お尻ぺんぺん
Added 2023-10-04 16:52:29 +0000 UTC10/3
朝。
寝ている間に雨が降ったのだね。
家を出るとそこら中にとどまった雨粒たちが6時の朝日にキラキラ反射しているのをしばらくぼうっと見惚れてしまっていた。空気も澄んでいたよ。気持ちいい。こういう自然が自然に偶然に生んでくれたひと時が大好きだったりする。コンクリートの水たまりを跨ぐための歩幅は、夏から秋までの距離と案外似ていて、子供にとっては長く感じたり、大人にとっては何気なかったり、そういう日常のなんとでもないシーンに心を揺さぶられつつも、そんな一瞬を大切にしたいと思ったり。
飽和した瓶みたいに隙間のない1日の多くある中で、少しずつ身と心を削ってきたと思う。なんとなく漠然とみんなのことが心配になる。なんともお節介で愛に溢れた思考回路だろうか。
10/4
朝。
夜は後輩ちゃんと飲みに出て、帰路に着いたのは0時半くらいだったと思う。美味しいペペロンチーノを教えてくれた。美味しかった。確かにあれは美味しかった。雪のようなチーズと歯ごたえのある山椒がかかっていたし実はペペロンチーノを食べるのは初めてだった、オレンジジュースばかり飲む子供がコーヒーをそっけなく思うようにミートソースパスタが好きな私にとっては少し大人過ぎたペペロンチーノだった。私がいつまでも大人になれない理由、だ。大人過ぎるってなんだ、大人に加減があるのかと疑念が頭をよぎったけれどマントル級の深堀になりそうだからやめておくよ。
それでなんだっけか、何の話だ、そうだ、朝目覚めた話だ。酒を飲んだ日にしてはめずらしくちゃんと8時に起きた、ただ目覚めはよくなかった。
実家のソファに座りもう一つのソファには母が座っていてテレビの前には愛犬がいた。名前を呼ぶと尻尾を振って勢い良くソファに乗って私の胸元に飛び込んでから頭を撫でろとタピオカみたいな目で訴えてくる。そんなこと今まで一度もしたことない、私にあまり懐いていないからね。とほほ。
「どうせ夢なんだから」
母の言葉で目を覚ました、そうそうこれは夢、わかってましたよ、愛犬は戻って来ない。でも夢の中で会えた、それでいいしそれしかない。最近日本語って面白いなぁって思うことがあって、たとえば「みる」という言葉。広辞苑には見る 観る 診ると出てくるけど看るもあるよね。それから「無明」という言葉があるけどこれは、自分で見ようとしない限り見えない、という言葉。
朝のキラキラも夢の中の愛犬も、無意識で出会えたものだと思ってたけど実はそうじゃないのかもって。憂鬱な朝に少しでも希望を感じたくてトキメキを感じたくて、雨の名残に意味を持たせたり、愛犬に飛びつきたい心の隅の気持ちが飛びつかれる夢として現れたり、それって自分自身でフォーカスしている、自分で見ようとしていたってことなのかなぁと眠気混じりの頭でぼんやり思い返す。楽しいことがない、自分は不幸だ、そんなことばかり考えていた時期がもちろんあったし今だってたまに思う。そういう時は無理に前向きにならなくていいし、とことん落ち込めばいいとさえ思っている、思い返せる瞬間なんていつだってあるからね。不幸な間は好きなアイスを食べていっぱい寝て大好きな曲を聴いて考えることをやめること、これに限る。でもどうしてかこの世で一番不幸なはずの日なのにこれが一番幸せかもって思えてくるんだよね。超絶ちょろい。単純すぎ。
「最近いいことなんてないよ〜」ってたまに君たちからも聞きますよ。
仕事で良い成績が出た、恋人ができた、旅行に行った、そんなことがいいことで合ってたまるか、この贅沢人間め、もっと庶民であれ。風呂上がりのアイスが美味い、電車が遅延しなかった、電子レンジであっためる加減が上手くいった、推しの配信があった、そんなんでいいと思う。良いこと、の水準はもっともっと低くていい、幸せになるのが怖い臆病者はそう思って生きています。
求めていたものが手に入った途端、次の安心を求めて誰かを押しやって手中のナイフで傷付けながら勝手な快楽を勝手に目指そうとする、最初から手に入ってなんかいやしないのに。そうやって爪を立てて手を繋ぎ止めようとしている。そんな人を見るたびに、自分を見るたびに嫌になったりする。滑稽だ。惨めだ。その正直さをもっと他に向けて欲しい。
実はここだけの話、そばにいるべき存在はそんなことをしなくても手を繋いでいてくれるんですよ。言い方変かもだけど自分のためにならない人は勝手に離れていくしだからそれを繋ぎ止めようとする必要はないの、必然なの。
もっと早くこれに気づきたかった、昔の自分に「その人にこだわるなー!」って教えてあげたい。
外を歩くことがあったらいつもより45度上を向いてみましょう、たぶん空がいい感じです、いい感じじゃなくてもいいと思います、きっとにまも同じ空を見てます。
なかなか還元できていなくてごめんね。
出来損ないのお尻を叩いてください。
お尻を出したまま寝ます。
今はただ「不幸だ〜」って思っていても明日には晴天かもしれない、冷え切った心も誰だってヒーローになりたいものです。
だからにまがたくさん助けられた曲をみんなにも共有するね。
まってこれ6年前なの。やばww
耳に染みるように聴いた曲なのに今聴いても新鮮に思える、大好き。
これもいつか歌いたい。
ばいちっ。
Comments
叩かれるのも爪を立てられるのも痛いから手は添えるだけにするね。 おしりを出した子一等賞だよ。 散歩の途中でちょっと腰掛けるだけのベンチが、座ってみたらめっちゃ座り心地良かったってことあったりするけど、そういうベンチを作れる人になりたいなって思います。
あやびー/ayebee
2023-10-05 07:49:49 +0000 UTCめっちゃ良い曲のシェアありがとうございます♪ 見逃しがちな良いことを見つけて、幸せな気分になること大事ですね😌 あっ…!これは毎日ハッピーじゃん!?🍀
たいしゅけ
2023-10-04 22:50:04 +0000 UTC