悟しておくのね。 「ハァハァ」と荒い息をつきながら、螺旋階段を上がっていくエリル。重たい枷を持ち上げ手を前の階段に乗せ、次の階段に移動させて犬のように進む。ようやく、ベラが次の鋼鉄の扉を開け、そこから薄暗い螺旋階段内に光が差し込んできた。一階から上がったので恐らくこの館の2階になるはずだ。 男児たちは鉄の扉を目指して、四つん這いのエリルに構うことなく急いで階段を駆け上がろうとする。 うぐっ・・・・ エリルの首に黒革の首輪がめり込む。息ができないほど苦しくなり、全身が先の階段に引っ張られる。だが、エリルの全身は痙攣寸前の状態で、思うように身体が動かない。手足の枷を結ぶ鎖も動きを制しているため、重しとなって一層エリルの行動を制約する。螺旋階段で「ハァハァ」と荒い息を繰り返すエリルに、 「あらあら、、もうバテちゃったのかしら・・・ダメねぇ。」 とベラは、ニヤニヤしながら鉄の扉の外から戻ってくると、エリルの側まで階段を降りてきて、手に持った乗馬用鞭でエリルのヒップを激しく鞭打った。 ピシッ! あうっ ピシッ! あうっ エリルの尻に強烈な痛みが走るとともに、甘美な心地よさが下半身に広がっていく。性的な興奮が増したエリルの肉体は鞭打ちの激しい痛みすら、快楽に変えてしまうほどになっていた。フワーンとした恍惚感が頭の中に広がっていく。 あまりの心地よい快楽が肉体を痺れさせ、エリルの口からは涎がダラダラと滴り落ちている。猿轡の中に入れられた感覚増感薬混入のドロップは甘く、自然と涎が出てきてしまうのだった。 「うふふ、鞭がそんなに心地よかったのかしら。目がトロンとしてるわよ。おほほほほ・・・・」 快楽漬けになり、意識呆然となるエリルを見てベラは楽しそうな笑い声をあげた。 2階に抜ける鉄の扉を力を振り絞り、なんとか四つん這いで進むエリル。全身は汗にまみれ、頬は紅潮し、瞳は虚ろで苦悶の表情を浮かべている。 ―― これで弱点を徹底的に責めれば、簡単に堕ちるかもしれないわ。 ベラはエリルの理性が徐々に失われていく様に心を躍らせている。エリルは涎をダラダラと垂れ流しながら、四つん這いの姿勢で男児に引かれ、洋館2階の廊下を引かれて這っていく。この廊下は赤い絨毯が敷かれ、壁は白で統一されている。 もうずいぶん長い間、家主が住んでいないため荒廃し、埃だらけで灰色がかっているものの、昔は白を基調にした格調高い屋敷であったことがうかがえた。廊下の突き当りには白の観音開きの扉があり、ベラはその扉の前に立つと、ゆっくりと扉を開ける。 扉の向こうの室内は広いスイートルームになっており、大きなベッドが部屋の中央に置かれている。元の館の主が贅を尽くした寝室だったのを彷彿させる。ベラが手入れをしているのか、建物の外観や廊下とは異なり、この部屋は全く荒廃した雰囲気は感じられず、小ぎれいだ。 部屋中央に据えられた大きなベッドは、もともとは貴族の家主が使用していたものだろう。ベッドの四隅には黄金色の支柱が立ち天井部は天幕が張られていた。就寝時はこの支柱にカーテンを降ろし幕を張れるようになっていた。恐らく、蚊帳の機能も兼ね備えていたに違いない。シーツはベラの趣味だろうか、赤に統一されていた。 その豪華なベッドとは対照的に奇妙な寝台も置いてある。その寝台は木製で一面黒の革張りの仕立てだ。頭部とつま先の方向、つまり、寝台の上下に寝台と同じ幅の細長いローラーが付いていた。このローラーはロープを巻き取るのに使うもので、左右には船の舵を切るのに使う「操舵輪」似た輪が左右についている。上下のそれぞれのローラーからは2本の太い麻縄が伸びているのが見える。この操舵輪を回転させて、ロープを巻き上げる仕組みだ。 また、この寝台下部の後ろにも、奇妙な装置が置いてある。金属の樽のようなモノだ。上下の蓋の部分に直径1m程の回転輪が装着され、その回転輪の中心の軸からは細い鉄の棒が伸びていた。金属製の樽を横から眺めると左右に両輪があるように見える。 それ以外にも、天井のフックや滑車から何本も鎖が垂れさがり、壁際にはY字型の磔台や大型犬が収容できるような鋼鉄製の檻もある。壁には、棚がいくつもあり、そこには、手枷、足枷、首輪、ディルドなどいかがわしい器具が所狭しと並んでいる。エリルは特別室と呼ばれるその部屋の中を目にして、慄いた。まるで拷問室のようだったからだ。 特別室入口付近で呆然と四つん這い姿勢でいるエリルに向かって、 「奥まで進むんだよ」 ベラは厳しい口調で命令する。 男児たちの鎖の手綱に引かれながら、顔を紅潮させ、涎を垂らし、アソコからははしたない欲情の証である愛液を滴らせながら、ベラの豪華なベッドの横に据えられた木製の黒革張りの伸張台に向かって這っていく。 イルグもシャンロンへの拘束具の装着を終え、この特別室に入ってきた。 「この木製の黒革張りの台は『伸張台』というのさ。どうやって使うかと言うとね。この台に仰向けに女を寝かせて『バンザイ』の姿勢で両手足を縄で拘束してやって、このローラーで縄を巻き取っていくんだよ。すると、このローラーに巻き取られた縄に両手足が引っ張られて、身体が引き伸ばされるわけさ。身動きできない上に身体を引っ張られて、いろんな責めができる優れモノなんだよ。女はされるがままで悶え苦しむってわけさ。」 ベラは嬉しそうにエリルに伸張台の使い方を話して聞かせる。エリルは膣内を襲う激しい痒みと朦朧とする意識の中で、ベラの声を耳にしていた。 「イルグ、その枷と鎖じゃ、『肉穴』の肌に傷がつくからね。伸長用の革枷に変えるんだよ。首輪と猿轡、股縄はそのまま装着しておきな」 ベラはイルグに伸張台に載せるエリルの拘束具について交換を命じた。伸張台でエリルを拘束し、上下に引き伸ばすにあたって、今装着している枷では肌に枷がめり込んで傷をつけてしまうのだ。それほど、強い力でエリルの肉体を台の上下に引き伸ばすつもりなのだ。これから行われる仕打ちはまさに拷問とも言えた。 .男児たちに黒革張りの伸長台の前まで引かれる。その目の前で、イルグがエリルに命じてきた。 「尻もちをついたように座れ。」 エリルは四つん這いの姿勢から、徐々に身体を起こし、尻を床に着け、太ももの横に左右の脹脛を置く、いわゆる「女の子座り」のポーズを取った。男児は目の前に1人、左右に各2人。首輪に着いた鎖の手綱を持っているが、首輪から下がる5本の鎖はエリルの白くか細い首に大きな負担を与え、肉体を虐げていた。 ジャラ ジャラ 鎖が擦れる音が室内に響き渡る。エリルはこの鎖の音を耳にするたびに、自分が自由を奪われた捕らわれの身なのを意識せざるを得ない。 あまり膣内の痒さにそのまま股間に手を伸ばし、膣内を掻きむしりたい衝動に駆られるが、目の前にいる男児たちがエリルの裸体をじっと見つけているため、陰部を掻きむしる破廉恥なことはできなかった。 ―― くっううう、痒い、アソコが痒いし、熱い・・・・ 「随分とできあがってきてるじゃねーか。もっとよくしてやるからな。大人しくするんだぜ。」 イルグはエリルに向かって呟くと、エリルの手首、足首を拘束する枷を外していく。重い革の感触が手首と足首から離れ、手足が軽くなる。イルグは直ぐにエリルの手首に黒革の伸長用枷を巻き付け、嵌めていく。 「こいつは、引っ張られる女の手首を痛めないように、内側は柔らかい鞣し革でできてるんだ。それに枷も少し長くなっていてな、手首だけに負担がかからないようにできてるんだぜ。まぁ、こんなもの着けられて、身体を上下に引っ張られりゃ、嫌でも痛てーけどな。」 イルグは枷の話をしながら、エリルの手首にしっかりと黒革製の手枷をぎっちりと嵌めていく。手首からやや上の部分まで革枷が素肌を覆っていく。感覚増幅薬の作用もあり、枷を手首に着けるのでさえ、今のエリルには愛撫に感じられた。 「ふあああ・・・」 猿轡を嵌められた口から涎を垂らしながら、恥ずかしい声を漏らす。 「おっと、いけねぇ。クスリのおかげで敏感になっちまっているんだったな。」 イルグはそう言いながらも手加減せずに、枷のバックルを3か所嵌めていく。通常の手枷 足枷は、2本のベルトになるが、この伸張台用の枷は、細いベルトが3本のためバックルも3個付いていた。イルグは3個のバックルにそれぞれ南京錠を嵌めて、決して外れないように拘束していく。しばらくして、エリルの両手・両足首には、伸長台用の手枷・足枷が装着され、拘束具の装着は完了した。 手首・足首とはいえ、今のエリルにとっては感覚が敏感になり、どうしても愛撫をされているように感じてしまう。 「はあああああ」 手枷・足枷が装着され肌に触れる感覚に思わず、喘ぎ声を漏らしてしまう。 「アソコもグショグショだろうな」 イルグはエリルの発する淫らな声を聴きながら、わざわざエリルに聞こえるように辱めの言葉で嬲っていく。 「くっ・・・」 エリルはその言葉によって淫らに発情して愛液を滴らせる自分を恥じた。 ―― こ、こんなの惨めすぎる・・・。 女として無理矢理に発情させられ、性器は性交の準備を既に準備万端に整えている。肉体は性欲の虜になっているのだ。こんな姿は誰にも見られたくないのが、女の本音だろう。 ずっしりとした本革の重量感、先程の枷とは異なるその重みがエリルの手首と足首を襲う。先程の枷と違い、肌にぴっちりと食いつく鞣し革はその拘束具が常時装着することを想定していることがうかがえる。本格的な職人が造り込んだと思えるこの器具は、入念な作業により強い拘束性とともに、装着者への負担が少ない仕組みが施されていた。 ―― 手首が重い・・・・。こんなもの着けたら、まともに動けなくなるわ・・・。 エリルは自分の動きを拘束するこの枷の働きの冷酷さを身をもって知った。 「さぁ~て、お嬢ちゃん、できたぜ。その台の上に仰向けになって寝るんだ。両手は頭の上の方で『バンザイ』の格好だ。両脚はまっすぐ、左右に開け。」 イルグは拘束具装着の準備が整ったエリルに伸張台の上で横になるように命令する。自分がこの伸張台の上で縛られ、肉体を上下に引っ張られるなど考えただけでも恐ろしい。 意識が朦朧となり、全身が掻痒感で苛まれ、男児たちの命が奪われようとしている状況では、この伸張台の上で拘束される他なかった。両脚に力を入れると、膣内が無意識に締まり、中のボールが強く締め付けられる。それと同時に下半身にジーンとした心地よさが走り、一瞬にして太ももや脚から力が抜けていく。 「あああああ・・・」 涎を垂らしながら、膝が「く」の字に曲がり、しゃがみ込んでいくエリル。 「もう歩けなくなっちまったか。」 イルグはエリルの腰に力が入らない様子を見て、 ―― これじゃ、立ち上がる力も残ってねーだろうな。 と、この女がもう自力で逃げることができないのが十分にわかったようだ。 自分のベッドの上で寝ころびながら、一部始終を見ていたベラは、スッと立ち上がると、しゃがみ込むエリルの横に立ち、背中を激しく鞭打った。 ビシッ 「はうっ」 ビシッ 「あうっ」 「甘ったれてるんじゃないよ。この『肉穴』! さぁ、休んでないで立つんだよ!」 ビシッ 「あうっ・・・」 情け容赦ない鞭打ち。エリルの背中に激痛が走り、瞳からは涙が滴り落ちている。 ジンジン、ヒリヒリする痛みが背中から伝わり、背中の肉が削げ落ちたのかとも思うほどの激痛だ。 エリルは渾身の力を振り絞って、両脚に力を入れ立ち上がろうとする。膝はガクガク震え、太ももはブルブルとしている。腰は掻痒促進剤のを埋め込まれた膣内の疼きでカクカクして泊まらない。 内股はアソコから滲み出る愛液が股から伝って落ちている。 「ハァハァハァ」 ―― アソコが痒くて、我慢できない・・・・。全身がジンジンしてとろけそう・・・・。ああ、触りたい・・・。アソコを触りたい・・・。 「ほら、もっと脚に力を入れてしっかり立つんだよ!」 ビシッ! ベラは、ガクガク震えながら、脚を「く」の字に曲げてガクガクと身震いしているエリルのヒップに鞭を打ち付ける。 「あう・・・」 あまりの衝撃に涎を垂らしながら、エリルの顔が勢いよく上を向く。日頃から女性にとっては敏感なヒップ。少し撫でられただけでも、感じてしまうデリケートな性感帯であるにも関わらず、鞭で打ったとなればその肉体に与える衝撃は激痛にもなる。 エリルはあまりの激痛に両脚から力が抜け、しゃがみ込んでしまう。 「この『肉穴』! 立ちな!」 ビシッ 「あうっ」 ビシッ 「あうっ」 ベラは容赦なく、エリルのヒップに鞭を浴びせ続ける。 ―― 痛い、くうう、痛い、もう、やめて・・・・ エリルは心の中で泣き叫んだ。 ―― なんて娘なんだい。これだけ鞭を浴びせているというのに、許しを請わないなんて! ベラは内心焦りにも似た感情を抱きつつあった。掻痒促進剤や感覚増幅薬、激しいむち打ちの折檻など、これらを駆使すれば、今までの女は全て許しを請い、自分の奴隷となることを誓ったものだ。しかし、エリルはこれらの責めに耐え抜いている。 ―― まぁ、どこまで耐えられるか、楽しみだわね。 イルグが抱えるようにして、動けなくなったエリルを伸長台の上に寝かす。 ベラは伸張台上で仰向けになり、ゼイゼイ言っているエリルの両手首・足首の枷にローラーから伸びるロープを結ぶように命じた。 イルグはエリルの両腕をバンザイの姿勢にすると、両手首の枷にローラーから伸びる麻縄をしっかりと結びつけ、ローラーを少し巻き上げていく。 同様に、足首の枷にも伸張台下部のローラーから伸びる麻縄を結びつけ、こちらも少し巻き上げていった。 上下のローラーが巻き上がるとエリルの両手首・足首に結ばれた麻縄が徐々に巻き取られ、縄がピンと張っていく。それと同時にエリルの身体が上下に引っ張られていった。 手首と足首の枷が上下に肉体を引き、手首、足首、腕の付け根や脚の付け根に痛みが生じる。このままロープが巻き取られれば、激しく肉体は引っ張らっれ、腕や脚がもぎ取られるかもしれない。引き裂きの刑に他ならない。 エリルは慄(おのの)きながら喘ぎ声をあげるが、そんなエリルを構うことなく。イルグはローラーを回転させ、麻縄を巻き取っていく。 麻縄によって上下に引っ張られるエリル。その肉体は上下に引っ張られる張力から、伸張台の革張りの面から肩が浮き、尻が浮き、やがて、背中が浮き、エリルの肉体は伸張台の面に接することなく、浮きだった。両手首・足首にエリルの全体重がかかっていく。 「ううううっ・・・」 強い痛みに苦しむ声が漏れる。全身を引っ張られ、腹部、背中、脚、腕など全身がキリキリと痛んだ。両脚は左右に開いているため、下半身側から股を覗き込めば、股縄が食い込み、ヌメヌメに淫液で濡れた股間部が丸見えの状態だ。 伸張台の上下から両手足を引っ張られる少女の肉体の肌は白く、甘栗色に美しく光るストレートの髪は台の上で乱れ、淫らさを感じさせる。乳房は仰向けでも形は円錐形の美しい形を保ち、淡い美しいピンク色の乳首は上を向いて勃起しているのがわかる。腹部からは程よく肉付きでウエストは見事にくびれ、ヒップは丸みを帯びて美しい。ヒップから太もも、脹脛(ふくらはぎ)、つま先にかけては見事な美脚を誇っている。 その見事な肉体に装着された黒革の犬の首輪と、ウエストと股間を戒める股縄の荒縄が女の肉体を淫靡に見せる。胸は荒い息で上下し、全身は薄っすらと汗が滲み、股間からは淫液が台の上に滴り落ちている。 「首輪に鎖をつけたままじゃ、つれーだろう。」 イルグはそう呟くと、左右の鎖4本を伸長台の左右のフックにつなぐ。残りの首輪のフロント部の1本は、天井から垂れ下がる鎖につないだ。 「伸ばすのはこのくらいでいいかしら? あんまり伸ばしすぎて手足がもげちゃったら、大変だものね。朝までこのままにしておいてもいいのよ。痒くて痒くて、もう狂いそうでしょ?我慢できるかしらね。朝になったら狂人になっているかもね。ふふふ。」 エリルは全身を襲っている苦痛、膣内の激しい痒みを我慢しようと、目を閉じている。口からは涎が滴り落ちている。全身が浮いたと言っても5㎝ほどで、頭は台の上にかろうじて載っていた。しかし、天井に顔を向ければ、口が上に向き、ボールギャグ内に入れられた感覚増感剤のキャンディーを舐め、その唾液を飲みこんでしまうことになる。横に顔を向ければ、猿轡mを挿入された口からダラダラと惨めに涎を垂れ流す。どちらにしても惨めだった。 ベラは自分のベッドに腰を掛けながら、エリルが伸長台に拘束されていくのを眺めながら、次にどんな責めでエリルを苦しめようがと思いを巡らせていた。 ―― 単に、苦痛を与えるだけじゃ、面白くないわ。苦痛を与えながらも、快楽に溺れていくようにしないとね。快楽なしでは満足できない肉体にするのよ。ふふふ。淫乱な牝犬こそがお前にはお似合いなの。 ベラはこの美しい肉体を持つこの少女をとことん淫靡な牝犬につくりかえていくつもりらしい。 「さぁ~て、そろそろ、次の遊びにしようかしら。次はこれよ」 ベラはベッドから立ち上がって拘束されたエリルの側にくると、筆を見せつけた。 「これはね。筆って言ってね。まぁ、絵を描く道具よ。この筆でお前の乳首や、乳房、首筋、耳、脇腹、内股、アナルやアソコを触ってあげるわ。これって気持ちいいのよ。気に入るわよ。」 ベラはニタニタと笑いながら身動きできないエリルの耳元でささやき、そして耳に息を吹きかける。 フーッ 「ひぃっ・・・」 エリルはビクついて身震いすると同時に、驚いたのか奇声をあげた。 ベラはエリルの乳首の真上に垂れ下がる鎖を引くとその先端に筆を付け、乳首に触れるように位置を調整する。 「この筆は金属製でユラユラと揺れるのよ。それがいいのよね~」 天井から垂れさがる鎖はエリルの左右の乳首の真上の位置に調整されていた。その鎖の先端に金属製の筆を付けていく。筆先はちょうど乳首の先端を軽く撫でる位置になり、ゆらゆら筆が揺れると、柔らかい毛先がエリルの乳首の先端をそっと撫でまわす仕掛けだ。 ベラが2本の鎖の先端に筆を着け終わると、筆先はエリルの乳首をゆっくりと撫でていく。 ジジーン ジジーン エリルの乳首から痺れるような快楽が注ぎ込まれる。今までに経験したことのないような甘美なとろけるような心地よさが乳首、乳房、上半身を襲う。あまりの快楽に自分がはしたない声をあげていることも忘れるほどだった。 「ああ・・・」 「あっ・・・」 「あっ・・・・」 ―― ああ、気持ちいい。もうだめ・・・・ エリルは筆先の乳首の愛撫に頭の中が空っぽになった。 「ふふふ、悦んでくれているみたいね。でも、これだけじゃないのよ」 ベラはエリルの足元で麻縄を巻き上げるローラーの後ろに回り込み、金属製樽を弄りはじめる。この金属製の樽は低い鉄骨製の台座の上に載せられ、伸張台の上で引っ張られているエリルの身体の高さとほぼ同じだった。 金属製の樽は横に倒したような状態で鉄台座の上に載っている。水車のような輪が左右それぞれにつき、その中心軸からは鉄棒が真っすぐに伸びている。ちょうど、樽を横に倒し、両側に車輪がついているような形だ。また樽の横にはグルグル回す、ハンドルのようなものがある。鉄棒はちょうどエリルの股間に真っすぐ伸びるように調整されていた。 「この車輪は面白い形をしてるでしょ? この車輪の中心軸から出てる鉄棒の先端には、こういうものが付けられるのよ。」 ベラは笑いながら、エリルの目の前に無数のブツブツ状の突起のあるディルドをかざす。エリルは目を見開いて、それをじっと眺めるが、育ちのよいエリルであっても、それがエリルの膣に挿入されるためのモノであることは容易に理解できた。 「むっ、むむー・・・」 必死にかぶりを振りイヤイヤをするエリルだったが、その動きがさらに乳首を責める筆先の動きを活発化させることにつながり、余計に追い詰められていく。 「あぐぐぐぐ・・・」 喘ぐエリルに 「おバカさんね。そんなに動いたら、乳首に筆先がどんどん擦れるじゃないの? もっと気持ちよくなりたいのかしら? 」 「このディルドで貫いてあげるのは最後よ。この車輪を横向きから縦向きにするとどうなると思う?」 ベラは怪しい微笑みを浮かべエリルに顔を寄せ、ペロリとエリルの頬を舐める。 「ひぃ・・・・」 エリルはあまりの気色の悪さに、みっともない声をあげてしまう。 「これって、縦にさせて回転させると、オマエの股間を上から下へと動いていくわけ。つまり、この車輪に筆何本も着けると、オマエの股間を筆が上から下に絶間なく撫で続けるってわけよ。柔らかいフサフサの筆先で、敏感なところが刺激されて、それは天にも昇る夢心地なのよ。」 乳首の先端に筆先が触れるだけでも、悍(おぞ)ましい刺激が全身を駆け巡るのに、股間を筆先で絶間なく撫で続けられたら、一体どうなってしまうのか。エリルはそれを思うと身震いした。 イルグはベラの意向を汲んで鼻歌を歌いながら、金属樽の向きを変え車輪の回転方向がエリルの股間を向くように調整する。そして、金属樽の横にある回転ハンドルを回していく。 カチカチカチ カチカチカチ 回転ハンドルを回すと、独特のカチカチという音が聞こえてきた。 「この金属樽は不思議な形をしているだろう。コイツの中にはバネ仕掛けのゼンマイが入っているのさ。そのゼンマイが動力となって、この金属棒と車輪を回転させるってわけ。ゼンマイを一回巻き上げると24時間は回転させることができるらしいわ。ほんとにオプシディア帝国の技術は大したもんよ。」 ベラは車輪の穴に筆を次々と差し込みながら、金属製樽の中身を自慢気に説明した。ベラの話が事実ならば、一度ゼンマイをセットすれば、この車輪は1日中回転し続けるということだ。つまり、エリルの肉体で一番敏感な部分を車輪に取り付けられた筆が擦り続けることになる。 そんな快楽責めを1日中受け続けて、正気を保つことはできるのだろうか。エリルは絶望的な心境に堕ちていった。だが、足先の伸張台の先にはロープを巻き取るローラーがあり、それが障害となって筆先を付けた車輪がエリルの股間に近づくのは無理だった。 ベラはエリルがそのことに気づき安堵した表情を見せると、イルグに命じて金属樽の載る鉄骨製の台座を伸張台の横に運ばせた。ちょうどエリルの腰横の位置に車輪が寄ってきた。 「これはね。もともと4台あったらしいのよ。2台は乳房用、もう1台は股間責め用、もう1台は腹部や、脇腹を責めるのに使ったらしいわ。もともと台座には高さ調整機能もあるから、こうし、横から車輪を近づけていけば、股間を責めることができるのさ。」 ベラはイルグが車輪をエリルの股間を責める位置に調整している間、この装置について自慢気に話して聞かせる。 エリルの右側に配置された装置は台座の高さを少し上げ、筆先を無数に付けた車輪がエリルの右太ももの上をかすめて通り、エリルの股間の上で止まる。 「そのままじゃ、ただ、身体の上で回転するだけだからね、また、台座の高さを少し下げて、オマエの恥ずかし部分を筆先でどんどん刺激してやるわ。股縄は外してあげるわ、ワタシからこの回転車輪を心から楽しめるようにすための計らいよ。ふふふ。」 ベラはエリルの最も敏感なクリトリスに筆先がなぞるように、股縄を外して責めるつもりらしい。掻痒促進剤と感覚増感薬の効果で全身を蝕まれているいるエリルにとって、それは想像を絶する責め苦になるはずだ。ベラは手慣れた手つきで股縄を丁寧に外していく。麻縄を緩めると、エリルのクリトリスや膣口に甘美な刺激が走り、腰が前後にカクカクする。口からは自然に恥ずかしい喘ぎ声が漏れる。 股縄が外されたエリルの股間は真っ赤に充血し、クリトリスが大きく勃起している。さらに膣口からはとめどなく淫液が溢れ出している。淫慾に飲みこまれ、この肉体が完全に欲情しているのは明らかだった。 「うっ・・・・はああ・・・」 エリルが嬌声をあげると、 「あらあら、せっかくいい声で啼くのに、そんな猿轡をしていたら、啼き声が台無しになるわ。それも外さないとね。」 そう言って、エリルの顔面を革ベルトで拘束し口に猿轡を装着している拘束具を外す。 「あああ・・・」 自由になった口からは喘ぎ声がどんどんと漏れ、荒い呼吸をハアハアと繰り返す。ベラはゆっくりと、車輪の筆先をクリトリスをわずかになぞるように調整している。 この車輪に着けられた筆先は40本以上に達するが、車輪が回転すると一定の感覚でクリトリスを撫で刺激し続けることになる。それが強すぎると、女にとっては苦痛になり、弱すぎるともどかしくなってしまう。どちらにしても責められる女が苦しむのは確かだ。ベラは刺激が強くななり過ぎることなく調整して、エリルの発情してきった肉体には物足りないほどの微弱になるように筆先が接触するようにした。 「これで、クリトリスと膣口は僅かな刺激を打ち込まれて、オマエは悶々とのたうち回るようになるわ。」 ベラはエリルに残酷な言葉を吐き捨てる。 「や・・め・・・て・・・・」 伸張台の上で、両手・両足を上下に引っ張られ、股を晒すエリルには、そういうのが精一杯だった。 「何っているんだい。回転車輪責めを始める前に、少し前戯といこうじゃないかい。」 ベラは薄気味悪く笑うと、男児たちに目を向ける。 「坊やたち、あそこの棚にある筆を取っておいで、ひとり1本持つんだよ。」 そう言って、壁棚に吊るされている太い筆を指さす。男児たちは我先にと競って駆けていった。この目の前の美しい肉体を思う存分蹂躙できると考えたのだろう。5人の男児がベラの前に立つと、 「オマエ達2人は右と左の乳房だ、お前たち2人は、左右の脇腹だ。オマエは、唇をそれぞれ、この筆で優しくゆっくりと撫でるんだ。」 ベラは5人の男児たちに手際よく命じた。男児たちは、伸長台の左右に3人、2人と並び、エリルの肉体を繁々と眺めている。 両手足を拘束されているエリルは激しく抵抗しようとするも、まったく身体を動かすことができなかった。 「ヤメテ!」 エリルが悲鳴にも似た声で叫ぶ。それを号令に 「初めな!」 ベラが男児たちに筆先責めを命じた。 「いいかい。乳首と乳輪は撫でるんじゃないよ。ゆっくり、乳房を円を掻くように毛先で撫でまわすんだ。脇腹もゆっくり、上下に這わせていくんだよ。唇もゆっくりと何度も何度も毛先を這わせていくんだ。」 「はあっっ、あーーーー」 エリルの口から大きな叫び声とも、喘ぎ声ともいえる声が次々に発せられる。 「やっ・・・、めっ・・・・」 次には言葉にならず、唇と目を固く閉じ必死にこらえるエリル。その両乳房や脇腹、唇には、男児たちが握る筆先がゆっくりと這っていく。 「おおおおおお・・・・」 「はうううううう・・・・」 拘束されているエリルの身体がビクビクと震え動く。条件反射的に動く、肉体の動きだ。 エリルの肉体は乳房にゾワーっとした刺激とくすぐったさ、じれったさなどが複雑に絡み合い、悶々とした刺激がどんどんと肉体の奥に達してきた。また、脇腹からはくすぐったさが、心地よい快楽とジワジワとした刺激に代わり、もっと強い刺激を肉体が渇望する。唇を刺激する筆先はまるで、柔らかいキスのような刺激を与え続けて、頭の中が蕩けそうになる。こんな刺激を与え続けられたら、どうなってしまうのか。エリルはそんなことも考えられなくなっていた。 「ふははは。もう声も出ないかしら? 拘束されてこんなことされたら、狂っちゃうわよね。いいのよ狂って。狂って狂って色情女になり果てなさい。」 「も・・う・・・、や・・・め・・・て・・・」 全身を筆先責めにされながら、許しを請うエリル。指先はギュッと握られ、とめどなく与え続けられる快楽の波に耐えている。 「ふふふ。もう快楽なしでは生きいけなくしてやるわ。オマエはいつも発情した牝犬に成り下がるのよ。」 ベラは冷たく言い放つと、回転車輪のゼンマイのレバーを引く。筆先が埋め込まれた回転車輪は非常にゆっくりと回転を開始し、エリルのクリトリスを投げ上げる。同時に、エリルの全身に電撃のような悦楽が貫く。 「ああ・・・」 エリルの全身がビクンといすると大きな喘ぎ声が発せられる。 「こんなので、そんなに啼いてちゃダメよ。声が枯れちゃうわ。」 ベラはそうつぶやいて回転車輪がゆっくりと回転し、エリルのクリトリス、膣口を撫で上げるのを確認すると、男児たちに筆先責めをやめさせ。自分はベッドに腰かけた。 「いい啼き声ね。こうして、1夜中責め続けたら、少しは従順になるかしら・・・」 ベラはエリルの鳴き声を眠り歌にしながら、寝付くつもりだ。