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【或る高校教師の苦悩19】夢の跡

(前話「岩倉のおもちゃ」の続きです。) 気が付くと俺は家に帰りついていた。 今日は事務作業がたまっており、結構残業してから家路についたはずだが、その間の記憶がすっぽりと抜け落ちてしまっている。 残業している間も、帰りの電車に揺られている間も、俺は完全にうわの空であった。 その代わり、今日あったことを頭の中で何度も反芻していた。 反芻したくなくても、何度も何度も思い出されて頭から離れない。 俺にとって、それくらい衝撃的な1日だった。 俺は少し頭を冷やそうと思い、風呂を沸かし始めた。 アツアツの風呂に入れば、少しは気持ちも落ち着くだろう。 そう思ったのだ。 だが、そうもいかなかった。 俺は脱衣所でTシャツを脱ぐ。 目の前にある洗面台の鏡には、恥ずかしいほどがりがりの俺の体が写っている。 あばら骨が浮き上がり、骨と皮だけのような体つきだ。 腕もヒョロヒョロだ。 そんな風に自分の体を眺めていると、細いウエスト付近に赤い跡がついていることに気づいた。 その跡は、右の脇腹に1本、左の脇腹に4本あり、幅数センチでわき腹から背中にかけて続いていた。 その部分だけうっ血したような、紫ががった赤色に変色しているのだ。 不思議に思って手で触ってみると、「いてっ!」と声を出してしまうくらいズキズキとした痛みが走った。 皆さんは、これが何かお気づきであろう。 そう、俺は岩倉に持ち上げられたとき、一瞬だけ彼女の左手にウエスト付近を鷲掴みにされた。 まさにその時の指の跡が、くっきりと残っていたのだ。 おそらくさっきまではアドレナリンが出ており、その痛みに気づいていなかっただけで、相当なダメージを負っているのだろう。 その跡の付近からズキズキとした痛みが一気に襲ってきた。 俺が軽いとは言っても、40kg中盤くらいはあるわけだから、その体を鷲掴みにして持ち上げるのは、相当な握力が必要なのだろう。 50kg、いや100kgくらいの握力で握られていたのかもしれない。 そうでもないと、こんなに内出血はしないと思う。 だがあの時彼女は、力を込めているような素振りは微塵も見せなかった。 遊び半分で持ち上げたような感じだった。 そのくらいの感覚で、彼女はこれだけの力を出せてしまうのだ。 彼女が本気を出して俺の体を握ったとしたら、俺はどうなってしまうのだろうか? あばら骨が折れるくらいでは済まないことだろう。 想像するだけでも恐ろしい限りだ。。 --- 今回の出来事で、改めて彼女の規格外のパワーを思い知らされた。 俺が小さいとはいえ、一人の人間を片手でわしづかみにして持ち上げるなんて人間の所業ではないだろう。 それに加えて、彼女の頭の良さというかクレバーさも痛いほど思い知った。 俺と高野は、彼女の巨大で強烈な匂いを放つ中敷きにおびき寄せられてあの場所へやって来た。 俺は最初、彼女が天然だからその中敷きを置き忘れたのだと考えていた。 だが、それはすべて彼女の罠だった。 ストーカーをおびき寄せるための撒き餌だったのだ。 事実、俺と高野はまんまとその罠にはまってしまった。 その様子はまるで、甘い蜜におびき寄せられて人間に捕まる虫けらのようだった。 (人形のように弄ばれる男子 https://nao-tall.fanbox.cc/posts/8350476 を参照。) 俺らは、体の大きさやパワーだけでなく、頭脳でも彼女に全く歯が立たないのだ。 聞くところによると、彼女の成績は学年でもトップクラス。 余裕で医学部に入れるくらいの成績とのことだ。 俺は、絶望すら覚えた。 だが、それと同時に彼女への性的興奮が抑えられなくなった。 おそらくそれは、俺自身の遺伝子が劣っているということも関係しているだろう。 優秀な遺伝子を求める。 これは生物として当たり前のことだ。 --- 俺は、彼女のことをもっと知りたいという気持ちになった。 そういえば、彼女についてネットで調べたことは無かったな。 俺はそんなことを考えていた。 最近はネットで検索すれば、一般人でも結構情報が出てくるものだ。 風呂から上がった俺は、スマホで彼女の名前「岩倉玲奈」を検索してみた。 だが、一般的な名前だからか、なかなか本人の情報にはたどり着かない。 俺は少し考え、うちの高校名「安川西高等学校」や市町村の名前「安川市」と一緒に検索することにした。 すると、岩倉らしき人物の情報がいくつか見つけることができた。 まずは、彼女が所属する水泳部での成績だ。 県の水泳連盟みたいなホームページに「インハイ予選 女子自由形 優勝 岩倉玲奈」という文字が並ぶ。 やはり相当な実力者のようだ。 まあ、あれだけの巨体と筋肉があれば当然かもしれない。 54cmの足を持ってすれば、潜水艦のような勢いで進むことができそうだ。 流石にインターハイで結果を出せるレベルではないようだが、よく考えると彼女は1年生だ。 2年生、3年生でそのレベルに到達する可能性も高い。 次は、うちの高校のホームページだ。 クリックしてみると、今年の入学式に関する記事だ。 俺は、この時まだこの学校に着任していないから、そのときの様子はもちろん知らない。 「4月7日、入学式が執り行われました。」みたいな文章と一緒に当日の写真がいくつか並んでいる。 まずは、入学生全体を写した写真だが、やはり一人だけ上半身が飛びぬけた少女が写っている。 少し画質が悪いが、それでも圧倒的な存在感だ。 それはもちろん彼女なのだが、ここで少女と表現したのは、その様子がとても初々しかったからだ。 今はロングの髪を結ばずに後ろに流しており、とても大人びた雰囲気がある。 だが、その写真に写る彼女は三つ編みのロングで、「ザ・学生」といった感じだ。 また、顔つきもなんだか幼い雰囲気がある。 140cmの女子にその顔がついていてもおかしくないのではないか?そのくらいの顔つきだ。 まあ、このとき既に243cmの身長があったのだから、幼いというのもおかしな話だが、そのギャップに俺はメロメロだ。 他にも入学生代表挨拶の写真があった。 生徒代表が、壇上で校長先生に向かって挨拶するあれだ。 なんとその生徒代表は、彼女だったようだ。 三つ編みの巨大少女が、うちの高校のチビ校長の前に立ちはだかる。 校長は少し高い台の上に乗っているようだが、校長の頭は彼女のみぞおちにも届いていない。 校長もこんな巨大な生徒に挨拶されるなんて夢にも思わなかったのだろう。 校長の目が泳いでいるのがよくわかる。 また、彼女の顔に目を移すと、緊張気味で頬を赤らませている。 今の大人びた気の強そうな美しさとは全く別物だ。 俺「か、かわいい。。」 うっかり口走ってしまった。 まあ、そのくらいの可愛さなのだ。 顏もめちゃめちゃ小さい。 言い過ぎかもしれないが、頭でっかちのチビ校長の半分くらいのサイズに見える。 一方で身長はチビ校長の倍くらいあるように見える。 その様子は、雑なコラ画像のようだ。 というか、入学生代表挨拶をするということは、その学校の入試でトップの成績だったということだ。 優秀とは聞いていたが、そこまでだったとは。。 知れば知るほど、彼女の凄さを思い知らされる。 そして次のサイトは、安川市のバレーボール連盟のものだった。 なんでバレーボール連盟なんだろう? そういう疑問は浮かんだが、サイトをクリックしてみる。 すると、どうやら彼女は中学までバレーボールをしていたらしい。 その関係で、出場メンバーの中に彼女の名前を見つけることができた。 そして、幸運なことにその名前の横に当時の身長が記されている。 「岩倉玲奈(中学2年) 198cm」 中学2年生で198cm。 普通に考えたらめちゃめちゃデカい。 だが、今の彼女を考えるとインパクトに欠けてしまった。 これが中学2年の何月かにもよるが、ここから1年そこら後の高校入学時に243cm、そしてそこから半年ごとの今現在は279cmに到達しているのだ。 2年あまりで80cmも身長が伸びている。 信じられるだろうか? 前書いたかもしれないが、俺は成長期の小学校6年間ですら、30cm足らずしか身長が伸びなかった。 しかもそこで身長の伸びは止まってしまい、その後の中学高校では数cmしか伸びなかった。 それに比べて彼女は…2年で80cmの成長。 しかもその速度は加速度的に伸びている。 恐らく、高校1年の今が絶賛成長期なのだろう。 ただただすごいという言葉しか出てこない。 しかも、中学までバレーをしていた? さっき水泳で県大会優勝していたのは。。 始めて半年足らずで県大会優勝しちゃったってことか? 中学の時にバレーと水泳の両方をしていた説もあるが、彼女なら初めて出た県大会で優勝もあり得てしまいそうだ。 もう何がなんだかよくわからない。 --- そして最後に、とあるインスタのアカウントが見つかった。 アカウント名は「@rena_giant」 まさかと思ったが、案の定彼女のものだった。 そしてその中には、俺の格好のおかずたちが隠されていたのだった。 それについては、次回書いていく。 つづく…

Comments

水泳選手は肺活量が大きくなる事によってボディービルダーより胸郭がより大きくなるそうで、肩幅もボディービルでは大きくできないレベルまで大きくできるそうです。水泳部の岩倉さんはボディービルダーが細く見えるくらいの肩幅になってくれているととても嬉しいです。宜しくお願い致します。

出稼ぎ君2


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