だんだんとエスカレートしてきたサユリの命令を止めるために、オレは『他の人に暗示を受けた』というシチュエーションで乗り切ることにした。 「今日もよろしくね♡」 「は?いきなり何言ってんだよ」 「あ、あれ?」 スマホの画面を見せても暗示に掛からないオレに困惑するサユリ。あーあ、下手にオモチャなんかに頼らなかったら、彼女ぐらいにはなってあげたのに。 こうなったのは自業自得だろ。 「ど、どうして!?」 「おい、さっきからなに騒いでるんだよ。あんまり騒がしくするならオレの部屋から追い出すぞ?」 「うぅ、で、でも…」 オレと暗示を使ってセックス出来ないことに困り果てているサユリの姿に呆れる。 がばーっとオレに飛びかかって、キスするなりおまんこ触るなりすれば簡単には堕ちたふりぐらいしてやるのに、ホントにサユリはバカだなあ…。 「イツキちゃん、最近変わったこととかある?」 「ん?んー、とくにないかな」 「じゃ、じゃあ、なに始めたとかは?」 グイグイと詰め寄ってオレに暗示が効かなくなった理由を探ろうと必死になっているサユリに顔を向け、じろりと訝しげに見つめる。 「なにかしたの?」 「なにもしてない、けど」 「ふーん。あ、一つだけあったわ」 「な、なに!?」 わざとらしく今思い出した雰囲気を作りつつ、ゆっくりとサユリに顔を戻す。もちろん、どこか照れ臭そうに、恥ずかしそうにしながら。 「か、彼氏が出来たんだよね」 「えっ」 オレの一言に本気でショックを受けた感じの表情を浮かべるサユリに架空の彼氏に告白されたときのことやキスしたことを細かく練っておいた話をしてあげる。 意外とオレって話し上手かもしれない。 「へ、へー、そうなんだ」 「だからさ。今みたいに遊ぶのも減ると思うんだよ。彼氏とデートするようになると思うから」 そう言うとサユリの表情は怖いくらい真顔に変わり、ずっとスマホの画面をタップし続けている。そして、ピタリと動きを止めると暗示アプリのなんちゃって説明文を読んでいる。 これで『同じ人にアプリは使えません』の文章に気づいたと思うけど。どういう反応するのか、わりと楽しみだったりするんだよな。 ◆ 私のオナホなのにっ。 そんなことを思いながら『同じ人にアプリは使えません』の文章を睨み付ける。多分、今のイツキちゃんは嬉しそうに話す彼氏の暗示に掛かっているんだ。 あの強くて凛々しいイツキちゃんを好き放題に出来る私だけの特権を奪われたことに怒り、私は久しぶりにオナニーでおちんぽをシゴいている。 「くそっ♡くそっ♡」 ニチュニチュッ♡と先走り汁でどろどろにコーティングされたふたなりおちんぽを擦り上げる度、私は気持ち良さとイライラに苛まれる。 そんなときだった。 私のスマホにメールと一緒に写真が送られてきた。そのメールの写真には『大きくて浅黒いチンポで目隠しされたイツキちゃん』が写っていた。 他にも誰かに土下座している姿やお尻に『便所』なんて汚ない落書きをされ、ザーメンの入ったコンドームまみれの姿、みっともなく恍惚とした表情でチンポをしゃぶる彼女の姿に、私は興奮していた。 あのイツキちゃんが、こんなエッチなこたするなんて……♡♡♡