悪魔の尻尾(10)複数の男性から少しずつ男性器を吸収する
Added 2023-05-14 09:22:38 +0000 UTC俺とミリィは協力関係であり、人間と悪魔という隔絶された関係でもある。 俺に出来ない事がミリィにはたくさん出来て、俺に出来る事をミリィが出来ない事が多い。 彼女は幻術と催淫で人間を乱す事は出来るが、人間のように生活する事は出来ない。 俺は逆に、人間として生活する事は出来るが悪魔としての能力を持つ事はない。 だからこそ、俺はミリィに憧れるし、彼女のようになりたいと思う事もある。 これもその一つだ。 「んぢゅ、ちゅっ、ぢゅる…っ、んふ、隆正の愛液、おいしい…」 「あぁ、ミリィの舌使い、本当に上手いな…」 「人がどれだけ淫魔やってきたの思ってるの? 男女どちらでも、経験豊富なんだから」 にやりと笑いながら、ミリィは俺のおまんこに指を突き入れ、ぐちぐちと弄ってくる。俺はそれに我慢する事など出来ず、喘ぎ声を上げてばかりだ。 「男女、どちらでも、って…、ん…っ! ミリィ、女性を相手にした事なんてあるのか…?」 「ありもあり。知ってる? 淫魔って両性具有なのよ?」 「そうなのか…?」 俺の疑問に、ミリィは嬉しそうに頷くと、軽く説明をしてくれた。 淫魔は大別して2種類。夜になると男性の精を吸い取りに来る「サキュバス」と、女性を襲い精を注ぎ込む「インキュバス」。 別物のようにも、同じ存在でもあるとも言われているが、実際の所は「同一の存在が相手によって顔を使い分けている」という事なのだとか。 女のサキュバスになって男性から精を吸い取り、そして男のインキュバスになって女性に精を注ぎ込み絶頂させに来る。そうして男女両方から精気を吸って生きているのだとか。 「それなら…どうして俺が契約した悪魔は死んだんだ? インキュバスにもなれるなら、女性から精気を吸えば良いだけの話じゃないか…」 「簡単よ。私たちも男女に分化されてるの。もちろん性嗜好だって個人個人で変わってくるわ」 ミリィに曰く、死んだあの悪魔は女性として生まれ、男性と性交する事を好んでいたため、女性と行為をする事を嫌っていたというのだ。 だから女性から精を吸う、という考えに至れず、餓死したのだと。 「食わず嫌いが身を滅ぼしたわね。まぁ、今更どうでもいい事なんだけどさ」 むちむちと乳房同士をぶつけ合いながら、俺達は抱き合い会話する。あぁ、こんな話をしながらも女同士の肉体で感じる気持ちよさは変わらない。やはり心地良い。 しかしまた別の疑問が頭をよぎる。 「ってことは、淫魔は男にも成れるのか?」 「もちろん。全身男性になる事だってできるし、こうして一部だけ、男性化することも出来るわよ」 体を離して脚を広げ、ミリィは俺に自分の女性器を見せつけてくる。 「よぉく見ててね…、んぅ…っ♡」 次の瞬間、ミリィのクリトリスが“むずり”と動いたかと思うと、むくむくと大きくなり始めてきた。まるで植物の成長映像を倍速で流しているかのような速度でクリトリスは巨大化し、見覚えのある存在になっていく。 10秒もせずして、ミリィのクリトリスは立派な男性器に変わっていた。 「んふふ、どう、隆正。淫魔はこんなことも可能なんだから」 「…………」 俺はミリィの男性器を見て驚いていた。いや、見とれていたといった方が良いだろう。 青村の男性器とは違う、女性の肉体のはずなのに隆々と勃起する男性の象徴。大きく、力強く、「今から女性を屈服させてやるぞ」と言わんばかりの20cmもありそうな男性器は、俺の体に生まれていた“女の本能”を疼かせるのには十二分に過ぎていた。 「は、はぁ…っ」 だらしなく口を開けてしまう。「欲しい」と思ってしまう。それを俺にブチ込んでくれと願ってしまう。 ミリィはにやりと笑いながら、 「いいわよ、隆正。今日は男女の関係でシましょうか。あなたからもらった精気、いっぱい精液に変えて注ぎ込んであげるわ」 そう言って、男性器を俺の頬に押しつけた。 俺は少しばかり逡巡し、それを“ちろり”と舐めてしまう。その瞬間脳内に迸るのは、今から俺は「女になる」事への歓喜だった。 おまんこがじゅくじゅくと濡れ、欲しがっているのがわかる。 子宮がきゅんきゅんと響き、注がれたがっているのがわかる。 「はむ、んぢゅ…っ、んぶ、んむ…っ!」 俺は肉体から送られる欲求に素直になり、思うままミリィの男性器にしゃぶりつく。 そのまま俺は、今日はミリィの「女」として、この肉体を貪られ続けるのだった。 * * * さて、これではマズい。 何がマズいかと言われると、男としての尊厳である。 確かに俺は女の肉体になりたいと思ったが、心の底まで女になりたいとは思っていないのだ。 女性の肉体が持つ美しさを享受したい。女性の肉体の悦びを得たい。 頭が変えられない分、女そのものになりたい訳ではないのだ。 だから、このままではマズい。昨日は完全にミリィの男性器に犯され、女として屈服させられてしまった。男としての尊厳は地に落ちたような気もする。 …まぁ、女の肉体を欲した時点でそんなもの無いような気もするが、気にする事ではないだろう。 やはり俺の肉体にも男性器を取り戻すべきだ。 今の対外的な認識が「男でもあり女でもある」のなら、肉体もやはり「男女どちらでもある」ようになるべきなのではないか。 そう考えると、やはり男性器を吸収するべきだな、という考えに至るのだった。 では今度は誰から吸収するのか、という問題が起こる。ミリィに内緒で事を起こすなら、彼女の幻術を頼れない。やはり正攻法で、正々堂々攻めるべきか。 俺はスーパー銭湯に行く事にした。 女の肉体を持って男湯に入ると、当然のことながら既に着替えていた人たちは“ぎょっ”としていた。当然だろう。男とはいえ「女でもある俺」が入ってきたのだから。 それでも俺は「男でもある」ため、誰も特に、何も言えずにいるのだ。いやむしろ、この女体を誰はばかる事無く見れるのだから、何も問題は無いと黙認する人ばかりなのだろう。 尻尾を見られないように腰に巻いて、その上からタオルで巻いて隠す。胸はむしろ見せびらかしてデコイにするべきかと考えたのだ。 そうして俺は裸になり、浴場に向かう。扉を開けると、“むわり”とした湯気の暖かな感覚が肌に心地よい。 俺の姿を見た人が驚いて通り過ぎようとするも、チラチラとこちらを見ようとしているのがわかる。 うんうん、見ても良いんだぜ。俺のこの美しい女体を見られた事を幸運に思いながら、記憶に焼き付けておけ。 必要だと思った相手からは、勃起する男性器と同時に「勃起していた事の記憶」も貰うんだからな。 かけ湯をし、体を洗う。銭湯備え付けのボディソープでは少し物足りないが、この場合は仕方ないだろう。どうせあまり来る事はないんだ。 そうしていると、隣のシャワーに20代とおぼしき青年が座った。他にも空いている所はあるというのにだ。体を洗いながら、こちらをちらちらと見ているのがよく解る。 俺はわざと胸をすくい上げるようにして強調したり、太ももの内側を撫でるようにして見せつけてみる。頭の部分は男だというのに、青年はそちらを気にした様子もなく、俺の体をガン見していた。あぁ、それでいい。 俺は青年の視線を胸に釘付けにさせながら、死角から尻尾を動かして青年に突き刺す。 さぁ、お前の元気なその男性器、貰い受けるよ。 どくん、どくんと吸収が始まる。青年の男性器と、「男性器が勃起する記憶」も「俺とで会った記憶」も貰い受ける。その瞬間に俺の中に流れ込んで、熱い感触と共に股間に熱が籠もっていく。 あぁ、股間に血流が集まる久々の感覚だ。 次の瞬間、ぴくん、とクリトリスが反応する感触がした。俺のクリトリスが男性器になっていくのが解った。 ミリィの時と同じように、むくむくとクリトリスが男性器に変わっていくのが解る。俺の股間に、男の相棒が帰ってきたのがわかった。 青年は俺の股間に生えた男性器を見ると、少し驚いた様子で顔を背けた。 まぁそうだろうな、女性器ならともかく、男性器をまじまじとみたい奴がいるとは思わない。俺は尻尾を青年から抜いて、シャワーで泡を洗い流した。今や青年の股間には、しなびた「男性器だったもの」が残っているだけだろう。 そのまま立ち上がり、俺は浴槽に浸かる事にした。 「はぁ…」 と、ため息が出る。湯に浸かる心地よさと同時に、男性器を手に入れられた、という充足感が心と体を満たしているのだ。 そうすると、ふと視線を感じる。今度は脂ぎった中年男性がじっと俺の方を見つめてきていた。下卑た笑顔を隠そうともしていない様子で、俺の胸をじろじろ見て笑っている。 「なぁ姉ちゃん…、兄ちゃん…? そんな体で男湯に入ってくるってのは、どんな了見なんだ?」 「男だから男湯に入っただけですけど」 「そんな大きなおっぱい持って男だなんて、随分面白い事言ってくれるねぇ。本当に男なのか確かめちゃろうか?」 なんとまぁ、見下げ果てたセクハラ親父だ。公共施設である事を忘れて、目の前の俺の女体にかぶりつこうだなんて、理性というものをどこに置き忘れてきたのだか。 俺は中年男性の鼻へ視線を向けた。どうにも鼻がデカい印象を受けるな。 となれば…、少しあの説を確かめてみようと考える。 一説に過ぎないが、鼻の大きい男性は男性器も大きいという話を、青村の与太話で聞いた事がある。正直本当なのかは定かではないし、俺は知った事ではない。 視線を下へ向けて、中年男性の男性器を見てみる。なるほど、勃起してない状態でも相応に大きいわけだ。…じゃあ、ちょっとその要素を貰おうかな。 俺はわざと胸を隠しながら、中年男性を拒否する姿勢を見せた。 「触らないでもらえます? 俺、女でもあるんで、セクハラですよ?」 「男湯に入ってきてるのに、その言い訳は通らんぞ? ほれ、男同士裸の付き合いでもしようじゃないか。胸を隠す腕をどけろや」 そうして中年男性は俺の方に寄ってくる。浴槽の中で隠している尻尾の射程内に入ると、俺は躊躇わずに尻尾を突き刺して、中年男性から要素を吸収していく。 今回いただくのは「最大勃起時の男性器の大きさ」を加算するようにと「性欲の強さ」を少し。だがこれ以上中年男性と接触していたくないので、早急に吸い取って尻尾を離した。 「なぁ構わんだろう、見られて減るモンでもなしに」 減るんだよ、俺の正気が。 だが今はその正気を代償にしてでも、この中年男性に見せつけてやる必要があるだろうか。 「…わかったよ、見せてやる。男である証をな」 俺はそう言って尻尾を隠しながら立ち上がり、全身を中年男性に見せつける。隠すものがない女体を見た中年男性はにやにやと笑っている。そして呼吸を整えると、ミリィとの行為を思い出し、局部に血流を集める事にする。 どくん、どくんと心臓が高鳴り、クリトリスが反応する。むくりと持ち上がったと思えば、数十倍にも膨張し、俺の股間には懐かしき男性器がそそり立った。 「お、おぉ…っ?」 そうして勃起した俺の男性器を見ると、中年男性は驚いて少し離れた。視線は俺の股間の方に向いている。 「どうだ? 男だからここに入ってるんだけど、何か文句でもあるか?」 「あ、いや、だけど…」 「確かに俺は女の体だけど、見ての通り男だ。これ以上文句を言うなら、女としてセクハラ被害を訴えるぞ?」 「……チッ、生意気なオカマ風情が」 俺は身勝手ながら男であり女でもある権利を行使しようとすると、中年男性は舌打ちをして去って行った。 男の尊厳を奪われた奴に、オカマ云々言われても痛くもかゆくもない。減退した性欲と、大きくならなくなった愚息を抱えて生きるといい。 内心鼻で笑いながら、俺は再び湯に浸かった。 そして同時に俺に近付いてくる男から、男性器の強さを少しずつ吸収していったのだ。 * * * さて、スーパー銭湯から帰ってきて、俺は自室で全裸になり、姿鏡に自分を映していた。 頭は俺のままだが、肉体は完全に女性。だが今やクリトリスは男性器と同様のものとなっている。普段は小さな陰核だが、勃起すればミリィの肉棒にも比肩する程の男性器になるのだ。 俺は自分の胸に手を添え、そっと揉み始める。柔らかな感触が指に帰ってきた。 「あん…っ」 小さく声が漏れる。やはり自分で触っても、こんなに気持ちいい女性の乳房は心地よい。次に乳首を摘まんでみると、やはり喉から声が溢れる。これが女性の胸だと思う度に、俺は優越感を憶えていく。 そして今や俺の肉体は、性別を超越したのだ。 濡れ始めてきた女性器に手を添え、割れ目をなぞれば指にぬるりとした感触が返ってくる。 そのまま中へと指を入れると、濡れた膣壁が指先に絡みついてきた。 「あ、ふぅ…、ん…っ」 びくんと体が震えると、興奮していくのが嫌でも分かる。クリトリスがぴくりと反応したかと思うと、むくむくと大きく勃起していく。それを確認すると、俺は膣から指を引き抜いた。 「あぁ、これだ…。俺のちんこ…、帰ってきたんだな…」 俺の股間に戻ってきた男性器は、今までの俺の物より太く、長く、硬く、反っていた。 これを、これから、再び扱くことができるのだと考えると、俺の胸は期待に胸を膨らませていた。 俺はベッドの上に横たわり、両脚を広げてM字開脚の姿勢を取ると、右手を伸ばして男性器を握った。 「はぅ…っ!」 それだけで腰が跳ねそうになる。久々に感じる男性器の心地よさ。それと同時に「女性の手で男性器を握られること」の2つの気持ちよさが、俺の脳に倒錯した快感を与えてくる。 同時に俺は左手を秘所にあてがい、割れ目を開くように広げた。すると俺の秘所が露わとなり、ひくつく様子がはっきりと見える。 「はぁ…、これが俺の…、俺の体…」 俺は思わずつぶやいた。男女両方の性器が揃っている事、俺が男でもあり女でもある、人間の性別を超越した現実にどんどんと興奮し、男性器はそそり立ち、女性器は濡れ始めていった。 「はぁ…、あぁ、ミリィ…っ、早く帰ってこいよ…。昨日のお返しに、お前にこのチンコをブチ込んでやるからな…っ」 独り言をつぶやきながら、俺は男性器を上下に擦り始める。敏感な男性器が、敏感な女性の手で扱かれる事を悦び、手が往復するたびに“とろり”と先走りをこぼし始めてくる。 「あぁ…っ! はぁ、あぁ…、あ…っ!」 先走りの汁で手の滑りが良くなり、快感が溢れ出てくる。俺はその快楽に耐え切れず、喘ぎ声を漏らしながら男性器を扱いた。 出来る事なら女性器も弄りたかったが、今は男の快感に集中したい。その一念で左手の動きを止めていたのだ。 しゅっ、しゅっ、くちゅ、くちゅ、と小気味よい音を立てながら男性器は硬さを増し、俺の手の中でビクビクと跳ね回る。俺はそれに負けじと手に力を込めて動きを早め、男性器を刺激し続けた。 そうしてやってくるのは、何であろうか。 そうだ、間違いない。男として懐かしい絶頂、射精なのだ。 「あ、あ…っ! ミリィ…っ、ミリィ…!!」 俺はミリィの膣内に精液をブチ込む事を考えながら、彼女の名前を叫ぶ。 そうして昇ってくる射精の感覚、懐かしき男としての絶頂が、俺の男性器全体を貫いていく。 「あっ、イ、イク…っ! 出る…、出る…っ!!」 どくん、どくんと心臓の鼓動が早まり、全身の血流が激しくなっていく。俺の身体が久しぶりの男の性欲に支配されていくのがわかる。 そして鏡を見ると、そこには左手で割り開かれた俺の女性器が映っている。 あぁ、男としてブチ込みたい。女の肉体に精液を注ぎ込みたい。ミリィを犯して抱き潰してやりたい。 ミリィの全てを俺の物にしたい。 絶頂が近いと判断した俺は、自分の手で男性器を強く握り締め、激しく動かした。 「あ、あっ、あぁぁ…っ!! 出るぅぅぅっ!!」 びゅるるるるるっ!! と、激しい勢いで白い液体が飛び出した。それは俺の腹に飛び散り、女性としての腹部を白く染め上げていく。 随分と久しぶりだった射精の余韻に浸りながら、俺は荒くなった息を整えようと深呼吸をする。 「ふぅー…っ、んっ、あぁ…っ」 心臓の鼓動に合わせて、未だそそり立つ男性器がぴくぴくと震える。俺はそびえたつ二つの乳房の間に、男性器が存在する現実に酔っていた。 沢山の男性から、ちょっとずつ性欲を吸収していったのだ。俺の体には男性何人分もの性欲が存在している。ミリィが悪魔であっても、絶対に満足させられる筈だ。 もう食べられないと言う位まで、注ぎ込んでやろうじゃないか。 精液で濡れた淫靡な女体を鏡に映しながら、俺は再び男性器に手を添え、そして女性器も同時に触る。 男女両方の気持ちよさを味わって、ミリィが魔界から帰ってくるのを待つ事にした。