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読書紹介文「うさことば辞典」

今回の本は、本屋さんでつい表紙買いしてしまったものです。「うさことば」という題名と表紙の可愛さ、そして内容を「うさぎ」に絞った一点突破な面白さに惹かれてしまいました。


うさことば辞典(森山標子 絵/グラフィック社編集部 編)

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この本は、

・飼い主さんがよく使う言葉

・日本のうさぎにまつわる言葉

・海外のうさぎにまるわる言葉

を集め、紹介しているものです。また、それぞれの言葉には、可愛いイラストが添えられています。


飼い主さんがよく使う言葉としては、足ダンや耳洗いなど野生の頃から持っている生態による行動をあらわしたものもあれば、モフ充やうさ吸いなど飼い主がうさぎを堪能する様を表す言葉まで色々とあるようです。うさぎを飼っている方からすれば、「あるある!」と感じる言葉なのでしょうね。


日本のうさぎにまつわる言葉としては、中国から伝わってきたもの(脱兎)、伝説が地名となったもの(古事記「因幡の白兎」の舞台の白兎海岸)、慣用句やことわざ(二兎を追うものは一兎も得ず)となったものなどが紹介されています。


海外のうさぎにまるわる言葉としては、日本と同様にことわざや慣用句(うさぎのひとはね(На заячий скік)、ウクライナ)になっているものもあれば、その可愛らしさから恋人を表す言葉(モン ラパン(Mon lapin)、フランス)として使われたりと、世界でもう数多くのうさことばが存在しているようです。中にはセネガルやコミ共和国など、「どこにあるんだったっけ…」と思ってしまうような国のうさことばも紹介されていて、うさぎの生息域の広さを感じさせます。


このほか、コラムとして草食であるうさぎが食べられる草や、うさぎの品種図鑑などが掲載されています。学校での飼育などでよく見られる、白色で赤目のうさぎは「ジャパニーズホワイト」という品種なのだそうですよ。


うさぎにまつわる言葉だけで一冊の本ができてしまうくらい、うさぎは人の生活と関わり、また愛されてきたのだなと感じられます。


ちなみに、私が一番気に入ったのは「うさぎになって旅をする(Matkustaa jäniksenä)」というフィンランドのことわざです。その体の小ささで、改札を誰にも気付かれずに通り抜けて行ってしまうことができそうなことから、「チケットを買わずに旅行をする」という意味なのだそうです。なんだそりゃ、と思わなくもないですが、これも文化の違いなのでしょうか。面白いところです。


それぞれのうさことばに、うさぎさんのイラストを添えて。とても可愛い一冊です



読書紹介文「うさことば辞典」 読書紹介文「うさことば辞典」

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