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陵魚 from fanbox
陵魚

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敗北の代償 聖光少女、真夜中の性感開発



「んあぁぁっ、はぁぁうぅぅっ、ひぁぁあぁぁぁンっ! 奥ぅっ、奥にとどいて……ずっとぉ! おまんこの奥ぅっ、そんなに突いたららめぇっ! イきすぎてぇっ、奥だめだからぁっ、敏感になってるからぁ!」


 ほとんど悲鳴のような、少女の嬌声と。それに合わせてギシギシと鳴るベッドの音。

 そこは薄暗いホテルの一室だった。青白い常夜灯の間接照明が、ベッドの上の2人をうっすらと浮かび上がらせている。ベッドの軋る音に合わせて、小柄な少女の身体が青い光の中ゆらゆらと揺れる様は、まるで深海の海藻のようだ。

 声の主は、ルナ。聖光珠の力を借りて、いつも颯爽と影霊を駆り立てている宝珠の使者ルナ……けれど今は、男の上にまたがって、細い裸身を前後に揺すり、喘ぎ乱れている。

 特徴的な黄金色のツインテールも、今は海底のように薄暗い光の中で、青緑色にゆらゆらと揺れていた。


「かわいい顔して、その腰遣いは何だね? まるでワシの精を残らず搾り取ろうって動きだ……くっ、それにこの締めつけのキツいこと。まったく淫乱な魔法少女がいたものだ」

「はうぅぅ……違、うのぉ……私、そんなんじゃ……くあぁぁぁぁぁっ!! 突いちゃだめっ、それ無理ですっ、耐えられないのぉ……ごめんなさい、もう言わないからぁっ、おじさまの言うことに逆らったりしないからぁ!」


 怯えたように言うルナの声音には、普段の凛々しさはない。ただ、真下から突き上げて来る男の肉槍を膣穴で受け止めるたびに、全身を揉み搾って悶え続けているだけだった。

 どんな暗闇も寄せ付けない、闇夜を振り払う星光のような輝かしいマジックドレスも今はまとっていない。下着すらない、思春期の不安定に細い剥き出しの身体が、男の腰の上で躍っていた。

 男――といっても、ルナと親子ほども年の差がありそうな年配の男だ。大きめの口に細い目。後退し始めた前髪と、わずかにたるみ始めた頬肉。どう考えてもルナと釣り合わなそうに見える。今も、目の前で上下に揺れるルナの身体を、好色そうに細めた目でじっとり見つめている……。

 太い腕を伸ばしていく、その先にいじらしくふるふると揺れる少女の小さな乳房がある。真下から突き上げられるたびに小刻みに震える膨らみ、その先端にある固い固い蕾を、武骨な指先が、ピンッと弾き上げる。


「んひぃぃぃぃンっ! あひっ、ひゃあっ! 乳首ぃっ、乳首やだっ、乱暴にしないでぇっ!」

「何が乱暴か、こういうのが好きなんだろう? ますます締め付けてきおって、恥知らずな! お望みならもっと責めてやろう、そら!」

「ぃ、あぁぁっ、ぁ……っっっくぅぅンっ! それぇっ、それイヤぁっ! おっぱい苛めないで、くらひゃいぃ、私そこ弱いからぁ! こんらのムリれすぅっ、乳首されたらっ、おまんこももっと響いてぇっ! 一緒にイっひゃいますぅっ。イっくぅぅぅぅぅっっ!」


 イヤイヤと首を横に振りたくって哀願するルナを嘲笑うように、卑猥に目を細めた男が腰を突き上げ、両手の指先で乳果実を何度も弾き上げる。それだけで、腰振り少女は限界を迎えて大きく仰け反った。すらりとした背を折れそうなほどたわめて。

 ホテルのダブルベッドの上、ほのかなブルーライトに浮き上がる、未成熟少女のアクメ姿。まるで大人向け映画のラブシーンのような情景は、凛々しく影霊と戦ってきた聖光少女の常の姿とはあまりにも駆け離れていて……だからこそ、この上もなく淫らだった。


 その様子を、離れたソファに腰かけて眺めているもう一人の人影。ゆったりと腰かけ、長い足を組んでくつろいでいるのは、赤いイブニングドレス姿の妙齢の女性。

 長い黒髪を、大きく開いたドレスから覗く背中に流して、ベッドの上の2人を見つめながらうっすらと笑みを浮かべている。

 何かしらのパーティでもあれば、決して誰も放っておかないだろう美女だが……その瞳にはあまりにも危険な光が宿っている。暗闇に浮かび上がるような赤い輝きは、その女が影霊に憑依されていることを示していた。


《あらあら。若いコには、ちょーっと刺激が強すぎたかしらねぇ? あんなにキャンキャン喚いちゃって。ねぇ、聖光珠の使者さん……軽蔑してたエロ親父の腰遣いに泣かされる気分はどう?》


 イタズラっぽく言う言葉も、ルナには聞こえていないだろう。ただ、連続でアクメに追い込まれた敗北魔法少女の嬌声が響くばかりだ。

 ほんのわずか前まで、こんな無惨な敗北につながる予兆は無かった。聖光少女の鋭い目は、倒すべき邪悪な敵の姿を確かに捉えていた。

 ほんの、数十分前……。


              ※

 夢宮町にもラブホテルはある。

 駅前広場から南に少し歩いたところ、表通りから一本奥へ入った路地裏だ。そこだけ町から切り取られたように古風な西洋風の城っぽい外観と、それを照らし出す必要以上のライトアップで目立っている。

 巨大な鎌を持った聖光珠の使者が突入したのは、そのホテルの広々としたロビーだった。


「……やっと見つけた。あなたたち影霊にはお似合いの溜まり場ね」


 おそらくは、それらしいムードを作るためだろう薄暗い広間。しかし宝珠の契約者にとっては暗さは問題にならない。ルリのような白昼の光でなくとも、濃紫のドレスから放たれる謎めいた光はその場に潜む影をすべて浮き上がらせる。

 ルナの見据える先に、赤いイブニングドレスの女性影霊が立つ。長い黒髪、大きなイヤリング、顔には表情を隠す大きめのカラーレンズサングラス……けれど紫色のレンズでも、影霊独特の赤い瞳の色は隠しきれていない。


《あら、今日は一人なの? あなたたち宝珠の使者はいつも二人組で行動してるって聞いてたけれど》


 薄いシルクのグローブに包まれた長い指を頬にあてて、余裕ぶって尋ねる影霊の女。それに応えるルナの瞳は、どこまでも冷ややかだ。


「こんないかがわしい場所に、ルリを連れてこれるわけないわ。こういう場所の掃除は、私の役目よ」

《あら、優しい。けれどかえって裏目に出るんじゃない? こんないかがわしい場所に染まった無様なお友達を、そのルリって子は見ることになるわ》

「……ふん、いかがわしい自覚はあるのね。良いじゃない、なら私にさっさと掃除されればいいのよ!」


 今にも影霊へ向けて跳びかかろうとしたルナの足がピタリと止まる。イブニングドレス姿の女の左右から、半裸の男たちが次々と歩み出てきたからだ。どれも中高年以上の、下品な笑みを浮かべた男たち。肌着だけだったり、上半身裸だったり、誰一人まともに着衣を整えている者はいない。その濁った瞳は、既に影霊の影響下に染まって操られていることを示していた。

 おおかた、謎めいた美女の姿をした女影霊に鼻の下を伸ばして近づき、取り込まれたのだろう。


《お優しい宝珠の使者サマは、罪のない一般人は傷つけないらしいわね? さぁ、この状況、どうするのか見せてもらおうかしら》

「……そうね」


 ルナの背後からも、男たちが迫ってくる。ゆっくりと、少女の背に手を伸ばし……

 弾き飛ばされた。二人の中年男が、壁際のミニテーブル、そこに乗っていた花瓶を巻き込んでけたたましい音とともに倒れ、沈黙する。

 美しい円軌道で大鎌を振り抜いたルナに、呼吸の乱れはなかった。刃が伸びているのとは反対側の、鎌の柄の部分によるクリーンヒット。たとえ体格で劣っていても、宝珠の与える力であれば、ただの男を一蹴する程度なら造作もない。

 大鎌を影霊の方へ真っ直ぐに突き付ける。視線もまた真っすぐ相手を見つめたルナの顔には、笑みが浮かんでいた。


「ええ、罪のない一般人には手を出さない主義よ。ただ残念ね……無断で異性の身体に触ろうとしただけで重罪なの」

《あはは! そうね、確かに。面白くなってきたわ。それじゃこちらも、遠慮せずいくわよ》


 どこから湧いてきたのか、男たちが次々とドアから、奥から、出てくる。その誰もがルナへ向けて手を伸ばし、近寄ってくる。

 ちらりと周囲を見回して、ルナは鎌を持つ手に力を込めた。


「これくらい、どうってことない……!」


              ※

 ぱん、ぱん、ぱん! という音が室内に響いている。

 全裸のルナはベッド上から壁際に移動させられ、今は壁に手を突いて尻を突き出した屈服姿勢でバックから突かれていた。


「ふあぁっ、あひぃぃぃンっ! 深っ、深いぃぃっ、これっ、この姿勢やめてぇっ! 奥にぃっ、奥にいっぱいっ、当たってぇ……っっ!! ゆるひてっ、おじさまぁっ、奥ずっとぉっ、ずっと突かれ続けたら壊れぇっ、壊れひゃ……ひああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


 少女の細い手のひらが壁に張り付いている、その上から中年男のゴツい手が覆いかぶさるように置かれていた。そのせいでルナは態勢を変えることもできずに、後ろからの剛直ピストンから逃れられない。

 ボリュームのある男の下半身が力任せに前へ突き出される、その勢いを無理やり全裸少女の細い腰が受け止めさせられて、押し出されるように前へ前へとガクガク揺れる。それに合わせて小振りな胸もいじらしくふるふると揺れる……。

 相変わらず、うっすらとした藍色のライトだけが部屋をぼんやりと照らしている。普段は溌溂とした健康的な肌の色を見せるルナの身体も今は、そんな薄闇に溶けるようにうっすら浮かび上がるばかりだ。その陰影がかえって、たまらない悦楽に悶えくねる少女の華奢な身体のラインを際立たせ、エロティックに演出していた。


 そして、その様子をやはり、離れた場所から女影霊がじっくり眺めている。色ガラス越しに赤い瞳を光らせ、笑みを浮かべながら。


《ずいぶんと手こずらせてくれた宝珠の使者さんだけど、果たしてアレには耐えられるかしらねぇ。あの男……冴えない中年に見えるけど、連れ込んだ若い娘をお得意の性技で次々に壊してはヤり捨ててきた、この界隈じゃ有名な女泣かせよ。ウブな魔法少女ちゃんには、ちょっと荷が勝ち過ぎるかもね?》


 長い足を組み直しながら楽しそうに呟く影霊の視線の向こうで、なおも男のピストンが続く……。


「ほれ、ほれ! さんざん人の顔を殴りつけてくれて、おてんばな娘だよまったく。どうだ、少しは懲りたか? えぇ?」

「んぁぁぁぁっ!! はひっ、ひっぁぁぁぁっ! しましたぁっ、もういっぱい反省したからぁ、ゆるひてくらひゃいぃぃっ!! もうイくのやらぁっ、やなのにぃっ……あひぃンっ! また、またイくぅぅっ!! くぁ、ぁぁぁ……ひ、ぁ、あ……!? な、んで、まだ、動いてぇ……もうイきまひたぁ、いっぱいイっひゃったの、だからもうゆるひてっ、動かないれぇ!」

「フン、口ではすぐ反省しただの何だの言っても、最近の若い者は調子がいい、口ばかりだからな。くくく……大人をバカにするとどうなるか、今日はきっちり教えてやろう」


 下卑た笑みを浮かべた男が、動きを変えた。強く奥を突き回すようなピストンから、膣内でぐるりと円を描くようなゆるりとした動きへ。それも、手前から奥へ螺旋状に、徐々に進んでくる。

 責めというよりは、何かを探るような……否、明らかに探っている。少女の蜜壺の中を、エラの張った男の肉棒が……その先端でスキャンしながら進んでいく。隠し通せるはずもなく、やがて。


「ふひゃあぁぁぁンっっ!?」


 ルナが思わずあげてしまった情けない声が、当たりのサインだった。


「くくっ、見つけたぞぉ。ここが君の弱いところだね。少し奥めの、お腹側の、この辺りだ。ほれ」

「ひぁぁぁっっ! な、に……うぁ、あ……そこ、だめっ、絶対だめぇ! うそでしょ……今までよりもっと、なんてぇ……私ムリ、そんなのムリですっ、狂っちゃう……!」

「さて、困ったねぇ、弱点を見つけられてしまったぞ? これから何をされるか、わかるかな?」

「ひ、ぃ……っ! いや、いや……ゆるひて、だめ、そこはぁ……っ!」


 背後の男に涙目を向けて必死に懇願する、哀れな性の獲物。けれど生意気な魔法少女の屈服したその様子こそ、ますます陵辱者を焚き付ける。

 両手を壁に押さえつけられ、体勢を固定されたルナに逃げ場はない。必死に首を横に振って、怯えたように相手を見つめて。

 膣内に入り込んだ熱いペニスの感触が、「いつでもやれるんだぞ」という無言のメッセージを伝えてくる。首筋にナイフを突きつけられるのと同じだ――性感急所のすぐ手前、いつでも刺激できる場所に亀頭を据えた中年男が、ルナの敗北懇願をじっくり味わって。


「さぁ、たっぷりお仕置きしてあげよう。反省の時間だよ」


 ちゅくり。

 ほんの数ミリ、男の腰が前に動いて、それが始まり。


「ぃ、ひっ……ぁ、あ、あ、あっ……だめ、あっあぁ、あぁぁ…………っっっ!」


 目の前が真っ白に染まる。

 耳の奥でキィィィイン、と音がして。

 全身からぶわっ、と汗が噴き出て。

 そして少女の瞳が、ぐるんと裏返った。


「っっっっ~~~~~~~~~っ!!!」


 重い重い重い絶頂が、少女性器の内奥で爆発する。ガクガクガクと細い身体が悪性の病のように揺れて、揺れて止まらない。声も出せないほどの引き攣りが足先まで疾って崩折れそうなのに、膣穴を貫かれているせいでその場に座り込むこともできない。

 しかも。その状態が、ずっと、続いているーー。


「っあ、はっ、ぅあ、はひ、ぃぃぃぃっ…………っ!? っっっ! ~~~~~っ!!」


 ぺニスの先が「弱いところ」に押し付けられている限り、その白熱するようなアクメ状態に釘付けにされたまま。

 呼吸もうまくできないまま、虚空に向けて口をぱくぱくと開閉して、快楽極点を味わい続けて。

 滝のような汗が、ルナのすらりとした背すじを流れ落ちる。ビクビクと壊れたように震え続ける全身を汗の雫が次々に。

 そんな釘付け少女の耳元へ、男が口を寄せて。


「ずいぶんと楽しんでるようだな……だが、まだまだ、これからなんだがね?」


 肉槍が動き出す。大きくではない。

 その「弱いところ」を。小刻みに、擦ってーー。


「っっっっっ!! ぅあ、あぁぁあぁあっ、はひっ、あぁっっっ、や、め、ひぁぁぁっっ、ああああああああああああ~~~~っっっ!!!」


 硬直が急に解けたように、ルナの喉奥から嬌声がほとばしり出た。泣きじゃくるような、悲鳴のような情けない声が、部屋中に響き渡った。

 小刻みな抽挿の動きに合わせ、自らも腰をへこへこと振りながらイき狂う愛玩少女。首を振りたくり、黄金色のツインテールの髪を激しく揺らして、下半身から押し寄せる未経験の快感連撃に乱れ泣かされる。

 埋もれていた未知の快感を掘り出すように、削り出すように、肉棒の摩擦が新たな絶頂を次々に生み出してくる。下腹部の一か所に、火傷しそうなくらいの熱感、そこから爆発的に全身へ広がる熱波のようなオルガスム。繰り返し、繰り返し。その波のどれか一つだけでも、意識が吹き飛びそうなほどなのに……!


「イくのぉ、止まらな……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああああぁぁ!! おまんこっ、焼けひゃうっ、灼けひゃうのっ、熱いぃっ、もぅこすらないでぇっ、おねがいれすっ、おちんぽ止めてくらひゃいっ、もうイきたくないからぁっ! あひぃぃっ、あ、くぁぁっ、はひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!! うぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


 影霊がくつろいで眺める中で、卑猥な笑みを浮かべる男の視線の下で、なす術もなくイき狂う。1秒だって耐えられないような弱点への責めに身を晒しているのに、両手を壁に押さえつけられたままで動けない体勢は変わらない。一方的に、ただただ、泣き声を搾り取られる。

 ルナがどれほど喘ぎ悶えてもサディスティックな男のピンポイント責めは変わらない……否、むしろ、その動きが速くなって。


「そろそろ射精してやろう。しっかり受け止めるんだぞ?」

「ひっ……!?」


 耳元で囁かれた言葉の絶望感に、ルナの瞳が見開かれる。怯えと切迫に染まった泣き顔を恥も外聞もなく男に向けて、


「やめ、それだけはやめて、やめてぇっっ……今出されたら、ほんとに狂っひゃうから……ダメになっひゃうからぁ……!!」


 懇願するうちにも、男の腰は動きを速める。既に溺れるほどの快感の波、そこにさらなる破滅的悦楽が襲い来る予感と恐怖。


「くくっ、そら、射精すぞ、どうだ、射精てしまうぞ、どうする? んん? そら、そら!」

「あぁンっ、あっ、ふぁぁっ、んくぅぅぅぅぅぅっ! 速くしないで、動かないでぇ……出さないでぇ!!」


 来る、来てしまう、またイかされる、嫌、止めたい、止まらない、来る、来る、来る……!!


「もう射精るぞ……くぉぉぉっ!!」


 膣奥で、男のモノが激しく震えて。

 苛烈に責め立てられて敏感を増した「弱いところ」に、熱い精が、熱の塊が、濁った情念が、叩きつけられる。


「ひ、ぃ……………………っっっっっ!!!」


 白く染まる視界。熱い、熱い、熱い、熱い、熱い!!


「ぁ、あ……っ、あぁっ、ぁ…………っ、~~~~~~~~~~~~っ!!!」


 上から圧し掛かるようにルナに覆いかぶさっていた中年男を跳ね飛ばしそうなほど、少女の華奢な身体が跳ね上がった。背を反らし、首を仰け反らせて、舌を突き出した限界アクメ顔を天井へ向けるほど。何の衣服もまとっていないから、限界を迎えた少女ボディの緊迫がすべて曝け出される。体じゅうの筋肉すべてを収縮させて痙攣させて、震えて震えて悶え狂う。

 ドクン、ドクンと注がれ続ける白濁、その脈動の一つ一つに絶頂する。エビぞりになったまま止まらない痙攣に、小振りな胸もふるふると揺れ続けて。

 肺の空気をすべて搾り出してもなお終わらない絶頂に、声も出ない。そうしてたっぷり1分以上……何も考えられない快楽地獄に釘付けにされたルナの、淫らなイき顔が敵の目の前に晒され続けていた。

 しばらくして、ようやく。


「……ふう。ナマイキに締め付けてきおって、だいぶ搾り取られたわい。どうだ、思い知ったか?」


 肉竿が引き抜かれる。どろりとした白濁が一筋垂れて、


「ふぁっ、あ、あぁぁぁ……」


 支えを失ったルナの身体が、その場に崩れ落ちた。ホテルの壁にしなだれかかるように沈んで膝をつき、頬を白い壁紙に擦り付けるような格好で、

 じょろろろろろろろ……

 弛緩した肉割れから、黄色い液体が噴き出て絨毯を黒く濡らしていった。呆けたように壁を見つめ、熱い吐息を漏らしながら。

 無惨すぎる絶頂失禁姿。身長より長い武器を軽々と使いこなし、軽快に舞っていた聖光少女の姿とは、あまりに駆け離れていた。相手は異能を操る影霊ではない、ただの中年男なのだ。


「こんなところで粗相までして。まったく困った娘だ。まだまだ徹底的に躾けてやらねばならんなぁ」


 ぐったりと俯くルナに比べて、男の方はまだ余裕の笑みを浮かべている。太い腕を伸ばしてルナの腋の下のあたりで持ち上げ、振り向かせる。壁に押し付けられた少女に顔を寄せて、


「ん……むぅ……!?」


 まるで骨付き肉にかぶりつくような勢いだった。年配男の口が、少女の唇にいきなり吸い付き、こじ開けて、熱い舌を口腔内へ侵入させてくる。

 既に全身を官能に浸され尽くした身体では、そんな乱暴なキスですらあまりにも甘くて、蕩けるようで。舌で舌を嬲られて、口の内側から桃色に溶けていくような痺れが広がる。


「んっ……ふぁ、んちゅ……んむぅぅぅ…………んぅぅぅぅぅぅぅ…………!!」


 荒々しいキス、けれどそれだけ。胸にも秘所にも男は触れていない。それなのに、触られてもいない腰が前後にガクガクと動いてしまう。キスだけで全身が屈服し、淫らな腰振りダンスを踊ってしまう敗北聖光少女。

 そして、ようやく止まりかけていた恥液も再び緩んで漏れ出し、ぼたぼたと雫をこぼしてしまう。


「……ふ。そんなに締まりのないことで、魔法少女とやらが務まるのかね? キスだけでうれションしおって、破廉恥な……」


 唇が離れ、男から勝ち誇ったような見下げた視線を注がれても、ルナは忘我の表情のまま余韻のように震え続けるだけだった。


「あ、ぁ……ふあぁぁぁぁぁ……。もぅ、ゆるひて……ゆるひてくらひゃいぃぃ……」


 軽蔑していた男の口元との間に唾液の橋を架けたまま、涙目で言う聖光少女にはもう戦う者のプライドは片鱗も見られない。

 離れたソファで様子を眺めていた影霊も、その変わりようを愉快げに観察し、味わっている。


《一時は冷や汗をかかされたものだけど、ああなってしまえば可愛いものね。ふふ……それにしても、まだ一人目なのに、あんな調子で大丈夫なのかしら? あの子が叩きのめした人数はずいぶん多いのに……その全員が、あの子の仕打ちにお礼がしたいって、待ち構えているのにねぇ》


 反撃を封じられているとはいえ、ルナがただの男相手にここまで乱れている理由。そして何より、こうして捕われている理由。

 ほんの数十分前、ホテルのロビーで影霊と戦った時に、起こったことは……。


                 ※

 鎧袖一触。

 聖光少女に向けて、群がるアリのように殺到した男たちが瞬きの間に四方へ払い飛ばされていた。ルナのその俊敏な動きは影霊ですら捉えられなかった。分かることと言えば――濃紫のブーツに包まれた右足が軽く持ち上げられているところから見て、最後の一撃がどうやら蹴りだったらしいことくらいだ。


「痛てて……なんて乱暴な娘だ、クソっ!」

「ふざけおって……もう許せんぞ!」


 吐き捨てるように言いながらも、衣服を着崩しただらしない中年男たちが立ち上がり、再びルナに駆け寄ってくる。


「……ねぇ、聞きたいのだけれど。この人たち、痛みを感じなくなるような暗示か何か、かかってるの?」


 背後から飛びかかって来た肥満体の男を見もせずにひらりとかわしながら、ルナが影霊へ問う。バランスを崩してそのまま倒れ込み床を転がって行ったその男には一瞥もせず。

 さっきから、二度三度ルナに吹っ飛ばされ、顔に青あざを作っているような者まで、性懲りもなくルナを捕らえようと何度でも向かってくるのだ。聖光珠の加護と持ち前の戦闘センスを持ったルナには指一本触れられないまま、それでも不屈の闘志で……。

 赤いイブニングドレスを着た女影霊は、肩をすくめた。


《いいえ? みんな、あなたを捕まえてヒィヒィ言わせてやりたい一心で向かって行ってるみたいよ。すごい執念ね》

「………………そう。聞くんじゃなかったわ」


 嫌そうに顔を歪め、溜め息交じりに呟いたルナは、不意に……消えた。


《な、》


 違う、上だ。

 予備動作も感じさせず、いきなり2m以上の高さに跳躍した聖光少女が、


「ぶぎゃっ!?」


 頭髪の薄い男の顔面を踏みつけ、足場にしてそのまま影霊の真上へ。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

《くっ!》


 天井から床へ、垂直に一閃される鎌の一撃を、ドレス姿の女影霊はかろうじて避ける。

 ルナの視線が走る。着地、そして踏み込む。そのまま仕留めて――


《ちぃっ、あんたたち、少しは役に立ちなさい!》


 そばにいた中年男を盾にして、その背後に回り込む影霊。全力で得物を真横に薙ぐつもりだったルナの気勢が削がれる。宝珠の刃は人を傷つけないとはいえ、その加護を受けた全力の殴打を受ければ骨くらいは砕けるだろう。

 踏み込みを緩め、急制動をかけながら、


「邪魔しないで!」


 それでも勢いを減じた大鎌の柄が、ハゲ男の側頭部にクリーンヒットしていた。そのまま紙切れのように吹き飛んで、そばにあったガラス製のラウンジテーブルを粉砕し、床に倒れ込む。

 勢いを削がれたルナがその場で2、3歩たたらを踏んだ。速さと正確さを備えた隙のない身のこなしに、初めて生まれたわずかな綻び。立て直そうと再び武器を構え直し、影霊の方へ跳ぼうとして、


《はい残念》

「っ!?」


 その影霊の顔が、目の前にあった。

 赤い絹のグローブに包まれた細腕が、ルナの鎌持つ手を押さえ込む。とはいえ、本来ならそれくらいははねのけられるはずだった。そのまま斬りかかれるはずだった。本来なら……。


「う、ぁ……!?」


 赤い口紅を引いた唇の間から、甘い、甘い吐息。イブニングドレスに包まれた体からも、甘い香り。吸い込んだ瞬間、鼻から脳へダイレクトにその甘さが浸透して、痺れに、なる。

 急に全身に重さを感じた。大した力ではないのに、手首を掴んでくる影霊の腕を振りほどけない。肩から、足から、全身から、力が抜けていく。


「これ……この、匂い……!」

《えぇ。これが私の本来の能力……催淫の香りを振りまく媚毒香水よ。あなたが入ってきた時から既に、ロビー全体に薄く拡散してたんだけどね。さすが宝珠の加護、それくらいでは無力化できないなんて……危うく負けるところだったわ。けれどこれだけ至近距離で直接浴びたら、タダじゃ済まないわよねぇ?》

「く、ぅぅ……放し、て……」


 女の吐息、それ自体が特濃の毒だ。鼻先で嗅がされれば逃げ場などない。

 攻撃的な分だけ、敵の特殊能力からの防護が弱い聖光珠の性質も災いした。影霊の暗示や媚毒の影響を受けやすいルナにとって、この状況は……。


《手こずらせてくれたけど、こうなってしまえば、ふふ、あとはお楽しみねぇ》


 まるでダンスでもするように、聖光少女の背中へ腕を回した影霊が、鼻と鼻がくっつきそうなほどの近距離で、語りかけてくる。イブニングドレスからはみ出た肌、ほっそりと美しい肩のライン、そして首筋や、口元から漂ってくる甘いバラの香りが、少女を包み込む。その力を取り除いていく。


「ぁ……ぁ……」


 鋭く敵を見据えていたはずの瞳から、輝きが消えていく。ぼうっと、まるでうっとり見つめ合う恋人同士のような表情へ。宝珠の使者としての、張りつめた戦いの気迫が抜け落ちていって……。

 今や、ルナの身体を支えているのはルナ自身の両足ではなく、影霊の腕の方だ。

 そして。


「あふぅっ、んぁ、あ……や、め……!」


 赤いグローブに包まれた手が、マジックドレスの上からルナの胸のふくらみを撫でまわす。そしてゆっくりとずり下ろせば、ふるりと揺れながら顔を出す、発展途上の胸の膨らみ……。

 媚毒香気にあてられ、早くも固くなり始めた乳果実を見られ赤面しても、ルナに影霊の腕から逃れるだけの力は出せない。ただ虚しく身をよじって、焦りに表情を歪ませて。

 そんな魔法少女へ向けて、影霊は甘い吐息とともに告げる……


《このまま私が嬲ってあげても良いけど……ふふふ。あなたと触れ合いたい人がこんなにいるのに、独り占めしては良くないわよね。ほら、さっきのお礼がしたいって、みんなうずうずしてるわ》


 ゆっくりと身体の向きを変えられることで、嫌でも目に入ってくる。ルナに散々痛め付けられた男たちの、怒りと興奮と好色に満ちた顔、顔、顔。


「よくもやってくれたな、ただで済むと思うなよ?」

「まったくとんだアバズレ娘ですな、まったく」

「ここは紳士淑女が来る場所だよ? どうやら淑女らしい振る舞いを躾けてやらねばならんようだね?」


 口々に勝手なことを言いながら、それら視線は弱気になったルナの表情と、あらわになった胸に注がれている。誰もが、エサを前にした獣の顔で。


《ふふふ……長い夜になりそうね、宝珠の使者さん?》


 影霊の勝ち誇った声が耳元に聞こえて。


 そして、現在に至る。


                  ※

「ひあっあぁぁっ! クリトリス溶けひゃうぅぅっ! おかひいのっ、わかんないのっ、気持ひ良すぎてぇっ! もうイかへないれぇっ、イきしゅぎへるからぁっ、もどれなくなっひゃうからぁっ!!」


 ベッドに横になったルナの、すらりとした両足の間に肥満体の男が顔を埋めている。そのボサボサの髪を掴んだルナの手は、立て続けの絶頂に引き攣ってピンと張り詰めている。

 少女の秘裂に吸い付いた男は、およそ人間業とは思えないほど小刻みに頭を縦、横に細かく動かしていた。ホテルの一室に高々と、じゅるるるる、じゅるるるると水音が鳴り続ける。


「ひゃあぁぁぁぅンっっ!! だめぇっ、おまんこイくぅっ! こんな、こんなの知らないぃっ、いっぱい舐められて……変になるぅ、ずっとしびれてぇっっ! あひっ、あぁンっ、くぁぁぁぁぁぁっっ!!」


 それはいわゆるクンニリングス、だった。とはいえ、ただ舐めるというだけの責めからは駆け離れている。舌、上唇、下唇、さらには前歯までを使い、舐め上げ吸い付き擦り立て啜り上げ、異なる刺激を連続で送り込んでくるテクニックは、生半なものではない。

 もちろん、ただの学生であるルナにとっては、知る由もない性技だ。


《その男、かなり面倒な男よ。女の股間を舐めるのが好きで好きでしょうがないの。放っておけば一晩中舐め続けてるわ。運悪くそいつに捕まったら最後、朝までイき続けるハメになるってわけ。大抵の女は途中でギブアップするけど……さぁ、聖光珠の使者さんはどうかしら?》

「んぃぃぃぃぃぃっ、ひぁああぁっ、ぃ、ぎ……あぐぅぅっ!! もう、やめ……ゆるひて、くらひゃ……かひぃぃぃンっっ! もう、舐めないでぇっ! 吸うのも、ダメなのぉ……くはぁぁぁぅぅぅっ!! やだ、やだぁっ、まらイくぅ……っ、おまんこ全部ぅ、吸い出されひゃうのぉっ! ひゃうっ、だめっ、イくぅっ、ずっとイっへるぅぅぅぅっ!」


 ビクビクっ!

 両足の間の、最も大事な乙女の花園へ男を吸い付かれせまま、ブリッジ状に身体を反らせての連続絶頂。噴き出した少女のありとあらゆる体液で、ベッドのシーツはぐしょぐしょだ。そんな状態になっても、男の地獄クンニは終わらず、吸い付いた男の頭が片時も離れない。

 度重なる責めに開ききった肉花弁を嬲られ、固く腫れ上がった陰核を嬲られ、差し込まれた舌に蜜壺の奥深くまでを嬲られ……そして、イき続ける。

 そうして、細い裸身がベッドの上でくねり続けた。


                  ※

「ああぁっ……んぉ、ぉ……ひゃおぉぉぉぉぉぉっ!! ふ、深……深す、ぎ……お腹の、奥まれ、来へるぅぅ……っっ!?」


 これまでと違う、肺の奥から吐気を搾り出すような声。理由は。


「どうだい、すんなり入ったぞぉ? それに、こんなにすぐ馴染んで感じ始める子も少ないぞ。きみ、なかなか素質があるねぇ!」


 鼻の下にちょび髭を生やした長身の男。その男の肉棒が突き立てられているのは前の穴ではない……ルナの、尻穴の方だ。

 骨張った頑強な男はソファに腰掛けて、裸のルナを軽々と持ち上げている。そして両足を開いた恥ずかしい姿勢のまま、屹立した性の掘削機の上に腰を下ろさせられているのだ。

 太々とした肉槍を飲み込んだアヌスは窮屈そうに押し広げられ、その尻穴の激しい収縮を物語るように秘烈がパクパクと勝手に開閉して淫蜜を垂れ流している。


《あはははっ、なんて格好させられてるの? 無様ねぇ。その男は尻の穴専門、前の方なんて見向きもしないって好き者よ。そいつが言うには、アナルにもクセになるくらい感じるスポットが、両手の指で余るくらいあるのだそうよ? ふふ、楽しんでね》

「くぁぁっ、んぉ、おおおぉぉ……ひょんな、動かしひゃ……くぁぁぁぁぁっっ!! なに、これぇ……わらひ、なんれこんなのれ、感じて……んあぁぁぁおおぉぉぉぉっっ!?」


 排泄穴の奥、結腸付近を重点的に擦り上げられる異常刺激。そんなものは無論、未知の感覚だ。知るはずもない、あり得ないと思っていた新しい快感に翻弄されて、可憐な唇から不似合いな無様嬌声を漏らしてしまう肛虐少女。


「ああ、良いねぇ、そういう初々しい反応見るとおじさん、嬉しくなっちゃうなぁ! そら、どうだい、こんなのも初めての感覚だろう?」

「ひぅぅぅっ!? ん、あぁっ、あおぉ、~~~~~~~~~~っっ!!」


 男の手で完全に持ち上げられているのだから、尻穴を抉る角度も、速さも、深さも、すべて陵辱者の思いのままだ。抱え上げられた身体を上下させられて、思いのままに泣かされる。

 未知の快楽、知りたくもなかった性感が背骨から直接上ってくる。そしてそのたびに、触れられてもいない少女性器からぴゅうぴゅうと蜜液が噴き出てしまうのもたまらない羞恥だった。まるではしたない排泄穴快感に敗けた証のように、ピンク色の肉裂が反応してしまうのが丸見えになっていて……。


「んぁっ、ひゃおぉぉっ、イっへるぅ、こんなのれ、わらひ、イっひゃっへるのぉ! あ、ひぃっ!? そこ、変なところ、擦らないれぇ……っ!! やらっ、もうやらぁっ、おひりの気持ひ良いとこなんて知りたくないのぉっ!!」

「そんなこと言われたらおじさん悲しいなぁ。ほら、だんだん好きになってくるよ、アナル無しのプレイじゃ満足できないくらい、お尻大好きっ子にしてあげるからねぇ」

「やらっ、そんなのやらぁっ! あひっ、かひゃあぁぁぁぁぁっっ! そこ、また変なとこぉっ!! おひりの奥ぅ、こしゅるなぁっっ!! まらイくぅっ、おひりイくぅぅぅっ! やらぁぁぁぁっっっ!」


 望まない絶頂に包まれていく。自分の身体から、知らなかった感覚を次々掘り起こされていく。何もかもが未知で、怖くて、怯えながら、悶え狂う。

 少女には早すぎる夜のレクチャーが、その後も続いて……。


                  ※

「んぶっ、むぅぅぅぅっ! お、ご……んぉぉ、おむぅぅぅぅっっ!!」

「もっと奥まで呑み込め。もっとだ。できないのか、んん?」


 今度はベッドの上で四つん這いにされ、口に男のイチモツを咥えさせられている。

 頬のエラも、肩幅も、何もかもが横に広い。顔が常に苛立っているかのようにいきり立って、相手を威嚇し続けているような男だ。

 ただ奉仕を強要している……そんな様子だが、ルナの太ももには新たな愛蜜が途切れることなく流れ続けている。口淫以外の責めはないのに……。


《その男は、連れ込んだ女にフェラばっかりさせてる変わり者。ふふ、すごいのよ? 何をどうするんだか、そいつに調教されてるうちに、ノドでイけるようになるんですって。どう? 新しい性感帯の具合は》

「んむぅぅぅぅ~~~~っっ!」


 口は塞がれているが、ルナの見開いた瞳は確かに彼女の戸惑いを表していた。こんなのが気持ちいいはずがないと思うのに、思ったそばから……


「だいぶ慣れてきただろう? 苦しいだけじゃない、別な感覚が無視できなくなってくる。そうだろう?」

「んぶぅっ、んんっ、あぅ、んんんっっ!?」

「そら、怖がらずにもっと奥まで呑み込め。できないか? できないなら……手伝ってやるまでだがな」


 不意に、男のゴツい両手がルナのツインテールの髪、その付け根部分を掴み、一気に引き寄せた。抵抗も何もない、無理矢理に男の剛直を根本まで口内に押し込まれ……悲鳴すらあげられずに。


「さぁ、さぁ、どうかな? たまらないだろう? どうだ?」


 乙女の髪を道具扱いする蛮行、けれどルナの瞳は徐々に蕩けていく。最初は感じていたえずき、苦しさも、気のせいか薄らいできているような……これが男の言う「慣れ」なのか。

 普通に生活していて、ノドの奥を何度も何度も摩擦され続けるなんて感覚に晒される機会などあるわけがない。その未体験の感覚を、淫らな性感だと刷り込まれる。影霊の媚毒、ここまでの陵辱で蕩けた身体が、それを快楽だと覚え込まされていく。

 そして。


「さぁ、イけ」


 一際強い突き込み。ほとばしり出て、流れ込む白濁液。

 ドクドクと喉奥に直接注がれる熱い熱い粘液、吐き出すことも逃れることもできない体内への直撃。

 ルナは、


「…………………、う、ぁ…………っ!」


 白目を剥いて、震えた。

 四つん這いになった腰が見えない責めに突き上げられているかのようにビクンッ、ビクンッと跳ねて、スプリンクラーのように愛蜜が飛沫を飛ばした。

 誰が見ても間違えようがない、絶頂反応。

 その様子を見た男が、満足げに頷く。


「イけたようだね。いいぞ。では――ここからが本番だ」


 恐ろしい言葉、そしてその言葉が実行に移された。

 両手で少女のツインテール髪を掴んだまま、力任せに引き付けての容赦ないピストン。ごぼごぼとノド奥が鳴るほどの乱暴な突きだ。今しがた放出されたばかりの白濁粘液を巻き込み、咽喉粘膜にすり込むように執拗に。


「んぶぅぅぅぅぅっ! はぶぅっ、んぐっ、むぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!」


 あまりにも無慈悲な仕打ち。にもかかわらず、口辱のピストンが打ち込まれるたびに四つん這い少女の秘裂からは淫液がプシッ、プシッと噴き出し、喉奥で感じてしまっていることを自ら明かしてしまっている。まるでそういう玩具のようだ。

 完全にドレスを脱がされ、ほぼ全裸になっているとはいえ、未だに聖光珠とのリンクは続いている。そして身体のどこも拘束されてはいない、両手も自由だ。それなのに、暴力的で屈辱的な強制フェラになんの抵抗もできず、ただ、イかされ続けて――。


「馴染んできただろう? もうこの味を君は忘れないぞ。今後はフェラのたびにイける身体になる。さぁ、仕上げにもう一発、射精してやろう」


 激しく、激しく、口の中に汚らわしい肉の棒を押し入れられる。口蓋、舌の上、頬の内側、あらゆる場所を擦り立てながらノド奥へ突進してくる。その動きが勢いを増して。


「さぁ、味わえ……!」

「んっぐぅぅっ、んぁぁぁっ、~~~~~~~~~~~~っ!!」


 そして再び、敗北聖光少女は白目を剥く。


                  ※

 ヴヴヴヴヴヴヴヴ、という音が、いくつもいくつも鳴り続けている。


「んむぅぅぅぅぅっ!! んぶぁあううぅぅぅっ、ふぐぅっ、っむぅぅぅぅぅぅぅ!!」


 聞こえているのは羽音のような機械音と、ベッドの上でのたうち回るルナのくぐもった声だけ。

 先ほどと違い、完全に拘束されて身動きひとつできない状態だ。両手両足を縄でぎちぎちに縛り上げられ、少女の細い身体にも亀甲縛りに縄が張り巡らされている。目にはアイマスク、口にはボールギャグを噛まされたルナは、もう震えることしかできない。

 その身を責め立てているのは、大量の淫具。

 膣穴には深々とバイブレーターが突き立てられ、尻穴にもアナルバイブが。そして乳首を挟み込むように卵型のピンクローターがテープで固定され、クリトリスにも同じローターがあてられている。

 ずっと、その状態で。


「…………」


 ルナを淫具まみれにした当人である、小柄で太ったメガネの男は、何も言わない。ベッドに寝かされた被虐者の傍らに膝立ちで立って、ただ少女を見下ろしている。

 男の手の中に、すべての淫具のスイッチがある。それを、無言で操作し続けている……。


《そいつもまた、とんでもない変態男。女を縛って、ローターやバイブで責め立てて……それを見ながらオナニーするのが趣味なの。目の前に生身の女がいるのにねぇ? ほんと、人間の好みって変わってて面白いわ。ふふ……ただのオナペットにされる屈辱、たっぷり味わいなさい》


 男はただ、やたらと小刻みに、あちこちのローター、バイブの強弱を変え続けている。

 それがデタラメな操作でないことを、責め立てられるルナだけが思い知らされていた。乳首を激しく震わすローターに悩乱し、イきそうになったところで弱められ……生殺しの感覚で疼く乳首を意識させられた途端に、今度はいきなり尻穴のバイブが激しく震え出す。たまらず声をあげるけれど、アナルでもイかせてはもらえない。そうして今度は、膣穴をバイブのうねりで掻き回され、撹拌されて……。


「んむぅぅぅっ!? んぅぅっ、うあぁあっ! んぶっ、くふぅぅぅぅぅぅぅ……っ。んん……あぶぅぅぅぅぅぅっ!?」


 様々な男たちに全身を開発され、イかされ続けた身体に、今さら焦らし責めをされるのは過酷すぎた。少女の身体のわななきの何を察知して、そこまで快感をコントロールできるのか、男の手つきは異常に手慣れている。気が狂いそうなほどギリギリまで性感を高められて、けれどイく寸前で必ず責めが止む。

 複数の淫具スイッチを手の中で微調整し、次々と変えながら操作する様は、さながらゲームをプレイしているかのようだ。愛らしい少女の身体を前にしながら、そこに性の交渉はない。あるのは、ルナの性感を弄ぶ恥辱のゲームだけ……。


「うぶっ、んんんぐぅぅぅぅぅっ!! んんっ、んんんんっ!」


 ボールギャグに塞がれた口で、必死に何かを伝えようとする。言葉にならなくとも、それが何を言っているのか男は先刻承知だ。この状況に置かれた女が求めるのはいつだってただ一つだけなのだから――「イかせて」。

 責められる側にとっては永遠にも思われる、イけそうでイけなかった時間。実際には、男がとうとう自身の興奮の高まりを感じた時に、ようやく淫具たちが少女に待ちわびたものを与えようとし始める。乳首、膣穴、クリ、尻穴が順番を変えて、少しずつ、強さ最大へと引き上げられていく。


「…………ひ、ひひ」


 合わせて、男は履いていたブリーフから自身の性器を外へ出した。お世辞にも大きいとは言えない、太った身体に埋もれ隠れているのかと思うほど短小なイチモツを少女の顔へ向けて、そして自身の手でしごき始める。

 アイマスクをされたルナにその情景は見えない。ただ、視覚を奪われたことで、体の中で否応なく高まっていく振動快感に溺れるだけだった。固く冷たいプラスチックに乳首を震わされ、陰核を責め立てられ、両穴をえぐり回されて――ずっとおあずけをされていた快楽絶頂が、迫ってくる。男の偏執的な快感コントロールに導かれて、全身のすべての快感が、同時に来る。

 そして。同時に果てる――。


「むぅぅっ、んぅぅぅぅぅっっ!! んんんんぅぅぅぅぅぅぅ~~~~~~~っ!!」


 乳首でのアクメ、クリでの痺れ、尻穴の官能、そして膣穴からのオルガスム――それらがすべて、一度にルナを貫いた。ベッドのシーツをくしゃくしゃによれさせて、拘束された身体をよじりによじって、全身でイく。どっと溢れた涙でアイマスクは湿りきり、ボールギャグの隙間から漏れ出た涎がシーツを濡らした。

 同時に、その様子を見た男も果てる。


「……うっ!」


 噴き出した白い粘液が、絶頂の最中で震えるルナの頬へ、ぼとりぼとりと落ちかかる。イき続けるルナの顔を汚しながら、男は満足げに短いそれをしごき続けて……眼下で身をよじり続ける相手の姿を、ニタリと笑いながら、見つめ続けた。

 そうした男の気配や様子を気にする余裕は、ルナにはない。


「んあぁっ、んぶぅぅぅっ……んむっ、んんんんんぅぅぅぅぅ………………っっ!!」


 焦らしに焦らされた末の、激しすぎる絶頂は小柄な身体の中で何度も何度も反響して、余韻が余韻を呼ぶ。しかも淫具たちはその振動を止めていないのだ。イった直後の敏感弱点を責められ続けて、吐きだした息を吸いなおせないほど、くぐもった声をあげ続ける。自由にならない身体を悶えさせて、悶えさせて。


「………………ふひひ」


 その様子をしばらく無言で見ていた男は、再び上を向き始めた自身のペニスを、またしごき始めた。

 ただ自慰の的にされるだけの屈辱に沈みながら。頬に穢れた白濁液をのせたまま、なす術もなくルナは悶え泣き続ける。冷たい淫具は止まらず、何度も絶頂を味わわされて……。



                  ※

「んぶぅぅぅぅっ、むぅぅぅぅっ、んぅぅぅぅぅ~~~~~~~っ!!」


 また、ベッドの上で四つん這い。そして相手はまた違う男だ。

 今度は二人同時。片方はルナの口にペニスをねじ込んで何度も動かし、もう片方はバックから少女に挿入して、さかんに腰を振っている。

 それが何人目なのか、もうルナは覚えていない。じゅぷじゅぷという湿った音をずっと聞き続けている……自身の体がたてている淫らな音を。


 本来、ルナくらいの少女が知るはずもないマニアックな性の経験を、数えきれないほど叩き込まれて。もはやどんな雑な性交でも意識が飛ぶほどの快感を得てしまう、淫らな敏感ボディに成り下がっていた。今も、ただ欲望に任せただけのピストンで、膣穴でもノド奥でも蕩けるように悦楽を感じて、ほとんど数秒ごとの望まぬオルガスムに襲われている。

 薄暗い部屋の、たよりない青い照明に浮かび上がる、少女の裸の身体。あらゆる偏執的な欲望の的にされ、全身性感帯だらけにされたその華奢な身体が悶えくねり続ける姿は、あまりにも淫靡で。


「……んぅぅぅぁぁぁぁっ、あぁっ、んぶ……んちゅ……はむぅ……んん……っ」


 かつて鋭い意志と使命感に満たされていたルナの瞳に、今はもう理性の光はほとんど灯っていない。何も考えられない。朦朧とした意識の中で、ただ男のペニスを突き出されれば、条件反射にそれを咥え込んでしまう。

 深い霧の中をさ迷うように、悦楽の中をさ迷う快感中毒少女。深い霧……実際、影霊の放った媚毒香気が常に部屋中を漂っているのだから、それを吸い込み、浴び続けて平気なはずがなかった。いくら聖光珠の加護があると言っても。


《ずいぶん素直になったわね。いいじゃない、今のうちに楽しむことを覚えておかないとねぇ……噂の魔法少女ちゃんと遊びたいって男は、まだまだいっぱいいるんだから。ふふ……さぁ、そろそろ次のお客さんを部屋に入れてもいいかしら?》


 高みの見物を続ける女影霊の笑い声が、部屋の中に響く。

 その勝ち誇った笑みを止められる者は、もうここには誰もいなかった。










 

敗北の代償 聖光少女、真夜中の性感開発

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