どうしてこんなことに。
私は友だちになった女の子の部屋を覗き込みながら、一人で煩悶します。
今日は友達のお家でゲームをしていただけなのです。途中でウトウトしてしまい、リビングに咲良ちゃんがいなかったので、彼女のお部屋に足を運んだだけなのです。
それだけだったのに。
「んんっ、ふっ……はぁ……くぅ、ん」
わずかに開いたドアから聞こえてくるのは愛らしくも艶めかしい声。
(咲良、さん……)
高鳴る胸に手を当てながら、そっと部屋の中を覗き込みます。
パステルカラーの可愛らしいベッドには女の子が一人。その小さな指は、彼女の股間に伸びていました。
まさぐった指先から生まれる水音と、甘美な嬌声。
「は、く……ぅぅ……んん、ふぅっ」
桃色のふわふわした髪、ぷにっとした手足。そして、未熟さを宿した貌(かんばせ)に快感の色を浮かべる女の子。ミルクめいた甘い匂いを漂わせながら、女の子の――雌の切なげな嬌声を漏らすのは私の友達でした。
陽乃咲良。
私にとって、この『世界』ではじめてのお友達であり、なによりも愛らしく感じている女の子です。そんな子がいま、目元にたっぷりの涙を浮かべて自慰に耽っていました。
(発情期……あるのは知っていましたけど。でも、こんなときに)
こちらの世界の獣人に発情期があるのは勉強しました。決して珍しいものでも、色眼鏡で見られるようなものでもないのも知っています。
しかし――
(わたくしは、この世界の常識には素人なのですよー)
おもわず、泣き出したい気持ちになります。
友人の自慰に遭遇した場合、どう対処するのが正解なのかは私の常識では分かりません。それは知識を吸収するため、多くの異世界に端末を飛ばした『本体』であっても同じことでしょう。
「ふ、ぅ……ひぅ、ぅぅ……んんんっ」
切なげな声はドアのわずかな隙間から漏れ出し、わたくしの耳を震わせます。
人よりも聴覚に優れた狐の耳が、甘い嬌声にまじったものを聞き分けるせいで、わたくしはこの場を離れるのも躊躇ってしまいます。
(咲良さん、くるしそう)
発情期は辛いものである、という本の記述が脳裏をよぎります。
発情期は、子をなすための生理現象なのに、それを求める相手がいないのです。
「うううう……ふぅ、くぅぅ」
体が快感と異性を求めているのに満たされない。それは砂漠で水を飲まず歩き続けることにも匹敵する、とも書いてありました。
くちゅくちゅ にちゅ にちぃ くちっ
少しでも快楽を得ようと股間をまさぐる手。ねっとりとした液体にまみれた指はたえず蠢き、無毛のワレメの擦っています。
「んくぅ……はぁ、ん……ふ、きゅぅ……くぅ……んんっ」
しかし、咲良さんの渇望が満たされないというのは声だけ聞いてもわかります。
「はぁ、くぅぅ……あ、うう……ぅぁ、んん……」
切なそうな吐息に切羽詰まったものが交じることはなく、ひたすらに困惑ともどかしさを含んで声ばかりが届いてきます。
(つらそうですわ……)
自慰でも満たされない友達の渇望。もどかしく苦しげな声。悶えるようにゆれる尻尾。
「……よし」
苦しげな友人の姿を見て、ぎゅっと手を握りしめて覚悟を固めます。
こわばっていた指先を解きほぐして深呼吸。ひとつふたつと肺に酸素を満たして、ドアに手をかけました。
「咲良さん」
「……え、あ……環ちゃん!?」
可愛いタテスジをいじっていた手が止まり、つぶらな瞳が見開かれます。
「え、やだっ……みないで……あっ!」
くちぃ
慌ててつかもうとしたシーツが滑りおち、濡れた内腿から秘めやかな水音が生まれます。
「あ……」
一気に赤面してうつむく咲良さん。羞恥の涙がにじみ、その尻尾は小さく震えていました。
「いいんですよ。咲良さん。わかっていますから」
わたくしは、友達の心情を想って穏やかな声をかけます。
ベッドに向かって一歩ずつ進み、身につけていた衣服を剥ぎ取ります。
「環……ちゃん?」
火を吹きそうなほど恥ずかしいですが、彼女だけを裸のままにしないように上着を、スカートを、一枚一枚脱いでいきます。
ニーソックスをおろし、尻尾に窮屈だったショーツから足を抜くと、私も咲良さんと同じ生まれたままの姿になります。
とても恥ずかしいですが、これで友達と『おそろい』です。
「発情期……なんですよね」
問いにうなずく咲良さん。
年齢からすれば明らかに早い発情期の訪れ。だからこそ、周囲との違いに苛まされてきたことが容易に想像できます。
「咲良さん、辛いですよね」
再びうなずく咲良さん。
鎮めてくれるはずの伴侶はここにおらず、満たされぬ自慰にすがるしかない。拙い指の刺激では絶頂には届かず、火照った体を持て余すしかない。
発情という経験はなくとも、それがとても辛いものでことであることは理解できます。
「わたくしでよければ、お手伝いしたいのですが……よろしいでしょうか?」
にこりと、笑って指先を舐めてみせます。
えっちな仕草ですごく恥ずかしいですが、咲良さんの羞恥心を少しでも和らげられるなら安い代償です。
「でも……環ちゃんにめーわくが」
「いいえ、わたくしがしたいのです……咲良さんは大切な友達なのですから、お手伝いしたいんですよ」
わたくしはベッドに膝をのせ、咲良さんの汗ばんだ肌に触れます。
(ぷにぷにしてますわ……女の子の体ってほんとうに柔らかいのですね)
しっとりとした肌は柔らかく、その感触に溜息が漏れそうになります。
(まるで姉さまのようです)
わたくしを慈しんでくれる最愛の義姉のことを思い出し、おなかを撫でます。
「咲良さん。だめ……でしょうか?」
「ううん…………環ちゃん、たすけて」
友達は問いかけに少し逡巡をみせ、顔を真っ赤にしてお願いしてきました。
「はい。おまかせください」
胸に広がる温かなものに、わたくしの九つの尻尾がわさわさと動きました。
「では……」
「あ、環ちゃん……あの……」
「はい。なんでしょう?」
「私……女の子にしてもらうの、初めてだから……その、やさしくしてください」
その言葉に胸がきゅぅぅぅぅぅんと締めつけられました。
「もちろんです。わたくしのほうこそ、不束者ですがどうかよろしくお願いします」
まるで嫁入りのような事をいう自分に苦笑しながら、咲良さんの頬にキスをします。
「咲良さん……咲良さん……」
ちっちゃな友達の名前を呼びながら、未熟な乳首にふれます。
咲良さんの蕾は本当に小さく、ともすれば虫刺されのようにも見えるささやかな膨らみでした。
「かわいい……」
(姉さまみたいです)
「ふ……うぅぅ、ん」
名前を連想させる薄紅色の突起に触れます。少し芯のあるような未成熟の乳首を撫でると、押し殺したような声が漏れます。
(ちょっと触っただけなのに……敏感なのですね)
強く触りすぎないように優しく乳輪に指を這わせます。
「ひ、くぅぅ……たま、き……ちゃ……」
「声をがまんしなくていいですよ……ちゅっ、ちゅっ……ちゅ」
必死で唇を閉じようとする咲良さんに囁き、頬に、鎖骨に、胸にキスの雨を降らせます。
「なめますね……」
そして、わたくしはついに友達の乳首にキスをします。
「あっっ!」
「かわいいですわ咲良さん……ぴちゃ、れる、れろ……」
ミルクを飲む子狐のように、ほんの少しだけ膨らんだ乳首を舐めます。
「ぺろ……れる……ちゅ、はむ……れぅ……んん……咲良さんのあじ……」
桜色の乳首に唾液を塗りつけ、汗ばんだ小さな突起に舌を這わせます。
「たまきちゃん……ああ、なめて……る……たまきちゃんが……おっぱい……なめて、る」
「おいしいですわ……ぴちゃ、れる……ちゅ、ぅ……ちゅ、はむ……咲良ちゃんのあじ……わたくし、すきですわ」
大切な友達の乳首を舐めている。咲良さんを気持ちよくしている。
その事実がわたくしを鼓動を早め、想いを昂ぶらせます。
「ちゅううううう……れる、ちゅぅ……ぴちゃ……はむ、ちゅぴ……ちゅぅぅぅぅ」
「ああ……たまきちゃん……赤ちゃんみたいだよ……そんなに、すったら……あ、くぅぅぅぅ」
咲良さんの尻尾がビクビクと震え、両手がわたくしの背中を抱きしめます。
「ちゅぅぅぅぅぅぅぅ……ぴちゃぴちゃ……ちゅ、ぴっ」
「たまきちゃん……たまきちゃん……おまた……おまたがせつないよ……おまたも、さわってよぉ」
涙声で懇願する咲良さん。
(なんてかわいいんでしょう……咲良さん。かわいすぎますよ)
わたくしはぷっくりと膨らんだ乳首から唇を離します。乳首との間に唾液の糸が引くようすが、とてもえっちに見えました。
「咲良さん……」
おねだりしてくる咲良さんに目で合図を送ると、彼女は顔を紅潮させてこくんと頷きます。
「ごくっ……」
ゆっくりと胸から離れ、咲良さんの大切なところに視線を向けた瞬間、おもわず生唾を飲んでしまいました。
ぷにぷにでつるつるのタテスジ。まだ大人のほころびの気配すらない小さなワレメ。
そんな未完成さを宿した少女の秘裂が、自慰とわたくしの愛撫によりトロトロと蜜をこぼしていたのです。
(か、かわいい……)
ちっちゃなアソコにわたくしの視線は釘付けになりました。
甘いミルクのような匂いが、少女の蜜香にまじりあい、鼻孔をくすぐります。お腹の奥がきゅんとして、吐息が熱くなるのを感じます。
「たまき……ちゃん……おねがい」
潤んだ咲良さんの瞳が、わたくしを見つめています。
(咲良、さん……すごく、かわいい……)
持ち主の体液でしっとりと濡れたシーツが、甘い香りの恋蜜が、ぷにっとした無毛の秘部が、妙刻みで理性を削り取っていくのを感じます。
「では……し、しつれいしますね……」
わたくしは魅了されたまま、おそるおそる手を伸ばします。
きっと、触れてしまえば今までのような『普通』の友達には戻れません。いえ、すでにわたくしの性嗜好はかなり歪んでしまっています。
きっとここが帰還不能点(ポイント・オブ・ノーリターン)。しかし友達を助けることに躊躇いなどありません。
「咲良、さん……」
緊張で指が震えます。
わたくしの手は、それでも止まることなく。やがて――
ぷ…………にぃ
と、ふっくらとした恥丘に触れました。
(うわー、ぷにぷにしてます。こんなに柔らかいんですね)
わずかに盛り上がった恥丘はツルツルで、触った感触はまるでプリンのようでした。しっとりと汗ばんだ肌は指に吸い付くようで、つきたてのお餅かゆで卵を連想させます。
(うわー、うわー。すごい……これが女の子の……咲良さんのアソコなんですね)
初めて触る友達のアソコ。秘められた大切な場所に、自分が触れているという事実に心臓がバクバクと早鐘を打っています。翳り一つないワレメはちっちゃくて、かわいくて、思わず生唾を飲み込んでしまいます。
「たまき、ちゃん……」
「あ、え……はい、ご……ごめんなさい」
切なげな声で我に返ります。
ただ触るだけで、彼女を渇望を慰められるはずがありません。発情期とは、極限までの喉が渇いた状態に近いと書いてある書物もありました。
「さ、さわりますね」
咲良さんの辛さを癒やすために、ゆっくりと恥丘を撫でます。
しっとりして吸い付くようなモチモチの肌。ぷにぷにとしたビーナスの丘を撫でると、じわりと咲良さんの蜜の匂いがしました。
「たまき、ちゃん……あの、あそこも……さわって、ほしい」
「は、はい」
おそるおそる触れていると、咲良さんは不満そうに見つめてきます。
わたくしは煩すぎる心臓の音を意識から外しながら、恥丘のすぐ下にあるワレメに手を伸ばします。
(触ってしまいますわ。ほんとうに)
ツルツルの、ただの切れ込みにしか見えないタテスジ。そんなシンプルな形の秘裂を指先で撫でます。
「ひっ!」
わずかに触れただけでビクンッと咲良さんの腰が跳ねました。
「ご、ごめんなさい……いたかったですか?」
「ちがうの……きもち、よくて」
苛烈な反応におもわず謝ると、すこし恥ずかしげに咲良さんは俯きます。
きゅん
可憐な反応に、また胸の奥で音がしました。
なんでしょう、妙に踊りだしたくなるような気持ちです。うずうずと落ち着きません。もっと咲良さんの声が聞きたくて仕方がありません。
「えっと、もっと……しますね」
「うん……うん……」
ちょっと触っただけなのに、咲良さんはこくんこくんと頷いて快楽を求めてきます。
(か、かわいいですわー)
快感に素直なっている咲良さんに、胸の奥がきゅんきゅんします。
自然と笑顔になり、もっと友達を気持ちよくしてあげたくなります。
「たくさん、さわりますね……いっぱい、気持ちよく……なってくださいね」
そわそわする気持ちに後押しされて、小さなタテスジに指を這わせます。
くちゅ にちゅ にち ぬちぃ
(わわわ、ぬるぬるです)
幼蜜でトロトロになったワレメは、軽く触れただけで糸を引くほど濡れていました。
タテスジをなぞるだけで卑猥な水音がして、にちにちという響きが鼓膜を刺激します。
「ふ、くぅぅ……それ、きもちいい……たまきちゃん、きもちいい……」
入り口をなぞるだけで、咲良さんは心地よさそうに身悶えし、甘い匂いのするお汁を滲ませます。
(いい匂い……おいしそう……)
恋の蜜で濡れた咲良さんのワレメ。小さなタテスジを伝うしずくは、脳を痺れさせるほどに香りに満ちていました。
(あ、わたくしも……ぬれちゃってる)
愛らしい秘部を見つめているうちに、股間が熱くなり、トロリとしたものが溢れるの感じました。
「咲良さん……わたくし、キスしたいです……」
「ちゅー、したいんですか?」
潤んだ目に、頷きます。
金色の尻尾がブンブン動いているのが鏡に写っています。わたくしの気持ちは、咲良さんにも全部伝わってしまっていることでしょう。
「いいですよ……」
唇を突き出してくれる咲良さん。その瞳に、目をうるませた切なげな自分の顔が映っています。
「ん……」
わたくしは、可憐な唇にキスをします。
(やわらかい……)
はじめてのキス。
本体ですら未経験の接吻を、分霊のわたくしが先にしてしまいました。
「ん、ちゅっ……ちゅ……」
ついばむように、触れ合うだけのキスを交わします。
「ちゅ……ぴちゃ……ぺろ」
キスをしながら、そっと唇を舐めます。
「たまき、ちゃん……ぺろ、ちゅっ……ちゅ……」
咲良ちゃんは優しく舐めかえしてくれます。
「ん、んん……ぴちゃ……んちゅ……れる……たまき、ちゃん……」
「さくら、ちゃん……ん、ちゅ……ちゅ……さく、ら……ちゃん……ちゅっ、ちゅ……」
なんども接吻を交え、舌を舐め合います。
いつしか呼び方まで変化してしまいましたが、頭がぼんやりしてうまく考えることが難しくなっています。
ぴちゃ ぺちゅ れる ちゅ にちぃ ちゅぴぃ れろぉ
粘膜を舐め合う音に尻尾がブンブンと動いてしまいます。咲良ちゃんの唾液の味に、身体がふわふわしてきます。
「たまき、ちゃん……キス……きもちいい……?」
「きもち……いいです……きす……すき、です」
何度も唇を重ね、舌を絡め合う心地よさに身体が蕩けそうです。
「ぷは……はぁはぁ……」
ようやく唇を離すと、二人の舌の間に唾液の橋がかかりました。
心臓の鼓動は早鐘をうち、咲良ちゃんへの想いは更に強くなっていました。
(咲良ちゃん……さっきより、ぬれてる……)
かわいい股間からは甘い匂いがして、わたくしの理性は溶けてしまいます。
「かわいい……」
ちっちゃくな咲良ちゃんのアソコ。そのつるつるのアソコを舐めたくて仕方ありません。
「たまき……ちゃん……あの、もしかして……たまき、ちゃん……ぬれて、る?」
ぴちゃ
質問を無視して、わたくしは小さなワレメを舐めました。
「ひゃんっ」
舌先に感じる温かなゼリーでも舐めたような柔らかさと、愛らしい咲良ちゃんの嬌声。頭の芯までフワフワにとろかす甘い声に、自然と舌が動きます。
ぴちゃ ぴちゃ ぺちゃ れる
タテスジをのぞると、これまで経験したことのない味に頭の芯まで痺れていきます。
(すごい……これが、咲良ちゃんの……あじ……どうしよう……これ、おいしい……)
自分のお股がじわりと熱くなるのを感じながら、かわいいタテスジを舐めます。
(咲良ちゃんのあじ……すごく、おいしい)
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霜月みのり
2020-04-15 12:09:34 +0000 UTC