こんにちは、nekomoです!
がんばります!
好きにかきます。有益情報よりもヘンテコなマシンガントークの方が多そうです。
【楽曲のこと】
三部作の第二陣を飾る葵ちゃんのソロ楽曲。
物語上で奔走する葵ちゃんをRPGの勇者に見立てたかのようなゲーム風の編曲が本作を彩っていますね。
海茶さんが「自分の中にTobyFoxを降霊する」と張り切って制作されていました。
過去作ではあまり見ない細かいベースラインなどにこだわりが感じられますね。
とにかく編曲のテーマを設定して自分の色を残しながら楽曲ごとにガラっと印象を変えて完成させるのが上手くてすごかったです。すばらしい!
MVでも小ネタてんこもりですが、楽曲面の「ゲーム」を意識した引き出しも様々で、(以降、語りすぎにつき中略 510文字)
【MVのこと】
nekomoは「幕を下ろそう、パレードへ」のイラストレーター、兼それに続く3部作の流れを海茶さんから(おそらく)限りなく引き継いでいる者として、MV面のディレクターっぽいことを軽くお手伝いさせていただいていました。謂わば海茶さんの片腕、右脳、名誉お手伝いさん。ので、サビのドットアニメ以外にも色々話す事があります。
「弦楽少女」チームは類まれなる才能と技量に恵まれた精鋭により編成されて「ここまでできるのか」というMVが実現!
言葉を選ばなければ「変なやつ」が多いです
nekomo/るねつき/sage によるドッターやプログラマーの連携によりゲームパートが作られ、イラストレーターさよなかさん&映像編集iolliさんが(ずっと何言ってんだこの人ら……?)と思いながら完璧に彩りまとめあげてくださるという構図でした。
背景の印象や作風がサワーチェリー/弦楽少女/幕パレでそれぞれ異なるのは海茶さんの強く意図したものなので、そこも含めてお楽しみください。
●イラスト: さよなかさん
やっとお誘いできました、さよなかさん!
琴葉姉妹ちゃん楽曲では古参にして第一線かつディープな立ち位置に君臨している「くりたにか」さんのMVでおなじみの方です。
私はずっと「いつか海茶さんのMVにさよなかさんが登場してほしい」と思っていたので、今回実現してとてもうれしいです。
私は「おどロボ」で「ロゼ / くりたにか」のパロディを差し込むほど琴葉姉妹ちゃんにうるさいのです。
過去に、「今は都合が合わないですがいつか海茶さんのMVやってみたいです!」と仰ってくださっていたので、
言ったな~?
本当にいいんだな~?
というつもりで、
コトフェスの挨拶回りで海茶サークルがさよなかさんにお渡しする「廻る日々誌」は弦楽少女収録Ver.(確か。たぶんね)としていたりと
お声がけするずっと前から布石は順調に……。
高等身のイラストもえらく得意な方なのですが、過去の海茶MVに合わせてややデフォルメティックに制作いただきました。
さよなかさんはMVイラストどころではなく幅広く活動されている歴戦のプロですから、期待通りいや期待以上の量とスピード感でババッとシーンを作ってくださいました。
背景描ける人、本当にたすかります。
弦楽器もメチャクチャ難しいので助かります。苦しむ部分を担当してくれました。
設定がある以上、それを壊さないよう、「サワーチェリー」「幕パレ」とのつながりも大切に、丁寧に描写するという姿勢で臨んでくださったので、
「今はらくがきとドット絵しかないけど衣装はだいたいこんな感じで……」って言うのも悪いなぁと思ってさっと作ったのが先日の記事の衣装三面図だったり。

グーテンモルゲン!nekomo🐾です✨ 先ずは 『幕を下ろそう、パレードへ』ボカコレ2025夏 TOP100 1位…… おめでとうございます!!!👏👏👏 TOP100という、ものすごいボカロPさんと作品たちがひしめき合う、上を見上げれば際限のない魔境…… 企画発足時は、「まさか1位になれるとは思わないけどできれば見据えつつ……、トッ...
あと、「このシーンはなんか多分こういう感じでいい感じにおまかせします」とふんわりお願いしていたら(ここはこういう事なんじゃないか……?いやどうだ……?違うのか……?)とずっと考えてくださってた。ゴメン……
これは困っているさよなかさん
という感じで海茶さん含めてみんなでイメージを固めていった本作。
着手前に弦楽少女チームで絵茶を開催したりもしています。
これは自分の部分
これは自分じゃない部分。出すわけないだろ
●ゲーム/ドット絵: るねつきさん
いや、
当初は本当にゲームを開発するなんて考えてないんですけど!?
ゲーム風のMVを突き詰めていたら、いつのまにかゲームが4作くらい出来ていました。なんで?
最近有志のインタビュー記事にも登場していますが、見ての通りるねつきさんは桜井政博の意志を継ぐゲーム開発好き。
うん、確かに、これはどう考えてもゲーム開発で良いでしょう!
もしゲーム開発をしていなかったら……
nekomo/るねつきの2名で素材のみを作成し、映像担当のiolliさんがこの2名から
「これはドット絵だよ。ちゃんとピクセルパーフェクトで制御してる?」
「今、整数ピクセルじゃなくて小数ぶんだけ移動したよね?」
としごかれながら苦痛のコンポジット作業を強いられる最悪のシナリオが想定されるので、
ゲームで動かせるところは、ゲームで。餅は餅屋、すべての方々が得意なことを最大限に活かせる最高の流れに落ち着きました。
実際、iolliさんは当初「これピクセルパーフェクトにしないと殺される?」とすごく怯えていました。そうならなくてよかったです。
(ピクセルパーフェクトにしごかれた人の例はこちら)
①間奏: STG
「間奏のノーツがお菓子の弾幕として襲ってくる」という構想。
あ~なるほどね~。うんうん。
そりゃ、あったら嬉しいけど……
要は、「あねもねぐりっち」の間奏とかで降ってくるやつが、弾幕になって、それを自機が避けるってことだよね。そりゃ、画期的ですよ。
あったらすごいけども……できるわけ……できるわけ……
るねつきさん「できますよ~!」
できるんだーー!?
実は最初にゲームエンジンで開発着手した部分。
nekomoがちゃちゃっとMIDIノートをドット絵に起こして、
それをRPGツクール製のゲームが読み込みして処理いただくかたちに。
(見かけ上地続きに見えるけどここから別のノート=メインかハモリかが違うよ、みたいなところは赤・緑・青のどれかに色分けして区切りを作ったり。これは最終的にゲーム側でグラフィックや弾幕の種類……ホーミングありかどうか?や散り方は?などに反映される仕様になっています。)
このノーツが特定のラインを超えたら色々なお菓子に変化して放射状に拡散して……などなど。これで弾幕ゲーらしく、避けづらく……とか諸々詰めていって、非常に華やかに仕上がりました。
なんかきづいたらバキュラっぽい敵とかグレイズとかも実装されてました。
②サビの音ゲー
サビのポッ……IID……え~……音ゲーパートです!
開発着手順としてはSTGの次(ほぼ並行)でした。
フルHDのアスペクト比16:9として扱うことができて、且つ画面全体をドット絵で画作りするなら丁度いいキャンバスサイズは「480x270」かな~?とか考えながらレイアウトを組んでみたりしています。(ここはnekomoが仮組み担当)
といったように、ドッターコンビ(nekomo×るねつき)のやり取りには数字が頻繁に登場します。
さて、今作はゲーム風です!という装いを演出しながら、音ゲーの譜面を表示するということであれば、
ゲーマーが見て「これはMVとしてはいいかもしれないけど、ゲームとしてはでたらめで遊べるようなものじゃない」と感じるようなものでは、甘いですね。
日和見して簡単すぎるのもよくないですね。
そこはしっかりしたいです。
おっと、ちょうどいいところに 過去に趣味で
クモヒトデのうまる砂の上での譜面を作られているsageさんがいるじゃないですか!
この方は海茶さんの楽曲がかなり好きで、かつ
たぶん三度のご飯より譜面が好きな
呼吸の代わりに譜面を作っている方なので(推定)、少しお願いすればあっという間にできるでしょう。
お声がけしたら4種類もできてしまいました。
しかもフル尺で(私、サビって言ったよね?)
では各難易度の名称を考えていきましょう!お菓子やパレードになぞらえて……
PLAIN→BITTER→PARADE! よし、いい感じ!
ちょっとまってさっきの動画
一番右はなんですか?
5777コンボ?
人類がゲームセンターで遊べるレベルに抑えてくださいよ!!!!!
ラスサビが絶望的に難しいと燃えるかなぁと思ったのですが、
見た目が面白過ぎるのでボツ!!!!!
ちなみにこの制作いただいた譜面をRPGツクールで読み込めるように、
STGと同じくドット絵のスプライトに起こさないといけないのですが、これを写経して打ち込むのか~、まぁ頑張るか~……と悩んでいるうちに、
sageさんが一瞬で作ってくれました。pythonで変換用スクリプトを作って、何度でも修正して画像の再出力ができるようになっているみたいです。
このチーム、なんで開発者が2人もいる??
③Bパート: 横スクロール(RPG)
最終的に、配布用のパッケージングまでされて視聴者のみなさんも遊べるようになっているパートがココです。
キャラクターなどがたくさん動くということになれば、実際にゲームを操作したほうがそれらしくなりますね。というわけで作ってくださいました
るねつきさんは三角関数?とかをプログラムしてプレイアブルキャラクターの慣性を実装するのが得意なので、ただ動くだけではないリッチな仕上がりに!
寒い場所なので葵ちゃんの足がちょっとすべるんですね~。
1面は屋外。「弦楽少女」のMVはしばらく屋外である、というのは海茶さんのゆずれないポイント!
色合いをどうするかなども、(イラストパート含めて)よくこだわって作っています。
ご存じの通り2面(建物内)は阿鼻叫喚の難易度。
とてもMVのコメント欄とは思えない
配布にあたってできるだけ多くの関係者がデバッグしなければいけないのですが、るねつきさん以外全くクリアできていません。
私も無理です。最初の本棚を飛び越えるところから無理です。
さよなかさんも泣いておられます
そんなの配布したら誰一人クリアできないよ!と不安だったのですが、
「ゲーマーを舐めないであげた方がいいですよ……!」とのことでしぶしぶGO。
実際、クリアされている方がちらほらいました。RTA走者もいました。
やはりゲーム開発者のほうがゲーマーのことをよく知っていますね。
本当にすごい……!
ちなみに開発中の動作チェックに使っていたデバッグ用マップは配布版のどこかにも隠されていて、なんとかすれば遊べないこともないみたいですよ!
④Bパート: 上部の音ゲー
これは、私がとても好きな動画です。
ドット絵の横スクロール動画で、上部にバンブラっぽいのが流れていたらずっと見飽きないから良いな~と思ってこんな感じのを制作いただきました。
(最終的に、横スクロールアクションが見飽きるどころじゃない出来に仕上がったので、杞憂だったかもしれない)
ABボタンや十字キーなどは、今作では書物に関する記号におきかえて表現。「本」モチーフがあるということで!
読み込み用のスプライトはこちらもsageさんが出力してくれました。
●サビのダンスドットアニメ: nekomo
これに関しては幕パレのドットアニメを分離したものになるので、
別記事でほとんどをお話している状態ではあります。
強いて言うなら、弦楽器が難しすぎるので3Dモデルの資料を使って色々な角度から見て参考にしたこと。(そうしないとキツい……)
それから、『弦楽少女用』に色調を変更していることですね。
わかりますでしょうか、左が『幕パレ』、右が『弦楽少女』です。
幕パレでは、ゴシック調の衣装を描くことに伴って、葵ちゃんの髪色などの青色の色味を変更してみています(ドットとイラスト共に)。
他の衣装だったらあまり「葵ちゃん」として受け入れづらい色にしているような気がします。
……という幕パレ版で描いているうちに、私の中ではこれがすっかり馴染んでいたのですが、
対してさよなかさん版の葵ちゃんが今作の「ひんやり冷たい印象」に合った色合いですごくいいなと感じたので、これがちゃんと活きるようにまとめたい!と思い、ドット絵も合わせに行くことにしました。
●映像: iolliさん
最初に言いますが、映像編集の方ってすんごいんです
観る側からするとあまり目立たないがちですが、編集のひと次第でここまで作ってきた素材がガラッと化けて最高の魅せ方がされるのです。
ここまで作られた各イラストやドット素材やゲームのプレイング録画などをまとめて、独立したシーン同士を繋げなければいけません……。
ゲームなんかは、ゲーム側でシーンチェンジを考慮した演出を用意したり、楽曲のタイミングにビタ当てした遊び方をしたりするのはなかなか至難の業です。融通が利きません。
どうしたらいいんだ……そのまんまベタ貼りでもいいか……と思っていたら、なんかできてました。
どれも、本当に知らないシーンチェンジです。
素材班は、知らん……何それ……怖……とおもっています。
そもそも、ゲーム側ではサビの画面の左右にある額縁の中を透過したりしていません。
透過して前後のシーンをドットダンスの背景にしたり、シームレスに繋ぐための場所として扱うなんてまったく想定していません。
強いて言うなら、サビ→間奏STGで、ドットダンスと自機をシームレスに繋ぎたいという気持ちは最初期にはあったのですが、完全に諦めていました。
素材を作った我々は、地に頭を伏すほかないのです。
すべてのサビで背景が異なるのが良いですよね。
イラストパートも、お願いせずとも細かく丁寧にレイヤー分けされたさよなかさんのイラスト + 『光』を使った撮影処理を得意とするiolliさん編集により、これ以上ない仕上がりになっています。
手元に光あたるところ良すぎ
最後に、
iolliさんから「ちょっと粋な事をしてみたけど誰も気がつかないと思うからきいて!それから教えてあげて」と聞いたポイントの一部で締めます。
(ここに書くこと以外にも拘りポイントはもちろんあります)
●ラスサビ
・画面が一瞬セピア調になる
→次の曲が『幕パレ』だから、そのテイストでバトンを繋ぐ
●落ちサビ
この結露っぽいノイズの形状をよく見てもらってもいいでしょうか
何か見えますか?
マジか……