2024年12月投稿
ツイッターがまたシャドウバンになったのでこっちだけにこっそり投稿します。
(無料記事だからもしよかったらポストして宣伝してくれると嬉しいです!)
昔々に相方と考えて話をしていたオリジナルの話が結構あって、今後はそういうのも改めて絵に残していけたらいいなあと考えている次第です。
以下、設定画です。
身長差のあるラブラブ二人組、いいですよね。
人外と人のカップリングも大好物です。
以下、妄想文です。
(読まなくて大丈夫です)
ある国の山間部、外部の人も滅多に寄り付かぬ場所に、ひとつの村がありました。
その村は、近隣の山に昔から住んでいる魔物……村人からは「ぬし様」と呼ばれ恐れられ、同時に敬われている魔物と長く共生関係にありました。
ぬし様は知能が大変高く、またとても強い力と魔力を持っていましたので、獣害や霊害から村人や村の作物を守ってあげる代わりに、村人から定期的に貢ぎ物を捧げられておりました。
ある時、ぬし様から村人にひとつの要求が下ります。
「次の貢ぎ物には、村の娘をひとり寄越すように」
村人たちは仰天しました。昔から直接の交流こそ少ないものの「人」そのものを求めることのなかったぬし様が、我々のうちの誰かを食べるつもりだというのです。
たちまち、村人たちは誰を生け贄にするかで大騒ぎとなりました。
結局、生け贄に選ばれたのは、小さい時分に両親を事故で亡くし、親戚に育てられていた若い娘でした。
老人や大人ではぬし様の要求に逆らったことになってしまうかもしれない。ぬし様の怒りを買ってしまうかもしれない。長く共生関係にあるとはいえ、村人たちはぬし様の人となりを知ることはありません。
彼らはぬし様の短い要求の言葉の通り、娘……それもできるだけ若い、幼い娘を生け贄にすると決めるしかありませんでした。
「しっかりぬし様の機嫌を取って、満足させてあげるんだよ」
「ひょっとしたら食べられないで済むかもしれない」
村の大人たちにそんな言葉をかけられながら、娘の首に今まで触ったこともないようなきらきらした宝石で出来たネックレスが掛けられました。
皆が噂をするぬし様というのは、いったいどんな恐ろしい化け物なのかしら。
沢山の貢ぎ物と一緒に、まだ何も知らぬままの娘は生け贄としてぬし様の住む山へ運ばれていきます。
自分が食べられるためではなく、ぬし様の気まぐれで呼ばれただけとも知らずに。
やがて最愛の人となるぬし様の元へ、運ばれていくのでした。