前回のアンケートご協力ありがとうございました。 ぶっちぎり1位が八重神子だったので、八重神子から書いていきます! テイワットのどこかで開催されている、各国の富裕層の男達が集まる人間などが売買される、闇のオークション。また次のオークションのため、新しい商品が調達されるのだった。 ここは稲妻、鳴神大社。時間は夕方10時頃、人がいなくなった境内の一角で、巫女服を着た桃色髪の一人の女性が、本を片手にくつろいでいた。 「ふーむ...近頃は、作品の質も落ちたものじゃ...八重堂の編集達はきちんと仕事をしておるのか...?」 本を読みながらそうつぶやく女性は、この鳴神大社を束ねる宮司であり、八重堂の編集長でもある八重神子と呼ばれる女性だ。彼女の涼しげな紫色の瞳がページの上をなぞるたびに、軽く眉が上がったり、口元に薄く笑みが浮かんだりと、気分の変化が読み取れる。 人がいなくなった鳴神大社から聞こえるのは、夕方の柔らかな風が木々を揺らす音だけ。八重神子は静寂を満喫していた。 だが、その平穏は唐突に破られる。 チリン 夜の風の音に紛れた、小さい鈴の音が、彼女の耳を掠めた。垂れるように生えた狐耳が、小さな音に反応してピクリと動く。人間では気が付けない些細な音だが、八重神子は聞こえてしまう。 「ん? 何やら妙な音が...」 八重神子は顔を上げた。 チリンチリン 境内には誰もいないはずなのに、どこからか小さい鈴の音が繰り返し響いている。次第にその音色が耳にまとわりつくような感覚を覚える。頭の中に嫌に残るその音が、ただの鈴の音ではないと直感で理解した八重神子は本を閉じて立ち上がると、音の方向を探るように耳を澄ませた。 「ふむ、これはただの風鈴の音などではなさそうじゃな。」 だが、音の出所を掴む間もなく、不意に視界が揺らぎ始める。 「これは...」 八重神子は額に手を当て、強烈な眠気に襲われたことに気づく。先ほどの鈴の音が、ただの音ではなく、自分の意識に干渉する何らかの術であると直感するも、反応する間もなく膝をついた。視界がぐにゃっと歪み、体に力が入らなくなる。眠気に全ての思考が上書きされ、そのまま地面に倒れてしまう。 「まさか...」 地面に倒れこんだ八重神子の耳には、今もまだ鈴の音が聞こえていた。そう呟く声も次第に弱まり、八重神子の意識は深い闇へと引きずり込まれていった。桃色の髪が倒れ込む彼女の姿が、まるで静かに眠る狐のように見えた。 しばらくした後、数人の男がゆっくりと境内へと現れた。男の中の一人が鈴がついた棒を手に持っている。男たちは、目をつぶったままスヤスヤと眠る八重神子を見下ろし、冷ややかに微笑んだ。 「動物を落ち着かせる音が出る鈴...カッツェレイン族にもよく聞くとは聞いていたが、この妖狐にも効果があるとはな」 「しっかり眠っているが、念には念を入れて薬も嗅がせておこう。」 男の一人が八重神子の閉じたまぶたを開かせると、完全に眠っているようで、黒目の焦点はあっていなかった。男たちは、地面に倒れている八重神子を持ち上げて、鳴神大社の縁側に運んだ。男の一人が、後ろから眠っている八重神子を後ろから支えるようにして座らせ、薬をしみ込ませた布を彼女の鼻に当てる。 「んん...」 鼻が布に触れた途端、八重神子は軽く呻き声をあげたが、起きる気配はなく、そのまま静かに寝息を立て始めた。男たちは持ってきていた荷物を広げると、八重神子の体をいじくり始めた。 男の一人が腕を持ち上げて、巫女服からちらっと見える横乳を露出させる。すると別の男が、その丸見えになった腋に桃色の媚薬がたっぷりしみ込んだ筆を這わせた。 「んっ♡...」 冷たい筆の刺激に、八重神子は鼻にかかった甘い声を上げるが、それでもまだ起きる様子はない。男はその媚薬がしみ込んだ筆を八重神子の脇から下へと滑らせた。 「んふぅっ♡...んっ...」 先ほどよりも大きな声を上げ、腰をくねらせるがそれでもまだ起きる気配はない。そのまま男は脇から横乳までを何度も往復するようにして、桃色の薬を塗りたくった。そして今度は反対の腕を持ち上げ、同じ作業を行う。両方の腋がテカテカと光るほど薬が塗られ、眠っている八重神子の体に媚薬が染みこんでいく。 別の男は手袋をつけた自分の手に媚薬を垂らし、その媚薬まみれの手で、八重神子の大きな狐耳をマッサージするようにしながら、媚薬を塗り込んでいった。 「んぁ♡...やめっ...んか...んぅ♡」 繊細な耳をいじられ、八重神子は寝言を言いながらピクッと体を反応させるが、それでもまだ起きない。男はそのままふわふわの耳の中まで、マッサージするようにしながら、媚薬を塗り込んだ。 時間をかけて沢山の男たちに囲まれたまま、体中に媚薬を塗られていく。乳首やおまんこやアナルのような直接的な性感帯は一切触られない。 男たちが媚薬を塗り込んでいくのは、巫女服から露出した太もも、靴を脱がされた足の裏、耳、そして腋。媚薬が塗られる度に八重神子は体をくねらせて甘い声を上げていたが、それでもまだ起きる気配はなかった。 そして、全身に媚薬塗り込みが終わったところで、男たちは八重神子の体を弄るのをやめた。 「ふぅ...これで全部か」 既に八重神子は体中に塗られた媚薬のせいで、全身性感帯のような状態になっているが、それでもなおまだ目を覚まさない。男たちは乱れた服をもとの状態に戻し、八重神子を自然な姿勢で眠らせ、持っていた本などを持たせる。 そして鳴神大社から去っていった。 「ん……んん……」 男たちが去ってから数時間後、早朝5時ごろ。鳴神大社に差し込んだ朝日の光に照らされ、八重神子はゆっくりとまぶたを開いた。まだ少し頭がぼーっとする中、彼女は周囲を見渡す。 「...妾は...眠ってしまっていたのか...」 八重神子が聞かされた鈴の音は、記憶を曖昧にさせる効果がある。何も思い出せない八重神子は、自分が本を読んだまま寝落ちしてしまったと思い込んだ。時間が経過したせいで、体中がテカテカになるまで塗りたくられた媚薬は乾ききっていた。 八重神子は朦朧とした意識のまま、靴を履いて立ち上がった。そして歩き始めた時、足の裏に違和感を感じる。何かいつもより足の裏の感覚が鋭敏になっている気がする。 違和感は感じたが、記憶も、証拠も残っていない八重神子は。眠っている間に、媚薬を塗りたくられた事など知ることはできない。これから毎晩、眠っている間に体を調教されていく事を、八重神子はまだ知らない。