「きもちいことしたいな…」
耳をぴょこぴょこさせながら妄想を膨らませる。
…恥ずかしい格好のまま拘束されてしまう自分。
…抵抗さえできず、性感帯に刺激を与え続けられてしまう自分。
…そして、羞恥心の残ったまま無様に嬌声を上げて絶頂してしまう自分。
最近になって自慰やAVなどえっちなことを覚え始めた私は四六時中えっちな妄想をしてしまうようになってしまった。
それも、「恥ずかしい格好で無理やり絶頂させられてしまう」というちょっとニッチなジャンルの妄想ばかり。
AVに出演している女優に自分を重ねながら自慰行為にふける毎日。果てには学校の授業中にも周りに人がいっぱいいる中でえっちなことをされてしまうシチュエーションの妄想しながら絶頂しないギリギリまで陰核をいじってしまっている。
そんなある日だった。いつものように授業中、妄想しながらばれない程度にシャープペンシルの頭で陰核をネチネチいじめていると、
「…え、オナってんの?」
となりの席の男子が小声で言ってきた。
「――――っ!あっいや――」
――ばれた。
恥ずかしさと焦り。早まった心臓がバクバクと音を立てて血を送り、顔を真っ赤にする。
「おい、どうした?」
板書をしていた先生が私をさし尋ねる。それにつられクラス中の視線が紅潮した私に集まる。
「な、なんでもっないです!」
挙動不審な私にさらに注目があつまってしまう。
ぐるぐると頭に血が上り、絶頂ギリギリまでいじっていた陰核が脈打つと同時――
「~~~~~~~っっ!?」
腹筋がぎゅうっっと収縮し、身体を抱え込むように思い切り絶頂してしまった。
衆人環視の下、ばれるかばれないかギリギリで絶頂してしまうシチュエーション。
あ、AVであったシチュエーションだ――と気付く余裕もなかった。
「おい!?大丈夫かっ!?」
先生は私を心配するように駆け寄ってきたが、恥ずかしさとまだ絶頂の余韻が残っているせいで机に伏せた顔が上げられない。
ヤバいヤバい
どうやって乗り切る?
授業中にイったなんて知れたら、学校生活が終わってしまうし、親になんか報告されたらもう生きていられない。ってか隣のやつにばれてるけど多分こいつだけにしかばれてないというかこいつもワンちゃん気づいていない。授業中にオナニーするような奴に見えるか私?ありえないAVやエロ漫画じゃあるまいし、そうだよ、股間に手があったのは股間を隠すためだ!そう隠すため!これは――
「ご、ごめんなさい、わたし、お、おっ――」
「――おしっこ…もれちゃって……」
……ってあれ?こっちのほうが……恥ずかしくないか?
やらかしました!がばっと立ち上がり、すぐさま訂正。
「……っ!いや、ちがって!おなかが痛くて!ほ、保健室、行きます!」
そして、逃げた。
私が去ったあとの教室でどんな会話がされていたのかわからないし考えたくもない。しかし、隣の席のやつにばれた可能性が高いし、男子のことだ、「あいつオナニーしてたぞ」って絶対に言うだろう。
そしたら男子たちの間で「授業中にオナニーする変態」って広まって、みんなからエロい目で見られるんだ。そして放課後に男子だけがたくさん集まった教室で無理やり裸にさせられて、見られながらオナニーさせられて、そのあと、これで許してくださいと懇願する私を拘束して無理やり絶頂させて、ヘロヘロになった私をもののように扱ってまわすんだ。その様子を動画取られて、ネットに動画アップされちゃうんだ。
そんな状況になったら私もう――私もうっ!!
という妄想をしながら自室に設置した拘束絶頂マシンで豪快オナニーを今日も一人する。
将来AV女優になってめちゃくちゃ絶頂させられたいな。