悪魔の尻尾(11)悪魔の力を吸収する
Added 2023-05-15 02:06:21 +0000 UTCまさかの三日連続更新です。 がんばりました。 次回、最終回です。 ーーーーーーーーーー 俺が男性器を再び得て、1ヶ月が経過していた。 「んぶ、んふ、じゅるっ、じゅぷ…っ」 「んぉ、っふぅ、んっ、んく…!」 俺とミリィは、お互いに男性器を出してフェラチオを行っていた。 あれから俺は何度もミリィと男女としてセックスを行っている。俺が男の時もあれば女の時もあり、ミリィが女の時もあれば男の時もある。 男女両方の性別を持った俺達だからこそできる、どちらでもあるセックスは、毎回毎回疲労感からゆっくりと終わりを迎えて行くのが多かった。 「ぷぁ…、隆正、今日はどっちだったっけ?」 俺の男性器から口を放したミリィは、舌なめずりをしながら問いかけてくる。 「今日はミリィの日だろ。昨日は俺の日だったからな」 「そうだったっけ。まぁいいか、わかったわ」 俺が答えると、ミリィは嬉しそうな表情を浮かべて俺に覆いかぶさってきた。 「それじゃあ入れるわね?」 そう言って、ミリィは大きくさせた男性器を、俺の膣へと押し当ててくる。 ぐにゅ、とミリィの男性器を、俺の膣が柔らかく飲み込んでいく。それと同時に「貫かれること」からくる気持ちよさが、俺の脳を叩いた。やはりこの気持ちよさは何物にも代えがたいものがある。 「あ、あぁ…っ、入ってくる…っ」 「んふ、ふふ…、隆正のおまんこ、締め付けてくるわ…」 ずぶずぶと挿入されていくミリィの男性器は、いつのまにか俺の最奥を突いていた。俺も奥に触れられていることが分かり、子宮がキュンと疼く。 「あ、ぁ…っ、全部、入ったな…、ミリィ…。気持ちいいよ…」 「私も…。隆正のおまんこ、悪魔から吸収したおかげか、とてもいいのよね…」 俺達は繋がったまま、しばらく動かないでいた。俺もミリィも、この状態で繋がっている事が心地よかったからだ。 正常位で繋がり合い、むちむちとした胸同士をぶつけ合いながら、俺達はお互いに快楽で漏れ出る吐息を混ぜ合わせていく。 やがてミリィが口を開くと、 「ねぇ、動いてもいい? 私もう我慢できないよ」 「あぁ、構わない。俺の中を思いっきり突いて、たっぷり注いでくれ」 俺が答えた直後、ミリィが腰を動かし始めた。 最初はゆっくりと抜き挿しを行っていたが、次第に腰の動きが激しくなっていく。最後には奥まで突き上げるような激しいピストンに変わっていった。 パンッ、パンッ、と腰同士がぶつかり合う音が部屋に響く。 「あぁっ、隆正っ、かわいい…っ! 男のくせにこんなに立派な女の体になっちゃって、女の体でよがっちゃって…! 変態っ!」 「いいっ、ミリィのちんぽっ、気持ちいい…っ! 俺のおまんこが、女の体全部が、悦んでるぅ…っ!」 ミリィに犯される度、俺の体は悦んでしまい、彼女の男性器を受け入れていく。 俺の身体に付いている女性器も、ミリィの男性器を受け入れて悦び、じゅるりと愛液が漏れ出て動きを助けていくのがわかる。 その事実を体感しながら、俺はミリィの体を勢い良く抱きしめた。 「あぁっ、隆正…! そんなに私の精液が欲しいのっ? もうっ、男の尊厳取り戻したがってたのに、今じゃすっかり女の子なんだから…っ!」 「あっ、はぁっ、んっ、はぁ…!」 俺の乳房にミリィの大きな乳房が押し付けられお互いに潰れ、俺達はお互いの柔らかさと温かさを伝えあっていく。 そして、俺の膣内で暴れている男性器は、俺の子宮口をノックするように小刻みに動いていた。ビクビクと震え、今すぐ射精したいとばかりに大きくなっていくのが分かる。 「あっ、あぁっ! イっちゃうっ! イくイくぅっ! 」 「俺も…っ、イくっ、んっ、っはぁぁ…っ!!」 次の瞬間、俺の体に電気が走ったような衝撃が迸り、俺の意識が絶頂によって真っ白に染まっていく。 「出るっ、隆正のおまんこに私の淫魔精液注ぎ込んであげる…っ、んっ、あぁーっ!!」 「イくぅっ、ミリィの精液注ぎ込まれて、イく…っ! あっ、あっ、あっ! あぁぁっ!!」 びゅるるるるるっ!! と勢いよく、俺の体内に熱いものが注がれていく感覚があった。 それと同時に、俺の身体にも快感の波が押し寄せてきて絶頂を迎えたのだ。 「はぁ…っ、出てるぅ…、隆正のおまんこ、気持ちいいからいつもいっぱい出ちゃう…っ」 「ミリィの精液、熱い…っ」 しばらくの間、お互い荒い息を吐きながら余韻に浸っていた。そうしてミリィが男性器を抜いて、俺の愛液とミリィの白濁にまみれた男性器を露出させ、目の前に突き付けてくる。 「ほら、隆正。あなたを気持ちよくしてくれたおちんぽ様に、ちゃんとご奉仕して…?」 「あぁ、わかったよ…」 俺は起き上がると、目の前にあるミリィの男性器を手で優しく包むように掴んだ。 男性器に顔を近づけると、口を開き、先程まで俺の中に入っていた男性器を思い切り口に含んだ。 「んっ…、ちゅっ…、じゅるっ…」 「んん、はぁ…、あぁ…」 舌で亀頭を舐め回し、尿道に残った精液を吸い出す。男性器全体が愛液と精液でべとべとしているが、それさえ今の俺には美味のように思えてならない。頭は男のままだから、舌も男のままだというのに、感じ方が変わってきているのだろうか。 何度もミリィの男性器を舐めて上達してきた俺の舌使いに、ミリィは切なげな声を漏らしていた。 「あぁ…、気持ちいいわ、隆正…。頭は男のままで、女淫魔の男性器を舐めちゃうなんて…、本当に淫乱になってきたわね…」 「んぶ、んっ、じゅる、ちゅぅ…っ」 何を言われても事実なのだ、俺はそれを否定する事はない。彼女の男性器に奉仕を続けながら、そのまま根元まで飲み込むと、 「ぢゅるるるるっ」と音を立てて一気に吸い上げた。 「あ、あぁぁっ!?」 「んふ…、ぢゅる…、ぢゅるるるる…っ」 ミリィが感じていることを確認してから、俺は再び喉奥まで深く男性器を飲み込んだ。全体を口に含み、喉奥で亀頭を刺激し吸い取りながら、舌で肉茎を舐め回す。 「あぁっ、だめっ、またイク…っ!」 「んぶ…、ぢゅるるる、ぢるるるるるるるるる…!」 さらに勢いを増して吸い付くと、ミリィは俺の頭を掴んで、放したくないとばかりに抑えつけてくる。 俺の口の中でミリィの肉棒が震えたかと思うと、次の瞬間、先程射精したにも関わらず大量の液体が放たれた。 「あぁぁぁぁっ! 隆正っ、飲んでっ、私の精液いっぱい飲んでっ!」 「むぐっ!?」 勢いよく放出されたミリィの精液は、俺の食道を直撃し、胃の中へと注ぎ込まれていく。 長い射精が終わってからも、ミリィは腰を動かし続けて俺の口内を犯し続けた。 「はぁ…、はぁ…、んん…っ! あぁ…!」 やがてミリィが俺の口から肉棒を引き抜くと、おそうじフェラをしたにも関わらず、精液の白い糸が俺の口の間に橋をかけていた。 「ふふ…、隆正のお口も気持ちよかったわ…。こんなに出ちゃうなんて…」 「そう言ってもらえて、助かるよ。…ミリィの精液、美味しいからな…」 俺が答えると、ミリィは満足そうな笑みを浮かべた。 そうして俺達は、何度も体を重ね合う。今日はミリィが男役の日であり、俺が女役だ。 お互いに性別を両方持ったのならば、どちらが今日は男役かを決めておかないと、後で必ず面倒になるからだ。 俺はミリィの男性器を搾り取った。 おまんこで、口で、胸で、可能な限り。 それが俺の目的なのだから。 * * * そうして何度となくセックスをして、夜も白むかという頃合いになると、ミリィが疲労感と満足感を湛えた表情で告げてくる。 「はぁ…、はぁ…、ちょっと疲れちゃった…。シャワー浴びてきていいかしら…」 「わかった、俺もシャワーを浴びたいから、一緒に行くか」 「そうね、お互い洗いっこしましょうか」 何度も体の内外に出されて、俺の体もミリィの精液でべとべとであった。 少しばかり精を出しすぎたのか、足取りの覚束ない彼女に肩を貸しながら浴室に向かい、体を洗っていく。 汗と白濁液を流しながら、ミリィはお湯の心地よさにのんびりとため息を吐いた。 「はぁ~…、気持ちいい…。充実したセックスができるって、本当に素晴らしいわねぇ…」 「俺も、ミリィみたいな相手がいてくれて助かるよ。一人だけじゃこの体になるまで、もっと時間がかかってたからな」 「お互い様よ。こうして隆正が男性器を持ってくれて…、私はより美味しい精を食べられるようになったんだからね」 そう言いながら、ミリィは背を向けてシャワーを浴びている。俺の目には、美しい女性の肢体が広がっていた。 俺はそっとミリィを後ろから抱きしめた。 「隆正?」 「ミリィ、感謝してる。俺の前に来て助けてくれたのもそうだし、セックスの相手をしてくれて気持ちよくしてくれる事も」 「…なぁに、今更」 俺の尻尾が、ぶらりと垂れ下がった状態から持ち上がる。 「正直、精をもらってるだけでいいのに。人間がご飯作ってもらってるようなものなんだから」 なんでもない、と言うような調子でシャワーのコックをひねり、お湯を止めるミリィ。 俺はそのミリィの女性器めがけて、 尻尾を突き刺した。 「んひぃっ!」 ミリィが叫ぶ。突然の行為と同時に「吸収される」という行為に、一気に脚がくずおれた。 俺は今、ミリィから「精」を吸い取ったのだ。 「…………」 「た、たかま、さ…?」 バスマットの上に倒れ、俺を見上げるミリィ。その顔はどこか呆然としており、焦点の合わない目をしていた。 「あぁ、感謝しているよ、ミリィ…。だけど俺は、もう少し欲しいと思ってしまったんだ」 「な、にを…」 ミリィの女性器に尻尾を突き刺したまま、俺はゆっくりと彼女から吸収していく。 何を、と言われると、 「悪魔としての全て」だ。 そう、俺はミリィに憧れた。ミリィという悪魔の存在に憧れたのだ。 だから俺は彼女を欲した。正確に言えば彼女の持つ能力を。 「正直な事を言うと、あのまま一緒にいるのもいいと思ってたんだけど、…やっぱり欲しくなっちゃったんだよな、悪魔としての力を」 どくん、どくん。 少しずつミリィから、悪魔としての力を吸収していく。その度に悪魔そのものであるミリィは体が萎びていく。 それと同時に俺の肉体にも力がみなぎっていくのが分かる。人間としての脆弱な肉体に、悪魔としての強大な力が注ぎ込まれていくのが分かる。 「だから、ミリィが油断するのを待ってたし、今日はこうしていっぱい精を出させたんだ。反撃されないようにね」 そう、今日ミリィに大量に射精させたのは、それが目的だ。淫魔のエネルギー源が精であるなら、女として得た精を男として吐き出しているなら、俺が絶頂して得られる精より多く放出させてしまえばいい。そう考えたのだ。 「わたしを、ねらって…、たの、ね…っ」 「そうだよ。…正直、最初に会った時からいつか奪い取ってやろうとは思ってたけどね」 「さい、しょから…っ」 段々とミリィの声に力が無くなっていくのが分かる。悪魔としての存在が消えていく。 「…ふ、ふ…。隆正…、本当に、悪魔みたい…」 「ありがたい話だよ。今から俺は人間であり悪魔にもなるんだから、悪魔みたいと言われても事実にしかならないさ」 「…でも、ね」 ミリィが枯れ木のようになった体を勢い良く持ち上げ、俺の頭を掴んでくる。 「…許してあげない。あなたに悪魔の力を取られるのは業腹だけど…、あなたをこのまま女そのものにさせるものですか…!」 力の入らない指で俺の頭を掴んでくるが、痛くも痒くもない。だが同時に、何か嫌な予感がする。 「呪ってあげる。絶対に解けない、私の最後の力を込めた呪いを、あなたにあげる…!」 俺が得た悪魔の力が、危機を告げてくる。呪いという行為を受けているのがわかる。 今なら振りほどけば呪いから逃れることができるのも、ミリィから吸収した力で本能的に分かった。 だがまだだ、まだ完全に吸収しきってない。 その考えが、俺の体を動かすのを止めてしまっていた。 「もう、遅いわ…。あなたを呪ってあげた…! 悪魔としての最後の力で、あなたに吸収されきる前に…、かけてあげられたわ…!」 もはや喉を通る息と、声の区別がつかなくなる程の声だが、ミリィはからからと笑う。 俺は呪われてしまったのだ。逃げる事を選択しなかった事で、呪いからも逃れるすべを失ったのだ。 それでも、尻尾からの吸収は止まらない。ミリィという悪魔の存在と力、その全てを吸収しきるまで。 段々と吸収していく力の勢いが弱くなる。吸い取れるものが無くなってきたのだ。それはつまり、ミリィという悪魔の死を意味していた。 「ははは…、あはは…! そのまま、生きる事ね、隆正…」 その言葉を最後に、ミリィは枯れ木のような体で倒れ、風呂場の床に落ちた。 かしゃん、と言うような音と共に、ミリィだったものが砕け散る。破片は塵のように消えていき、数瞬後には、そこに何もなくなっていた。 「……ふふ」 俺はその状態を見て、しかし、くっくと喉から笑いが込み上げてくるのが止められなくなった。 「ははは…! 呪いがなんだ…! 最後の悪あがきじゃないか! さよならだよミリィ、最後に悪魔の力をありがとう!!」 俺はその身に宿した悪魔の力を解放した。 背中に翼が広がり、体中に紋様が走る。つややかな爪が伸び、頭部に角が生え、淫紋が子宮の上に現れた。 俺は人間を辞めたのだ。もはや悪魔そのものになり、人間を超越したのだ。 これからは悪魔としての能力を遠慮なく使わせて、好きに生きさせてもらおう。 風呂場の中、哄笑する俺の笑い声が響いていた。 俺にかけられた呪いの正体を知る事もなく。