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【skeb】理想のウェディングプランⅡ

「…わぁお/// 貴志(たかし)さんに “こんな趣味” があったなんて……」


 この日、婚約相手である貴志の部屋を掃除していたキャサリンは…… “偶然” にも、彼の蔵書の中からエッチな本を見つけてしまった。


 …と言うのは建前で、偶然でも何でもなく “見つけ出した” のである。


「 “自分を投影している” って、考えるのには無理があるわよね。お世辞にも貴志さんのアレは大きく無いし…あ、でも、それに不満があるわけじゃないのよ。貴志さんの良いところは優しくて頼り甲斐のあるところだから……なんだけど、なんだけどね? 最近ちょっとマンネリ化してきたと言うか何と言うかで…やっぱり刺激って大切じゃない? 日々のありがたみも知れるし、何より楽しいものでしょ?」


 誰に言うでもなく、自分に言い聞かせるように彼女は呟く。


「…にしても、予想外過ぎて反応に困っちゃうわね……まさか “BBC・NTRモノ” に興味があるとは、正直に言って……いいえ、ダメよ私。私は貴志さんの全てを愛しているのだから、貴志さんの全てを受け入れるわ。それに、頭ごなしに否定する人は嫌われるもの。まずは知って、それからよね?」


 そう言って、軽く目を通す……だけのつもりだった。

 表紙をめくった1ページ目で、いきなりその手が止まる。


「オーマイガー!? キャシー!?!?!?」


 初めに “洋モノ” であることに驚き。

 続けて、その本に登場した “白人女性の名前” が “キャシー” であることにも驚く。


「…私と一緒……」


 先ほど言った “投影” という言葉が当て嵌まるのは、貴志ではなくキャサリンの方だった。


「…もしかして貴志さん、私が誰かに寝取られるのを期待して……」


 しかしまだ、彼も自身を竿役の “黒人男性” に投影している可能性も残っている。


「…ううん。これは本の中なのだから、貴志さんが “強い男性に憧れて” 、自身を黒人男性に見立てという線も……」


 けれどもそれは、2ページ目にして消え去る。


「…そうよね、そんなわけないわよね……」


 黒人男性とは対照的に描かれた、ひどく一般的なモブ男性。

 分かってはいたが日本人で、貴志と似た感じの背格好。


「…こっちに自分を投影して……」


 全てが確信に変わった今、貴志がそうしたようにキャサリンも、本の中の同姓同名に自分を投影してしまう。


「キャシーは… “私は” どうなっちゃうの? この男性は……貴志さんは何を望んでいるの?」


 “軽く目を通す” という考えはすでに消え、キャサリンは食い入るように見入る。


「…はぁあ♥♥ あんな扱われ方をしてるのにどうして “本の中の私” は喜んでるの? あっ♥♥ 目の前で乱暴されてるのに、“貴志さん” は助けてくれないどころかチンコをおっきくして……うわぁ♥♥ それだけに留まらず、情けない声まで出して自分のチンコを扱くのに必死…えっ!? もう出してる??? あちらの貴志さん “も” 早漏なのですね……そうだ、私は? 嘘っ♥♥ お粗末な貴志さんの方には目もくれず、それよりも目の前に突き出された何倍も “立派な” 黒人男性の…確かBBC(Big Black Cock = 大きな黒人のちんこ)に夢中になって……」


 一コマ一コマが非常に刺激的かつ “魅力的” で、キャサリンの本を読む手と “マンコを弄る手” は止まらない。


「(…キャシーも間違いなくお相手の方を愛しているのに……)あ、そういうことなのね♥♥」


 感情移入したキャサリンは、本の中のキャシー同様に、自分も “M(マゾ)” であるのだと自覚する。


「今まで意識したことなんて無かったけれど、Mの貴志さんに合わせる形でずっときてたから勝手に私はSなのだと思ってた…でも、私もMだったのね……あぁんっ♥♥」


 そう意識した瞬間に、これまで溜め込んでいたのであろう感情が爆発し、キャサリンは本の中のキャシーと一緒にイッた。


……ガチャ。


「ただいま」

「(た、貴志さん!?)」


 仕事を終えた貴志が帰宅する。


「…あれ? 居ないのか???」

「(まずい、こっちに来てる)」


 キャサリンは、慌てて本を戻して部屋を出る。


「あ、あら貴志さん。帰ってたのね…」

「うん、今し方ね。何だが汗をかいてるようだけど、どうかしたのかい?(……それに何だか着崩れてて、顔も赤いし、いつもより色っぽい…)」

「いえ、お部屋の片付けをしていただけよ。それで汗をかいてしまったの…」

「いつもありがとね!(……でも、僕の部屋そんなに散らかってたかな…)」


 そう言って部屋の中へと入ろうとする貴志。


「ん? 通して貰えないかな???」

「(……本は戻したけど、イッた時の潮とそれにニオイも…換気するまで中に入れるわけには……)カバンなら私がしまっておくわ。疲れたでしょ? 先にお風呂でも入って来たらどうかしら…」

「それくらい自分で…」


 このくらいは任せてもいいと思うが、男尊女卑とは程遠い貴志は、たとえ妻であっても “これは誰々の仕事” と押し付けず、自分で出来ることは自分でやろうとするところがある。

 長く一緒に居るためキャサリンもそれは承知だが、この日ばかりは譲れない。


「いいからいいから」

「え、でも…」


 半ば強引にカバンを奪い、それから背中を押して部屋から遠ざける。


「(…ごめんなさい。けれど、貴志さんなら……)」


 キャサリンには “こうすれば大丈夫だ” と確信があった。

 なぜなら “自分でやる” という考えは、相手を思っての行動である。

 キャサリンが言っていたように、純粋に貴志は “優しい” のだ。

 そのため、キャサリンの好意を無碍に扱うことはないと信じられる。

 事実、“キャサリンがここまで強引に何かをするのは珍しいな” と少し不思議に思いながらも、貴志は素直に従ったのだった。


「…ふぅ、危なかった。今のうちね……」


 貴志が浴場で、色っぽかったキャサリンに欲情してシコっている間に、キャサリンは部屋での痕跡を消して、貴志が逆上せるのに反して火照りを冷ました。

 そうして事なきを得たキャサリンを襲ったのは、その日の夜のこと。


「…どうしてかしら? 体の熱は無くなったのに、疼きが止まらないわ……」


 盛大にイッたとは言え、あの一度で全てを発散は出来なかった。

 己の “秘めたる部分” に気づき、抑圧され蓄積された感情が溢れたのだ。

 一定に流れる水は様々な恩恵をもたらすが、一気に押し寄せる水は多大なる害をもたらす。

 決壊した川は、平穏な暮らしをも容易に破壊する。


 それは “キャサリンが一番知っているはずなのに” 、彼女はその危機に対して手を打たず、あろうことか流れに身を任せた。

 それでも彼女が彼女であることには変わりなく、その後の行動は実にキャサリンらしいと言えた。


「…あの本がある部屋には貴志さんが居るし……そうだわ。別にあれに限ったことでは無いし、こう言う時は “別の資料” も参考になる。むしろ知見を広める上では多くの文献に触れるべきで、色んな角度から見てみないといけないわね! それに、これは “貴志さんのため” でもあるのだし…」


 無いのであれば探せばいいし、調べるのはお手のもの。

 最もらしい理由を考え、それを他者に押し付ける。


 そうして “BBC・NTR” について調べ、キャサリンがたどり着いたのは『花嫁修行付きプラン』とタイトルの書かれたウェブサイト。

 一見すればブライダルサロンが提供する “ただのウェディングプラン” であり、BBCともNTRとも無関係である。

 しかし、はるか昔ならまだしも現在のインターネット検索でヒットするということは、“何かしらの接点がある” と踏んだ方が無難だ。


「……結城 華(ゆうき はな)?」


 ページを下へスクロールするとそこには『No.286 結城 華(24)』という文字とQRコードが現れる。


「…実際に利用した人の声って感じかな? 式を挙げるつもりは無いけど、せっかくだし……」


 ウェディングプランではなく、BBC・NTRを調べて見つけたわけだが、キャサリンも一人の女性であり、結婚式の様子でも見れるのかと多少の興味を持ち、QRコードを読み取る。

 しかし開かれた先のページには、期待したような画像も映像もなく、代わりにリンクの名前にもなっていた結城華の “詳細すぎるとも、過剰とも言える自己紹介” が載っていた。


「こんなのがネットに上がって平気…なわけないわよね……と言うことは、このサイトは偽物? いいえ、ブライダルサロンに偽装したAV会社のサイトってところかしらね?」


 そう疑いたくなるのも納得で、名前に加えて生年月日から出身大学まで書いてあるし、極め付けは “出演作品一覧” と題された下に、ご丁寧にリンク付きでAVと見られるパッケージ画像とその作品タイトルが書かれているのだ。


「なんだか損した気分。時間の無駄だったわ」


 そう思ってページを閉じようとしたキャサリンの目に飛び込んで来て、一瞬のうちに視線を釘付けにしたタイトルがあった。



  『黒人NTR強制妊娠 先月結婚したばかりなのに…』



 “これは見なければならない” とキャサリンは購入ページへと急ぐ。

 忘れてはならないが、キャサリンはこれを求めてネットの海を彷徨っていたのである。


「…何よこれっ♥♥ こんなのが “現実” にっ♥♥♥」


 先ほどまで偽物だとか、偽装だとか言っていたキャサリンだが、このAVを見たことで “真実” を知る。


「…そう言えば私たち、“結婚式ってしてないのよねっ♥♥♥” 」


 キャサリンは不適な笑みを浮かべ、悪魔のような計画を立てる。

 次の日には資料を取り寄せ、“理想のウェディングプラン” を作り上げた。


「ワクワクが止まらないわっ♪ …こんなに高揚したのは何年ぶりかしらねぇ♥♥ ふんふん、最後に “ウェディングプランの契約には、夫婦の同意が必要です” か……」


 こうしてその日の仕事終わり、キャサリンは貴志に相談する。


「…でね。どうかな?」

「どうって、何で急に? 今でも十分に素敵だよ。結婚式をしたいのは別に構わないけど、“花嫁修行” までする必要はないんじゃない?」


 キャサリンが提案したのは、当然 “花嫁修行付きプラン” 。

 実際には花嫁修行とは名ばかりの……まぁそれはさて置き、その最中はブライダルサロンが所有する花嫁修行用の施設で暮らし、面会することも不可。

 つまりは少なくとも半年以上は離れ離れにならなければならず、どうやら貴志はそれに納得がいかない様子である。

 しかしここでも、キャサリンには秘策があった。

 悪魔のような計画には、事前にこれも予定として組み込まれており、その解決方法として “貴志が望む答え” は準備済み。


「(……ここで問うのは、“私と会えないのが寂しいのか” じゃなくて…)私が貴志さんの側に居ないと、“誰かに取られたんじゃないか” って心配?」


 “心配” に関しては、どんな状況であっても当てはまるし、夫として然るべきである。

 しかし “誰かに取られる” とは、決して花嫁修行から連想されるものではなく、それがキャサリンの口から出るのは、万が一にもそうで無いとしても意識せざるを得ない。


「(…まさかキャサリンが!? いや、そんな筈はない。僕が信じなきゃ一体誰がキャサリンを信じるって言うんだ……でも、もしもそんな事が起きたらと思うと…うっ……)」

「(…貴志さんったら、もう。かわいいんだから……)」


 2人の間に無言の時間が流れる。

 思考する貴志と、それによって勃起したチンコをズボン越しに見るキャサリン。

 キャサリンは何一つ嘘はついておらず、むしろ “本当のこと” を言っているのだが、貴志は “そう思えば、キャサリンの居ない期間を楽しめるのでは” と乗り気になってしまったのである。


 それが貴志の妄想に留まらず、これから現実として起こるとは知らずに、貴志は契約書にサインした。


ーーーーー


「それじゃあ行ってくるわ♪ 私 “頑張る” から、期待して待っててね♪♪ ちゅっ♡」


 貴志に挨拶を済ませ、ブライダルサロンへと申し込みに向かう。


「…これでお願いしますっ♥♥」

「いらっしゃいませ…あらぁ、ここまで調べてご自身でプランを組んで来られるとは……旦那様の同意のサインもありますし、さっそく始めましょうか」

「はいっ♥♥」

「…あ、そうでした。一つだけ、本日は飛び入りのような形ですので、ご用意できるのは “手の空いている” 黒人スタッフになりますが……よろしいですよね?」


 その辺に歩いている人を連れてくるのではなく、正規のスタッフではあるから問題があるわけでもないのだが、気持ち的には “有り物で済まされた” 感じがして、一生の我が子になるのに “間に合わせ” というのは良いものでは無いかも知れない。

 …けれども受付のスタッフは、さもキャサリンが肯定するかのように尋ねる。

 そして……。


「(そんな雑に扱われるのって興奮するじゃ無いっ♥♥♥)はいっ♥♥♥」


 キャサリンは一層大きな返事をし、ブライダルサロンに来たその足で隣に建てられた花嫁修行用の施設に移動した。


「(ようやく始まるのねっ♥♥ 私を寝取り、孕ます黒人様はどこでしょうか♥♥)」


 そんな期待は裏切られ、まずは “二度と戻ることのない” 現在の身体を記録するためのグラビア写真撮影が行われた。

 綺麗な白い肌に、金髪碧眼のキャサリン。


「もうオーダーは出しているので、どのように変わるかは知ってますが…改めて私自身を見て、これが今から変わっていくと想像するだけでも……んんっ♥♥」


 何枚か写真を撮られ、けれどもこれは単なる証拠になりさえすれば十分で、この姿を大量に残しておく必要もないため、あまり時間をかけずに終了する。


「(……私のこれまで守ってきた身体にかけられる最後の時間がこれだけ…)」


 白い肌にシミが出来たり、日焼けしないようにと気を使い。

 跡の残るような傷を負うことの無かった綺麗な身体。

 28年間の結晶が、ものの10分足らずで用済みになる。


 撮影が終わると、続けて “化粧” だと言われ、“服を脱ぐように” と促される。


「(…まだ黒人様には会えないのですね……しかし、この焦らされた時間こそが糧となり、お目にかかれた時の感動は一入ではないはず。でも早く会いたいなぁ♥♥)」


 “化粧なのに服を脱ぐのか” とは微塵も思わず、キャサリンの頭の中はまだ見ぬ黒人でいっぱいであった。

 …とは言え、化粧においてキャサリンがすることは何もなく、スタッフよって進められる。


 初めに行われたのは、首から下の毛を全て剃ること。

 これは無料オプションの脱毛サービスであり、ただ剃るだけも可能だが、もちろん “永久脱毛” の方を選んだ。

 無毛は、純粋無垢な “純潔” さをアピールできる。


 まぁ身も蓋も無いことを言って終えば、夫が居る時点で男女の交わりがない純潔とは言えないのだが、それでもこれから相手にする黒人とは比べるのも恐れ多いくらいには貴志のチンコはしょぼく、黒人を男性とするならば貴志を男性とするべきではない。

 …だからこれが本当の男女の交わり、“初めての男性経験” と言っても過言ではないのだ。


 次に、これも無料のオプションサービスで持ち込みのピアスを取り付ける。

 持ち込んだのは “セプタム” と呼ばれる鼻輪型のピアスと、ニップル・ラビア・クリトリス用のピアス。

 またクリトリスにピアスをするに当たって、包皮を完全切除した。


 この時点での処置を終え、“仮” 化粧を済ませたキャサリンは鏡の前に立って自分の姿を見る。

 たとえピアスを外して穴が塞がっても、一度開けた部分が完全に元の状態へと戻ることはないし、キャサリンの場合クリトリスの包皮が復活するなんてあり得ないのだから、不可逆的な変化を遂げたことになる。


「…ああっ♥♥ もう戻れないのね♥♥」


 しかしそれは、Mのキャサリンにとっては悲しきことではなく、喜ばしいことであった。

 そうしてようやく黒人様と会い、キャサリンは “純潔” を捧げた。



  『金髪碧眼キャサリンのAVデビュー ~ キャサリンの由来は「純潔」~』



「…凄かったぁ♥♥ 私もう、黒人様の前では正気を保てないっ♥♥♥」



  『QoS ~ BBC様の前で私はメスになる ~』



 立て続けに2本のAVを撮影し、“仮” 化粧から “本” 化粧へとメイクアップする。



  『花嫁修業 ~ タトゥーは花嫁の嗜みです ~』



 所定のQRコードタトゥーの他に、I♥BBCとQoS(Queen of Spades)のタトゥーは外せないと所望し、あとは “おまかせ” で入れてもらった。

 ♠︎の葉をつけた蔦の模様や、Sult(売春婦)の文字。

 黒人が所有していることを意味するBLACK OWNEDに、拳を突き上げたタトゥー。

 ♀のマークをBBCが貫いているものもあれば、黒人以外の使用を禁止するBBC ONLY🚫。

 そんな数々のタトゥーが入れられた中で一番の目玉と言えるのは、このプランの趣旨でもある “妊娠” を示す赤ちゃんの形を模したタトゥー。


 まだお腹は膨らんではいないが、確かに妊娠検査薬の判定の枠には赤い線が表れており、黒人の子を孕んでいた。


ーーーーー


 それからおよそ10ヶ月。

 お腹も大きくなり臨月を迎えた頃、最後のAV撮影が行われる。

 貴志との約1年ぶりの再会でもあり、このプランの最後にして最大のイベント。

 そう、結婚式だ。


「新郎新婦の入場です」


 新郎と新婦が同時に入場するなど、一般の結婚式とは異なる流れで行われる。

 …とは言え、これを一般の結婚式とする方が難しく、参列しているのは親でもなければ友人でもない。

 全ての席を黒人スタッフが埋めており、彼らはキャサリンと交わった者たちである。

 つまり、この中の “誰か” がキャサリンを孕ませたのだ。


 このプランでは、バージンロードを歩く際に孕ませた黒人と一緒に歩くことが多いのだが、キャサリンの場合それが分からない。

 DNA検査でも何でもすれば、今の時代いくらでも探すことは可能だが、敢えてキャサリンはそれをしなかった。


 そのため公平を期すと言うか、誰もキャサリンの手を引く者が居ないのを解決するために、貴志と共に入場させたのである。

 しかしこれは、“思いがけない功名” をもたらした。


「ご列席の皆様は、“ザーメンシャワー” をお願いします」


 何度も言うが、これは一般的な結婚式では無い。

 普通であれば入場の際は拍手だし、結婚式で “シャワー” と聞けばライスシャワーだ。

 しかしながらライスシャワーの話をするのであれば、その起源は “子宝に恵まれるように” と願ってのことなのだから、米の代わりに “実際の種であるザーメン” を浴びせるのが物凄く的外れなことだとも言い切れない。


 頭からザーメンを受け、全身をドロドロにしながらバージンロードを進む。


「…病める時も、健やかなる時も……」


 牧師から誓いを問われる。


「「 誓います 」」

「それでは誓いのキスを…」


 ザーメンまみれのまま、キャサリンと貴志はキスを交わす。

 当然、顔にもザーメンはかかっており、キスをすれば相手の口についたザーメンを互いに含むことになる。

 誓いのキスの味は、誰とも分からぬザーメンの味。

 ある意味、一生忘れることはない特別な味だろう。


 そんなキャサリンと貴志のキスを見て、司会がアナウンスをする。


「皆さんどうぞ壇上にお集まりください」


 ゾロゾロと周りを囲むように輪を作り、モゾモゾとズボンからBBCを取り出す。


「…それでは、おふたりの幸せな将来を願って “祝福のオシッコシャワー” ですっ!!」


 掛け声に合わせて、黒人たちがオシッコを始めた。

 一部では “聖水” と呼ばれるくらいだから、神聖なこの場には相応しいと言えよう。

 オシッコによってザーメンが流されていく代わりに、貴志の白いタキシードも、キャサリンの白いウェディングドレスも黄色く染まる。


 そうして一連の進行を終えると、囲っていた黒人スタッフによる輪姦が始まり、その姿で画面が黒く埋まったのと同時にフェードアウトしていき、花嫁修行付きプランは終了したのだった。


ーーーーー


【QRコードタトゥー】

No.396

名前:キャサリン(28)

生年月日:1996年5月2日

出身大学:U〇L(ユニバーシティ・〇〇⚪︎〇・ロンドン)

略歴:危機・減災学科で学んでいる時に、災害が多い国へのフィールドワークとして、研究の一環で来日した。

その際に貴志と知り合い、卒業後に日本で共に暮らしている。


《 出演作品一覧 》

◼︎ 金髪碧眼キャサリンのAVデビュー ~ キャサリンの由来は「純潔」~

◼︎ QoS ~ BBC様の前で私はメスになる ~

◼︎ 花嫁修業 ~ タトゥーは花嫁の嗜みです ~

◼︎ マリッジ ~ 祝福はBBC様のザーメンで ~


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