「(時々)週刊う之介さんの進捗」#58
Added 2024-01-15 16:40:35 +0000 UTC初めまして。もしくはごきげんよう。う之介です。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今回は、昨年末に投稿した『虫歯っ娘百景』のことについてちょっと自作語りします。
『虫歯っ娘百景 渡会あやめを見つめる瞳』のこと
投稿する前にここに書いたと思うのですが、「やっぱり、甘いお菓子食べて、歯磨きおろそかにして、虫歯だらけになる女の子っていいよね」というポスト(ツイート)に激しく同意して、練り始めたのがこのお話です。
そのままだと、本当に王道で単純なお話になってしまいそうだったので、ちょっと工夫してみようと思い、「周囲の目から見た虫歯っ娘の様子」を書いてみることにしました。
個人的には、本人の視点で書くのが一番やりやすいのですが、それはあえて書かずにやり通しました。
周囲が虫歯に気付く色んなシチュエーションを用意しようと意気込んではみたんですが、自分の発想が貧困で、ありきたりのものになってしまったのが残念なところです。ただ、職業体験での子供への読み聞かせは、なかなかいいんじゃないかと自画自賛してます。
虫歯の数や進行度合いに関しては、ちょっとやりすぎ&盛りすぎかなと思ったんですが、「俺はこんなに虫歯だらけの女の子が見たいんじゃー!」と勢いで突っ切りました。
虫歯の原因になるお菓子ですが、今作は綿あめを出してみました。純度100%の砂糖、女の子受けする見映え、比較的安価なので沢山食べる、口の中で溶けて食べてる感がないのに歯にはベトベトとくっつく、この辺の特徴が、虫歯っ娘にピッタリじゃないかと思います。
今回、一番書いてて楽しかったのは、高3春の学校歯科健診です。探針で虫歯をグサグサ突き刺しながら、「汚い」「恥ずかしい」と罵っての健診。大興奮しながらノリノリで書きました。確か、執筆速度が一番速かったのがこのシーンだったはずです。
書きながら二転三転したのは、保健室のお話でした。
プロットの時点では、「生理痛と偽って痛み止めをもらう」という話だったんですが、調べてみたら、保健室では内服薬は出さないらしいと知り、「頭痛と偽り、冷却シートを貼ってもらう」話に変えて、一度書き終えました。
そのあとで、「おい待てよ。本人の視点を出さないんなら、歯が痛くて苦しんでるシーンはここでしか書けないんじゃないか」と気付き、書いたシーンをほとんど破棄して、正直に「歯が痛いんです」と泣くお話になりました。電話の内容もそれに合わせて変えたので、整合性がちゃんと取れているか、不安になったのを憶えています。
名前は、今回も言葉遊び的に点けてます。お気づきの方もいるか分かりませんが、主人公の渡会あやめは、
・わたあめ→わたらい あやめ です。
以下、こんな感じ。
・戸田日鞠(おとまり→とだ ひまり)
・木見谷雫(虫歯に気付く→きみたに しずく)
・利井原芙蓉(読み聞かせに利用→りいはら ふよう)
利井原みたいな、意味分からん名字が出来上がるのは、こういう背景があったりするからです。
長々と色々書いてきましたが、そろそろ終わります。
あれこれと考えたりすることも多く、王道であるがゆえにそのまま書いたらありきたりというプレッシャーもあったり、12月のお休みは丸々これに費やしたりと、しんどい原稿にはなりましたが、反応もよく、自分としても面白いものが書けたなと満足しています。
今回はこんなところです。
特殊性癖オンリーの次回開催のアナウンスがありました。多分、出ると思います。出し物は、ムシバレー部かなあとかぼんやり考え始めたところです。
それではこの辺で。