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工藤える🎀 from fanbox
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漫画始めて一年経った!振り返りと感想

こんにちは!工藤えるです!


ご存じかもしれませんが、わたしはまんがタイムきららMAXという雑誌で

「江口さんちの純情サキュバス」という作品を連載しています。


月間連載で、今12話(+番外編)まであるので、ちょうど一年経ちました。

そう!私、この作品で初めて漫画を描いたんですよ!!!!


今回は、そんな漫画を始めた一年目の振り返りと、感想を書いていきたいと思います。


燻ぶっていたイラスト時代


漫画を始めたのは2024年。


だけど、イラストを描くこと自体は2020年のコロナ渦から始めていました。

この2020年から2023年までのイラストのみ描いてた時代を、「イラスト時代」としましょう。


私はこの当時、二次創作をメインに絵を描いていました。

そして、燻ぶりに燻ぶり続けていました。


胸やお腹がでている女の子の体の「フェチ!」という感じの、

ほぼ文脈のないイラストを描いていたことに、限界を感じていたんです。


描くのに時間がかかる割に、相手に伝わる情報量が少ないことに、すごくじれったい気持ちになっていました。


前提として、情報量の少ない美しい絵も最高なんですよ!?

傘を持った女の子。みたいな、美しい一瞬を切り取った絵も、引き締まったおなか。みたいな、フェチあふれる絵も。


ただ、生成AIが発達して、自分が8時間とか10時間とかかけて描いたイラストと、AIが数分で出力できるイラストの違いって、客観的に見てなんなんだろうな…と考えて、「ないな。」と思ってしまいました。

本当はそんなことないのかもしれませんが、私自身が、自分の絵の価値を信じられなくなっていたんです。


オファーで始めた漫画

こうしてイラストで限界を感じていた折、

きららの編集さんから「漫画を描きませんか?」というオファーをいただきました。


今まで漫画を描いたこともなかったし、正直やる気はあまりありませんでしたが、

「せっかくの機会だしやってみるか!四コマ漫画なら初心者のあたしでもできそう!」と、普通のイラストのお仕事と同じノリで引き受けました。

これが地獄の始まりだとは知らずに…



一話のネームがきつすぎた

編集さんと打ち合わせをして、企画書を書くまでは割と簡単でした。

ただ、一話のネーム。これが本当に大変でした。


やりたいネタはあるけど、漫画を一本仕上げたことがないためネタが散乱してしまい、お話を通して見た時に「これつまり何がどうなる話なん?」と、筋が通っていないことがめちゃくちゃありました。

そもそも、話を成立させるのが難しい。


それに、私は比喩表現が大好きなので、なんでも説明しすぎて文量が多くなる傾向がありました。(今もある)

今まで人と話していて、「お前は説明が独特なんだよ」と言われることがと~~~~~~~~っても多かったので、読者に自分の説明が伝わるか、自信がなかったりして。

なので、最初は編集さんに「ここ二重説明になってますよ」「文量が多すぎです」「このコマいらなくないですか?」とかたくさん言われました。


四コマ漫画は難しい

それに、四コマ漫画は通しで見た時に筋が通っていて、かつ四コマ目には必ずオチをつけなきゃいけません。

これは、音楽に例えると、「音楽として成立させながらリズムは一定で、四泊目に必ずアクセントをいれなければならない。」みたいな縛りプレイなんですよね。

自由なコマ割り漫画だと、いろんなリズムを設定できて(コマ割り)、かつアクセント(オチ)はどこにでもつけられるんです。


しかも、四コマ漫画はすべてのコマが同じ重要度なので、捨てゴマがありません。

自由なコマ割りの漫画でささ~っと流し見するような小さいコマ(これを個人的に捨てゴマと言っています)は、読者的にも作者的にも、休息地点なんです。


こういうやつね↡



そういった休息地点があるから魅せゴマが活きるし、作者としても力の入れ方を調整できて作品にメリハリができるし、読者に何が重要なのかを伝えやすい。読者としても、単純に読みやすい。


でも四コマ漫画はこうした捨てゴマ(魅せゴマ)がないので、1Pの8コマすべてが普通のコマなんです。

つまり、休息地点がないので、実質全部力を入れて描くか、全部力を抜いて描くかのどちらかしかない。

初めての漫画、しかもきららのような「かわいい」を伝えるような漫画で、作画に気合をいれないわけにはいけません。

全部全力で描いています。


というかそもそも、自由なコマ割りの漫画では1P2コマ~6コマ程度が一般的なので、1P8コマ(四コマ×2列)は絵の量的にめちゃ多いんですよね。



…と。話を構成する難しさ、四コマ漫画という形式の難しさ、

いろんな理由があり

とにかくきつかったです!!!!


一話のネームは体感的には半年くらいやってたイメージですが、実際はどうなんだろうな。

当時の編集さんとのチャットを見返すのもしんどいので、確認しませんが。


こうして色々精神や体力を削り作品を作っているうちに、

最初は「連載?まぁできたらやろうかな?」くらいの気持ちだったのが、

2話の清書を描き切るくらいにはもう「絶対連載してやる…!!!!!」の気持ちになっていました。


無事連載できた!!!


こうして気合で三話分描いたら、無事連載できることになりました!

(アンケートとか反応とかしてくださったみなさん、その節はありがとうございました!!!!!!!!)


家族や友達には「よかったね~!」と祝ってもらえたのですが、今までのとんでもない疲労と今後また襲ってくるであろう苦労を予知していた私は、

「おう、ありがとな……」と、自己肯定感が低いクールキャラみたいな反応しかできませんでした。



連載はありがたいですが、それでもやっぱり大変で、苦労は絶えませんでした。


一話初公開!~アンチリプとの邂逅~

今でも最新話が公開される時は薄目で見ちゃうくらいには緊張してるんですが、

特に一話が初公開される時はめ~~~~ちゃくちゃ緊張していました。


「フォロワーのみんな、私が漫画描いたなんて知ったら驚くかな?どんな反応するかな?」と、期待と不安でいっぱいでしたね!


そして公開当日、ドキドキしながらきらら公式の予告ツイートの反応を見たら、知らないアカウントのアンチリプライが一つだけついてました。


褒められるかもと期待して見に行ったらめちゃ貶されてたので、普通に泣きました。


やらなきゃいけない仕事があったんですが、アンチリプを見た瞬間気力がごっそり削がれて、ベッドで「何がいけなかっただろう…」と鬱々と考えることしかできませんでしたね!!



まぁ、そのあとは「面白そう!」などと褒めてくれるリプライや引用RTがついてたのでまぁよかったんですが、最初に見た初リプが初アンチだったので心に来ました。


今は気にせずにいられてますが、これもみなさんの応援の言葉やお褒めの言葉があるからこそなんですよね。ほんまにありがとうございます。



一年での漫画の成長

漫画の話に戻りますが、

5話くらいまでは本当にネームがしんどくて、11話あたりでようやくネームに慣れてきましたね。このころにはネームはほぼ一発OK!くらいになりました。

ほぼ一年。長いともいえるし、短いとも言えるかも。


でも、やっぱり!

やればやるだけうまくなるし、慣れるものですね!

やればやるだけ漫画に対する解像度も上がって、いい意味で話づくりの方向性が変わってる感じもします。

最初らへんの話は「キャラは照れるのが一番だろ!」と思ってたけど、最後らへんの話では「キャラはとにかく感情を揺さぶられて葛藤していればよくて、それは必ずしも照れでなくてもいい」という思想になってきたなど。


今一巻の単行本作業中なので、

「最初と最後で、画力的にも話の構成的にもめっちゃ進化してるな~!」と自分で思います。


イラストへの影響

そして、これは自分の中で意外だったのが、イラストへの影響でした。

イラスト…つまりミコレイ中心の絵たちですね!


今まで、ほぼ文脈のないイラストを描いてたイラスト時代は、情報量をだしすぎないように気を付けていたんです。


セリフや文字を極力入れないようにするとか、細かすぎるシチュエーションはパッと見ただけではわかりづらいので描かないとか、キャラは一人だけにするとか。



でも、今の絵はその時の信条とは反対に、一枚の絵にどれだけ情報量を入れられるか?どれだけその一枚で咀嚼できるか?を重視するようになりました。


情報量の多い四コマ漫画をやったことによって、一ページ・一枚の価値を見つめ直したことが大きいです。


そのために、フリとオチをちゃんとつけるようになりました。

四コマ漫画で無理やり四コマ目にオチを付ける技術がついたので、簡単にできるようになりました。


前のチャプターで四コマ漫画を結構ボロクソに言っちゃいましたが、

四コマ漫画は漫画力の基礎をめちゃくちゃに鍛えてくれる最高の形式であることがおわかりいただけたでしょうか?!

コマ割りでそれっぽく見せても、フリオチ、内容がしっかりしてないと味がうっすい漫画になってしまうので、最初からコマ割りをがんばるよりも、やっぱり初心者には四コマ漫画がいいんだろうなぁと思います。



あとは、キャラの表情(芝居)をイキイキと描くことも重視し始めました。


こういうことです↑

ずっと眺めるようなイラストには上がいいけど、漫画のように、文脈の一つとして瞬間的な表情を描くなら、下がいいなぁという話です。

目的によって使い分けが大事ってことですね!



その分、背景や小物などはほぼ描かないし、キャラクターの塗りもシンプルに、線画も結構ざかざかと書いてしまっています。

これは、単に私が雑だから、みたいな見方もありますが、手描き感のある絵のほうがAI感…のっぺり感?がなくて、人間の絵という感じで好みだからです。


あとは、描きこみっておわりがないのでつらいし、連載してるから描きこむ時間がないし、実際連載原稿に飽きたときのらくがきになってるからです。笑



開き直ったのも大きい

イラストの表現が変わった、という点について根本的な話をすると、

羞恥心がなくなった、開き直った、っていうのも大きいです。


「もういい!いいね数とかもういい!!!フォロワーとかもういい!!!

あたしもう自由に好きなもん描く!!!!!」

って、完全に開き直りました。


百合が好きだとか百合絵とかがこんなに受け入れられると思ってなかったので、大変困惑しましたよ!!

受け入れていただけてめちゃ嬉しかったです。

みんな、あたしなんかの性癖に付き合ってくれるなんて、優しいよね…ありがとね…



まとめ

…と、長くなりましたが、

以上、漫画を始めた一年目の振り返りと、感想でした。


要約したら、「つらかったけどマジやってよかった」て感じですかね!!

「先が見えねェ…」ってイラストレーターさんがいたら、漫画やってみるの、オススメします!!!!!!


漫画興味を持ってくださった方は、

5月27日に発売される単行本をお手に取っていただけたら幸いです!!!


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(その他の店舗では色々特典もある!続報をお待ちください!)


工藤の初漫画、初単行本!!

拙いところもありますが一生懸命描いたので、ぜひぜひ🙏🏻✨



以下で一話~三話、最新話は無料で見られます

これからもっと、いろんな漫画を描いていきたいな~~~!!!

ミコレイの漫画もだし、大人の百合も、人外×人間の百合も、TSものも描きたい。


漫画家工藤えるの二年目も、どうぞよろしくお願いいたします!!!!!!!



工藤える

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Comments

工藤先生、最初の頃はデレマスで美しいイラストを連発しててすごかったですね。特にスケブでしきあすを描いたイラストありましたよね……?(記憶が正しければ先生が水着のしきあすを描いていたはず)あれは傑作中の傑作で今でも覚えています。引き締まったお腹が最高でしたね。 先生はこの一年でかなり環境が変わったそうですね。 イラストから四コマ漫画って世界が変わりましたでしょう。ボクは二次創作ですが小説を書いているので分かります。ストーリーを作るの本当に難しいですw でもそれを乗り越える熱量が工藤先生を本物の創作者に仕立て上げたんじゃないでしょうか。これまで描いてきたイラストも、苦労して作り上げた漫画も、ネガティブなコメントを見ても立ち直ったことも、すべて嘘はつきません。 これからの工藤先生とその漫画・イラストを見ていくのが楽しみです。第一巻が待ち遠しいです。 ちなみにtwitterに上がっていた尻を持ち上げて「一玉3、いや4キロ……?」という1コマ漫画がまだツボに入ってますw

ぷらいべーとあい

激動の1年だったのですねぇ⋯お疲れ様でした! 「やってよかった」に落ち着いてよかったです(*´ω`*) 工藤さんの心身の健康を祈りながら2年目も応援してます!

夏木


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