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『賭け』に勝った少女と全てを奪われる中年男の話

今月用にダークじゃないのを書いてたら色々溜まってきたので息抜きにダークなのを書きました。

ギャンブルに負けておっさんと身体を入れ替えられた女の子が記憶ちゅーちゅーされる話です。

『賭け』に勝った少女と全てを奪われる中年男の話

「おら、さっさと射精しちまえよ♡自分のだったデカ乳でシゴかれて情っけないイキ顔晒せ♡」

「や、やめてぇっ!そんなに強く擦られたら、もう……!いやっ、嫌ああぁぁぁぁっ!!」


男の聞くに堪えない野太い悲鳴が上がるのと同時に、両胸に挟んだ男根から白濁とした液体が勢いよく噴き出ていった。

女の身体になっているからなのだろうか、全身に浴びせられたかつては自分も散々出していた生臭い精液は生理的な嫌悪感すら覚えたが、その対価としてこれから手に入る物のことを考えれば自然と笑みすら浮かんでくる。


「くくっ、思いっきりぶちまけてくれたなぁ?なんだかんだ言いつつ満足してもらえたみたいで何よりだぜ、おっさん♡」

「はあっはあっ……。あ、あり得ない、こんなの何かの間違いよ……!」


今しがた俺のパイズリで絶頂を迎えた中年男は興奮で真っ赤になっていた顔を一気に青くさせ、気色の悪いオカマ言葉で何やらブツブツと呟いている。

このでっぷりと太った薄汚いおっさんが"以前の"俺の身体で、誰が見ても美少女と呼ぶであろう銀髪の巨乳女が"今の"俺だ。

そう、俺はこの身体の持ち主だった女と入れ替わったのだ。


この闇カジノには他の店には無い特徴があった。

それは、金の代わりにあらゆる物を賭けたギャンブルが行えるということ。

そして今日、以前から通っていたこのカジノで偶然この女と同席になった時はニヤけが止まらなかった。

何しろこいつは生まれて初めてカードに触ったレベルの初心者。更にはここの特殊なルールも理解してないもんだから、イカサマで搾り取って無一文にした後に「身体を賭けた試合に勝てば今までの勝ち分を渡す」と持ち掛けたところ、躊躇した様子を見せながらも勝負に乗ってきたのだ。顔を真っ赤にして不潔だなんだと罵ってきたことから察するに、別の意味と勘違いしたのだろう。

そんな隙だらけの初心者に負けるはずもなく、結果はこの通り。俺は若く可愛らしい少女の肉体を手に入れ、その少女だった魂は俺がさっきまで使っていた醜い肥満体の中年男の肉体を押し付けられることとなった。


向こうは「身体を賭ける」ことが文字通りの意味だとは思わなかったようで、「騙された」だの「私の身体を返せ」だのと喚きながら掴みかかってきたが、直接の暴力行為はご法度のため用心棒の連中に取り押さえられる。

それでも必死の剣幕で喚き続ける"男"に、俺は「5分間愛撫に耐えることができれば身体を返す」という条件の賭けを持ち掛けた。

向こうは自信満々な様子で二つ返事で受けてくれたものの、性欲まみれのおっさんの身体が高級な娼館でもまずお目にかかれないレベルの巨乳美少女によるパイズリを耐えられるはずもなく……

結果としてこいつは二度目の勝負にもあっけなく負け、これからその代償を奪われることになるのだ。


「うぅ、こんな気持ちの悪い身体のままなんて嫌……!絶対に認めないんだから……!」

「おいおい、自分のことを悪く言うもんじゃないぜ?これからはそのおっさんの身体がお前なんだ、さっさと受け入れちまえよ」

「ぐっ……ふざけないで! こうなったら力づくでも……きゃあっ!?」


懲りもせず襲い掛かろうとしてきたところを、再び屈強な男たちに取り押さえられる。

どうやら人が持つ表面的な性格なんかは身体にある程度染み着いているらしく、今や哀れにすら思えるこいつの短絡的な行動は、あまり自覚はないがかつての俺の性格によるものなのだろう。

一方、すんでのところまで男の手が近づいていたというのに心音ひとつ乱れていないのは恐らくこいつが元々持っていたであろう豪胆さによるもので、何をとっても全てが優れた肉体を手に入れたことに思わず笑みがこぼれる。


「さて、勝敗は明らかだろ?さっさと始めてくれ」


そう促すと、不気味な仮面で顔を覆ったディーラーの女がコクリと頷く。俺が提示した『身体』に見合う代償として賭けさせた"賞品"。その受け渡しがこれから行われるのだ。

カツカツとヒールを鳴らしながら、ディーラーはゆっくりと男に近づいていく。身体を交換した際に彼女が持つ力を身をもって体験したからか、男は余裕を見せていた一度目とは違いかなり狼狽しているようだった。


「ひっ!?や、やだやだっ!近寄らないでぇ! そ、そうだ、このカジノのことを警吏に報告するわよ!?それが嫌なら私を解放して、身体も元に戻しなさい!」

「報告して頂くことは構いませんが、お勧めはしませんよ?入店時に契約書にサインをしたことで貴方の魂には呪いが刻まれています。当店のことを他言しようとした瞬間、呪いによって魂が消滅してしまいますから」

「うそ…………」


淡々と無感情に事実を告げるディーラーの言葉に男は絶望の表情を浮かべる。既に何もかもが手遅れになってしまったことを悟ったのかようやく抵抗を止めた男に向けて、ディーラーはすっと手をかざした。


「それでは、今回の賭けの賞品……貴方の『記憶』を徴収致します」

「い、いや……!お願いやめて、許して!お願いだから――ひい゛っ!!?ぐがっ、あぁぁっ……!?」


ディーラーの手が妖しい光を帯びたのと同時に、かつての俺の身体も光り始める。

どうやら入れ替わった際に互いの魂が抜き取られた時とは違い、"徴収"されるのは向こうだけらしい。男の額からはそこに宿った魂と同じ色をした赤い光が漏れ、それは賭けの勝者である俺に向かって紐のように伸びていった。


「あ、あぁぁあぁっ!?だ、だめっ、私が、抜けちゃう……ぐあ゛ぁっ!!? クソッ、てめえら離しやがれ!じゃねえとブッころ……っ!? ち、違っ!こんなのお、わたしじゃ……があぁぁぁ゛っ!?」


説明された話によれば記憶というものは魂と脳のそれぞれに宿り、魂がメインで脳の側はバックアップのような役割を持っているらしい。そして今まさに抜き取られているのが、彼女の魂が保持していた記憶なのだ。

記憶が抜け落ちていくごとに、空いた隙間を埋めるようにして肉体の記憶が流れ込んでいく。その影響か、再びジタバタと暴れ始めた男の口調は段々とかつての俺のような物に変わりつつある。

抜けた記憶が元の魂に戻ることは無く――やがてその光は新たな所有者となる俺の額へと吸い込まれていった。


「おお……なるほどな。これが新しい俺の、エレノアの記憶か。 貴族の娘として生まれて……は?継承権を放棄して家出したのかよ、もったいねえ! オナニーはそれなりにやってて、最近は忙しくて溜まってたけど普段はほぼ毎日シてる、と。ははっ、真面目そうな顔してヤることはしっかりヤってたんだなぁ?ま、こんだけドスケベなカラダしてれば無理もねえか♡」

「てめえ、勝手に私の身体に触るんじゃねえ!試合中に散々見せつけられたその乳を揉むのは俺のはずで……?ち、ちげえ、俺がエレノアだったはずで……お、俺はこんなおっさんなんかじゃ……ぐあぁぁっ!?」


以前は戦闘の邪魔とすら思っていた豊満な乳房を見せつけるように揉みしだきつつ、次々に流れ込んでくるエレノアとしての記憶を堪能していく。

冒険者になると言って一人旅立った親友のリリアを危険から守るべく、周囲の反対を押し切り窮屈だった家を捨てて彼女を追いかけたこと。

呆れつつも受け入れてくれたリリアと共に旅を続けていく内に、彼女へ友愛以上の想いを感じ始めていたこと。

冒険者としての経験を積み『凄腕のルーキー』と噂されるまでになった自信から危険度の高いダンジョンに行ってしまい、油断した私を庇ったリリアが命を落としてしまったこと。

近くにあったこの街の蘇生屋に蘇生を依頼したところ、ギルドからの報酬ではとても賄えないほど高額な料金を提示され、必死になって金策をしていた時にこのカジノへ辿り着いたこと。


「ん……?この蘇生屋、詐欺師で有名な奴じゃねえか。そもそも蘇生なんてギルドの補助があればタダ同然でできちまうってのに……世間知らずもここまで来るといっそ哀れだな。ま、そのお陰でこの身体が手に入ったんだから元・エレノアちゃんには感謝しねえとなぁ?はははっ!」

「な、なら俺の身体を返せよぉ!ぐっ、チクショウ……そのエロい身体も、リリアだって俺の物だったんだぞ!うぐっ……あ、あぁぁああっ!消える、消えちまう!や、やめろ!こんなクソみてえな記憶、俺は……」


男の額から抜けていく光が少しずつ細くなっていくにつれて彼の聞き苦しい呻き声が段々と小さくなり、気付けば流れ込んでくる記憶も少なくなっている。もはやエレノアとしての記憶も、それどころか口調や細かな仕草までもが違和感なく自分の物だと思えるまでに馴染んでおり、恐らく"徴収"の終わりが近づいているのだろう。


「ま、安心しろよ。リリアはちゃんと生き返らせるし、ダンジョンであいつに庇わせちまったことも泣いて謝る。もうほとんど覚えてねえだろうが、お前がエレノアとしてやりたかったことは全部こなしてやるからよ。……ま、"俺"がやりたいことも存分にヤらせてもらうけどな、くひひっ♡」

「ふ、ふざけんじゃねえ……!リリアは、あの女は俺の……!あ、あぁぁっ……そんな……!」


やがて光の糸はぷつんと千切れ、同時にリリアと初めて出会い友達になった日の出来事を思い出す。心の中に大事にしまい込んでいたその記憶は"私"にとって一番大切な思い出で……これだけは渡すまいと必死に繋ぎ止めていたであろうその記憶を手にした瞬間、俺は本当の意味で自分が"エレノア"になったのだと実感した。


「『記憶』の徴収が完了しました。それでは、エレノア様の勝利として今回の試合を終了とさせて頂きます」


ディーラーが抑揚のない声でそう告げると、中年男を押さえつけていた奴らが離れていく。もはや襲い掛かってくる気力も無いようで、涙と汗にまみれた薄汚い顔を俺に向けてくるだけだった。


「いやあ良い勝負だったなぁ、エレノアちゃん……いや、おっさん♪ ま、そう悲観すんなって。クソザコだった"私"と違って、そっちはイカサマありきとはいえある程度はギャンブルの腕があるんだからよ。この身体ほどの優良物件はまず来ないだろうが、お前より多少マシな奴の身体くらいは奪えるかもしれないぜ」

「うるせえ!俺相手に『身体』の勝負を受ける奴がいねえってお前も知ってんだろうが!煽りやがって……!」

「ああ、そういやもう頭の中まで前の俺になってるんだったな。 その通り、世間知らずの間抜けなお嬢様以外にそんな奴は来ねえし、まともな相手なら下手なイカサマも簡単に見破られちまう。おまけに借金まみれと、まあ詰んじまってる人生にうんざりしてたもんだが……」


ニヒっと口の端を吊り上げ、恨みがましい目を向けてくる男に見せつけるように自分の身体を撫で回していく。

かつて騎士団長だったお父様に教え込まれた、今や習慣となっている鍛錬によって引き締まっていながらも女性的な肉付きを残している美しい肢体。遠方へ出征した先で一目惚れしたお父様が出会い頭に求婚をした、なんて笑い話を聞いても納得させられてしまう程の美貌を持つお母様の容姿を受け継いだ綺麗な顔立ちに、白雪を思わせる艶やかな銀髪。

家柄は捨ててしまったがこの優れた肉体と能力、才能は疑う余地のない物で、これからはその全てを俺の欲望のままに使えるのだと思うと新しく手に入れた女の部分が興奮で疼いてくる。


「ヒヒッ♡そんな俺でもこうして最高の身体と人生を手に入れられたんだ。運が良ければまた同じような馬鹿が来るかもしれないぜ?」

「ッ……このクソアマがぁ……!」


とは言ったものの、かつての"私"のような愚者と同席になれたのはこのカジノに通うようになってから初めてのことで、それを分かっているであろう男は悔しそうに歯噛みをするだけだった。握りしめた拳を怒りのままに振るいたいんだろうが、通い始めの頃に酔った勢いで暴力沙汰を起こし、止めに来た用心棒に半殺しにされた記憶がそれをさせないのだろう。

もっともエレノアとしての経験を手にした俺が、怪我で冒険者を引退して二十年以上経ったおっさん相手に不覚を取るはずもないのだが。


「それじゃあ、そろそろ私は失礼するわね。この身体がおばさんになってしまう頃にまた来るつもりだから、もし会えたら勝負を受けてあげてもいいわよ?……と言っても、その時まで貴方が生きているとは思えないけどね、ふふっ」


いつも通りの"私"に口調を切り替えて薄汚い中年男に話し掛けつつ、体のあちこちにまとわりついた精液をハンカチで拭っていく。お気に入りの服だったけど、臭いも染み着いてしまっているし捨ててしまおう。何しろ大切なリリアとようやく再会できるのだから、こんな身なりのままでは絶対に会いたくない。

浴場で身体をしっかりと綺麗にして、あの子が好きな色の服を見繕って、蘇生されたリリアと涙ながらに抱き合ったりなんかして……記憶によればリリアもエレノアのことをただの友人以上に思っているようだし、感動の再会をダシにして上手いこと雰囲気を作れば今晩にでもヤれるだろう。そんなことを考えているだけで下腹部の奥が快感を孕んだ疼きを伝えてきて……用事を済ませる前にひとまず宿に戻って俺の新しいカラダを一人で存分に堪能するのもありかもしれない。


いずれにせよもうこのカジノにも、そして絞り粕になったこのおっさんにも用は無いわけで。床に伏してこちらを睨みつけてくる惨めな男への餞別代りに精液で汚れたハンカチを放り投げた。


「それ、良かったら差し上げるわ。下賤な体液で汚れてしまってはいるけれどそこそこ上等な物らしいから、売れば多少は借金の足しになるんじゃない? せいぜい頑張って生きてね、お・じ・さん♡」


もはや反応すら返さなくなった詰まらない男に背を向け、空気の淀みきった薄暗いカジノを後にする。

宿に戻るまでの道すがらも彼に尾けられているような気配は感じられず――その後、私があの男と再会することは無かった。

Comments

ありがとうございます! ずっと頑張ってきたのに一度の失敗で何もかも奪われちゃうの、理不尽で可哀そうで可愛いですよね……😌

メス牡蠣

世間知らずのお嬢様というキャラクターで、みすみす体を奪われる愚かしさと奪って嬉しい肉体の優秀性を両立しているのが上手いなと。世間知らずながら頑張ってきたのにおっさんに全てを奪われちゃう元女の子が良いですね……。大切な友達との記憶まで完全に奪われて、元の自分に成り代わられながらも歯向かう気力もなくなってしまうのがあまりにみじめで可愛いです。リリアちゃんも何も気づくことなく新しいエレノアとよろしくやっていくんだろうなと思うとこの先の想像が膨らみますね。素晴らしいです。

飛龍


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