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雷夏。/raika

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【イラスト講座】全身絵のラフの描き方

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【はじめに】

今回の講座では、リクエストを多くいただいていた全身絵のラフの描き方です。この講座では体の比率や図形化などを解説していきます。次回12月に公開予定である「構図の考え方」と合わせてラフと構図について学ぶことで、自分の思い通りの一枚絵を描けるようになることを目標としています。

ラフを描く時にはもちろん人体の知識も必要ですが、線の描き方も線画とは違ったコツがあるので、主にその二点に着目して解説していきます。

人体の構造やラフを描く際に意識するポイントは、絵柄やペイントソフトに左右されないため、ぜひみなさんのイラストに役立ててほしいと思います。


【注意事項】

全ての講座に言える注意事項です。講座には私の個人的な観点も含まれるため、必ずしも正しいとは言えません。定説・理論が存在しない場合もあり、私の個人的な価値観が反映されている部分もある為、ある程度の誤差や例外、間違った部分があると思います。そのことを考慮していただき、寛大な心でご覧下さい。ただ、私の講座は完璧ではないかもしれませんが、経験上のものであることは確かなので、参考になると思った部分は吸収し、皆様の今後のイラスト活動に活かしていただければと思います。


【イラスト作成に使用したもの】

使用ソフトはProcreate、使用ペンはラフの段階ではソフトブラシ1.1 のソフト円ブラシのみです。もしくは、鉛筆のようなザクザク描けるブラシもおすすめです。ペンは自分に合った好きなものを選ぶと良いと思います。キャンバスサイズはA4の2894×4093px、解像度は350dpiから始め、後々トリミングします。

参考資料;スカルプターのための美術解剖学


目次;

1.ラフを描く際のポイント

2.人体の構造

3.ラフを描く際に着目する骨と筋肉

4.まとめ

【1.ラフを描く際のポイント】

【ペン選び】

私は最近はラフも線画も塗りもほぼソフトブラシ1.1のソフト円ブラシを主に使っていますが、たまにラフに使うペンを変えると新鮮な気分で描くことができたり、ザクザクと気持ちよく描けたりすることがあります。どのようにして選んでいるかというと、主に

筆圧調整ができるもの

・硬すぎないペンであること

の二点です。

プロクリエイトだと下の画像のようなものになります。これさえ満たしていれば問題ないと思うので、この2つを基準に探してみるのがおすすめです。

【ラフを描く際に意識するポイント】

1.画面を拡大しすぎない

線画を描く時や細かい部分を塗る時にはキャンバスを拡大しますが、ラフを描くときには意識してキャンバスを拡大しないようにしましょう。ラフは細部のこだわりではなく、大まかな全体像や流れを整えるのが1番の目的だからです。

いつもどれくらい私がどれくらい拡大してラフを描いているのかが分かる動画は、YouTubeの2時間ドローイングシリーズで確認できるので、ぜひ見てみて下さい。

▶︎【2 hours drawing #1】シナモンミクを描いてみた【Procreate/プロクリエイト】

▶︎【2 hours drawing #2】質問に答えながらアーニャを描いてみた


2.線の強弱を意識して描く

特に曲線部分は筆圧を使い分けて強弱をつけて描くとラフの段階である程度完成のイメージが湧きやすくなります。後々線画を描く場合にもとても良い指標になるので、ラフの段階から線の強弱を意識すると良いでしょう。


3.注意するポイント

太い線で描くのはあまりおすすめできません。線画を起こす際に、どこを基準にすれば良いのか分からなくなってしまうからです。(下の画像参照)ラフを描く時には、線画を起こす時をイメージしながら描くとより精度の高いラフを描くことができるようになります。

【2.人体の構造】

ラフを描くにあたっての事前知識は前項で解説したので、いよいよラフの描き方に入ります。

全身絵を描くにあたって、まずポイントになるのは人体の比率です。比率とはすなわち頭身のことです。成人男女の現実的な比率は男性が約7.4頭身、女性が7.2頭身ですが、キャラクターの場合男性は6〜7頭身、女性は5.5〜6.5頭身です。モデル体型と言われるようなキャラクターでは男女ともに8頭身ほどになる場合もありますが、ほとんどは上記のような比率なので、描く際の目安にしてください。私の場合は、かなり二次元的な体型にデフォルメするのが好きなので、全身を頭頂〜おへそ、おへそ〜膝、膝〜足先と三分割した時にだいたいそれぞれが同じくらいの比率になるようにしています。(太ももの長さはふくらはぎより長いので、若干おへそ〜膝の比率は長くなります。)


次に、上半身を頭、トルソー(頭部・両腕・両脚、すなわち五体を除いた胴体部分のこと)、骨盤の三つのブロックに分けたときの比率についてです。下の画像のキャラの比率が私がラフを描くときに意識している大まかな数字です。

また、実際は太ももの方がふくらはぎより長いですが、キャラクターの場合は同じ長さにデフォルメしても良いと思います。ラフを描いている時になんかキャラクターがイカついな...と思った時には、一度比率を見直してみてください。特に自撮り写真などを参考に描いているときにはデフォルメに落としこむ工程を忘れないように意識すると良いです。

【3.ラフを描く際に着目する骨と筋肉】

ラフを描く際に意識するランドマークは「関節」です。私が特に意識している部分は鎖骨、ひじ、手首、骨盤、膝、くるぶしです。これらのポイントを押さえて描くと絵に説得力が増し、自然なポーズが描けるようになります。またこれらのランドマークを基準に体(お腹、背中)、腕(上腕、前腕)、足(太もも、ふくらはぎ)の筋肉を描写します。女性のキャラクターの場合はさらに脂肪も追加します。こちらについては前回の「肌の塗り方完全版」という講座で解説しているので、そちらも参考にしてください。今回は特にラフを描く際に気をつけているポイントを順番に解説していきます。


【上半身】

鎖骨;ランドマークとして多くの人が描く線だと思いますが、なかなか正確な位置に描くのが難しいです。構造を理解すると意外と簡単に描けるので、以下の資料を参考にしてください。

上腕、前腕;腕の長さの比率と、筋肉のつき方を意識した上で胴体とどのように接続しているのかという3点が理解できていれば、腕は簡単にマスターできます。ぜひこの3点は覚えておくとスムーズにラフが作成できると思います。もちろんラフを描く際に資料は揃えますが、ポイントを意識して資料を見ることで正確性が上がります。

【下半身】

太もも、ふくらはぎ;上半身に比べてシンプルなので、ある程度形を覚えてしまうとかなり楽にラフが描けるようになります。太ももとふくらはぎの各ポイントを理解していきましょう。

(太ももの形を認識しやすくした例)


【ラフの例】

これらを踏まえながら実際に私が描いたラフの紹介です。

【4.まとめ】

今回はラフを描く際に適したペンの選び方から、線を描くときに意識するポイント、そして全身の比率を理解した上でパーツごとのランドマークに注目して解説していきました。各体のパーツごとに意識しているポイントは、私が実際にラフを描く際に特に気をつけていることなので、ぜひ実践で活かしていただければと思います。


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Comments

Thank you for the tutorials so far, Raika-san!

Thank u so much( ; ; )

ちーずさんのお役に立てたようで何よりです。こちらこそありがとうございます☺️

沢山の要望のうちの一人です…!!リクへお応え下さりありがとうございます…!!永久保存します(T T) イラストに落とす際に、人体の構造の中でも特にどの部分を意識するのがポイントなのかとても分かりやすくて感激です(T T)

Thank you as always Raika sensei! Love the effort you put into helping others as well as your art!

Jet

I would be happy if I could contribute to your new art method☺️🫶

ありがとうございます😭♡

I love your Tutorials. I am a Tradition Artist and want to learn digital too. I am happy i found your yt Account and i am More happy to Support you in Exchange ☺️

drawniac

更新お疲れ様です! 今回も非常に分かりやすくタメになりました!!

でゅら*


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