「やっほー、優奏ちゃん」
「珍しいね、優奏ちゃんが私たちだけを呼び出すなんて」
ある日の放課後、横河原沙希と衣山友梨はくノ一姉妹の妹、古町優奏に呼び出されて古町邸に来ていた。
「お待ちしてました。どうぞこちらへ。」
優奏は沙希たちを居間に案内する。
「わぁ!」
「すごーい!」
居間にはたくさんの麻縄とローターや猿ぐつわなどのSMグッズが揃えられていた。
そのたくさんの拘束具を前にして沙希と友梨は興奮気味だった。
「なになに、これで優奏ちゃんをギチギチに縛りあげれば良いのかな〜?」
「ちょっと沙希ちゃん。まさか優奏ちゃんがそんなこと私たちにお願いするわけないでしょ?」
「………///」
優奏は顔を赤面させて黙ってしまう。
「え…」
「本当?」
「その“まさか”です…//」
優奏は恥ずかしそうにしながらもまっすぐとした瞳で沙希と友梨に告げた。
「もしかして優奏ちゃんも縄の魅力に気づいちゃったのかな?」
「ち、違います!私はただ…縄抜けの練習をしたくて…」
沙希たちの追求に優奏は顔を赤くして反論した。
「へー、縄抜けねぇ(そういう建前かぁ)」
「優奏ちゃんは勉強熱心で偉いね(隠してるつもりなんだろうけど可愛い〜)」
もちろん沙希と友梨には優奏の真意など見え透いていたが、泳がせていた方が面白いと判断した2人はアイコンタクトをして話を合わせてあげることにした。
「はい!立派なクノイチになるために日々修行中です。だから…」
優奏は麻縄の束を手に取り、続けた。
「私を縛ってください!」
「もちろん」
「優奏ちゃん、覚悟してよ〜」
沙希は縄を受け取り、友梨はローターを手に取りながら答えた。
「お願いします…」
優奏は期待に胸を膨らませながら両手を後ろで組んだ。
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「ん……股縄…キツ…」
古町邸の和室にて優奏は悶えていた。後手縛りを施され、胸の上下に縄をかけられていた。そして肩から胸にV字になるように縄をかけられ、上半身の縄をより強固に締めあげていた。もちろん股縄を施されており、パンツの中に挿れられたローターを固定していた。さらに太もも、膝、足首に縄を巻かれ、まるで芋虫のように畳の上で悶えていた。
「あ、あの…どうして私も縛られているのかな?」
同様の縛りを施されていたのは友梨。優奏を縛り終えてその様子を観察していた隙に沙希によって縛られていた。最初は満更でもなかったが、沙希の縄裁きに焦りを感じた時にはすでに遅かった。
「まぁまぁ、友梨ちゃんも縛られるのは嫌いじゃないでしょ?」
「そうだけど…ローターまでされちゃうと少し恥ずかしいというか……」
友梨は自身の股間で振動を続けるローターを見ながら沙希に告げた。
「2人きりになっちゃったね…」
「ん…そうですね……」
「大丈夫…?股縄だけならまだしもローターまでされちゃってるし」
「大丈夫ですよ…。苦しいというか…それとは真逆の感覚ですし…」
「ん?」
「い、いえ!なんでもないです…」
恥ずかししうにモジモジする優奏に対して、友梨は口を開いた。
「優奏ちゃんは縛られるの嫌い?」
「も、もちろん嫌いですよ!」
「本当?」
友梨の瞳に優奏は一呼吸おいて口を開いた。
「……嫌いでは…ないです…」
さらに続ける。
「悪い人に縛られるのは怖いです。でも沙希さんたちと一緒に縛られるのは嫌いじゃないというか…。」
「そっか。私と同じだね。」
「友梨さんは縛られるのお好きですもんね」
「うーん…ちょっとだけ違うかな」
友梨は続ける。
「縛られるのは好きだけど、恥ずかしい格好で縛られたり、ローターで責められるのは少し苦手なんだ…」
「意外です」
「あはは、優奏ちゃんからしたら私は縛られ好きの変態さんだもんね」
「そんなことないですよ!友梨さんは縛りのエキスパートと思っています。もちろん沙希さんも。そ、それに…人に言えないような趣味なんて誰でも持っていると思いますよ」
「そっか、ありがと。優奏ちゃんたちがありのままの私を受け入れてくれるおかげで毎日が楽しいよ」
友梨の満面の笑顔に優奏は少しだけは照れてしまった。
「えっと…」
優奏は恥ずかしそうに続ける。
「お友達の話なんですけど…好きな人と…し、縛られたいと思うのは普通の感覚なんでしょうか?」
「うーん…正直にいうと、アブノーマルな癖だと思うよ」
しかし、友梨は笑顔で続ける。
「でもね。私はその気持ちを否定しないし、沙希ちゃんも和奏ちゃんも、そして光姫ちゃんも受け入れてくれるよ。絶対にね。」
「友梨さん…」
優奏はどこか胸の支えが取れたような表情を浮かべていた。
〈ガチャ…〉
「あ、沙希さんが帰ってきたようですね」
「「え……」」
友梨と優奏の目に映ったのは目出し帽を被った男の姿だった。
「逃げ込んだ先に縛られた女がいるとは…どうやらオレには運が味方しているらしい」
「だ、誰ですか!?」
「正直に身元を名乗ると思うか?」
男はボストンバッグを下ろし、バックの中を漁りながら答えた。
バックの中には大量の札束が見えた。
「銀行強盗さん…」
「制服のねーちゃんは勘が良いみたいだな。忍者のコスプレの小娘とはえらい違いだ。」
男は淡々と呟いた。
「…縄原の回し者……?」
「どうしてこの街の市長の名前が出てくるんだ?気でも動転してるのか?」
どうやら縄原の回し者ではないらしい。そうなると逆に身の危険が……。
「まぁ良い。お前らも運が悪いな。他の強盗に縛られ、そしてオレに見つかるとはな。」
男はニヤニヤしながら続ける。
「良い人質ができた。それに…良い身体じゃないか…」
男の舐めるような視線に悪寒が走る。
「友梨さんに手を出したら許さないよ…」
優奏はぴょんっと飛び起き、男と対峙する。
「手も足も出ないコスプレ小娘に何ができる?」
全身を緊縛された優奏は文字通り手も足も出せない状況だった。
「ふふ、それはどうかな…」
優奏は不敵に笑った。
「“縄抜けの術”ッ!」
優奏は一瞬のうちに縄抜けを成功させた。
「嘘だろ…」
「正真正銘のくノ一の力、思い知ったか!」
優奏は自身のパンツの中からローターを外しながら男に告げた。
「だからと言ってコイツに勝てるとでも思っているのか?」
男は懐から拳銃を取り出し、優奏に向ける。
しかし、そんなもので古町家のくノ一を止めることはできない。
「…遅いよ」
「ぁが…ッ」
優奏は目にも止まらぬ速さで男の腹に拳を入れる。男はあまりの衝撃に吹き飛ばされた。
「すごい!さすが優奏ちゃん!」
飛ばされてきた男の様子を見て、友梨は嬉しそうに言った。
そう、男は運悪く友梨のところまで飛ばされてしまった。
「動くなッ!」
男は声を張り上げる。
「…えっと……」
友梨は困惑して、自身に向けられた拳銃を見た。
「少しでも抵抗したら引き金を引くぞ!」
男は念押しするように友梨のこめかみに銃を押し付ける。
「っ…」
優奏は未だ戦闘の姿勢を崩さない。
「次はねぇぞ!」
男が引き金に手をかける。
「ま、待って!」
優奏は悔しそうに続けた。
「降参……」
優奏は観念し、両手を上げた。
「分かればいい。」
男は銃口を友梨に向けたまま、指示を続ける。
「服を脱げ。」
「ッ…//」
男の命令に優奏は赤面する。
「大人しく降参したから裸になることだけは勘弁してやる。下着姿になれ。」
「っ……!」
「早くしろ!」
「…はい……」
優奏は静かに頷き、服を脱ぎ始めた。
「ったく…手こずらせやがって……。こんなパンツにシミを作ってるようなませガキによぉ」
優奏の淡いピンク色の下着の股間部分付近が濡れて濃いピンク色になっていた。男はそれを見て嘲笑う。
「これはあなたのローターが悪いでしょ…」
優奏は両手を上げながら、自身の股間にできた小さなシミを凝視しながら告げた。
「さぁ、お楽しみの時間だ」
男は麻縄の束を取り出し、優奏に見せつけた。
「分かってるよ…」
優奏は両手を身体の後ろで組んだ。
「違うな。足だ。足を縛れ。M字開脚になるように自縛しろ。」
男は麻縄の束を優奏に投げつける。
男の意図を優奏は理解できた。自縛させることで縛る手間を省くとともに反抗できる芽を積むということだ。
「ふん……用意周到だね…」
口ではそう言いつつも優奏は縄を解き、地面にお尻をつけたのちに器用な手つきで両足を縛っていく。
「できたよ…」
その言葉とともに優奏は股を大きく開いて男に見せた。足はMの形を模しており、その中心にはローターと股縄があった。
「ちゃんと縛ってあるんだろうな?」
「…銃で脅されてまで縛りに手を抜くなんてするわけないじゃん。そうするために友梨さんを人質にしたんでしょ?…卑怯者……」
「そんな卑怯者に弄ばれる気分はどうだ?」
男は縄を構える。
優奏はそんな男を一瞥し、口を開いた。
「…もう好きにしなよ」
優奏は抵抗することなく両手を後ろに組んだ。
続き