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シカク from fanbox
シカク

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ある組織の復活劇 -1-

「負けっぱなしだ…このままでは組織は壊滅してしまう…」 俺は悪の組織メテオスの総帥。大層な名前をしているが俺の組織は弱小でそこらの警察にも対抗組織にも勝てない日々が続いていた。もちろんそんな組織は運営も危うい。構成員も俺を含めて2人しかいない。そう、総帥の俺とドクターの2人だけだ。前回の戦闘でも負けてしまい、ついに戦闘員はみんな出ていってしまった。無駄に広い基地でもう組織を解散させるかと考えていた時、俺の部屋の扉が開く。 「つ、ついに完成しましたっ!!」 ドクターが報われた表情で俺の元へ駆け付けてくる。 「これっ!これさえあれば組織を持ち直すことが出来ますっ!!」 ドクターは俺の前に銃身が長いシルバーに輝く銃を出した。 「これがどうしたんだ?」 俺の質問にドクターは肩を揺らして答える。 「これはですね、いわゆる洗脳ピストル。弾は出ないんですけど代わりに超音波が出ます。これを相手の頭に撃ち込むと脳内に総帥や組織を称える言葉が1秒で1000回ほど反芻されるんです。対象者は反芻される言葉に逆らえず自分の意思と思い込み、忠実な兵士が誕生するという仕組みです!それに超音波は同時に脳を刺激して脳内麻薬も分泌させるので言葉に従うことで多幸感に繋がりますのでより我々に忠実になるんです!」 ドクターはオタク特有の早口で説明する。俺は考える。ドクターはそう言うが本当にそんなに上手いこといくのか。ここには俺とドクターしかいないんだから実験もしてない様だし。俺はその銃を手に取り、銃口をドクターへと向けた。そしてドクターを実験体として頭目掛けて撃った。 「えっ!?なにをっ!?あ"ぁうっ!」 撃たれたドクターは1度ガクンと頭を下げて俯くがすぐに顔を上げる。そしてその表情は満面の笑みだった。さっきとはまた別の興奮状態で頬は赤く染まっていた。 「自分で試してみてどうだ?」 「はいっ!とても最高の気分ですっ!今までも総帥の事はお慕いしてましたが、よりその気持ちが膨れ上がり今でも総帥の為なら何でも出来そうです!なんでも命令下さい!」 そう言うとブツブツと総帥に服従、総帥万歳など呟いている。構成員を作れる事はドクターの実験で証明された。だが、ドクターの様子は忠実な兵士と言うより狂信者のようだ。 「ドクター、俺に隠してる機能はないよな?」 そう問いかけるとドクターは慌てた様子で土下座をする。 「すいませんっ!実は私自身が男色家でして、その、撃たれた者はゲイになる機能も付与しています…もちろんっ、一番に愛し従うのは総帥ですっ!それに仲間同士色んな意味で絆が生まれて団結力が強くなるかと…そして自分もおこぼれをもらおうと…気に入らないのでしたらすぐに消します!!」 そのドクターの付与した機能に面白いと感じた。戦闘員になった者は愛も尊敬もポジティブな感情がすべて俺で支配されるわけだ。それに女のいざこざもなさそうだ。男だらけの方が俺の気も楽だし扱いやすそうだ。 「いや、そのままでいい。俺は少しこの性能を試しに出てくる。ドクターはこの洗脳ピストルの生産を続けろ」 「はっ!!」 ドクターは立ち上がり胸に拳を当てて敬礼する。こんなハキハキとした返事は久方ぶりだ。それに白衣の下に着ている戦闘員スーツの股間は膨れ上がっている。これがこの銃の効果か。俺は思わず銃を見つめて笑ってしまう。 「じゃあ行ってくる」 俺は敬礼を続けるドクターを背に組織復興の道を歩み始めた。 俺はとある大学へとやってきた。俺の見た目はまだまだ20代前半と言われても通じるぐらい童顔だ。組織の制服ではなく私服を着ればただの大学生にしか見えない。空はオレンジに染まり、もう夜がくる時間だ。学生もお昼より遥かに少ない。とりあえず誰か攫って試しに戦闘員にしようと学校の地図を見てどこか人目がつかない場所を探す。すると学校から少し離れた場所に第3グランドがある。緑色をしていることから恐らく芝生なんだろう。俺はちょうど都合が良いと思い、第3グランドへと向かう。学校から離れた場所、そしてグランドということからスポーツをしている屈強な男がいる訳だ。何とも都合がいい。 歩いて8分、道路を挟んで第3グランドへと着いた。グランドではもう部活が終わりかけなのか少人数しかいない。体格、道具、着ている服からしてここはラグビーのグランドだ。何とも戦闘員にピッタリじゃないか。俺は忍ばした銃を確認して部員に足を向ける。私服を着た学生がズカズカとグランドに入ってくる様子に恐らくいる中では後輩であろう男2人が俺に駆け足で近付いてくる。 「あーどちら様ですか?」 「もしかして入部希望の人とか?」 ラグビー部らしい屈強な体を持つ2人。1人は短髪でキリッと野性味がある顔をしている。もう1人はシュッとした端正な顔立ちだ。俺は銃口を短髪の方へと向けて撃つ。サイレンサー銃のように音はならないので離れた所でこちらを見る部員たちには聞こえない。だが、撃った男はよろけて顔を俯かしているので何かあったのかと思うはずだ。それを間近で見ていた男は尚更。 「おまっ!!なにしやがっぁ!」 端正な顔立ちの男はこちらに掴みかかろうとしてきたのでもちろんすぐに額を撃ち抜いた。そして同じくよろけて顔を俯かした。 数秒後、短髪の男がガバッと顔を上げる。次にする行動が予想出来たので俺はすぐさま命令する。 「黙れ。跪くな。何も無かったように立つんだ」 男は命令通り俺を真っ直ぐ見て立つ。 「お前は俺に忠誠を誓う忠実な戦闘員か?」 男は黙って頷く。すると端正な顔立ちの男も顔を上げる。同じく命令をして戦闘員になった事を確かめると頷いた。 「よし、このグランドにいる奴らを俺の下僕にする。お前らは普段通りの振る舞いで他の部員の奴らに俺を紹介しろ」 グランドにはこの2人を含めて部員が6人ほどしかいない。固まって喋ってるのが3人。離れてキック練習してるのが1人。楽なもんだ。俺はまず3人の元へと向かった。この戦闘員となった2人もこいつらとダベっていた。2人が俺を連れてくると、3人は何だ何だと好奇心むき出しに俺を見る。 「先輩、この方がラグビー部に入りたいんですって」 そう言って端正な顔立ちの男が紹介する。おいおい、この方って。まあすぐに済ますか。俺はまず1人の額に目掛けて撃つ。戦闘員2人は残り2人を羽交い締めにする。 「おいっ!なにをっ!」 そして俺は順番に撃っていった。 3人にも同じく命令をして戦闘員になった事を確かめる。グランドにいるのはあと1人。問題なくすぐにそいつも俺の忠実な戦闘員となった。 「もうグランドにはいないな。喋っていいぞ」 「はっ!ありがとうございます!」 「俺たち総帥の忠実な戦闘員へとなりました!」 「何でもご命令下さいっ!」 膨らむ胸に拳を当てて男たちは興奮状態で俺に忠誠を誓う。ラグパン越しに股間も膨らんでおり、それも俺の忠誠心を表している。これだ。これが悪の組織だ。この銃に感謝しながら俺は次の命令を男たちに指示する。 「もう部員は残っていないか?」 「まだ何人か部室に残っているかと」 「ならそいつらもお前たちと同じにしてやらないとな」 そう言うと戦闘員となった部員たちは悪の組織らしくいやらしく笑みを浮かべる。 『はっ!全ては総帥のために!』 そして部室に残っていた部員も処理すると、この時間に学校に残っているであろう運動部や使えそうな人材を連れてきてもらい、皆俺の下僕となった。 その後、同じような事を繰り返し若く活きのいい男たちを組織の戦闘員として洗脳し、2人しかいなかった組織は100人超えとなった。このままのペースだと1000人もあっという間だ。ただ無駄に広かっただけの基地には活気が戻り、そこかしらでパンパンと卑猥な音と喘ぎ声が鳴り響いている。戦闘員のスーツも着用しながらヤれるように改造した。もちろん戦闘面での強化も行っている。ほとんどの戦闘員に銃を持たせて人は増えていくばかりで嬉しい限りだ。裏切ることもないし、皆忠実に尽くしてくれる。そして俺もすっかり男同士のセックスにハマってしまった。 「んぁっ♡あっ、あっ、あっ♡」 「どうだ?俺のは気持ちイイか?」 「あ"っ♡もっ、もちろんですっ♡そうすいにオレのっ♡マンコつかって、もらえるっ♡あっあっ♡なんてっ♡こうえいですっ♡」 「プロ野球選手のマンコも中々気持ちイイもんだ。お前には資金調達頑張ってもらってるからな。これからも頼むぞっ!イクっ!」 「もちろんですッ!そうすいの♡ザーメンっ!あっ♡あぁぁん♡でるっ♡でるぅぅぅぅ♡」 コイツはプロ野球選手として活躍する戦闘員だ。もちろん悪の組織の構成員という正体は隠している。まあバレたとしても優秀な戦闘員にはなる。コイツのように世間に潜ませられる戦闘員の数も増えてきて前では考えられないほどだ。 そして大きくなった組織がやはりというべきかヒーローという壁にぶち当たった。


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