大変ご無沙汰しています!
冬コミで燃え尽きてしまい、少しゆっくりしよう……なんて考えていたらあっという間に一か月。
アヌビスのイラストを今月中にあげたかったのですが無理そうです。申し訳ない……。
とりあえず記憶が薄れないうちにコミケの体験を書き記しておこうと思います。
コミケ初参加、実際どんな感じなのかがなんとなくわかる程度にかいつまんでレポにしてみます。
■コミケ準備期間 その一 「頒布するものの内容を考える」
新刊と新刊セットの内容。
喜んでもらえるものを……は言わずもがなですが、
その他にも値段、大きさ、頒布のしやすさ等考えなくてはならないことが沢山ありました。
本は無難にB5?でも横長の絵が映えるA4もいいなぁ。
セットにするなら袋を作る?
せっかくならアクリル系のグッズも作りたいし……。
印刷所のサイトを見て考えている間にも時間はどんどん過ぎていき、コミケの日は一日一日と近づいてきます。
(ちなみにコミケの当落が出る前の話です。当落が出てから作るのでは印刷所の締め切りには到底間に合いません!)
スケジュールに支障が出ないギリギリまで悩んだ結果、
本誌はB5、新刊セットにはラフイラスト本/アクリルキーホルダー/クリアファイル、
単品グッズにタペストリーを作ることに決めました。
それに加えてプレイマットの在庫を持っていきます。
ちなみに今回は見送ったのですが
【ステッカー、缶バッジ、箔押しポストカード、不織布バッグ、アクリルスタンド】
なども候補にあがっていました。
次回参加する時はまた違うグッズも作ってみたいです。(次はこんなグッズ作って欲しい!などあったらご意見もらえたら嬉しいです。参考にします。)
■コミケ準備期間 その二 「ラフ制作・ページ割」
何はともあれ表紙だ!表紙がなければ本にならない!ということで
表紙のラフ制作から手を付けます。
以下、表紙ラフ案です。
とりあえず3つラフを起こしてみました。
多方面に意見なども聞き、今回はCを採用。
Bも個人的になかなか気に入っていたので後程制作したクリアファイルで採用しました。
Aは没案になりましたが今後何かでまたお蔵出しするかもしれません。
次に本誌のページ割りを考えます。
実際にこの時考えていた本誌のページ割りです。
ClipStudioEXを使って製作しました(字が滅茶苦茶汚くてすみません)。
実際最終的にこの通りにはなっていないのですが参考までに……。
友人の意見も参考にしつつ入れたり減らしたり入れ替えたりしてみます。
実際に絵を並べてみるとグッと本のイメージが明確になったような気がします。
■コミケ準備期間 その三「イラスト制作・装丁・入稿」
イラスト制作はいつもとあまり変わらないので割愛しますが解像度、塗り足しの過不足、文字が入る部分に重要なパーツが隠れないようになど気を付けて作業をしました。
イラスト制作の順番は入稿の締め切りが近い順番に、
タペストリー→アクリルキーホルダー→表紙→設定画→クリアファイル
といった感じでした。
クリアファイルは締切が後の方だったので本誌入稿後に取り掛かります。
そして、今回一番の問題が装丁でした。
人に頼むという手もあったのですが、
直前ということもあり今回は装丁も自分でやることにしました。
実際にやってみると難しいもので、
絵が描ける≠デザインセンスだと痛感。
フォント一つとってもしっくりくるものを探すのに途方もない時間がかかります。
プロってすごい!素直に誰かにお願いしなかったことを若干後悔しつつそれっぽくなるように試行錯誤します。
流石に素人仕事なので完全にイメージ通り!という訳にはいきませんでしたが最終的にはなんとか気に入った内容にできました。
いい思い出みたいな感じで語っていますが実際は予定していた入稿の締め切りの30分前くらいまで装丁が終わらず最後の入稿は半泣きになりながらの作業でした……。
印刷所の入稿ページに祈るように一枚一枚のページをアップロードしていきます。
頼む〜間に合ってくれ〜!
(▲本誌に掲載した設定画の一部、背景にはヒエログリフを敷き詰め、古代エジプトらしくパピルスの質感をイメージしたものに。)
最終的にはなんとか予定していた通常入稿で脱稿することができました。
正直ギリギリ間に合ってなかった気もしますが、一応滑り込みセーフだったようです。
最後の1ページのアップロードの待ち時間は生きた心地がしませんでした。
おまけのラフ本の装丁は泣きごとを漏らす狐宮を見かねたお友達が協力してくれました。
本当にありがとう!おかげで本誌に集中できて無事に脱稿できました!!
その他にもたくさんアドバイスや協力をしてもらって本当に感謝してもしきれません……。
■コミケ準備期間 その三「お品書き・ポスター・名刺・新刊セット組み・設営仮組み」
何度もくじけそうになりましたが何とかすべてを完成させた……ついにやり遂げた!えらい!最高!もうゴールしてもいいよね?
……と安心してここですでにイベントが終わった気分になりますが、
残念ながら入稿が終わってもイベント前はやることがまだ山ほどあります。
結局ポスターと名刺はかなりギリギリの入稿でした。
もう二度と経験したくないですが、多分次のイベントも精神をすり減らしている気がします。
この時にはすでに印刷所さんから荷物が続々と届き始めています。
完成したものに喜ぶ暇もあまりなく、コミケ3日前くらいから新刊セット組みに入りました。
今回新刊セットをあらかじめ家で組んで会場まで持っていくことにしていました。
なるべく万全の態勢で当日に挑みたいとの考えだったのですが、
結果的にこれは悪手でした……。
めちゃくちゃ重い!しかもカートに乗るギリギリの量。
今回は売り子さんが途中まで車を出してくれたので何とかなりましたが全て電車移動だったら詰んでいたと思います。
ここは次回への大きな反省点です。
(▲新刊セットのアクリルキーホルダー。デフォルトは銀のボールチェーンだったのですが少しこだわって金のナスカンへ変更しました。)
そしてコミケ前日、スペースの設営を仮組みしました。
頒布しやすく見栄えが良いレイアウトを考えます。
当日スペースに置くお品書きや見本掲示用のコルクボードが倒れたりして他のサークルさんに迷惑がかかったりしないように、
結束バンドでギチギチに固めておきます。
色々置くと仮想の机の上は本当にギリギリで完全にテトリス状態です。
あれをここに置いてこっちを入れ替えて……。
最後まで頭を悩ませました。
他にもこまごまとした作業は前日ギリギリまでやっていましたね。
初参加を免罪符にしたくはないのですが後から後からやらなくてはいけないことが湧いて出てきます。
次回はもう少しスムーズにできるといいなぁ……。
■ついにコミケ当日
緊張と興奮でよく眠れないまま現地入りです。
会場に近付くにつれ大きい荷物の人が増えていき、本当にコミケに参加するんだ!と実感がわいてきます。
入場後真っ先に自分のスペースへ。
先に印刷所さんから送ってもらった新刊の単品、タペストリーがスペースにあることを確認して、コミケへの見本誌の提出、売り子さんには佐川の宅配窓口にプレイマットを受け取りにいってもらいます。
全部の頒布物がスペースに来たら何とかスペースに全ての物が収まるように試行錯誤します。
正直全部収まらないんじゃないかと売り子さんと2人でかなりひやひやしましたが新刊の箱を椅子の下に入れてちょうどぴったりの量でした。
奇跡のフィット感!収まった時には安堵のため息が出ました。
後もう少し多めに刷ってたらと思うと恐ろしいです。
あとは前日仮組みした通りにスペースを設営していきます。
ここはもう既に昨日、考えに考えたところなので割とスムーズに設営できたと思います。
(▲当日スペースの写真。この角度では分かりませんが椅子の下までギチギチに荷物が置いてあります。)
お世話になっている作家さんへの挨拶を少しした後は特にすることもなかったので売り子さんと談笑しながら開場を待ちました。
内心は不安でいっぱいです。
皆来てくれるかな……喜んでもらえるかな……その他色々と弱気なことが頭によぎりますがもうここまで来たらできることはありません。ひたすら待ちます。
開場の音楽の後少しするとアーリーチケット組の方達が会場まで入ってくるのが見えました。
ドキドキしながらスペースで待ちます。
最初の1人の参加者の方が来てくださった後はもう嬉しい、楽しいの連続でした。
いつも応援してくださっている方達に実際に手渡しで本をお渡し出来た喜び、いつも見ていますと声をかけてくださる方、差し入れを持ってきてくださった方、ファンアートを描いてきてくださった方、通りがかって見本を見てから購入してくださる方。全部嬉しかったです。
当日足をお運びくださった皆様、本当にありがとうございました。
もちろん改善が必要な点や疲れなどもあったのですがそれを補って余りあるほど楽しい時間でした。
(▲いただいた差し入れの写真です。一部食べてしまい写ってないものもあり、すみません。
差し入れをくださった方々、ありがとうございました!
今はもうほとんど食べたり飲んだりで狐宮のお腹に収まりました。
コミケの後の疲れた体に差し入れが染み渡る……。)
■最後に
総括するとイベントまではかなり大変だったものの当日はとても楽しかったです。
家に届いた時点で一応目は通していたのですが、
正直自分の本をまともに見られていなかったので、
イベントが終わった後になってからやっとじわじわ自分の本を出したという実感が出てきたのもなかなか不思議な感覚でした。
まじまじと本を見て、
おぉ……自分の本がある……と1人で感慨に耽っていました。
イベント後のメロンブックスの委託にて購入してくださった方々もありがとうございました!
ありがたいことに委託分の在庫がほぼ売り切れたようなので追加分を少し納品する予定です。
とにかくイベント初参加は大変興味深い体験でした。
納得のいっていないところも多々あり、終わったあとは次出す本に向けて考えていました。
イベント参加は沼と聞いていたけれど確かにそうかもしれない。
…………いやでも正直なところ滅茶苦茶しんどいんですけどね。
無事にイベント沼にハマってしまったようで、性懲りも無くまたイベントに参加したいと思っています。
その時はまた私の新刊をお手に取っていただければ嬉しいです。
日本人の中の何%が一生のうちにイベントに参加して自分の本を出すのか実際の数は分かりませんが、だいぶレアで貴重な体験なのは確かなのではないでしょうか?
今回のしんどかったり嬉しかったりした気持ちを忘れないで今後も活動していきたいと思います。
とりとめがなく思っていたより大分長い文章になってしまいすみません……!
初参加の体験は本当に一期一会なので色々と忘れないように書き留めておきたかったのでこの文量になってしまいました。
面白い!というような内容でもないかもしれませんが初のサークル参加ってこんな感じなんだなーとなんとなく感じてもらえたら嬉しいです。
それではまた次回の記事にてお会いしましょう。
今月絵が上げられていないのでもしかすると後でまた新規絵のラフをアップするかもしれません。
そちらも併せて何卒よろしくお願いいたします!
狐宮ニギ
2024-01-31 15:31:33 +0000 UTCankokujk
2024-01-31 14:42:23 +0000 UTC狐宮ニギ
2024-01-31 13:55:08 +0000 UTCマモノサメ
2024-01-31 13:29:42 +0000 UTC