この国の娯楽は少ない。その最たる娯楽が賭博闘技場である。 今回はこの賭博場を覗いてみよう。 外観は野球場を模して造られた巨大なドーム状の闘技場だ。維持運営はもちろん国営である 内装は古代某国の神殿を模した内装になっている 巨大なエントランスには幾つものエキシヴィジョンモニタがあり、出場闘士のステータスと戦歴・オッズなどが映し出され、その奥には賭券売り場の窓口と券売機が並んでいる。 併設されたこれまた巨大な入場口を潜れば観客席がすり鉢状にずらりと並び、闘士の戦うグラウンドはマウンドより少し狭い造りになって中央に白石のリングが据えられている。 そこに出場選手が立ち向かい合う。 長い髪をポニーテールに結い上げモーニングスターを携えた全裸の雌が声援に手を振っている。その背中には大きく6と書かれている。選手で言う背番号であり、雌を識別する名前でもある。 対するはショートツインテの可愛らしい少女だ。背中には4と書かれていて、手には抜き身のナイフを両手に携えている。 倍率は6の雌が1.7倍で4の雌が2.2倍だ。 評価として、モーニングスターは1撃当たれば致命傷だが、しかしそれを使い熟すにはとんでもない技量が必要である。対する4番のナイフは両手に獲物を持っているとは言え、リーチの短さとダメージの低さにある。そこを評価されている様だ。 ゴーンゴーンゴーンゴーンと銅鑼が叩かれ試合開始を告げる。 銅鑼が鳴り止んだのを皮切りに両者が動き始める。6番がモーニングスターを回し、4番がナイフを構えゆっくりと間合いを詰めていく。 全裸の少女が衆目の中、命のやり取りを今行う。 モーニングスターを∞の字に回し間合いを図る。と、突然4番が走り出し一気に間合いを詰めた。モーニングスターの棘鉄球を掻い潜って懐に入り右手のナイフを繰り出すが身を捩って辛うじて躱す、続いて左手のナイフを繰り出すのをバックステップで距離を取って躱す。間髪入れず鎖を引き4番の後頭部に棘鉄球が飛来するのを鎖の反対に首を傾げて躱す。戻る反動に遠心力を加え前に振り抜くが4番もバックステップで躱す。6番は再び∞字を描く軌道で対峙する。 4番が直ぐに仕掛ける。身を低く走り出すと6番はその軌道に棘鉄球を放つ、顔面に食らうかと思われた棘鉄球は空を切った。 4番は側転でそれを躱し、間合いに入り蹴りを放つ。それを咄嗟に左腕で庇ってその衝撃に大きく仰け反る。バランスを優先したためモーニングスターを手繰る余裕はない。衝撃に身を任せ勢いに乗り着地すると、棘鉄球を引き寄せ追撃に備えるが、4番のナイフが早かった。6番の右肩にナイフが刺さった。 ―投擲 6番は肩の筋肉が断裂され、モーニングスターを思うように手繰れない。 間合いを一気に詰めた4番は残るナイフで上腕を切り付け、手の中で回したナイフは腹に一撃を刺し込んだ。 「がっ!」 6番の身体から力が抜け、モーニングスターを取り落とす。 客席からは「殺せ」コールが上がり始めた。 4番は背後に回りポニーテールを引き上げて、6番の首にナイフを突き立てた。 そのまま首を切り裂き始める。 「げひゅうー」 血の混じった吐息が切り裂かれた傷口から漏れ出す。 外周を切り裂き背中に膝を立てて梃子の原理でその首をへし折った。 切り離した6番の生首を観客席に掲げて見せ勝利を宣言する。 客席から歓声をブーイングの二つが飛び交う。 頭を失った身体はリングに投げ出された。鮮血を噴き出し、失禁を始めた。 まだ意識があろう頭は観念した様に、ゆっくりと瞳を閉じていく。 4番は高らかに生首を掲げ、ひとしきりリング上を練り歩くとその首を無造作に捨ててリングを降りる。 勝ち札の換金受付が始まったと同時に、リングの清掃と死体撤去が行われる。 次の試合は1番と5番だ。 1番はオーソドックスな剣と盾を扱う雌だ。5番の獲物は大鎌だ。 倍率は1番が1.4倍で5番が7.2倍だ。 理由は簡単、御しやすい大振りの大鎌に対して剣盾の方が取り扱いが容易だからだ。 剣闘士の中では一番扱う雌が多いのと、過去同じような対戦があったが一度も大鎌が剣に勝った経歴が無いからだ。 二つ結びの1番がリングに上がると声援が沸く。三つ編みを一つお下げにした5番が大鎌を担いで入場した。 強大な力を誇示するかのように禍々しい死神の鎌を想起させる出で立ちに、大番狂わせが起こるのではないかと観客達は固唾を飲む。 銅鑼の音が鳴り響き第2試合が開始された。 最初に動いたのは5番だった。一気に距離を詰め大鎌を振るうと、1番は盾を前面に出したままバックステップで下がり、巨大な鎌は空を切ると、1番は剣を突き出した。 5番は振り抜いた勢いのまま回転し剣を躱し、遠心力を乗せそのまま振り切る。 1番の胴体が真っ二つになるかと思いきや、盾で鎌の柄を止めようと繰り出すがその勢いは殺しきれない。 1番は吹き飛ばされリングの上を転がる。 5番はすぐに追撃に動く。倒れた1番に大鎌を振り下ろすが、1番は横に転がり難を乗り切る。仰向けのまま剣を振るう1番。 その切っ先は5番の左腕を翳め皮膚を割く―浅い。 5番は鎌を引き寄せ体勢を立て直す。同じく1番も起き上がり構えるとすぐに切り掛かる。 対する5番は鎌の柄で剣を止め、1番は盾でシールドチャージ。 盾の衝撃にバランスを崩して背中から倒れる5番。すぐに起き上がろうとするも1番に肩を踏まれ起き上がれない。下腹部を剣で刺される。 「くぁっ!!」 5番の苦悶の悲鳴があがる。 1番は剣を薙ぎ、腹を切り裂く。既に5番には戦意は無く、切り裂かれた腹に手を当て内臓が零れ出さないように抑えるので精一杯だ。 5番が前傾姿勢で苦悶の声を上げると、1番は髪の毛を鷲掴みにし、剣を振り腕を切り落とす、更に振り被り反対の手を切り飛ばした。 最後に喉を引き切る。ドバっと鮮血が溢れ出す。 丁寧に首を切り進め遂には切断された5番の首は高らかに掲げられた。 5番の生首は負けたのが悔しかったのか、それとも苦痛のためなのか涙を流していた。 客席から歓声が沸き起こる。 1番は首をリングの上に置くと、それを跨いで小便をかけ始めた。敗者に対しての冒涜と恥辱である。 それを観て観客は笑っている。こころばかりのパフォーマンスの様だ。 1番が手を振りながらリングを降りると、リング上の清掃作業が始まった。 ここで余興が始まった。 リングの周りに12人の同じ顔をした雌が円状に並び軽快な音楽と共に踊り始めた。 長い髪や豊満なおっぱいを揺らしステップを踏む。一糸違わぬシンクロダンスを笑顔で踊る。 ステップ毎におっぱいが上下し、お尻や股間も露わに惜しげもなく晒して、楽しそうに踊っているのを見ると何だか楽しくなってくる。 ダンスは2曲目に突入し、パーリーピーポーで陽気なリズムが闘技場に響く。 ここが闘技場である事を鑑みればチアリーディングの様な様相であるが、場違いなクラブの様でもある。 12人も居るダンサーも美人でありスタイルも抜群だ。実はクローン技術で量産された雌であるため、この他にも大量に保有している。対して剣闘士は野良雌を捕縛したり、施設で出産された雌が主である。 既にリング上の清掃は終わっている。 次の試合がモニタースクリーンに映し出された。 セミヘアの3番はバトルアックス。アシンメトリのショートヘアな2番は槍だ。 互いがリング上で対峙する。 銅鑼の音が鳴り響き試合開始を告げる。 構えから同時に仕掛ける。3番のバトルアックスの振り下ろしと、槍の刺突が交差する。 2番の左手頸が切り飛ばされ、3番の脇腹に穂先が突き刺さる。 3番は傷をモノともせず切り返しで首に振り上げる。2番は槍を抜きつつ後退する。傷を抉られ3番が呻く。 再び対峙し3番が踏み込みからの振り下ろし、2番の片手刺突が再び交差する。 3番の斧が2番の頭を切り飛ばすが、2番の穂先も3番の首を貫いた。頭を失った2番の身体が力を失いリングに倒れ込む。 対して喉を刺し貫かれた3番は槍を抜き投げ捨てると、血反吐を吐きながら2番の転がった頭を踏みつけて腕を高らかに振り上げた。勝利宣言である。 しかし、次の瞬間膝から崩れ落ちる様に3番が倒れた。白目を剝いてビクビクと痙攣して遂には失禁いる。 勝敗の審議が執り行われた。観客席はどやどやと騒めく。 奴隷を所持している男性は待ち時間で連れ込んだ奴隷を凌辱していたりする。 乱暴に肉壺を犯され無遠慮に胎内射精された奴隷は、転がされてストール代わりに足置きとされている。 そこかしこからそういった行為が行われていた。 審議の間に清掃が始まっている。無造作に台車に死体を乗せ運ばれた。 闘技場は国営のため当然だがこれらの死体はフードとして加工され消費される事になる。 審議結果がモニターに表示される。 相打ちのドローで掛け金の払い戻しが行われる。 闘技場には色々な別の役割もある。 ラブホテルの様なプレイ部屋を完備している。SMや拷問などの特殊プレイ用の部屋が盛り沢山だ。 連れ込みもできるが、買うこともできる。 プレイで死んだ雌の死体の処理も使用価格に含まれている。 闘技場で勝った泡銭で遊んで帰る者が多い。 シャワーや公共浴場も完備されている。 当然混浴であるため、そこでの性行為も当然自由だ。 当然犯される性奴隷も多々いるので正に乱交の様相になる。そこでは幼女だろうが関係なく標的になる。 とは言え、行為の後は普通に背中を流させるなどもみられる。 バーも完備されている。 風呂上がりに酒を飲みながら雌のパフォーマンスを観る事ができる。 ステージではポールダンスを踊る全裸の雌が、しなやかな肢体をくねらせ衆目に笑顔をふりまいている。 時間によっては雌同士のレズビアンショーや拷問ショーも企画されている。 色々な設備を内包する闘技場は国の一大アミューズメントパークである。 是非一度お立ち寄りください。