暑中見舞いの女子○生ちゃん水着リベンジ! 本番無しポロリありのあっさり羞恥物です! ○ 「新しい水着! 久しぶりの海〜っ!」 青い海! 白い砂浜! そして照りつける太陽! 学生最大の特権である夏休みを利用して、私達生徒会の面々は泊まりがけの海水浴旅行に来ていました。 泳ぎは得意じゃないですけれど、開放的な雰囲気に浮かれて私も皆んなと同じ様に海へと飛び込みます。 日々の業務や課題を忘れて一時の休暇! 思いっきり楽しまないと損ですからね! なにせこの後は、他校生徒会との交流行事だとか、夏の風紀月間の会議だとか、クラス委員長同士の連携網の作成だとか、再来月に差し迫った文化祭の準備だとか、保護者会への定例説明会だとか……兎に角やる事が沢山ありますから……。本当に沢山……。 そんな憂鬱な気分を忘れるべく、暫く夏の日差しと水飛沫とに戯れていた私でしたが、防水カメラ片手に浮き輪に身を預けていた会長が唐突に私の近くに来て言いました。 「……そう言えば副会長、知っているかしら? この海水浴場ね、良くAVの撮影に使われるらしいわよ」 「はい? AV……ですか?」 「そうAV。アニマルじゃなくてアダルトね。人が少ない穴場の海水浴場だからね、良く露出物とか青姦、後はドッキリなんかの撮影にも使われているそうよ。運が良ければ何かの撮影が見れるかもね?」 私の反応を試しているのか、会長は口元を歪めて砂浜の方へと視線を向けました。 確かに夏真っ盛りだと言うのにこの海水浴場の人出は決して多くない。しかし、だからと言って人が全く居ない訳じゃない。全員に口止めを行うと言うのは非現実的な事に思える。 ……本当こんな場所でAVの撮影を? まるで想像がつきません。 「……流石に荒唐無稽では?」 「あら? そんな事ないわ、気合の入っている露出物は真昼の街中に全裸の女優を放り出す物だってあるのだから。精液とか落書き塗れで」 疑いの目を向ける私に、会長は「まあ、ほとんど規制が緩かった昔のだけど」と付け加えてからカメラのレンズをコチラに向けた。 「それと、個人撮影なんて言うのもあるのよ最近は。はい、可愛く笑ってジャンプよ副会長?」 「え……!? は、はい!」 突然の指示に戸惑いながら、私はそれらしいポーズを作る。両手を上げて、ふわりと微笑む。 会長は私のその姿を認めると、緋色を帯びた昏い瞳を覗かせてシャッターを切った。 ーーその瞬間。何処からともなく伸びて来た釣り糸の様な物が突如として私の水着を絡め取り、引っ張り上げました。 しっかり結んでいた筈の紐は容易く解け(後で分かった事ですが、不良品では無く安全対策だったらしいてす)私の胸を隠していた水着のトップはその役目を放棄して宙へと舞い上がりました。 「……へ? 今の….…何ですか? あれ、私の水着……?」 硬直。何が起きたのか理解は出来ていましたが、余りに突然の出来事であった為か私は曝け出した胸元を隠す事も出来ずそのまま固まってしまいます。 先程まで温かった水が、薄布一枚失った瞬間に急激に冷たくなった様な気がして、反射的に硬くなった乳首が私を一層惨めにします。 「……でっかいわね」 その間もシャッターの音は止まりません。会長は昏い瞳の中の興奮を隠せない様子でシャッターを切り続けます。 「っ……!? きゃあああああっ!?」 その後、胸を隠した私の悲鳴が響いたのは、たっぷり十秒程公共の場で胸を晒してからでした。 ○ 「「本当にすみませんでした!!!」」 私が大恥をかいた理由は本当にどうしようも無い物でした。 原因は目の前にいる二人組の男女。 彼等は露出ドッキリAVを撮影する為にインターネット上で知り合い、今日この場で初めて顔合わせをしたそうです。お金の話を済ませ、段取りを確認、水着に着替え撮影準備万端。 ただ一つの問題は……女優役の女性の容姿が私に酷似していた事です。色素の薄い長髪に緋色が混ざった鳶色の瞳。低い背丈に大きな胸。そして、私が選んだ物と全く同じデザインの水着。 「後ろ姿だと見間違えるのも無理は無いレベルね。まあこうして見比べると、むしろ貴女の方が本職よりエッチだけど」 データを削除し二人を解放した後、会長はそう言ってカラカラと笑いましたが、私からしてみれば笑い事ではありません。 「会長、私の水着が剥ぎ取られるの分かっていましたよね……」 「ん? ええ勿論。怪しげな男が釣竿みたいなの持って近づいて来てたし、片手に防水カメラまで持ってたもの。おまけに勃起してたわ」 会長は悪びれもせずしたり顔で微笑む。それが私を余計に苛立たせました。 「いや、何で止めてくれなかったんですか……! お陰で私! 公共の場で、む、胸を晒して……っ〜!」 「まあまあ、旅の恥はかき捨てと言うでしょう? それにデータは消したし誓約書も書かせた。周りの人間も数人が遠目に見ていただけよ。水着が剥ぎ取られたなんて気付いていないわ、私の瞳に懸けて保証する」 「むーーっ……!」 地団駄を踏む私を宥めながら会長は笑いました。それからカメラを弄び、胸を晒している私の画像を見せびらかします。 「つまり、この画像を持ってるのは私だけ。一つ弱みが増えたわね副会長?」 「っ!?」 会長の昏い瞳に見据えられた私は結局それ以上追求する事も出来ず。恨みがましい目で会長を睨み付けるしか無いのでした。 以降一月程、この画像をネタに好き勝手に雑用を押しつけられる様になったのは言うまでもありません……。 ○ 「……一応言っておくけど今回は本当に偶然よ。私が言える事は一番強いのは状況を味方に出来る人間って事」