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勘違いで見える物 外伝

『続・勘違いで見える物 二上編』と同じ依頼で短編をとの事でした。

こちらもご依頼ありがとうございました。


── ── ── ──




「・・・同窓会かー」


私は届いた手紙を見ながらウンウン呟く。


「みんなどうしてるかなー・・・痩せちゃったかなー・・・」


ブヨブヨのお腹を支えながら、私はうーんと迷う。

皆には会いたいけどー・・・でも皆痩せてたらやだなー。


「でも会いたいしなー・・・皆お仕事忙しいんだろうしなー」


私みたいに何もしてない人って居ないだろうしなー。


「・・・会えるかなー?」


うん、出よう。

外出自体久々だけど・・・たまにはいいよねー。

私は届いたはがきの出席に丸をつけようとして、ペンがないことに気づいた。


「あー・・・どこ置いたっけー?」


私は座っていた椅子から立ち上がって、その拍子にお腹が机に引っかかっちゃった。

それに引っ張られるようにおっぱいが思いっきり揺れて、思わず変な声が出ちゃう。


「あーうー・・・これだからもー・・・」


おっぱいとその下のお腹を見る。

高校卒業してから更に育ったお腹とおっぱいはなんていうか、ボールだった。

歩く度にどたぷんどたぷんって揺れてるし、何かとよくぶつかっちゃう。

お尻だってどっしりしちゃったし、二の腕だってブヨブヨ。

そのくせすぐお腹空いていっぱい食べちゃうから全然痩せないしー・・・


「うー・・・ダーリンは良いって言ってくれるけどやっぱ痩せたほうがいいかなー?」


でも痩せるの面倒だしなー・・・


「ってそうだ、ペン探さなきゃー」


せっかく立ち上がったんだからと、私はペンを探して歩き回る。

その度におっぱいとお腹がペチペチとぶつかり合う音がする。


「うー・・・どこだろー」


ウロウロと探して、私はようやくキッチンのテーブルの上に転がっているのを見つける。

早速取ろうとして手を伸ばしたら腕がおっぱいに当たって上手く届かない。

無理矢理取ろうとしたら今度は指が当たってペンが飛んでいっちゃうし・・・


「・・・テーブルの下かー」


飛んでったペンを探してみればテーブルの下にコロコロと転がるペンが見える。

でも・・・出来ればしゃがみたくない。

けど他にないしなー・・・


「・・ええーい」


私は意を決して膝をついて体を屈める。

それだけでお腹は圧迫されるし、おっぱいとおへそが床に付いて冷たい。

テーブルの下に潜るのに苦労しながら、私はペンをなんとか拾う。

そうしてホッとした頃、ガチャンと言う音と一緒にただいまーという声が聞こえる。


「あ、ダーリンおかえりー!」

「ただいまー・・・沼ちゃん何してるッスか」


そう言って買い物袋をテーブルの上に置くダーリン。

なんていうか、本当に新婚さんみたいで思わず嬉しくなる。

・・・結婚はしてないけど、いつかしたいなー。


「えっとー・・・ちょっとペンがテーブルの下に落ちちゃってー・・・」

「あー・・・沼ちゃん体大っきいッスからねー!!」

「もー!言わないでよー!」


ダーリン・・・新庄ちゃんは身長167cm。

私は身長175cmだから結構差がある。

・・・体重は倍じゃきかないけど。


「まぁまぁ・・・あ、お土産にプリン買ってきたッスよ。沼ちゃん好きッスよね?」

「え、ホントー?嬉しいー!」


こういう事してくれるからダーリン大好き!

私は部屋に戻って拾ったペンではがきに丸を付けて、すぐにダーリンのところへと戻る。

買ってきてくれたプリンはいつもの業務用スーパーのヤツ。

牛乳パックみたいな形のやつをそのままつるーんとお皿に出して、その上からカラメルを上からかける。

四角いから芋ようかんに黒蜜かけたみたいにも見えるけど、どうせダーリンと二人だから見た目なんて関係ない。


「はいダーリン、あーん・・・」

「いいッスよ!沼ちゃん先食べて!」

「そー?じゃあいただきまーす」


そう言って一口。

うん、甘くて美味しい。

昔からプリンが大好きで、小さい頃よくぷっちんするヤツをママに買ってもらったのを思い出す。

あの頃はお腹いっぱいプリンを食べたかったけど、今似たようなことしてるんだよねー・・・


「・・・ホントプリン好きッスねー」

「うん!ダーリンの次に好きー!」

「あははは・・・そりゃよかったッス」


そう言ってダーリンは口を開けて待ってる。

私はそこにスプーンで掬ったプリンをあーんと言いながら入れる。

ダーリンもうん、甘いと言って笑い、私はもう一口ダーリンに向ける。


「あ、いいッスよ。後は沼ちゃんが食べて」

「いいのー?」

「沼ちゃんが美味しそうに食べるほうがこっちも幸せッスから」


そういうと、ダーリンは笑ってこっちを見つめる。

そんなに見つめられると食べにくいんだけどなー・・・まぁいいかー。

私はダーリンに見つめられながらプリンをぺろりと食べ終える。

1キロプリン・・・お腹に貯まる感じはあるけど正直言えばまだまだ入るんだよねー・・・


「・・・物足りなそうッスね?」

「・・・うー。でも最近ますます太っちゃったからー・・・」

「今何キロ?」

「170キロ超えちゃったんだよねー・・・」


お陰でお腹もおっぱいも重い。

・・・まぁダーリンはおっぱい大好きだから気にしてないみたいだけど・・・


「別に何キロになっても沼ちゃんは沼ちゃんッスよ!」

「でも・・・私全然ダーリンの役に立ててないしー・・・」


穀潰しって言われてもおかしくない・・・っていうかまさにそれなんだよねー・・・


「お金に関しては大丈夫だし、むしろ沼ちゃんが居てくれるから頑張れるし、こっちとしてはもっと太っても全然大丈夫だから安心して食べて欲しいッス」

「・・・そー?」

「そーそー!だから全然気にしなくていいッス!ほらもう一本あるッスよ?」


そう言って冷蔵庫から新しいプリンを取り出すダーリン。

その言葉に私は甘えてもう一本、もう一本と食べちゃう。

気がつけば買ってきた5本を全部食べていたし、そのまま眠くなって寝ちゃった・・・。

こうやって太っていくのがわかっているけど、ダーリンは許してくれるし、つい甘えちゃう・・・


「ダイエットは・・・無理かなー?」


ますます育った感じのお腹を揉みつつ、私はそんな事を呟く。

そんなこんなで参加した同窓会で私より太ったクラスメイト──中には二上さんみたいにすごく痩せた人も居たけど──に会ってますますダイエットしなくても良いかという気分になっていく。

そうして、ダーリンから指輪を貰った頃には体重が無事に200kgを超えちゃった・・・

でもまぁ・・・幸せだからいいかー・・・



沼田 美香

身長:175cm

体重:173kg → 204kg

  B:151cm → 161cm

W:143cm → 153cm

H:146cm → 157cm


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