「たぁ!」
私が聖水の剣を振るうと、魚のような蛙のような異形がサラサラと砂のようになって消えていく。だけどその異形は、不快になるほどの濃い磯の香りを振りまきながら、次から次へと無限に現れてくる。
「ハーメルン!」
私は私の中に封じられている悪魔の力を解き放った。陽気な笛の音で人を操るその力で、異形同士を襲わせる。
私が戦っているのは悪魔じゃない。深淵に潜む悪魔ダゴンが生み出した異形たち。悪魔の力の副産物。倒しても倒しても、無限に海からやって来るこれらの目的は、若い女性を生贄と称して弄ぶこと。可哀そうに、悪魔に生贄として狙われた女性が私のすぐ後ろで怯えているのが分る。
せめてこの人だけでも守らないと。私は・・・どうなってもいいから。
「これを見て。」
異形たちが仲間割れをしている隙に、私は女の人に小さな手鏡を差し出した。鏡の中の悪魔・ジャバーウォックの力で彼女を鏡の中へと導いた。
これで大丈夫・・・これで・・・
ズクン・・・
「・・・っ・・・!!」
胸が内側から嬲られるような感覚に、声を出してしまいそうになる。悪魔の力を使った代償に、私のカラダはその悪魔に好き放題にされてしまう。ハーメルンにジャバーウォック・・・二柱の強力な悪魔を使った代償で、私は立っていられないほどの責めを受けてしまう。
無限に湧き出てくる異形を相手に、こんな状態の私が勝てるハズも無く・・・
ズバ!
鋭い爪が私の背中を切り裂いて、
ジュウウ・・・
異形が吐き出した体液が私の腕を焼き溶かす。
「うぐぅ・・・うぅ・・・」
その痛みに私は聖水の剣を落としてしまう。
「あぁぁ・・・そんな・・・」
武器を無くした私に、異形たちが群がってくる。爪で体液で私を責め、噛みつき血を貪りマナを啜っていく。
「くあぁあああああああああ・・・」
ジュルジュルジュルジュル・・・
あ・・・ぁぁ・・・音を立てて・・・私が貪られていく。こ・・・こんなところで・・・されるがままになるわけには・・・
ピシピシピシ・・・バキンっ!!
メドゥーサ・・・私の中の悪魔の力で、群がった異形達を石に変え、そして砕く。また使ってしまった悪魔の力。胸の中でまた悪魔が暴れ回って、
「うぅ・・・あぁあああ・・・」
私は胸を抑えて悶えてしまう。
ズブズブズブズブ!!!
異形が槍を、四方八方から私に突き刺して・・・あ・・・あぁぁ・・・槍は私の血を啜り・・・毒を注ぎ込んでくる。
「あぐぅ・・・あぁああああ・・・」
苦しむ私を、鏡の向こうで女の人が不安そうに見つめている。心配させちゃダメ・・・嘘でも・・・安心させなきゃ・・・
「大丈夫・・・アナタは大丈夫だから・・・だから安心してお休みなさい。」
私は鏡の向こうに語り掛けながら、ドグラマグラという悪魔の力を発動させて女の人を深い眠りへといざなった。目が覚めるころには、鏡の世界から解放されているでしょう。
「んくぁ・・・あぁぁあああああ・・・」
私は喉を反らせて苦しみ悶えてしまう。ハーメルンにジャバーウォック、メドゥーサにドグラマグラ・・・いくらなんでも悪魔の力を・・・強力な悪魔の力を立てつづけに使いすぎたわ。
私は・・・もう、立っているのがやっと・・・
隙だらけの私の両腕は異形に掴みとられ、無理矢理バンザイの姿勢をとらされてしまう。
「うあぁぁ・・・」
そして・・・無防備にさらされた私の胸に、何本もの槍が・・・あぁぁ・・・
ザシュザシュザシュ!!!
「うぁ・・・あぁあああああああ・・・」
ズクンズクンズクン・・・
槍は生き物のように脈を打ち、胸から血を啜り、胸に毒を注入していく。
―――可愛いお胸を虐められて、随分苦しそうね―――
私の中の悪魔達が囁きかけてくる。
―――さぞや苦しいでしょう。小生どもに身を委ねれば、その苦しみから一瞬で解放させてあげることが出来ますがね―――
―――意識は闇に呑み込まれ、その肉体は九十五柱分の悪魔の力を持つ、ソレはソレは恐ろしいナニカになるであろう―――
―――欲望のままに人々を苦しめ、全てを破壊する恐ろしい悪魔にな!―――
くふっ・・・うぁ・・・あぁあああ・・・そ・・・そんなこと・・・絶対に・・・だめ・・・なの・・・
―――そうまでしてこの世界を守りたいの?健気だねぇ~~~―――
―――違う違う。マリアちゃんは苦しめられるのが好きな変態なんだよ。敗北の快楽に身も心もどっぷりとつかりながら、その身を蕩けさせているのさ―――
そ・・・そんなこと・・・あるわけ・・・
―――それじゃぁ、マリアがもっと苦しめるようにしてやろうじゃねぇか!!!―――
その声と共に、
ドクン!
心臓が高鳴って・・・そして・・・
「んあぁぁああああああああ・・・」
カラダが敏感になって・・・あぁぁ・・・血を貪られる苦しみも・・・毒に犯される苦しみも・・・倍になってしまって・・・
「あ・・・うぁぁああ・・・」
どさり・・・私は両膝を付いてしまった。あぁぁ・・・周囲の異形達が、私を勝ち誇ったように見下ろして、グリグリと胸に刺さった槍をグリグリと動かして・・・私を責め嬲るの。
「あがぁあああああああ・・・」
私はもう異形達の玩具になって、されるがままに悶え苦しむ事しか出来なかった。
「ぅぁ・・・あぁぁああああああ・・・」
―――カラダをクネクネさせて悦んで・・・やっぱりマリアちゃんは敗北願望の変態なんだね―――
私の中の悪魔が・・・あぁぁ・・・言葉で責めてくる。
「んくぁ・・・んはぁあぁ・・・」
私を責め詰るその言葉に、反論することさえ出来ない。
ズボズボズボ!
私に突き刺さった槍が、一斉に引き抜かれた。
「んつぁああ・・・」
ドチャリ・・・
私はうつ伏せに倒れてしまう。
「あ・・・ぅあ・・・」
異形のぬるりとした指が私の顎を持ち上げる。ギロリとした魚のような目が、苦しげに喘ぐ私の顔を覗き込む。だらりと開いた口から、不快なまでに濃縮された磯臭さが漂って、私はそれを吸い込んでしまう。
あぁぁ・・・異形はその手に持っている禍々しい首輪を、長い鎖が付いた首輪を、私に嵌めようとしている。
それを首にかけられたら・・・もう私は異形達の所有物になってしまう。
ドキンドキン・・・心臓がうるさいくらいに激しく波打っている。
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・
自分の息が荒くなるのを感じる。
ダメ・・・抵抗しないと・・・
でも・・・あぁぁ・・・カラダが・・・動かないの・・・
―――本当に?―――
―――本当は抗おうと思えば抗えるくせに―――
―――なんなら俺様が力を貸してやろうか?―――
悪魔たちの声が、言葉が、私をどこまでも貶めていく。
違うの・・・そんなんじゃないの・・・私は・・・私は・・・
カシャン!
首輪の留め具を嵌められる音が鳴り響いた。
「あ・・・あぁう・・・そ・・・そんな・・・」
それは私が完全に敗北した瞬間だった。悪魔に辿り付くことすら出来ないで、それが生み出す異形達に嬲られて責められて、そして、それらの所有物にまで成り下がってしまった。
戦いは終わった。終わってしまった。そしてこれから始まるの。
私の本当の地獄が・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「あ・・・ぁぁ・・・う・・・ぁぁ・・・ああぁ・・・」
浜辺で木製の十字架に磔にされた私の周りを、化け物達が歌い踊りながら取り囲んでいる。あぁぁ・・・私の心臓に長く細い針が突き刺さって・・・その針を伝って私の血が一滴づつ・・・少しづつ・・・小さな壺に滴り落ちていく。
首輪をかけられた私は異形達に踏みつけられながら、道路をズリズリと引きずられてしまった。
そして、ぼろ雑巾にされた末に磔にされて・・・少しづつ血を奪われて・・・
「あ・・・んぁ・・・う・・・うぁぁ・・・」
壺に血が溜まっていくほどに、異形達の歌がボルテージを上げていく。
「イア!イア!クトゥルフ・フタグン!」
冒涜的な響きが、私の耳朶から入り込んで、魂を汚していくの・・・
「はぐぅ・・・うあぁあ・・・ぁぁあああああ・・・」
あぁぁああっ・・・!!!どっぷりと濃い瘴気が私を苦しめる・・・何か・・・悍ましいナニカがやって来る・・・悍ましいナニカが・・・目覚めようとしている・・・
ポタリ・・・ポタリ・・・
壺に私の血が満ちて、禍々しいモノの気配が満ちてくる。そこにいるだけで、全身を瘴気に犯されているような感覚に襲われてしまう。最初は微かだったその感覚が、だんだんハッキリと、激しくなっていく・・・
「んくぁあああ・・・ぃああああ・・・ゃぁああああああ・・・」
―――随分といい声で鳴くじゃねぇか―――
―――まだ何も始まってすらいないのに―――
私の中の悪魔たちが騒ぐ。
―――深淵の悪魔ダゴン――-
―――見るだけで発狂するほどの悍ましい悪魔だ!―――
―――ほらご覧、地鳴りをあげながら、海から現れるあの姿を―――
悪魔が言った通りに、地響きをあげながら海面が大きく盛り上がり、そして、巨大な、形状しがたいほど恐ろしい姿の悪魔・ダゴンが現れた。
「イア!イア!イア!」
異形達がダゴンの元へ走り寄り、そして次々とそのカラダに取りこまれていく。その異様な光景を、磔にされた私は逃げることも出来ずに見つめていた。
「今宵の生贄・・・何しても死なない・・・ダゴン・・・嬉しい・・・」
悪魔の恐ろしい言葉に、背筋を冷たいモノが走る。何をされても私は死なない。死ぬことが出来ない。
あぁぁ・・・私は一体何をされてしまうというの・・・
「そ・・・そうよ・・・私は・・・死なないわ・・・だから・・・アナタを・・・あぅぅ・・・」
私は必死に強がろうとしたけれどそれすらも遮られて、胸の管を引き抜かれる痛みに悶えてしまう。
ニュルニュルニュル・・・
ダゴンの触手がお腹に巻き付いて、そしてそのまま引き寄せられてしまったの。
「うぁ・・・あぁああああ・・・」
私に見せつけるかのように、ダゴンは巨大な口を開いた。その口の中は、とても悍ましい・・・沢山の触手や舌がウネウネと蠢いた。幾つもの鋭い歯がまるで血に飢えた拷問具のように無秩序に生えている。そして口の奥から、私を見つめる無数の目。
「う・・・ぁぁ・・・」
あぁぁ・・・気も狂わんばかりの最悪な光景。ドロドロとした唾液に塗れ、凄まじい異臭を放つその口内。その凝縮された地獄に、私は頬り込まれてしまった。
バクン!
悪魔の口が閉じ、完全な闇に包まれた。
ジュルジュルジュル・・・
ネトネト・・・
幾つもの触手や舌が、私のカラダ中を責め嬲る。
「んはぁ・・・んぁ・・・あぁあぁぁああああああ・・・」
私のカラダは弓なりに仰け反って、その悍ましい愛撫を受け入れてしまう。私には性的責めは苦しみでしかないのに、まるで悦んでいるみたいにクネクネと蠢いて、甘い吐息を吐いてしまう。
そんな私を、暗闇の中で見つめる無数の視線を感じる。感じてしまう。スリスリと擦りあう太ももに、さらけ出された腋に、耳まで真っ赤になった顔に、イヤらしく仰け反った首筋に、硬くいきり立ったちく・・・胸の先端に・・・
視線が・・・
あ・・・あぁぁ・・・見ないで・・・こんな・・・イヤらしい私を・・・
あぁぁあ・・・
勿論、ここで受けるのは性的責めだけじゃない。不揃いに生えた無数の歯が・・・尖った刃が肉に突き刺さり、臼のような歯がこの身をおし潰す。
「あぐっ・・・あがぁあ・・・うぁ・・・あぁあ・・・んはぁああああああ・・・」
ザクザク
ゴリゴリ
ズブリ
ゴキン・・・
拷問というには生ぬるい責めを受けなかがら、でも私のカラダは、触手の愛撫を受けている時と同じように、艶めかしく蠢いてしまう。激痛にあげる声も、艶めかしいモノになってしまう。
あぁぁ・・・どうして・・・どうして私・・・こんなに・・・
―――うふふふふ・・・本当は分かっているくせに。―――
―――マリア、貴様は我々のような邪悪に、苦しめられる為だけにあるのだよ―――
違う・・・私は・・・悪魔を封印するために・・・
チュウウウウウウ!!!
全身を激しく吸われて・・・頭が爆発してしまいそうなほどの激感に、私は思考を手放してしまう。
ジュッパジュッパ・・・クチャクチャ・・・ゴリゴリ・・・
ダゴンは、私のカラダを味わいつくすかのように、しゃぶり、吸い、噛み砕く。
「うあん・・・あぁあ・・・いあぁ・・・んうう・・・」
私を蹂躪し、弄びながら、ダゴンはその口内を凄まじい瘴気で満たした。
「うぐっ!・・・あぁああああ!!!」
トドメとばかりに瘴気で焼かれた私のカラダは、噛み飽きたチューイングガムのように砂浜に吐き出された。
「ぜはぁ・・・ぜはぁ・・・うぁ・・・・ぜはぁ・・・」
新鮮な空気を求めて荒々しい息をする私のカラダに、またダゴンの触手が絡みつく。
「うぁぁ・・・そんな・・・また・・・あぁぁあああ・・・」
そして高く掲げられて、今度は下半身に食いつかれてしまって・・・
「んぁぁああああああ・・・」
お尻を・・・クリトリスを・・・秘部を吸われ、舐められ、撫で上げられる。
「んぁぁ・・・あぁああ・・・あぁあああああああ・・・」
悍ましいその責めに、私のカラダはあっけなく屈服してしまって・・・あぁぁ・・・絶頂を迎えてしまったの・・・
「あ・・・ぁぁ・・・ぅ・・・」
私は力なくぐったりとしてしまう。だけど、悪魔が私を休ませてくれるハズも無く・・・
ゴリ・・・ゴリゴリゴリ・・・
下半身を噛み砕かれる痛みに、
「うぐぁああああ・・・あぁぁあああああ・・・」
私は身を捩り声をあげる。
私の下半身は、何度も砕かれ押しつぶされ、その度にすぐに元通りになってしまう。苦しめられる為だけに私のカラダは再生し、そして破壊されてしまう。
文字通りの生き地獄。何度も叩きこまれる凄まじい激痛。
それなのに・・・
「いぁああああああああ・・・・」
私は・・・またイってしまったの・・・
「う・・・あぁぁ・・・ど・・・どうして・・・」
―――痛みでも絶頂しちゃうんだね―――
―――淫乱どMじゃねぇか―――
違う・・・私・・・そんなんじゃ・・・
「あぁあああああ・・・」
ズチュウウウウウ・・・
また・・・激しく吸われて・・・アソコを・・・お尻を・・・クリトリスを・・・
「んはぁっ・・・ンんっ・・・ひぁあ・・・あ・・・あああ・・・」
―――何をされても感じるんじゃねぇか―――
―――乳首をそんなに硬くしちゃって、いやぁね。変態!―――
やめて・・・お願い・・・そんなこと・・・言わないで・・・あぁぁあああ・・・
「んはぁっ・・・あぁああああああ・・・」
また訪れてしまった絶頂・・・今度はぐったりと絶頂の余韻を味わうことすら許されないで、
ジュルジュルジュルジュル!!!
吸引が・・・激しくなって・・・
「はぅ・・・あぁぁあああ・・・も・・・もう吸わないで・・・あぁぁ・・・やめ・・・あぁぁあ・・・」
私はカラダを激しく震わせて、悶え喘ぐことしか出来ない。
あぁぁあ・・・吸われて感じている私の下半身に、沢山の視線が絡みついているのが分る。
「んくぁああ・・・あぁああああっ・・・いあぁああああ・・・」
私は何度も何度も絶頂して・・・
ううん・・・ずっと絶頂したままになっていて、それでも許してもらえずに、
吸われ続けて・・・
そして急に砂浜に吐き出されたの。
ベチャ!
「う・・・あぁ・・・あ・・・あぁぁ・・・」
こんな好き放題されて、なんの抵抗も出来ないなんて・・・
ぬらぁああ・・・
あぁぁ・・・また触手が私に近づいてくる。ワザとゆっくりと、私に恐怖を与える為に。
「くっ・・・くぅ・・・ふぅ・・・」
冗談じゃないわ・・・何度も・・・思うがままにさせてやるもんですか・・・私は力の入らない下半身を引きずるように、必死に逃げようとしたけれど・・・
ヌルン・・・
そんな私を嘲笑うかのように、触手が絡みついてきて、
「う・・・うぁ・・・そ・・・そんな・・・」
そして、今度は彼女の上半身が口の中に・・・
あぁぁああ・・・腋に・・・首筋に・・・耳に・・・そして胸に・・・
ドロドロとした触手と舌が・・・あ・・・ぁぁあああ・・・
責められるほどに喘ぎ、喘ぐほどに口内に満ちる腐敗したダゴンの息を吸ってしまう。それはあぁぁ・・・私をカラダの中から犯していって・・・汚していって・・・
いやぁぁ・・・嬲られて、それを従順に受け入れる私のいやらしいちく・・・乳首を・・・闇に潜む無数の目が見つめて・・・
「あぁぁん・・・んぁ・・・あぁああああ・・・」
辱められ続ける私の胸・・・今までも、散々悪魔たちに可愛がられてきた私の胸を、今度はダゴンの大きな歯が、押しつぶし始めた。
ゴリゴリバキバキ!!!
「うぐっ・・・ぁぁああああああ!!!」
胸を押しつぶされて、私は絶頂を迎えてしまった。圧迫感に、痛みに、そして屈辱に、私はあっけなく絶頂を迎えてしまった。
「ぃぁ・・・あぁあああ・・・」
絶頂すると、ダゴンの歯は締め付けが弱くなり、私の胸は少しだけ解放されたようになる。
だけどそれもつかの間。
ゴリゴリゴリ!!!
またすぐに胸は押しつぶされて、
「あぁぁあああああああ・・・」
私は絶頂を迎えてしまう。
それが何度も何度も何度も何度も・・・
叩けば音の鳴る玩具みたいに、
私は何度も何度も何度も何度も・・・胸を噛み砕かれて・・・絶頂してしまって・・・
―――負けるのが癖になってしまったね―――
―――このまま永遠に弄ばれ続けるのかな?―――
私の中で悪魔が嗤う。
ダメ・・・こ・・・こんなの・・・
私の中の名も無い悪魔の力を使って、炎の槍を作り出した。
ズブリ!
ソレは私を噛み砕こうとした悪魔の上あごに深く突き刺さり、焼いた。
「ぐぎゃぁあああああああああ!!!!」
痛みに叫ぶダゴンに、私は吐き出された。
どちゃり!
「う・・・あぁぁ・・・人の事を・・・玩具にするからよ・・・」
炎の槍を握りしめながら私はそう言ってやった。
散々苦しめられた末の抵抗。
だけど、私に出来る事はそこまでだった。
「おおおおおおぉおおおおおおお!!!!!!」
凄まじい怒りの咆哮を上げたダゴンは、その体から生えた無数の触手で私の胸を殴打した。
「うぐ・・・あぁあ・・・んくあぁああああ・・・」
バシンバシンバシンバシン!!!まるで嵐のように降り注ぐ触手の攻撃。それをされるがままに胸に受け続ける私の様子が、脳裏に映像として浮かんできてしまった。きっと悪魔達の力に違いないわ・・・あぁぁ・・・どうして・・・胸を打たれているのに・・・カラダをしならせて・・・胸を突き出すようにして・・・まるで・・・おねだりしているみたいに・・・
「もっと・・・もっと・・・苦しめ!!!」
私が握っていた炎の槍が、ダゴンの触手に奪われてしまった。怒れる深淵の悪魔は、その槍を私の胸に突き刺した。
「っっぁあああああああああ・・・」
ドジュウウ・・・
あぁぁ・・・音を立てて・・・私の胸が焼かれていく・・・胸が焼かれる痛みに襲われてしまう・・・
「生贄の・・・くせにっ・・・ダゴン・・・お前・・・許さない!!!」
私は何度も槍で胸を刺し貫かれ、焼かれてしまう。
「あぐっ・・・うぐぅ・・・ぐぁああああ!!!」
そうして散々槍で責めた後、ダゴンの触手はまた私のカラダを絡めとって・・・
「うぁ・・・あ・・・あぁあああ・・・」
今度は四肢を大事の字に引っ張って、身が引き裂かれる痛みで私を苦しめ始めた。
「あぐ・・・あぁあ・・・うがぁあああああ・・・」
そしてピンと突っ張った私の、突き出された胸に、無数の触手がうじゃうじゃと迫って来た。
「いやぁあああああ・・・」
タコのような吸盤が付いた触手・蛇のようなウロコに覆われた触手・粘液に塗れた触手・イボイボの触手・先端に顔がついている触手に、おちん・・・ちん・・・のような触手・・・種類も大小も様々な触手が、私の小さな胸を無茶苦茶にして・・・
「はぅ・・・んあぁぁ・・・ひぁぁん・・・あぁ・・・あぁあああ・・・」
ピンと四肢を突っ張らせて、性感の逃げ場が無くなった胸がジュルジュル悍ましい音を立てながら嬲られる。エクソシストしてだけではなく、女性としても完全に敗北してしまった無様な姿・・・脳裏に私のいやらしい姿が、ビジョンが鮮明に浮かぶ。ハッキリと見えてしまう。月明りに照らされて、ヌラヌラと悶える私の姿が。
あぁぁああ・・・私は・・・私は本当に・・・悪魔に苦しめられる為だけの存在なの?
こんな思いをしてまで戦って・・・この身に悪魔を封印しても、毎晩メフィストに血を吸われ苦しめられて・・・封印した悪魔達からも責められて・・・
これじゃぁ私・・・何のために・・・
ううん・・・ダメ・・・絶望に呑まれたら・・・それこそ悪魔の思うつぼなの。
「ま・・・まけ・・・ない・・・」
私は必死にそう口にした。
そう・・・そうよ・・・たとえこの身がどんなに蹂躙されようとも・・・私は絶対に・・・
ジュルジュルジュル!!!
私の強がりは、ダゴンを興奮させてしまって・・・触手の責めは激しさを増した。
「んくぁああああああ・・・っ・・・ぁ・・・!・・・!!!・・・」
右の乳首は吸盤に啄まれ、左の乳首には細い針の様な触手を激しく抜き差しされて・・・まるで犯されているみたいに・・・
おちん・・・あぁぁ・・・男性のモノのような触手が薄い乳房に押し付けられ、その先端から迸る白濁液が胸をドロドロに汚していくの・・・
絶え間なく与えられる凄まじい性感に何度も絶頂して、絶え間なく与えられる激痛にも何度も絶頂して・・・
全ての感覚にもう、絶頂の連続は途切れることなくて、最早声を出すことすら出来なくなって、口をパクパクさせながら苦しむ事しか出来ないのに、それでもまだ四肢を引きちぎるように引き延ばされ、胸をグチャグチャに責められてしまって・・・
でも・・・私は・・・
「ひっ・・・はっ・・・っ・・・んっ・・・ぁ・・・こんなの・・・なんでも・・・っっ!!!・・・・!!!!!!」
女として・・・エクソシストとしてのプライドを失うわけにはいかないの。私は・・・負けるわけには・・・
―――そうやって必死に守った誇りが、ズタズタにされるのがいいんだよね―――
―――苦しめられる為に、強がっているんでしょ?分るよそれくらい―――
ち・・・違うの・・・そんなんじゃ・・・
「あぁぁぁぁぁあああああああん・・・」
必死に強がるほどに、責めは激しくなっていく。
でも・・・それでも・・・
「はひゅ・・・っあ・・・!・・・ん・・・!・・・」
背中が折れそうなほどに身を反らせながら、私は徹底的に胸を責められ続けたの・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「はぁ・・・うあ・・・あぁぁ・・・・」
激しい胸への凌辱が終って、私は砂浜の上でぐったりとしていた。
あぁぁ・・・責めの余韻が残っていて・・・しつこく私を苦しめ続けている。
「まだ・・・許さない・・・ダゴン・・・お前に・・・呪いをかける・・・」
ダゴンがそう言うと、私の周囲に魔法陣が描かれた。
「お前・・・深淵に・・・お前連れていく・・・ダゴン・・・そう決めた・・・」
その言葉と共に、魔法陣がカッ!眩い光を放って・・・
「あっ・・・あぁぁ・・・あぁあああああああああああ・・・」
あぁあああっ・・・胸に・・・下半身に・・・何かがまとわりついてくる・・・
足を呑み込んで胸に貼り付いて、そして、ジュルジュルと吸いながら、ウネウネと蠢いて・・・あぁぁ・・・眩い光に包まれて何も見えない中・・・私は・・・何をされているの・・・
あぁぁああ・・・
「あぁぁ・・・いやぁぁ・・・んはぁあああ・・・」
光がおさまり、柔らかい月明かりに目が慣れた私は・・・自分の下半身が、魚のようにウロコに覆われているのを見た。それはまるで人魚みたいで・・・そして、両胸にも貝殻が付いていて・・・
「あぐ・・・んくぁ・・・ひあぁん・・・」
下半身のウロコも、両胸の貝殻も、私を責め続けている。ウロコはウネウネと蠢き続け、貝殻はジュルジュルと触手のようなナニカで責めを与え続けいてくる。
「はぁぁん・・・んくぁ・・・あぁあああ・・・」
「お前の苦しみ・・・これからが本番・・・深淵のそこで・・・永遠に苦しみ続ける・・・それがお前の運命・・・」
「あぅ・・・あ・・・アナタなんかに・・・私を・・・」
私は必死に抵抗の言葉を口にしようとした。だけど、
「深い深い深淵の底・・・もうお前・・・逃げられない・・・」
ダゴンはそう言い放って、私に触手を巻き付けて、
「あぁん・・・」
そしてそのまま私は・・・暗い海の中に引き釣り込まれてしまったの・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「んぁぁああ・・・うぁぁああ・・・んぅぁぁあああ・・・」
そこは海というよりも、闇そのものだった。
人魚になった私は全身をダゴンの触手に責められながら、深淵へと引きずり込まれていく。
下半身をウロコに嬲られ、両胸を貝にいたぶられ、苦しみ身を捩る私の姿を、闇の向こうから無数の目が見つめている。その視線を感じてしまう。
その視線で感じてしまう・・・
「んくぁ・・・んはぁ・・・ぃぁあ・・・」
闇の中で、ナニカの手が私を弄っている。ナニカの舌が、私を舐めまわしている。闇の中に潜むナニカが私を蹂躪している。
いや・・・違う・・・闇に潜むナニカじゃない・・・闇そのものが私を・・・私を責めて・・・
あぁぁああ・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
高いビルがいくつも建っていた。海の底の深淵、そこはかつてそこにあった街の廃墟だった。その廃墟に、夥しい数の異形がひしめき合っている。
「こいつらは・・・飢え続けている亡霊・・・海の底で・・・永遠に待っていた・・・お前を・・・」
闇の中でダゴンの言葉が響く。
その異形達が・・・あぁぁ・・・私に集って来て・・・
ガブリ!
噛まれた肩口から、私を滅茶苦茶に食べ尽くしたいという欲望が流れてくる。
カラダ中を咀嚼されて、牙で刻まれて、全てを啜られ味あわれる感覚が、一瞬で流れ込んでくる。
ジュルリ・・・
腋にしゃぶりつかれて、私の全身をしゃぶりたいという欲望が流れ込んでくる。
おヘソも耳も、アソコも汚いところも全て、滅茶苦茶に舐めしゃぶられる感覚が、一瞬で流れ込んでくる。
ザク!
鋭い爪が、貝殻ごと私の胸を引裂いた。裂かれた貝はすぐに元に戻って、引裂かれたことに怒ったのか・・・責めが激しくなってしまう・・・
そして・・・あぁぁああ・・・私の全身を引裂きたいという欲望が・・・ズタズタのボロボロに引き裂かれる感覚が・・・一瞬で流れ込んでくる。
異形達はドロドロとした欲望で私を苦しめて、その欲望に責め苛まれる感覚が・・・あぁぁあ・・・絶え間なく私を苦しめ続ける。
「・・・っ!!!!!・・・・ぁ・・・!!・・・」
もう声をあげることも出来ずに、闇の中のたうちながら悶え苦しむ私を・・・あぁぁ・・・無数の視線が・・・
「何をしても死なない・・・何をされても死ねない・・・お前は・・・ここで我らの欲望を受け続けるのだ・・・永遠に・・・永遠に・・・」
闇そのものになったダゴンが私に語り掛けてくる。
あぁぁ・・・その言葉は・・・きっと現実になるのね・・・
百の悪魔を封印するまで・・・あと少しだったのに。
三人目の『養父』漱石の顔がふと思い浮かんだ。
ごめんなさい・・・私・・・アナタの愛した世界を・・・守れそうにな・・・い・・・
ズボ!
異形の手が、私のお腹を突き刺した。
「!!!・・・!!・・・」
それは・・・私の子宮を掴んで・・・直接・・・禍々しい欲望で私を犯して・・・
「あぁぁああああああああああん・・・」
異形達の手が次から次に私を貫いて、
カラダの中から欲望に染められて・・・
―――アハハハハハハハハ!!!すごく苦しそう!!!―――
―――イヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!魂を凌辱される気分はどんなだ?―――
―――オホホホホホホホホホ!!深淵の底でアンアン喘ぎ続ける。アナタにお似合いの無様な姿ね―――
私の中の悪魔達が私を嘲笑う・・・
あぁぁ・・・
無数の異形達の欲望が私を呑み込んで・・・
「んぁぁあああああ・・・」
気の遠くなる時間・・・私は悶え続けたの・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・・・深淵に立つ教会。かつては地上にあって、人々の祈りを聞き続けたその廃墟の屋根に、私は飾られていた。全身をギラギラとした欲望にコーティングされて、金の人魚像になった私は、暗い深海を照らし続けているの。
あぁぁ・・・もう声をあげることも身を捩ることも出来ないけれど、全身を覆う欲望に常に責められ続けて・・・
私を苦しめるのはそれだけじゃない。闇に光る私に群がった魚達に啄まれ、ヌルヌルとタコに絡みつかれ、甲虫がワサワサと這いずりまわる。
はぅ・・・ぁぁぁ・・・あぁああああ・・・私の中の悪魔達に、何気ない刺激にも苦しむように作り変えられて・・・永遠に終わらない拷問に晒されているの。
深淵に囚われた私は、死ぬことも狂う事も出来ずに、
こうして、永遠に苦しみ続けるのね・・・
「さて、海水浴もそろそろ終わりにしましょうか。」
突然声がした。この声は、メフィストフェレス・・・私と契約した、太った悪魔。
「どうして早く助けに来てくれなかったの?って思ってますね。我々は悪魔ですよお嬢さん。深淵で永遠に苦しむ貴女を、たっぷり愉しませていただきました。」
力を与えた代償に、私の血を啜る悪魔・・・メフィストフェレス。姿は見えないけれど、ニタニタと嗤っている様子が目に浮かぶ。
「苦しめば苦しむほどに血は甘くなっていく・・・今の貴女の血の味は、どれほどに美味なのでしょうな。」
その言葉と共に、私の心臓がドクンと高鳴った。
私の魂に、異形達の・・・ダゴンの魂が流れ込んでくる。
ひぐっ・・・んぐぁ・・・あぁぁあああ・・・
小さな箱に、巨大なモノが大量に流れ込んでくる・・・魂がミシミシと悲鳴をあげ、今にも砕けそうになってしまう。
「さぁマリア。長く続いた貴女の物語もいよいよ大詰めです。貴女の為に用意された舞台の上で、淫靡に舞って下さいね。」
姿の見えないメフィストが、声を出さずに笑った。
私の意識は、光に包まれて、そして・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
最初に気が付いたのは潮の音。
そして、磯の香り。
私は、びしょ濡れのセーラー服姿で、浜辺で横になっていた。
「へっへっへっへ・・・マリア様、手前どもを覚えてますかい?」
目が覚めた私を、野球帽を被った中年男性と、スーパーの袋を腕に下げた太った中年女性が見下ろしていた。
「う・・・うぅ・・・『強姦』と・・・『殺人』・・・」
得体の知れない恐ろしい悪魔の名を私は口にした。
あぁぁ・・・これから・・・私は彼らに責められるのね・・・
私の心を読んだのか、強姦という名の悪魔が、
「いえいえ、手前どもの出番はまだもう少しだけ先です。これからマリア様を苦しめるのは・・・」
「こっちにいたぞ!」
誰かが叫ぶ声がした。
「悪魔はこっちだ!」
数人の男女が砂浜を走り寄って来る。神父さんみたいな姿の彼らに、私は声をかけようとした。
ダメ・・・この悪魔達は得体が知れなすぎる・・・きっとアナタ達では・・・
「あ、そうそう安心してくださいな。貴女にとっては永遠の時を深淵で苦しみ続けたのでしょうが、実際は一晩しか経っていません。」
そう言ってニヤリと嗤う強姦を無視して、神父達が私を取り囲んだ。
「悪魔マリア!貴様には神の裁きを受けてもらう!」
悪魔・・・私が?
何を言ってるの?
神父たちは、呪文のようなモノを唱えた後、私に向かって十字架を突き出した。
そこから光線のようなモノが、私の胸に向かって伸びて、
「うあぁぁあああ・・・あぁぁぁああああ・・・」
「穢れたその身に神の光は効くだろう!」
「苦しめ悪魔!カイン様より授かった力だ!」
カイン?・・・カインですって?
やっぱり・・・アイツ・・・まだ生きて・・・
「あぁぁああああ・・・っっ・・・」
聖なる光に責められて身を仰け反らせる私を、
強姦と殺人、二柱の悪魔がニタニタ嗤いながら見つめていた。