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なお2 from fanbox
なお2

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「女子小学生の上履き博物館」の管理人

世の中にはいろいろな博物館があるのをご存じだろうか? 例えばアイスランドにあるペニス博物館。 これは文字通り、いろいろな動物のペニスに関する博物館だ。 他にも、刺青の博物館、琥珀の博物館、においの博物館、と風変わりな博物館はいくらでも存在している。 こんな風に、世の中には変わり者がたくさんいるもので、その変わり者たちがつくった、変わり者のための博物館が存在しているのだ。 そして、その一つが東京の片隅に建てられた「女子小学生の上履き博物館」である。 この博物館は、その名の通り全国の女子小学生の使わない上履きを集めて作られた博物館であり、その収蔵量は300万足にも達する。 これらは、変わり者の館長が50年以上かけて収集したものだ。 よく卒業式の日に靴箱でいらない上履きを回収しているのを見たことがないだろうか? 実はあれは、上履き博物館が各学校に依頼して実施しているものだ。 もちろん、その年に卒業する女子児童全員の上履きを回収することは不可能であるが、だいたい2割くらいの上履きはうちの博物館へと持ち込まれる。 他にも、地域によっては、児童たちに無料で上履きを購入してあげる代わりに、前の上履きを下取りする活動などもやっており、そういう地道な活動によって、300万足という収蔵量になっているのだ。 申し遅れたが、私の名前は野崎真一。 この「女子小学生の上履き博物館」の管理人をしている46歳男性だ。 とある縁があって、20年前くらいからこの博物館で働いている。 まあ、この場で隠すこともないから率直に言ってしまうと、私は大の上履きフェチだ。 特に、女子小学生の大きくて汚れた上履きに非常に興奮する。 だから、毎日仕事の合間にそんな性癖を満たしてくれる上履きを探索しているのだ。 どうだろう?この読者の皆さんなら、少し羨ましく思えてきたのではないか? では、この管理人の仕事について少し紹介する。 なんだかんだで管理人の仕事は忙しい。 まず、全国各地から毎日数百足の上履きがうちの博物館には持ち込まれる。 これらを私含め数人で仕分けしなければならない。 その上履きが採取された地域、汚れ具合、サイズ、分かれば持ち主の情報までも記録し、その上履きを奥の収蔵庫に整理・保管していくのだ。 この作業は結構骨が折れる。 だが、そんな日々の中でお気に入りの上履きを見つけた時の感動はひとしおものだ。 こっそりその日だけ家に持ち帰って、、なんてこともできるのだ。 上履きの収蔵庫の巡回も仕事の一つだ。 収蔵庫というと、皆さんは小さなサッシの倉庫を想像するかもしれないが、300万足を収蔵する倉庫はそんなもんではない。 配送センターのような広大な敷地面積を有する倉庫に、採取年代順、サイズ順に巨大な棚が並んでいるのだ。 アマゾンの倉庫と検索してもらったら、そのイメージが湧きやすいかもしれない。 その中で何か異変が起きていないか、懐中電灯をもって巡回する。 厳密に温度管理された倉庫内であるが、大量の上履きが放つなんとも言えない匂いが充満している。 まあ、私はこの匂いも大好きなのであるが。 先ほど述べたように私は大きな上履きが大好きだ。 だから、各年代の棚の一番端っこ、つまり一番大きいサイズが収納されている箇所を重点的に巡回している。 だが、倉庫内には監視カメラもあるわけだし、お気に入りの上履きを見つけたところで、その場であれこれするわけにはいかない。 そのため、収蔵された上履きを並べなおすふりをして、その上履きに触れたり、そのサイズを確認したりしている。 私も私なりに苦労しているのだ。 長年この仕事をしてきて分かったことは、意外と大きな足を持つ女子児童は多いということだ。 自分の小学生時代の同級生女子の足のサイズについて思い返すと、女子の方が発育が速いとはいえ、せいぜい24.0cmくらいが関の山だったと思う。 だが、こうやって膨大な量の上履きを観察していると、今の女子児童のだいたい5%は25cm以上であるから驚きだ。 最近の小学生の発育が昔より良くなったのだろうか? 中には、28.5cmなんていう大物もいる。 こっそりとその名前を確認すると、とある有名なバレーボール選手の小学生時代の上履きだったなんてこともあるのだが。 まあ、私の仕事はこんなところだ。 そんな中、先日とんでもない大物を手にすることができた。 そのことについて皆さんに知っていただこうと思い、筆を取った次第だ。 その日は、ちょうど卒業式シーズンで、仕分け作業に追われていた。 一連の仕分け作業について書くと、まず無造作にビニール袋に詰め込まれた上履きの中からペアを見つけ出し、撮影スタンドで撮影する。 そしてその画像とサイズ、採取場所、汚れ具合、持ち主名などをパソコンに入力し、発行された登録番号のタグをその上履きのかかとに取り付ける。 最後にそれらをトレーに乗せ、ベルトコンベヤーで上に書いた収蔵庫に送る。 そこでまた別の作業者が、陳列棚へと収納していく。 まあ、そういった流れだ。 作業は交代しながら進めるのだが、その日俺は上履きの山の中からペアを見つけ出す作業をしていた。 そのとき、大量の上履きの中に、明らかにデカい上履きのつま先が見えたのだ。 一般的なバレエシューズ形の赤い上履きだ。 だが、つま先のゴムの部分が異様にデカい上、幅が他の上履きの1.5倍はありそうだ。 俺はすぐさまその上履きへと手を伸ばし、上履きの山の中から引っ張った。 それにしても重い。 上履き自体も重いし、そのサイズ故に他の上履きと複雑に絡み合っているようだ。 しかも、触りごごちからして相当分厚い布で作られているように感じる。 巨大な獲物が手に入る予感がムンムンしていた。 「ん、よいしょ!」 俺は、声を出してようやくその上履きを引っこ抜くことができた。 薄汚れた赤いバレエシューズ。 だが、デカすぎてもはや上履きに見えない。 大き目のバッグのような存在感だ。 その上履きの迫力たるや、壮観の一言だった。 俺は、撮影スタンドにその上履きを載せる。 だが、デカすぎてスタンドから大きくはみ出してしまっている。 その撮影スタンドは、30cm角のトレーの上にスマホスタンドを設置した簡易的なものだが、その上履きはそのトレーよりはるかにデカい。 目測だが、トレーより10cm以上デカいのではないか? ということは40cm越えということか? このトレーに収まらないサイズの上履きを見たのは、長年勤める俺もこれが初めてだ。 全身の血が引いていくのを感じる。 俺は、とんでもない大物を手に入れてしまったのだ。 俺は、上履きの山の中からもう片方も引っ張り出した。 他の上履きと明らかに違うから、すぐ見つけ出すことができた。 その片方も撮影スタンドに載せ、両足そろった状態でその上履きを眺める。 「デ、デカい。。」 その一言しか出てこない。 まず形が他と全然違い、めちゃめちゃ縦長だ。 かといって幅が狭いわけではなく、幅も普通の上履きの1.5倍はありそうだ。 だが、縦にはもっともっと長い。 幅1.5倍、縦2倍といった感じだ。 ここまで大きい足になると、自然とこういう形になるものなのか。 この俺でも、こんな大きな上履きを見たのは初めてだからよくわからない。 俺は、急いで中敷きに刻印されているサイズを確認する。 中敷きには、黒ずんだ足の跡がはっきりと残っており、そこにこの上履きの持ち主の足があったことがうかがえた。 そして、かかとの部分にある擦り切れたサイズ表記に目をやる。 かなりかすれているが、「44.0cm」という表記が目に飛び込んできた。 その衝撃のサイズに俺の頭は真っ白になった。 皆さん想像がつきにくいと思うが、44.0cmということは、一升瓶よりもはるかに大きいし、500mLのペットボトルを2本縦に並べてもまだ足りないくらいだ。 いかに巨大か、想像できただろうか? よく見ると、上履きの中の空間がとてつもなく広い。 44.0cmというサイズ以上に広大に感じられる。 44.0cmということは、単純計算22.0cmの上履きの倍のサイズということになるが、上履きの中の空間の大きさはそれどころの比ではない。 多分22.0cmの上履きなら5個、いや詰め込めば10個くらい入ってしまうのではないかと思うくらいの空間がそこに鎮座している。 こんな大きな足を持つ女子児童がいるのか。 俺は興奮が抑えられなくなっていた。 少し目線をずらし、ヒールの部分に目をやる。 よく名前が書かれている場所だ。 そこには「しのはら ここな」とひらがなで名前が書いてある。 ここなちゃん。今どきの女子児童らしいふんわりした名前だ。 だが、この巨大な上履きの持ち主は「ここなちゃん」というのか、と想像すると、そのギャップになんとも言えない気持ちになる。 「ここなちゃん」なんていう子供っぽい名前の児童でも、44.0cmの巨大な上履きを履く時代になったのだ。 感慨深いというか、恐ろしいというか。 多分親御さんも、この子に可憐で可愛らしい子に育ってほしくて「ここな」という名前を名付けたのだろう。 それが、こんなにも巨大な上履きを履く女の子に成長してしまったのだ。 44.0cmの足を持つということは、身長も2mでは済まないはずだ。 そんなことを想像すると、なんだかゾクゾクしてくる。 もっとも、この子の親御さんもそ相当長身の可能性が高いのだが。 だが、よく考えると上履きの名前がひらがなで書いていることも少し気になる。 小学5年生や6年生だとしたら、普通漢字で名前を書かないだろうか? たくさんの上履きを扱ってきた俺の経験からも、名前がひらがなで書いてあるのは低学年が中心で、4年生くらいになるとだいたいは漢字で書かれることが多い。 「まさか。。」 俺はそう思い、その上履きが入っていたビニール袋の採取地を確認する。 上履きを入れるビニール袋には、それぞれ出所を記載した紙が張り付けてあるのだ。 すると「〇〇県〇〇市立〇〇小学校3年4組 使用済み上履き回収」と書いてあった。 ビンゴだ。この上履きの持ち主は小学3年生だ。 俺はまた興奮が抑えられなくなっていた。 卒業シーズンに回収された上履きだから、てっきり小学6年生の上履きだと思っていたが、そうではなかったのだ。 しかも、卒業生ではないということから、もう一つ分かる衝撃の事実がある。 それは、この上履きが小さくて履けなくなってしまったから捨てられたということだ。 どういうことかというと、卒業生の上履きを回収する場合は、中学校に上がるときに上履きのデザインが変わるからという理由で捨ててしまうことが多い。 だが、それ以外の在校生の場合、次の学年に上がるときも同じ上履きを履けるのだから、サイズアウトしない限りその上履きを履き続けるだろう。 だから、この上履きが捨てられているということは、もうこの上履きの持ち主はこの上履きが小さくて履けないということを意味するのだ。 俺は、恐る恐るその巨大な上履きの奥を覗き込む。 「やはり。。」 そこには、上履きのつま先いっぱいに押し込められていたであろう足指の跡がくっきり残っているではないか。 その足指の跡のデカいこと。。 親指の跡なんて、卵くらいの大きさがありそうだ。 恐らくこの子は最後、この上履きをつま先を押し込めながら無理やり履いていたのだろう。 だが、どうしても履けなくなり、この上履きは捨てられてこの博物館へ寄贈されてきたのだ。 いろんなことが衝撃的過ぎて、俺は何が何だかわからなくなってきた。 「小学3年生」、「女子児童」、「ここなちゃん」、「44.0cmの上履き」、「小さくて履けない」 これらの単語が、俺の脳内でうまく結びつかないのだ。 だが、これらの混乱した思考をつんざくように、ムワっとした足の匂いが漂ってきていることに気づいた。 間違いない。この上履きから漂ってくる匂いだ。 上履きから俺の顔は、1mくらいの距離がある。 この距離でもここまで匂いを感じられるなんて。。 匂いについてもとんでもない大物に違いない。 俺は、勇気を振り絞り、上履きに顔をうずめた。 俺も結構頭が大きい方だが、それでも俺の頭はその上履きの履き口にすっぽりと収まってしまった。 小学3年生の女子児童の上履きの中に、おじさんの頭が収まるなんてとんでもないことではないだろうか? 俺は、そのままゆっくりと息を吸い込む。 「すーっ、すーっ、、」 臭い。。もうそれ以上の言葉が出てこない。 酸味の強い雑巾にカビが生えたような匂いだ。 おそらくカビ臭さは、靴箱の保存環境によるものだと思うが、この雑巾のようななんとも言えない匂いは、ここなちゃんの足から発せられたものだろう。 小学生は活発に動くから足裏の汗の量が多く、このような匂いが発生することはよくある。 だが、ここなちゃんの大きな足裏から発せれる汗の量は、常人の比ではないだろう。 それが、この強烈な匂いのもとになっているに違いない。 俺はもう我慢できなかった。 鼻をその中敷きにこすりつけるように近づけた。 そして、上履きの中に顔をうずめながら、下半身をまさぐり始めてしまったのだ。。。 まあ、ここからは書けたものではないから、皆さんの想像にお任せしよう。 ただ、その様子を館長に見られて、こっぴどく叱られてしまったということだけは、申し上げておこう。 この話を通じて皆さんに覚えておいて欲しいのは、この日本にはまだまだ発掘されていない巨大な女子児童がいるということだ。 ここなちゃんは、今後もどんどん成長し、もっともっと大きな足の持ち主になることだろう。 来年にはもっと巨大な上履きをこの博物館に寄贈してくれるかもしれない。 俺は、上履きファンとしてこの子を応援してやまない。 (完)


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