【ひとりかくれんぼ】 とある日の夕刻──。 マキマは「怪異の悪魔」という噂話や怪談を具現化する悪魔の支配を行おうとしたものの。あと寸でのところで「怪異の悪魔」は消えてしまった。 しかし、死んだ訳ではない。 マキマ自身が「怪異の悪魔」の作り出したとっておきの切り札たる異空間、あるいは領域に呑み込まれ、本来の世界と隔絶されてしまったのだ。 「ふむ。外部と連絡を取る方法はなし」 そう呟きつつ、マキマは新築の一軒家の玄関先に腰掛け、ポチポチとガラケーを弄くり、ちょうどキッチンと居間の間を繋ぐ廊下の端に置かれた家庭用電話に視線を向ける。 ──だが、家庭用電話のコードは切断されており、これも使うことは出来ない。どうしたものかと考えるマキマは、ふと廊下の端を何か動くものを視界に捉える。 …‥…‥クマの人形だ。 「これも怪異の悪魔ののうりょ、プギッ!?」 ポツリとマキマは独り言を言いつつ、クマの人形に近づいた次の瞬間、ドスンッ!とお尻に凄まじい衝撃を受け、ヘンテコな声を張り上げる。 いつもの澄まし顔を崩し、マキマは慌てて後ろに振り返ると。そこには紫色のゴツゴツとイボの付いた、ぶっといバイブを構えたクマの人形がいる。 「ふんぎいぃい~~ッ!?♡♡♡」 しかもバイブの半分がズボンを突き破り、マキマの肛門に突き刺さっており、彼女が少し動く度、ゴリッ♡ゴリッ♡とイボが彼女の腸内を抉り潰す。 「フッ、フゥッ!ンンンンッ…‥!!」 バイブを引き抜こうと後ろに手を回すが、クマの人形によって、グリグリと位置を変えられ、まともに振れることが出来ず、みっともない中腰の格好で、とうとうマキマはお尻を無理やり開き、ウンチをするときのように、力んでひねり出しそうとする。 「くぴいっ!?☆☆☆」 しかし、今度はおまんこにバイブをぶちこまれ、マキマはアホみたいな声を上げ、ベチャンッ♡と倒れた瞬間、無数のクマの人形を見てしまった。 「あ、ああ、そんなっ♡」 ワラワラと群がり始めるクマの人形から逃げようとするが、おまんこはぎゅうぎゅうとバイブを締め付けてしまう。 「た、たすけッ」 綱引きのように動きを制限され、まともに逃げることも出来ず、マキマはクマの人形に呑み込まれた。 【くねくね】 ふと気が付けばマキマは田舎の古民家にいた。 ──が、すぐにさっきのクマの人形に与えられた屈辱的な快楽を思い出し、羞恥と悔しさに顔を赤く染めつつ、このテリトリーを支配する『怪異の悪魔』を探し始める。 「?」 ふとマキマは田んぼの真ん中で、ぼんやりと動いているものを見つける。カカシだろうか?と考えながら、ジッと視線を凝らした瞬間───。 「…‥…‥」 マキマはピタリと動きを止めたかと思えば、いきなり身に付けていた衣類の全てを脱ぎ捨て、田んぼの真ん中で動いているものを真似るように。 くねくね、くねくね、と身体を動かし始める。 ムッチリと肉付きの良いデカケツを振り、大きく揉み応えのありそうなオッパイを揺さぶり、マキマは手足をこれでもかとバタバタと動かす。 ──だが、彼女の表情は無表情であり、何の感情も宿していない。やがて時間は進んでいき、夕方から夜になるもマキマはジタバタと無様に踊り続ける。 その様子を見つめる『怪異の悪魔』は満足げにマキマを見下ろし、やがて興味を失ったのか。現実世界の適当なところにマキマを吐き捨て、そのまま何処かに行ってしまった。 「…‥…‥」 しかし、マキマはくねくねと踊り続けている。