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karimi from fanbox
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僕の家は彼女たちのたまり場になっている⑩

「ねぇ、恭介の家に洸が遊びに来たって本当?」

 北条さんが僕の家に遊びに来た次の日、教室に入ろうとした僕に眼鏡をかけた茶色い髪の毛の女の子がニマニマした顔で聞いてくる。

「あ、うん。まぁ、そうだけど」

 その質問に昨日彼女としたことが脳裏にフラッシュバックされて、自然と頬っぺたが熱くなって、股間が少しだけ盛り上がる。

「恭介の家って、一人暮らしなんでしょ?」

「そ、そうだけど。よく知ってるね」

「クドちゃんから聞いたんだぁ。そうそう、さっき洸が君の家に遊びに行ったのも彼から聞いたから。私が詮索したわけじゃないよぉー」

 彼女は緑山彩子。北河さんとツルんでいる3人組の一人で、ゲームが趣味でたまに僕たちと新作ゲームについて話す事が有る。北河さんより僕たちスクールカーストの下に居る人間にとっては近づきやすい存在だ。

 でも、彼女もクラスの中では上位に位置する存在だ。なぜなら、可愛いし胸が大きい。そして、誰にでも話しかけるまるで猫みたいな女の子を皆が好かない理由がない。

「あいつ、ベラベラと……」

「で、どうだったの?」

「どうだったの、って何が」

「何がって、決まってるでしょ。若い男女が一つの部屋で二人きりだったんでしょ。何もないわけないじゃない」

「そ、それは……」

 自然と顔がニヤついてしまう。別に北河さんと付き合っているという訳でもないのだけれど、彼女の小麦色のお尻と胸が淫らに揺れている姿が勝手に脳内で再生されていく。

「ちょっと。彩子、何してんのよ」

「あ、ヒカリちゃーん。ちょうどアナタのお話をしていたんですよぉー」

「何もないって。二人でゲームしてただけ。それだけだよね、恭ちゃん」

「あ、うん。そ、それだけだよ」

 北河さんは彩子さんを教室に追いやると、小さく僕に見えるように口元に指先を押し付けて「シッー」と言って小さく笑った。



 昼休みには工藤と大田と3人で昼食を食べる。僕と大田は弁当で、工藤はいつも買ってきたパンを食べている。大田は自分で作っているらしい、一個で二人前の量があるほどの大きいおにぎりをいつも持ってきている。

「クドちゃん、いっつも同じパンを食べているけれど飽きないの?」

「飽きないね。このチョコロールパンはまさにコンビニパンの革命だからね。それにお前の方こそ、毎日デカいおにぎりを食べてて恥ずかしくないのか?」

 工藤は何かにつけて僕や大田を下に見ようとしてくる癖がある。その理由がいつも、荒唐無稽というか無理やりな理論なので僕と大田はある意味この工藤のこじつけ話を楽しみにしている所もある。

「また始まった……。大田のおにぎりの何が恥ずかしいんだよ。えらいじゃん、自分で作ってきて」

「そこだ。まさにそこなのだよ、虹村恭介くん。いいかい、大田はこんなにデカイおにぎりを毎日自分で作ってきているにも関わらずだ。おかずに関してはママとパパとおじいちゃんとおばあちゃんに作ってもらっている」

「お姉ちゃんが作ってくれてるんだけど」

「なにぃ。なら、余計に恥ずかしい。良いか、お姉さんは大学生でお前と同じ学業に励んでいるにも関わらず、お前はおかずをお姉さんに作ってもらっている。おにぎりを作る時間が有るのであれば、おかずも自分で作るべきではないのか?」

「うちはそれぞれが役割を作っているんだ。お母さんが基本的に食事を作って、お弁当が必要な僕とお姉ちゃんがそれぞれ物を作るって感じになっている。ていうか、それならクドちゃんこそ毎日買ってないで恭介みたいに自分で作ってきたらどうなの」

「ダメだね。ダメ。僕は社会経済に貢献をしなければならないから。義務だからね。駅の近くにあるソンローでこのチョコロールパンを僕が買わないと、誰が代わりに僕の代わり買うんだい?」

「誰か買うだろ」

「駄目だね。そんな他人任せにしてしまってはダメだ。手に入れたいものが有ったら、自分から行動を起こさないと。それで、虹村君よ。どうだったんだい?」

 工藤の言葉に反応するように、大田もズイッと僕に近づいてくる。

「どうだったの?」

「そうよ、どうだったのよ?」

「いや、何もないって。って、彩子さん!」

 工藤の頭に顔を乗せながら、彩子さんがまたニヤニヤした顔で僕の方を見ている。

「いやいや、分かってるでしょ。正直になりなよ、洸に聞いてもノラリクラリと躱されちゃうからさ」

「だから、何もないって」

「そうなの?でも、洸がアンタに少しだけ意識がいってたのよね。今まで全然眼中になんか無かったのに」

 眼中にないなんて、酷い言われようだ。でも、それがクラスでのモブキャラと主役の差なのかもしれない。

「それは家に遊びに来たら、少しくらいは意識するんじゃないのかな?」

「そうだぞ。大田の言うとおりだ。大体、彩子はなんだ。人をモブキャラ扱いして。いいか?恭介はこう見えても料理が上手いんだ。僕の昼食のおかずはコイツの弁当から貰っているんだぞ」

 工藤はそう言って手づかみで卵焼きを取ると、口に入れる。大田も僕もと言って、箸で卵挟むと大きな口に放り投げる。

「へーそうなんだ。なら、私も貰っても良いよね」

 彩子さんは工藤の上にのせていた体を僕の背中に移す。香水をつけているのだろうか、甘いジャスミンに似た香りが僕の思考を奪う。そのまま、彼女は大田と工藤に見えないように僕の太ももの近くを撫でてくる。

「何も言わないでね」

 小さく耳元で言うと、彼女も工藤と同じように人差し指と親指で卵焼きを摘まむと口の中に放り込む。耳元で彼女の咀嚼音が聞こえる。

「ん、あまーい。そうそう、今日行っても良い?」

 彼女は僕の顔を掴んで自分の方に向かせる。あまりにも近い距離で唇と唇が触れそうになる。大田と工藤は「えっ!」と声を上げると、教室の視線も僕と彩子さんに集まる。

「ゲームしたいから、恭介の家に行っても良い?」

 まるで周囲の視線なんて気にしないと言った感じの彩子さんはそのままの距離で話を続ける。

「ちょ、ちょっと近いって」

「返事は?」

 僕の言葉も無視だ。自分の質問に答えるまで、放すつもりはないようだ。

「良いよ。来たら良いじゃん」

「分かった。あ、もちろんこの二人は連れてきちゃダメよん。怖ーい人が一緒に来るかもしれないから」

 ニヒヒと笑いながら工藤と大田を見ると、満足したように彩子さんは僕たちの前からいなくなった。


「な、なんでこんな事に……」

 僕が二人を見ると、二人とも何も言わず僕にバイバイと手を振るだけだった。


気付いたら、月末が近い!

嘘だろ!

なんとかレズバトル迄書きたい!


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