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【長編】オレだけTS女子生徒だってバレたら人生終了する女学院生活 ~ふたなりだらけの女学院で無事に卒業するまで~

オレの名前は天野文香───。 今年の春先に何とか名門・アオサギ女学院に入学する事の出来た現役JKだ。ふふっ、この学校に落ちてたら来年まで浪人だったぜ。 まあ、普通の女の子は一人称「オレ」なんて使わないんだろうけど。かつて男だったという摩訶不思議な前世の記憶を持っているせいか。どうにも自分の言葉遣いに違和感を感じる。 「おや、貴女も新入生ですか?」 そうオレに問いかける声の主を探すように後ろに振り返ってみると。 そこにはキリッとした鋭い目付き、真っ直ぐ一文字を描く黒髪のポニーテール、ムッチリとアオサギ女学院の制服を押し上げるオッパイ、あとスカート越しでも分かる大きなお尻の美少女がいた。 「あっ、はい!今年の春先に入学する予定の天野文香です。まだ、ちょっとだけ入学には早いですが、今後ともよろしくお願いします!」 「私は風紀委員長の瀬戸アヤだ。此方こそ宜しくお願いする。しかし、君も変わっているな、こんな全寮制の女学院に通おうだなんて…」 「えっ、変わってるんですか?」 オレは瀬戸アヤと名乗った風紀委員長に問い返す。なにかヤバい校則とか存在するのかと不安に思いつつ、オレの憧れる百合ワールドの広がっている(予定)アオサギ女学院に視線を移す。 「我が校はふたなり女子生徒の更正および女性に対するマナーを基本的に学ぶ事をメインとしているし。なにより敷地に入れば卒業もしくは退学するまで当校は外出を禁止している」 ふ、ふたなり? ふたなりってあれだよな。 女の子の股間にとんでもない凶悪サイズのおちんぽが生えている女の子のことだよな。よくエロ漫画やエロゲー、エロノベルに竿役で出てくる奴ら。 「どうかしたのか?」 「あ、い、いや、ふたなりって大変っすよね」 「?ああ、そうだな。普通の男性より性欲は強いし、我が校の内部だとな。やはり、ふたなり同士の立場分からせセックスに発展する可能性も考えると貞操帯は必需品だ」 「ひえっ」 そう言うと瀬戸アヤさんは物々しい金具や革製のついた貞操帯を身に付けた下半身を見せてくれた。こ、このままアオサギ女学院に入学してもオレは大丈夫なんだよな? 「ふふ、そう怯える必要はないさ。君の素行と日々の努力を怠らなければ、貞操帯をつけるなんてことはない」 「そ、そうですか…」 オレは彼女の言葉にホッと安堵の溜め息を吐き、チラリと彼女の股間に視線を向け、オレの通常時より大きそうに見えたふたなりおちんぽに少しだけ恐怖を感じていた。 「あー、瀬戸先輩」 「なんだ?」 「もしも、もしもですよ?このアオサギ女学院に普通の女の子が間違って入学したら、どうなるんですか?」 「そりゃあ卒業するまで校外に出ることは不可能だろうな。まあ、この学校の実態を知っている人は多いし。そんな妄想を考えたところで、まったくの無意味だぞ」 「あはは、そうですよね」 『卒業するまで校外に出ることは不可能』という瀬戸アヤ風紀委員長の言葉にオレは血の気の引く感覚を味わいつつ、なんとかオレの正体を隠し通す作戦を考えるために彼女と別れ、逃げるように自宅に向かう。 ◆ 入学式・当日───。 オレはアオサギ女学院の他に受験していなかったため、あっさりと両親の纏めた荷物を抱えて、新築かと勘違いしそうになるほど綺麗な女子寮に踏み込んだ。 「あ、すごく良い匂い…」 爽やかな柑橘系の香りに荒んでいた心が少しだけ落ち着きを取り戻し、オレは割り当てられた自分の寮室──203号室を探しに一階を歩き、二階に上がったところで直ぐに見つけた。 「…トイレの近くなのか」 まあ、べつに文句は無いけど。 そんなことを考えながら203号室のドアノブを捻り、ゆっくりとドアを押し込んで部屋の中に入る。すでに同居人は荷解きを始めているらしく、かなり荷物が部屋の中に散らかっていた。 「えーっと、はじめまして」 「あ、はじめまして!私は才羽智花、これからよろしくね!」 「ああ、はい。オレは天野文香です」 「オレ!?オレっ娘かあ…いいね!」 オレの一人称に驚くも直ぐに、グッと親指を立てて片手を突き出す貧乳じゃないけど、微乳とも呼びがたいサイズの茶髪のサイドテールの似合う美少女───才羽智花に苦笑いを浮かべる。 チラリと彼女の荷物を見れば分かるけど。 やっぱり彼女もふたなりらしく、貞操帯やコンドーム、オナホールなど段ボール一箱分はあるかも知れないオナニーグッズをベッドに並べている。 「(………えぇ、オレのベッドにもあるし、どういうつもりなんだ?いや、まさか親睦を深めるためにオナホールのお裾分け的なやつか?)」 オナホールのお裾分け。 もはやギャグとすら思える言葉にドン引きしながらオレは前世ぶりに触れたシリコンやゴム製のオナホールを才羽さんのベッドに投げる。 ………若干、ヌルヌルしてるし。 「はあ、オレも荷解きするか」 ゴソゴソと自分のオナニーグッズを掃除し、綺麗に保管していく才羽さんに背を向け、ボストンバッグに詰め込んできた着替えの服や下着、あとゲーム類を彼女とは別の棚に置く。 「あ、そうだ。天野さん、シャワールームは大浴場と寮部屋の二種類だってさ。いやー、他の子のおちんぽなんて見たくないよね」 「………そだね……」 ケラケラと笑う才羽さんをしり目に、オレはシャワールームの存在を聞けて安堵の息を漏らす。良かった、もし大浴場しかなかったらマジでピンチだった。 しかし、ふたなりの女の子も下着はオレのヤツと変わり無いんだな。いや、ボクサーパンツやトランクスだったら、それはそれで驚きだけど。 「(オレの目標は女の子だってバレずに卒業すること。才羽さんにバレたら絶対に間違いなく、オレの事をオナホールにしようとするはずだ)」 ………いや、だってさ。 コイツの持ってるエロ漫画のほとんどイケメン女子やボーイッシュな男の子の快楽堕ちだし。よく見たらオレに似ているキャラも多い…! ま、まあ、向こうはオレのことふたなりだと思っているはずだし。ホントにヤバかったら瀬戸先輩に頼み込めば何とかしてもらえるはず、だよな? 「天野さん、そろそろ荷解き休憩しようか」 「そうだね、流石にぶっ続けは無理だし。オレも学生寮の中を散歩したり、食堂も見てみたいかな」 「ああ、確かに食堂の場所は知っておきたいね」 ───こうして、オレだけTS女子生徒だってバレたらマジで人生終了する、ふたなりだらけの女学院生活は始まりを迎えるのでだった。

【長編】オレだけTS女子生徒だってバレたら人生終了する女学院生活 ~ふたなりだらけの女学院で無事に卒業するまで~

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