「やっぱりらくしょうね。さっすが私」
魔物の徘徊する湖沼を抜け、ミドリは小さな胸を張る。
気味の悪いモンスターも、水の中を泳ぎ回るウナギに似た生物もまるで問題にならなかった。
「みんな何をこわがっているんだろ」
青々と生い茂る枝葉を小刀で切り落としながら進む。
足取りは軽く、恐れるものなどなにもない。
村の同世代に彼女に敵うものはおらず、いままで負けたことがなかった。それゆえに少女は『女が一人で入ってはならない』森の意味など気にもしなかった。
小さなタヌキが、腹の下の赤黒い器官を露出させて襲いかかってくる。
「もう、うっとうしいなー」
村に祀られている霊刀の切れ味は凄まじく、血すら溢れさせることなくタヌキを真っ二つにしてしまう。
「ふんっ、じゅーねんはやいのよ」
村で百年以上生きる老狐、賢者の口真似をする。
しかしミドリには、タヌキがなぜ襲いかかってきたのかも、股間にそそり立っていた肉棒の意味も分かっていなかった。
メスを陵辱し、快楽と孕ませ地獄へと叩き落とす『狐淫の森』の恐ろしさなど何一つ理解していなかった。
「いたっ!」
ゆえに、腕に小さな痛みが走ったときも、深く考えずに平手で叩きつぶしてしまう。
「なに? ムシにさされちゃった?」
手のひらを腕から剥がすと、一匹の虫が死んでいる。
それは赤いアリのようだった。手足がちぎれ、もうピクリとも動かない。
「へんなムシだなぁ」
魔力を感じない。顎は小さく、力も弱そうだった。
興味を失い、ミドリは深く考えず森の奥を目指して歩き出――せなかった。
「あ、あれ?」
ふらつき視線が揺れ、近くの木に寄りかかるようにして背中を預け、ズルズルと地面に腰をおろしてしまう。
「あ……え、あ?」
足が上手く動かない。体も熱い。
(なに、私、どうしちゃったの……)
ミドリは理解できない。
森の怖さを知らない彼女には、淫火蟻(タイマニン)と呼ばれるアリの脅威など想像もできなかった。
(か、からだがあついよぉ)
座り込むと体が急速にポカポカしてくる。まるで風邪をひいたときのように、体の芯が熱く、頭にもやがかかったかのようにぼんやりしている。
(なんで、きゅうに)
疑問に答えてくれるものはおらず、代わりに淫火蟻の毒が急速に幼い体へと浸透していく。
(なんか……おむねが)
毒の効果が現れたのは、ミドリの小さな胸だった。
(かゆ、い)
妙な疼きを覚えた胸に手をのばす。
「あぅ……」
膨らみかけの未熟な胸に触れると甘い痺れが走った。
それはミドリの知らない感覚。自慰すら経験したことのない少女にとって初めての快感だった。
「にゃ、に……これ」
淫火蟻の毒は、性感を鋭敏にさせる。それは快楽による狂死すら招くほどに強力であり、拷問にも供される。
その劇物が、無知な少女の体に打ち込まれた。潰されることによって個体の全量を。
「あぅぅ」
指が触れると、かすかに隆起した、乳房とも呼べぬほどの膨らみに甘いものが広がる。
(あ、あ……なに、これ)
それが快感だとミドリには分からない。
(おむね、がジンジンする、よぉ)
それでも初めての甘い痺れが恋しくて、控えめな手付きで胸を撫で、指を這わせる。
それはミドリの初めてのオナニーだった。
「もっと……もっとぉ」
やがて怯えるような手つきだったものが、しっかりと胸を撫でるようになる。スリスリという音が森に広がる。
薄桃色の乳首が衣服の下で、かすかに膨らんできた。
(これ、きもひ……いい、よぉ)
痺れと蕩けるような快感に、ミドリは口端からよだれを零してしまう。それでも手は止まらない。
(さきっぽ、きもちいい)
衣服の中に潜り込ませた指先で、乳首を弄る。
妹に舐められていたときに感じたムズ痒さ。それを何十倍にもしたような感覚に、熱っぽい吐息が漏れる。
(これ、すきかも)
快楽に囚われたミドリは、自分が淫毒に冒されているのだと気付かない。
抵抗をしない少女の奥底へと毒は染み込んでいく。
(なんだろ……こんどは、おまたが……)
未熟な性器にまで到達した毒が、子宮を刺激する。
まともに触れたこともない少女の陰裂の奥が、じわりと熱くなっていく。
(おまた、あつい)
ミドリはそれをボンヤリとした頭で感じながら、そこに手を伸ばし。
(おまたも……さわったら、きもちよくなるのかな)
クニッと自らの裂け目に触れた。
「ひっ……あっ」
それは乳首から広がる甘い快楽とは、まったく別種の感覚だった。電流が駆け上がり、体を震わせる。
(これ……これ、すき)
本能がそれを欲し、更に指で触れる。
「あ、くぅぅ……ひぅ」
それは遠慮がちな自慰。スリットをなぞるだけの優しい指使い。だが、淫火蟻の毒に冒された幼い割れ目は、腰が跳ね上がるほどの快感を少女に送りつけ。
「あ、えあ……おし、っこ?」
とぷっと愛液が膣奥から溢れ出した。
ミドリはそれを失禁と勘違いするが、少女の意思とは無関係に指は快楽を貪欲に求め、肌着越しにタテスジに食い込んでいく。快感の津波は、麻痺したはずの足を跳ね上げた。
「きゅぅぅぅっ、こりぇ……あぅぅ」
湧き水のように滲み出す愛液が股間を濡らす。
(おしっこが……いっぱい、でちゃう……でちゃってる)
着衣のままでおもらしすることにすら興奮を覚えてしまうミドリ。
(きもひぃぃ……おまた。くちゅくちゅ、するの)
背徳感を覚えながらも指は決して止まらず、快楽に溺れた幼い割れ目は大量の雌汁をこぼしつづける。
少女の意識は快感に蕩け、もはや何も考えられない。
そして、股間から漏れた愛液の水たまりに無数の淫火蟻が群がりつつあることにも気付くことはなかった。
「あぅ、きゅぅぅぅん、おまたぁ……べたべた、だぁ」
小さな乳首をつまみ、水音を立てながら未熟なスリットを指で往復させる。その幼い体はもはや快楽の虜であり、その愛液こそは淫火蟻の餌であった。
(おまた、こするの……すごい、きもちいい。きもちいい……よぉ)
ミドリは自分が餌にされているとは知らず、股間を擦り上げてトプトプと蜜を零していく。時折腰が跳ねると、粘液が飛び散る。
「きもひいい……きもひいい、これ……」
ミドリは尻尾を丸め、薄布越しの自慰に没頭している。
「きゅぅぅ、ぅぅん、ふわぁぁん」
狐耳がピクンピクンと動き、切なげな声がこぼれる。
「あっ、きゅぅぅんっ!」
そして、その指先が完全に淫毒に染め上がられた陰核の包皮を剥いてしまった。
これまでにない快感がミドリの未成熟な体を貫く。
体が震え、濃厚な愛液があふれた。視界には星が瞬く。
ねっとりとした蜜が肌着の隙間からトロトロと漏れ出し、その栄養を求め淫火蟻が群がる。
(にゃ……に、これぇ)
初めての絶頂を迎えたミドリは、しばし空を仰ぐ。
しかし、一度火がついた淫欲は未熟な絶頂では収まらず、それどころか毒は更に少女の奥底に淫猥な衝動をねじ込んでいく。
(も、もっとぉ)
体が熱い。それが媚薬めいた毒だとは知らず、ミドリは森の中で肌着を脱いでいく。
月光にさらされるミドリの秘唇。まだ陰毛の芽生えすらないぷにぷにした割れ目は、年齢にそぐわぬほどの愛液を垂れ流していた。
(これで、もっと……さわれる。きもちよくなれる)
ぱっくりと足を開くミドリ。麻痺はいつしか消え、自由は戻っていたが燃え上がる淫欲に少女は逆らえない。
むしろ小さなクリトリスは勃起していた。
股を開いてもスジにしか見えない幼い秘唇に、ふたたび指を這わせる。今度は、陰核を中心に。
すっかりと性の虜になった少女。
彼女は、自分の気持ちのいい場所を見つけてしまっていたのだ。
(あはっ、ここコリコリってしてる。んんっ、すごくビリビリするよぉ)
幼くも健気に勃起した陰核。その突起をクリクリと指で撫でると、甘い吐息がこぼれてしまう。
(こっちも……きもち、いい……よぉ)
クリトリスを刺激しながら、もう一方の指で割れ目の内側を弄る。箍が外れたように愛液は垂れ流されていた。
それらは余すことなく淫火蟻の餌になっていくのだが、悦楽に溺れるだけの幼雌には知るよしもない。
(もっと。もっとぉ)
ワレメと陰核を刺激するだけでは飽き足らず、さらなる快感を求める。
ミドリの小さな尻の下には青々とした若芽が無数に生い茂り、天然の絨毯のようになっていた。
(ちょうどいいや……)
ミドリは、その自然の作り出した絨毯の上にうつ伏せに転がり、こぶりな尻をもちあげた。
「これ、なら」
勝ち気で溌剌とした普段の少女とは全く違う、淫靡な表情を浮かべて自らの幼い股間を蹂躙する。
「ん、きゅう……はぁ、これ……きもちい、い……」
四つん這いになって腰を揺らし、自慰にふける姿は、奇しくも交尾をする獣と同じ格好であり、少女が見えない誰かに犯されているようにも見える。
(ああ、きもちいい……おまたクチュクチュするのきもちいいよぉ)
何度も何度も指を動かしては、つるつるのワレメで愛液を撹拌するミドリ。
(こうやって……んんんっ、おむねもこすりつけたら)
自分の股間を慰めながら、ミドリは生い茂る若芽に色素の薄い乳首をこすりつける。
ポタポタと愛液が地面に落ち、蟻たちは滴に集まっては好物を飲み干していく。
(ああ、きもちいい……すごい、きもちいいよぉ)
こんな快楽があるとはミドリは今まで知らなかった。その無知ゆえにこそミドリの欲望に限りはなかった。
小さな陰核をクリクリと撫で回し、誰も触れられたことのない尿道を擦り上げ、未発達のヒダで愛液を泡立たせる。
「きゅうう、くぅぅぅぅん」
獣の格好で淫蕩に耽る少女は、まるで犬のように舌を出して可愛らしく喘ぐばかり。
そして、指先はついに愛液の源泉たる膣口を発見する。
(あ、ここ……だ)
本能のままに、どこが感じる部分なのか直感的に悟ったミドリが膣穴に指を這わせる。
そして、まだ何者も侵入したことのない幼膣に――
つぷり、と指が吸い込まれた。
「きゅぅぅぅぅぅぅぅぅん」
その瞬間に軽い絶頂を覚え、ミドリが腰をふるふると震わせる。
尻尾は快楽に膨らみ、小さな尻穴がきゅうきゅうとすぼまる。
(き、もち……いい)
本能が求める快感をついに得た雌狐が、幼い子宮を収縮させる。
「はぁぁん……これ、す、きぃ」
浅い入り口の部分を触るだけで、ゾクゾクした快感が体を駆け巡る。そして、そのまま指を腟内へと――
「いっつ」
挿れようとしたとき、強い痛みが走った。
(そっか。ゆび、いれたらダメなんだ)
ミドリは処女膜の存在など知らなかった。それでも本能的に、指を挿入ると痛みがあることを理解する。
だが、最も気持ちのいい膣穴を触らずにいることはできなかった。
「ん、んんんっ」
(ちょっと……いたいけど、これきもちいい……いちばん、きもちいい、よぉ)
指は膣の入り口をなぞり、そして乙女の証である処女膜を撫でる。
ピリッとした痛みと、ふわふわするような快感と、ゾクゾクと背中を駆け上がる快楽。
交尾などとても不可能な幼すぎる膣を指で刺激する。
粘度のある水音が狭隘な膣から漏れ、小さなクリトリスを刺激することで更に愛液の量が増える。こすりつけられた乳首はぷっくりと膨らみ快感を主張している。
とろとろと絶え間なく流れ出す愛液で、ミドリはすでに太ももまで雌蜜でベトベトになっていた。
芳醇な香りを漂わせる愛液には無数のアリが集り、初潮前の雌狐の甘露を啜っている。
「きゅうぅぅぅぅん、きゅぅぅぅぅぅん」
もはやミドリの口から意味のある言葉は生まれず、舌を出して恍惚としたまま淫欲に溺れている。
「くぅぅん、こゃぁぁん」
幼い処女膜にふれる痛みと快感は、すでに勝ち気だったミドリの人格を蕩けさせていた。
ふさふさの尻尾は交尾するときのように高く天を衝き、無毛のワレメからは雌の香りを漂わせる蜜が溢れ、幼い嬌声と喘ぎが森に響いている。
「きゅぅぅぅ、きゅぅぅぅぅぅぅぅぅん」
(あ、くる。さっきの……ううん、さっきよりすごいの、きちゃう)
そして、薄桃色の膣穴と処女膜がビクビクと震え、足が自然と痙攣したように跳ねた。
かすかな恐怖心がミドリの脳裏をかすめたが、快感に貪欲な雌狐の指は止まらない。
「んん、くぅぅ……くぅぅぅん」
ぴゅっぴゅっと愛液がほとばしり、少女は舌を出して喘ぐ。目元には快感の涙が浮かび、エメラルド色の瞳を飾った。
そして――つぷりっ、と指が偶然にも処女膜の隙間を抜け、未使用の子宮口に触れた。
「き、きゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん」
その瞬間、激しい絶頂がミドリに訪れた。
体がビクビクと震え、尻尾が痙攣する。涙を流し、舌を出して嬌声をあげたミドリは、そのまま大きすぎる快感に耐えきれず草の絨毯へと倒れ込む。
「あ…………ぅ」
強烈な絶頂で意識がショートしたのか、ミドリはそのまま眠りについてしまう。さきほどまでの淫らさはどこへやら、少女はいつものように穏やかな寝息を立てる。
しかし、その幼い秘唇からはいつまでも愛液がトロトロとこぼれ落ちていた。