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misaki-syumi from fanbox
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朝の一時

「ん……」 彼女が目を覚ます。空腹感が理由だった。 「ん…んふっ……」 ベッドの上で、体勢をほとんど変える事もないまま太い腕を伸ばす。しかし、ぶよぶよと脂肪を蓄えた、成人女性のウエストよりも太い二の腕が邪魔で上手く伸ばせず、部屋に備え付けた冷蔵庫には届かない。 以前ならもう少し伸ばせたはずだが。肉のぶ厚さで距離感が変わったのか、肩の肉が邪魔なのか。 「ん……ふぁ、…起きた?」 そうこうしているうちに、隣で寝ていた夫が目を覚ます。時刻はまだ朝の五時前、早朝というにも早い。 「んふぅー……ん…」 息を荒くしながら、彼女が腕を伸ばすのを諦め、だらんっとまた仰向けになる。 代わりに彼がキングサイズのベッドから降りて、彼女の腕より更に遠い所にあった冷蔵庫を開けた。 「何が良い?」 「ふぅぅ、甘いの」 「わかった。ロールケーキで良いかな?」 「ん」 朝五時からロールケーキというだけでも十分に驚くことだが、彼が小さめの冷蔵庫から出したのはロールケーキ丸一本だった。それも、一目で値が張るものだと分かる包装がされている。 ロールケーキをベッドサイドのテーブルに置き、彼女に近付く。 汗の強烈な臭いと、昨晩の性行為のムッとする残り香は、一本数千円のロールケーキを食べるには全く似つかわしくなかった。 自身の3倍を優に超える、200kg超の肥満体に腕を回す。彼女の方はと言えば、好きにしろと言わんばかりに大きなあくびをした。 「よい、しょ」 「んっふぅぅ……ふー…」 彼が妻のぶくぶくに肥えた身体を引っ張るようにして起こす。妻の方はされるがまま……と言う風を装っているが、自身もほとんどない腹筋や腕の力を動員してはいる。そうでもないと、寝返りすら怪しい肥満体が起き上がるはずも無い。 「ふぅぅ……んっふ、ふー」 「ふぅ、はい、飲み物」 ベッドの上でずりずりと尻を揺らし身体の向きを変え、脚を下ろす。腹肉がだぶんっと波打ちながら脚の間を埋め、サイドテーブルにぶつかってガタっと音がした。 テーブルの上に彼が甘ったるいジュースとロールケーキを置くと、彼女が眠い目を擦りながらそれを口に運ぶ。 「んむ…んっく…ぁむ…」 ロールケーキを一本そのまま口に咥え、モグモグと嚥下し、甘い飲み物で流し込む。 これだけで目を見張るほどの額だが、彼女にそれを気にする様子はなく、むしろその事実に優越感すら覚えていた。 大ぶりなロールケーキ数本分の太さの腕を億劫に持ち上げ、だぶだぶと溢れた腹肉と胸に預けながらモグモグとあっと言う間に咀嚼する。 一日のうち最も動かしている部分は間違いなく口だと、その動きの緩慢さが表している。 「ふぅぅ…ふー…げっふ…」 百年の恋も冷めそうなだらしのないげっぷをして、脚の間にでっぷりせり出した腹肉を撫でる。どこまでもぶにゅぶにゅと沈み込む贅肉は、ただただ脂肪ばかりを貯め込んでいる。 「ふぅ……ん…」 普段ならば、もう一度眠る時間だ。夫はともかく、毎日食べて寝てぶくぶく肥えるだけの彼女に、早起きする理由など一つもない。 「……ねえ」 しかし、今日はそうではなかった。まだ少し眠そうな目をした夫に声をかける。 「トイレ?」 「ん…」 「わかった」 一人で広い家の中を歩き回るだけでも億劫なのだ。彼が起きているのならば使うのが当然と言わんばかりに声をかける。 彼が、彼女の両腕を引くようにしてベッドから立ち上がらせる。だらしのない脂肪袋のような腹肉が膝の近くまで垂れて歩行を阻害する。ぶ厚い尻の肉も、下着すらつけていない胸も、二の腕も、どこもかしこもが重力に従って垂れた。 年齢が三十を超えた頃から贅肉にハリが無くなりだるだるとしてきたが、彼以外に見る者はいないし、彼女の方は気にも留めていない。 「よい、しょ、大丈夫?」 「んふぅっ…ん、んふぅ……」 一日にほんの数メートルしか移動しない事すらある、歩行機能の衰えた脚がよたよたとカーペットを踏みしめる。結婚した時より一回りがっちりとした夫に支えられながら、家中につけた手すりを伝ってどしどしと歩く。 腹肉がほとんど上がらない脚にべちべちとぶつかり、ぽたぽたと粘っこい汗が落ちる。 妻の歩行をサポートする旦那という構図自体は素敵かもしれないが、その実200kgを優に超えるほどぶくぶく肥えた妻と、その贅肉に埋もれるようになりながら世話をする旦那だ。グロテスクであることは間違いない。 広々とした寝室から、その倍近い広さのリビングを抜け、優に成人女性4人分は体重のある彼女が通るのに苦労しないほど広い廊下を手すりを伝いながら歩く。 「んふぅぅ…っふぅぅ…んっふ……」 聞こえるのはほとんど鼻息と荒い呼吸だけだ。彼はお喋りな方ではないし、彼女もわざわざ話すタイプではない。 それでも、肉のぶつかる音や重たい足音はする。そして、呼吸音も。 ようやくトイレにつくころには、彼女はすっかり疲労していた。 広いトイレの、特注サイズの便座にどしんっ……と尻を下ろす。それでも太り過ぎで、腹肉が秘部を隠し尻肉は便座からはみ出している。むしろギュウッと座ったせいで贅肉が深い段差になり、より一層太く見える。 「ふぅぅぅ…んっふ…」 少し前までは彼女が便器に座ったのを見届けて彼はトイレから出ていた。けれど、彼女が太り過ぎて、自分の尻穴も秘部もロクに拭けなくなった頃から、後処理のため彼も便所に残るようになった。 広い便所は、成人男性と、日本有数の超肥満体が同時に居てもなお手狭ではない。 「んっふ…っふぅ……ねえ」 「ああ、うん。……よいっしょ」 全裸で便器に座った彼女が急かすと、彼が近づいて、腹肉の下に手を入れる。 ぶよんっ……っとぶ厚く重たい腹肉を両手で持ち上げ、むにゅむにゅと軽く指を沈める。 「んふぅぅ…♡…っふー…」 一方の彼女は、尻肉をむんずと両手で掴み割り開くように尻を突き出した。 尻肉を開かなければ大便でべっとり汚れるし、かと言って腹肉を持ち上げなければ小水がでっぷりと肥えて垂れた腹肉を濡らす。結果、こんな無様な格好で排泄をする始末だ。 もっとも、慣れとは恐ろしく、彼女にはこれが普通であるため、最早恥も然程ない。 ぷしゅっ…ぷしゅぃぃぃぃっ…じょぼぼぼぼぼぼぼっ…! 「んふぅぅぅ…」 気持ちよさそうな声を漏らす。小水が便器に落ちて、アンモニア臭が一気に広がる。汗と性の臭いに混じって酷い臭気だが、彼の方は顔をしかめる素振りすらない。 じょろろろろろろっ……じょぼぼぼぼぼぼっ…… 大量に飲み食いするせいか、大量に放尿する。 「んっぅぅぅぅ……っふぅぅぅ…♡」 甘い声を漏らしながら膀胱を緩め、じょぼじょぼと音を立てて排尿をする彼女の表情は、酷く緩んでいた。 じょろろろろっ…しゅぃぃぃぃっ…ぷしぃぃっ…ぷしぃっ…ぴちゃっ…ぽちゃ… 「んふぅぅ…♡ふふぅぅ…♡ふぅぅぅ……」 勢いの良い放尿音が段々弱まり、水滴が落ちる音に変わる頃には、排泄という根源的な快楽に彼女は呆けるようだった。 ぶふぅぅっ!ぶぅぅうっ!! それを割くように、今度は大きな放屁の音がする。 「っ…………何?」 「なんでもないよ」 「……ん」 放尿姿をさらしているにもかかわらず、放屁の音に少々バツが悪そうにするのはどういう気持ちなのか。 ぶふぅっ…ぶぶっ…ぶりゅりゅっ! 続けざまに放屁の音がして、そして割り開いた尻肉の奥、尻穴から今度は大便が排泄される。 「んんんっぅぅぅうう…♡んふぅぅぅっ…♡」 息みながら、彼の方に少し体を傾け尻穴を広げる。だらっとだらしなく長い乳が腹肉の上に乗り、彼の手にずっしりと重たい。 ぶりゅぶりゅっ…ぶぶっぅっ…ぶりゅりゅりゅりゅっ…! 「んふぅぅぅっ♡っふぅぅぅっ♡」 甘い声を隠しもせず、ぶりゅぶりゅと大便を排泄する。 大量に摂取したカロリーの残りカスが便器にぼちゃっ、ぼちゅっッと落ちる。 ぶりゅりゅっ!ぶぶっぅっ!むりゅむりゅむりゅむりゅ…! 長く太い大便は、割り開いた尻肉にそれでもべったりとつき、ぷんっと強烈な臭いを発する。 「ふぅぅぅぅっ♡」 むわぁっとする汗の臭いが強くなる。トイレまで歩いて、排泄をするという重労働の真っ最中なのだ。汗がダラダラと零れる。 ぶりゅりゅっ…むりゅぅぅっ…ぶぶっふぅっ!ぶりゅりゅっ、ぶびぃっ! 放屁の音が混じりながら、大便がどんどんと排泄される。明らかに大量の便は、それだけ大量に食べている証拠だ。 ぶよんっぶよんっとした贅肉の段差に汗が落ち、彼の抱える腹肉も汗でじんわり滲む。 トイレ中が汗と便と尿の臭いに満ちて、ひどい臭気だ。換気扇が全力で回る。 「ふんっぅぅうっ♡」 ぶふぅうっ!! ひと際大きな放屁音がする。 ぶりゅりゅりゅぅ!!ぶぶっぅ!ぶりゅぶりゅぶりゅっ!! 激しい排泄音と共に、ぼちゃっぶちゃっぼちゃっと大便の積み重なった便器の中に更に大便が重なる。 「ふぅぅぅぅー…♡……んふぅぅぅ…♡」 「……全部出た?」 「……ん」 まるで子供の用に確認されて、彼女が頷く。むわぁっと強い臭気を放つ便器の中はどっさりと便が重なっている。普通の人間の数日分はありそうだ。トイレだけでなく排水管も改築して正解だった。 「それじゃあ、綺麗にするね」 「…ふぅ…んふぅ……ん」 排泄を終え脱力した彼女が背中側に少し倒れ、秘部を見せつけるようにドラム缶のような太ももを開く。 彼が腹肉を腕で押し上げて、秘部にトイレットペーパーを宛がう。彼の手で陰毛の処理された秘部へ。 「んぶぅぅっ…ぶふぅぅっ…♡」 持ち上がった腹と胸で苦しそうに彼女が荒い息を吐く。 トイレットペーパーが秘部の尿を吸い取り黄色く濡れていく。くしゅくしゅと何度か往復し、じっとり濡れた秘部が綺麗になる。 「次、お尻ね」 「っぐふぅ……ん」 彼が腹肉を下ろすと、ぼよんっと波打って彼女の口から息が漏れる。 あまりにも太りすぎて、当然のように尻穴まで手が届かない彼女が、それでも尻を突き出し尻肉を開いて待ち受ける。 ちなみに、ウォシュレットでは尻肉が深すぎてロクに洗えなかったので、今の彼女は使っていない。 代わりに旦那を使えばいいと、まるで当然のように思っていた。 顔をしかめたくなるほどの便臭を広げる尻肉には、排泄した便がまるで塗ったようにべったりと付着している。 「ふぅぅぅ…んふふぅぅ…」 息を荒げる彼女の尻穴に向けて横から尻肉を抱き寄せるように腕を伸ばし、トイレットペーパーを宛がう。 ぬちゅ…にゅちゅ…っと便のべったりついた尻肉と尻穴のせいで、肌触りの良いトイレットペーパーがあっという間に茶色に染まる。 「ふふぅぅ…んっ……………ん」 ぶふぅぅっ……!っと漏れ出る音に、彼女が顔をしかめた。一方、彼の方はまるで気にも留めずに愛妻が排便した後始末をする。 トイレットペーパーを何度も替え、優しい手つきで贅肉に体を沈めながらぬちゃ…ぐし…っと拭っていく。 唇が触れ合いそうな距離で、完全に身体は密着し、ぶ厚い腹肉と太ももの間に彼のがむにむにと押し付けられる。 「んふぅぅ…ふぅぅぅ……♡」 旦那が性的な興奮を覚えていることに優越感を覚えつつ、されるがままに尻穴を広げる。 「……よし、大丈夫。後はシャワー浴びようか」 「ふぅぅっ……ん」 大便がついたトイレットペーパーが何層も重なって便器の中に落ち、彼女は両手を前に伸ばす。 彼が、その両腕を肩にかけ、抱き寄せるように彼女の身体に近付きぐっと身体を引くと、彼女の重たい身体はゆっくり持ち上がる。 「んふぅぅっ……ふぅぅ……ふー……ふー……」 立ち上がるだけで荒い呼吸をし、ダラダラと汗をかく。 全身の贅肉がだるっと垂れさがり、便と尿の臭いが染みついたようにムッとした臭いがする。 ジャーッ……っと勢いよく水が流れ、大量の排泄物が一気に流れていく。それだけで、胃袋の中が少し空になった気がしてしまう程に。 「ふぅ、ふぅぅ……」 「スッキリした?」 「ん」 まるで子どものように、あるいは最早愛玩動物のように頷き、そのまま手すりに掴まりながら彼の腕に支えられて浴室に向かう。 たった一回の排泄ですら、これほどの疲労だ。最早彼ナシでは排泄すら怪しい事に、彼女はなんの不都合も覚えてなどいなかった。 「それじゃあ、洗うよ」 「ん……」 浴室のタイルの上にマットを敷き、その上に彼女が四つん這いになる。尻穴を上に向け、腹肉と胸をマットの上にべったりとつけながらふぅふぅと息を吐く。 「熱かったら言ってね」 「ふぅぅ……ん」 されるがままになりながらも、洗わせてあげてるという認識のまま、まだ少し便の付着した尻穴を彼に向ける。ひどい便臭と汗臭にむけてシャワーを流し、ついでに汗だくの身体を流していく。 家畜の洗浄のような姿だが、この夫婦の普段の行為だった。 「んふぅぅ…………ん…♡」 ぷししゅっぃ……しょわぁぁぁぁ…… 暖かい温水が呼び水になったのか、再び尿道から黄色く強いアンモニア臭を放つ尿が流れ、みっちりとくっついた太ももを伝う。 「ついでに洗っちゃうね」 「ふぅぅ……ん」 嫌な顔一つせず、股間を膨らませたまま彼がそう言って、シャワーを今度は脚の付け根、秘部のあたりにあてる。ビニル製のマットの上を尿とお湯が流れていく。 「あ、そう言えば、同窓会の案内が来てたよ」 風呂場で反響する彼のテノールに、やや心地よくなってくる。 痩せていたころの……或いは、美しく華々しかったころの姿はもはや思い出せすらしない。彼女の記憶には、今のぶくぶくと肥え、勢の限りを尽くし、性欲と食欲と睡眠欲と排泄欲を満たし続けるだけの肉塊のような体型しかない。 「……ん……いかない」 「うん、じゃあそう返事出しておくね」 ほとんど迷うことなくそう返事をした。 金銭感覚も、生活様式も、何もかもが違う昔の友人と会っても話す事など無い。 そういえば、最後にまともな格好をしたのはいつだったかと記憶を探るが、はっきりとしたことは思い出せなかった、 「……うん、大丈夫。綺麗だよ」 「ん……んふっぅ…っふぅぅぅ……」 バスタブと手すりを掴みながら、マットの上で体を起こし、そのままゆっくり立ちあがる。また少し汗をかいた。 「軽く流すね」 「ん……ねえ」 「うん、何か食べよっか」 「んー…」 片手で肉の段差を持ち上げられ、シャワーで汗を流される。彼女は既に何を胃袋に入れようかという事で頭がいっぱいだ。 そして、また腹に大量に食べ物を詰め込んで眠る。それだけの生活で、充分だった。 彼がバスタオルで彼女の身体を拭く。その間、彼女はただ立っているだけだ。 高身長、そしてそれ以上に異常な体重、巨大な肉壁のような彼女が口を開いた。 「……夜、時間ある?」 「うん、あるよ」 「なら、いい」 緩く、ぐにぐにと腹肉に押し付けられる彼の性器を撫で、彼の唇を塞ぐ。 「んふぅ……」 たまには褒美をあげるか。それくらいの気持ちでキスをして、そのまま少し濡れた身体で下着もつけず手すりの方にゆっさゆっさと肉を揺らしながら歩き、手すりを掴んだ。 「……早く」 「ああ、うん」 風呂上がり、彼女の身体が唯一清潔で、素敵な香りがする時間だ。そんな彼女の身体を支えるように腕を回し、リビングへ向かう。 なんでもない、朝の一幕だった。

朝の一時

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