「ふぅぅ……んふ、だ、大丈夫?」 重苦しそうなと息と共に、瑞樹さんのドラム缶のような生足が体重計二つに乗る。脚を開き、片脚ずつ乗せてもなお、太ももがくっつきそうなほどの脂肪と、お腹のでっぷりとした贅肉が太ももに触れて動かしづらそうな脚。 俺がいないと、自分の体重も確認できないと思う。少し下を向き、未だに気にしてる二重顎を更にぶ厚くさせた瑞樹さんの視界にはきっと、ノーブラの大きな胸とそれ以上に大きなお腹しか見えていない。 ウエストの数字が、1メートル半を超えたのも記憶に新しい。あの時も、今みたいに酷く深刻……と言うか神妙な顔をしていた。 「ふぅ、んふ、ふー……ど、どう、かしら…?」 「……えっと、左が、109kg……右が、94kgです」 「っ……そ、そう、ふぅ、ふぅぅ……203kg……ね」 「そう、ですね。…下りるの…大丈夫ですか」 数字を読んでいた顔をあげる。しかし、瑞樹さんのどんっと前にせり出した腹肉で視界はほとんど埋まる。白く柔らかく、年齢もあってかややだらしのない贅肉が下腹部どころか太ももの半ばくらいまでだらっと垂れ、それと同じくらい前に突き出てる腹の脂肪。 風呂に入る前だから、ショーツすら脱いでいるが、正面からでは履いているかどうかはもはや判別できない。 ツンっとする汗の臭い。濃く、むせ返りそうな強くくどいような下腹部から漂う香りは、俺が出張で一週間ほど家を空けていたからだろう。 立ち上がり、瑞樹さんの手を取って体重から降りる手伝いをする。その表情は、どこか張り詰めている。 「……そんな、気にしないでください…って、言っていいんですかね」 「…ふふっ、慰めてくれるのね。嬉しい。……ねえ、アナタ……」 瑞樹さんが、掴んでいた俺の手を離し、一歩近づく。汗の香り、瑞樹さんの体臭は、強い。 太く、ぶよぶよと弛んで贅肉がぶら下がった両腕が俺の身体に巻きつく。ぶよぶよの重たい腹肉に身体が押し付けられる。俺の方も瑞樹さんの身体に腕を回したが、脇腹を少し超え、背中の途中で止まった。これ以上は、痩せない限り無理だろう。 「皆に、言われたのよ。……諦めちゃった方が楽だって……アナタも、そう思うかしら?」 「……俺は、美意識の高い瑞樹さんも、好きですよ。頑張って、食事制限したり、部屋で少し運動したり……それでも、我慢できなくてたくさん食べちゃうところも、可愛いと思ってます」 「もうっ……」 拗ねたみたいな表情は、きっと俺だけの特権だと思う。甘えるように、可愛らしい声を聞かせてくれるのも。 結婚して、いつの間にか呼び方が「プロデューサー」から「アナタ」に変わって、瑞樹さんの色んな所が、もっと見えて、もっと好きになる。 「それに……俺は、少なくとも俺は、瑞樹さんの体重がどれだけ増えても変らず、瑞樹さんだけを愛し続けますから」 「……ふふふっ、本当に、皆が言ったとおりね」 瑞樹さんがくすくすと笑う。俺はやや目を丸くする。そんなに分かりやすい発言だっただろうか。 「でも、嬉しい。……本当は、怖いのよ。今みたいに気をつけてても、こんなに太っちゃってるのに……アナタに甘えて、全部諦めちゃったら、どうなっちゃうのかってね」 「……俺が、一生支えますよ」 「ふふふ、私の一生は重いわよ?」 笑顔を浮かべる瑞樹さんがあまりにも可愛らしくて、思わず唇を重ねる。少し驚いた顔の瑞樹さんも、すぐに俺に身をゆだねる。 「んふ…♡んちゅ…♡」 当然のように舌を絡める。ジワジワと汗をかいたぶ厚い身体。柔らかくブヨブヨした贅肉まみれの、203kgの瑞樹さんの身体が、熱くなる。 「んはぁっ……♡……お風呂、後にしない?」 「…そうですね」 瑞樹さんが、淡く微笑む。頷いて、再度瑞樹さんの手を取る。 ドアを、身体を横にしてくぐり、壁やテーブルを伝いながら、俺の手を握った瑞樹さんが歩く。どすっどすっと重い足音に、だぶっだぶっと脚を上げるたびに太ももがぶつかって波打つ腹の脂肪に、そのせいで揺れる巨大な胸。 「んふ、んふ……」 瑞樹さんの息が漏れる。普段は纏めている髪を下ろし、ぐっと大人びた印象になる瑞樹さんだが、今は髪の毛も汗で纏わりつき少し鬱陶しそうだった。 寝室のドアを開けて、瑞樹さんの腕を引く。テーブルも壁もないベッドまでの導線は、俺の腕にかかる重さが増え、瑞樹さんの息も少し荒くなった。 「んっふ、ふー……」 瑞樹さんが、ベッドに腰を下ろす。生尻がシーツに深く沈み込み、皴を作る。 瑞樹さんの真横に座る。ギシギシとベッドの骨組みが軋む。 座ると、最早脚を閉じれない瑞樹さんの太ももの隙間に巨大な腹肉がだぶっと垂れ、太ももの上に鎮座した脂肪の塊と相まって凄まじい迫力だった。 一般的には十分爆乳の範囲のはずの胸が小さくすら感じる。120cmは超えているはずなのに、だ。 「ふぅぅ、ふー……」 瑞樹さんが息を整える。 ムゥッ…と強く、ツンとする汗の香り。やや饐えたような、一般的にはあまり好まれないだろう熟成された香りが、すぐ横の巨体から漂い、俺の性器が否応なしに固くなる。 「ふぅ…ふふっ…アナタも、そう言う趣味?」 「いや、そう言うわけじゃないですけど……」 「……ふふふ、アナタがいない間、うちで皆でご飯を食べたの。あっ、皆って言うのは、楓ちゃん達ね」 瑞樹さんが、なんでもない世間話のようなトーンで話し始める。けれど、クリームパンのように節の一切見えない贅肉で埋もれた太い手が、俺の性器にゆっくりと伸びる。 「皆ね、体重が増えた方が旦那さんが喜ぶって。……私は、そうでもないって言ったんだけれど……嘘ついちゃったわね」 「……瑞樹さんが太ってくのが嬉しいわけじゃないですよ」 俺は、瑞樹さんの腕とクロスさせるように瑞樹さんの秘部に向けて腕を伸ばす。ぶ厚い腹肉と、俺の胴回りより太い太ももの間。ずっしりと腹肉は重く、こもった熱気で手のひらが熱い。 ぶよぶよの太ももと腹肉に押しつぶされたように手のひらが動かしづらい。それでも、ゆっくりと秘部へ向かう。 瑞樹さんが、脚を大きめに開く。更に腹の脂肪がそこに広がり、太ももでみっちり埋まっていた秘部に指が伸びる。陰毛がもしゃもしゃと絡みつく。 ムッとする女性の臭いが強くなった。 「ただ……瑞樹さんが、前より俺の事を頼ってくれたり、ちょっと弱って甘えてくれたり……そう言うのが、嬉しいんです。……ひどい夫ですね」 「……ううん。そんな事ないわ。……私だって、アナタに甘えてぶくぶく太っちゃう、ダメな奥さんだもの、ふふっ」 言葉とは裏腹に、瑞樹さんの表情はどこか慈しむようなもので、俺の性器に触れた手が緩く動く。 俺も、瑞樹さんの秘部に触れた指を動かす。汗だけで濡れていたそこが、徐々に湿っていく。 「んぅっ…♡っふぅ…♡」 声が艶っぽくなり、脚が開き、腰を反らす。俺の脚が、瑞樹さんの太い脚に押されて少し閉じられる。 瑞樹さんは、俺の性器を見ることもなく、俺と視線を交わらせる。 俺の方は、腹の脂肪と太ももとで元々秘部なんて見えない。 「……200kg、実はあんまり凹んでないですよね?」 俺がそう言うと、瑞樹さんはクスっと笑う。 「バレちゃったかしら。……あんまり凹んでない事に、ちょっと凹んだけれどね」 「ははは……良いじゃないですか。業界最重量ですよ」 「もうっ、それは言わないの。迷惑かけちゃうんだから、反省はしてるのよ?」 「それも、瑞樹さんの売りですよ。俺がしっかりサポートしますし、売り込みますから」 「……ダイエット番組とか、そういう企画でもいいのよ?」 「……それは、まあ、前向きに検討と言うか、要相談と言いますか」 煮え切らない俺の発言に、担当アイドルがクスクスと笑って、ビクビクと脈動する性器から手を離す。 「…今、すっごくアナタのが欲しいわ」 「……俺も、瑞樹さんの中に入れたいです」 「姿勢変えるの、手伝ってくれる?」 「もちろん」 瑞樹さんの濡れた秘部から手を抜く。ねっとりとした粘液が指の先に絡み、汗と、秘部の臭いとが混じりあう。 思わず、ベトベトに濡れた指を鼻先に持って行った。 「ちょっ…もうっ……そっちは、絶対趣味よねえ」 「……凄い臭いがします。濃くて、頭がおかしくなりそうで」 「……だって、アナタがいない間、一人じゃ洗えないんだもの……」 困ったような、拗ねたような顔で唇を尖らせた瑞樹さんがあまりにも可愛い。 俺はベッドから一度立ちあがり、瑞樹さんの手を取る。俺の倍以上太い身体が、ベッドをギシギシと軋ませながら立ち上がり、ベッドの方を向き直って膝をベッドに乗せる。 ずしっとマットレスとシーツが歪む。 むわぁっと濃い汗と女の臭いが尻から広がる。こちらも1メートル半を超えた尻肉で密閉された尻穴の方からも強い臭いが漂ってくる。 ……俺がいない間、洗えなかったという発言が、瑞樹さんが太り過ぎてしまった事実と、俺がいないといけないという自尊心を昂らせる。 「……瑞樹さん、すみませんっ」 そのまま、俺に尻を向けてベッドに乗ろうとしている瑞樹さんの尻に顔を埋める。 咳き込みそうなほど濃く強い淫臭、汗の香り、そしてもっと奥の熟成されたような悪臭が、この素敵な女性から漂う。 「きゃっ…!…もうっ…今日だけよ……?」 そう言いながらも、俺の頼みを聞いてくれる愛しい妻が、ベッドの上に四つん這いになる。 尻を、ぶるっぶるっと振る。腹肉はベッドに完全につきぶにゅぅっと瑞樹さんの203kgの体重を支える。 けれどやはり、この体重を支えるのはややしんどいのか、頭の方が下がり、尻を突き出すような滑稽な姿勢になっている。 「……ありがとうございますっ…」 瑞樹さんが突き出した巨大な、俺の枕よりもずっと大きい尻に顔を埋める。尻肉の谷間に顔が沈み、左右からやや固い脂肪が押し付けられる。 「んふぅぅ…♡っふ…息、くすぐったい…♡」 「っ……すごっ…瑞樹さんっ…」 呼吸をするだけで肺まで瑞樹さんの強烈な香りに犯される。脳の機能が麻痺しそうなほど、強く、むせ返りそうなほど濃く、頭がおかしくなりそうなほど煽情的な香り。 秘部の方から漂う女性の甘いような磯臭いような、そそられる香り。 全体から漂う汗のツンっと鼻に刺すような香り。 奥深くから漂うもっとも濃く、もっとも不快だろう香り。瑞樹さんの一番奥の恥ずべき香りが、俺の嗅覚を完全に潰す。 性器が先ほどより固くなる。尻肉を更にむぎゅぅッと左右に押し広げると、その濃い香りが部屋中に広がり、尻穴と秘部がひくひくと俺の事を待ち侘びる。 「んんっぅ…♡ふぅぅ…やだっ…恥ずかしい…♡」 瑞樹さんが腹肉に体重を預けたまま身じろぎする。背中の贅肉がだだぶっと波打ち、メートル越えの太ももがぶるんっと揺れた。 「…瑞樹さん、後でいくらでも叱ってください」 「っふぅぅ…♡ちょっと、んっふ…アナタ…?」 瑞樹さんに断り(?)を入れ、俺は谷のように深い尻肉の間に再度顔を埋め、舌を伸ばす。 ビリっとするような苦くしょっぱく強烈な味が舌に広がる。 「んっぅ♡ちょっ、どこ舐めてっ…んふぅぅ♡♡」 瑞樹さんが甘くくぐもった声を漏らす。腹と背中をぶにゅぶにゅと揺らしながら、身をよじる。 俺がいないと、こんなに強烈な臭いを纏っているのか。俺がいないだけで、瑞樹さんの秘部も、他の場所も、こんなに……魅力的になってしまうのか。 舌先で、瑞樹さんの穴の周りをなぞる。 「んふぅぅぅ♡♡っふぅぅぅ…♡♡っぅぅ…♡♡」 顔を枕に埋め、くぐもった吐息を吐く瑞樹さん。秘部からドロッとした液体が溢れ、ベッドにシミを作る。 一人では処理も出来ず、生えっぱなしの陰毛が口に絡む。汗の強烈な香りは、他の香りと混じってどんどん濃くなり、脳を犯す。 じゅるっ、チロチロ…にゅるぅ…舌を、瑞樹さんの秘部に這わす。 「んっぅぅ♡♡っふぅぅぅっ…♡♡」 みっちりと贅肉同士がくっついた太ももがぶるっぶるっと揺れ、尻肉がぶるぶるっと波打つ。性器が痛いほど固く、今にも出してしまいそうだ。 どう考えても、濃く強烈で不快な悪臭が、眼前の秘部から放たれる。それが、俺の欲情を更に掻き立てる。綺麗でいようとする瑞樹さんの、素敵な瑞樹さんの、俺しか知らない醜く汚い箇所が、晒されている。 「っはぁ…瑞樹さん、俺っ……もう……」 「んふぅ…♡いいわよっ…アナタの好きにしてっ…♡♡」 まるで娼婦が男を誘うみたいに、顔を上げた俺の前で巨大な尻を、203kgの常軌を逸した肥満体をぶるっぶるっと揺らす。べちべちと胸と腹肉がぶつかって卑猥な音を放つ。 ひくひくと蠢き、とろとろと粘度の高い液体を漏らす瑞樹さんの秘所に、今にも出してしまいそうな性器をゆっくり挿入する。 「っ……瑞樹さんっ…」 「んふぅぅぅっ♡♡っ…♡♡おっきぃ…♡っふぅぅぅ…♡♡」 声を我慢しながらも、くぐもった嬌声を漏らす瑞樹さんの腹肉をむぎゅうッと掴む。ハンドルなんて可愛い物じゃない。バランスボールに指を食い込ませるようなほとんど無意味な贅肉への浸食。 手のひらが、脇腹のぶよぶよの脂肪に埋まり、ベッドにでっぷりとついた腹の脂肪をだぶんっだぶんっと揺らす。 俺の動きに合わせて、瑞樹さんの全身の贅肉が波打つ。背中の段々になった脂肪も、脇腹のぶ厚い層も、丸く巨大な尻も。 ぎゅぅっと膣内が俺のを絞める。瑞樹さんも気持ちよくなってくれているようだ。 「はぁっ…瑞樹さんっ…!瑞樹さんっ……!」 「んふっぅぅっ♡♡んっぶぅ♡♡んぁああっ♡♡」 あの瑞樹さんが、くぐもった獣のような声を上げている。その事実が更に俺の興奮を増長させる。 汗の臭いは強く、シーツには腹肉と同じサイズのシミや飛び散った汗のシミが広がる。 尻を突き出し、動物の交尾のようなセックスをする。いつも毅然とした瑞樹さんの乱れ切った姿に、夫としての特権すら感じた。 「瑞樹さんっ…!俺っ…瑞樹さんっ…!愛してますっ…!っ…!」 どびゅぅぅっ…!膣内に一気に精子を吐き出す。 どびゅぅぅっ…どぶぅぅっどぶぅぅっ、どびゅるるっぅっ…! 「はっぁぁっ♡♡♡んんっぅっくぅぅぅっっ♡♡♡♡」 瑞樹さんの身体ががくっがくっと震え、性器からぶしゅぅうっとシーツに潮が噴き出る。 髪が乱れ、背中の肉がぶるっぶるっぶると小刻みに震え、ぶにゅんっと両腕で掴んだ腹肉がぶよぶよと波打つ。 「っくぅぅんんっっ♡♡♡ふぅぅぅっ♡♡っはっぁぁんっ♡♡」 どぶぅっ…どぶぅっ…どぶぅっ……っと瑞樹さんの膣内に、精子を吐き散らす。 甘ったるく、くぐもった汚い声を上げながら、瑞樹さんが何度も絶頂に達していた。 「っはぁ…はぁぁ…♡♡んっふ…♡♡もうっ…♡♡やり、すぎよ…っふぅぅ…♡♡」 ようやく射精が収まり、瑞樹さんの膣内から性器を引き抜く。瑞樹さんが、ごろんっと横向きに寝転がる。腹肉がベッドにでろぉっと垂れ、太ももには俺が吐き出した精子がべっとりついていた。 尻の方はもっと酷そうだった。瑞樹さんの汗と淫臭と濃い香りに、俺の精子の臭いが混ざってとてつもない悪臭が充満する。 「っ……すみ、ません……瑞樹さんが、魅力的で…」 「もう…それを言えば…ふぅ♡……許すと思ってるんでしょう…♡♡……許しちゃうのよね…ふぅぅ…♡♡……んっふ、起こして、ちょうだい…♡」 横向きになった瑞樹さんが、ごろんっと仰向けになる。俺は、抱きしめるように正面から背中に腕を回す。でっぷりとせり出し、汗まみれの腹肉に、俺の性器がぶにゅんっと押し付けられて精子が腹肉につく。 「っく…っしょ……ふー…」 膝を使い、てこの原理で203kgの瑞樹さんの巨体を起こす。 座ってもベッドに腹肉がどぶんっとついたままで、精子でドロドロの秘部は見えない。 「ふぅぅ…ありがと…♡…んふぅ…こっち、来て…♡」 瑞樹さんが両腕を開いて、俺を招く、爆乳と腹肉に身体を預けるように抱き着く。正面から抱き着くと腹や胸が邪魔だが、それでも柔らかく重たく、気持ちの良いこの感触は格別だ。 「んむっ…♡」 瑞樹さんが唇を重ねてくる。俺も、顔を精一杯近付けて瑞樹さんの唇を食む。 くちゅくちゅ…舌を重ね、ふっと離れる。 「んはぁ…♡…ん、酷い臭い……」 瑞樹さんが顔をしかめる。俺が先ほどまで顔を埋めていた自身の下腹部の香りに、だ。 「んふ……自分の、ふぅ…臭いだと思うと…んふ……嫌ね…」 「す、すみません……」 「ううん……ふぅぅ…♡……アナタの趣味だもの…っふぅ…嬉しかった?」 「……はい」 「ふふ…ふー…♡じゃあ、んふ、怒れないわよ…ふぅぅ…♡」 笑みを浮かべ、もう一度俺の顔を抱き寄せる。脇のあたりから濃く強い汗の臭いが広がる。 「んちゅ…♡……んはぁ、やっぱり、ふー…♡…酷い臭い…こんなのが、好きなのね…♡」 「あー……えー……風呂、入りましょうか」 逃げるように言いながら、瑞樹さんの両腕を取る。ベッドの上で膝立ちになり、俺に手を引かれてずしっずしっと進み、ベッドから降りる。どすんっと音がする。腹と胸がだぶんっと大きく波打つ。 汗の臭いも、性の臭いも、未だ身体じゅうから放っており、瑞樹さんは今一度顔をしかめた。 「…いつもこんな臭いじゃ、んふ、大変だから…♡…ふうっ…しっかり、洗ってね?」 「……それは、もちろん」 「…それから」 瑞樹さんが言葉を区切り、俺の腕に自身の腕を絡める。せり出したぶにょんっとした腹肉に腕が沈み、巨大な二つの胸が俺の腕を固める。 「……この先、もっと太っちゃっても…お願いね。……たまになら、アナタの好きにしていいから…♡」 「……ええ、もちろん」 今更改めて言うまでもない。瑞樹さんがどこまで太ろうと、どれだけ強烈な臭いを放とうと、一生愛すると誓ったのだから。 「ふふっ…よろしくお願いするわね。アナタ…♡」 瑞樹さんが、甘く囁き、また唇を近付ける。 俺も、唇を重ねようとして、瑞樹さんが閉じていた瞳を開く。そこには、確かに怒りと呆れの色があった。 「……でも、お尻を舐めるのはダメよ?絶対に、ね?」 「………………はい」 「はい、よろしい。……んむ…♡」 唇を重ねながら、俺は密かに思っていた。 次に瑞樹さんが、俺の好きにさせてくれるのはいつだろうか、と。 けれど、そう遠くない気はしていた。 203kgの、ずっしりとした重みを感じながら、唇と舌を絡めあう。 瑞樹さんが少し顔をしかめて、けれど、甘い吐息を漏らした。